二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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アスペックノベライズ チーム・アスペック
日時: 2014/10/26 18:26
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: qJIEpq4P)
参照: アスペックのリーダー。カキコ内のチームなので所属希望大歓迎!

オリキャラとか、短編とか、はたまた長編書いたりとか、
ネタを提示したりだとか、リクエストとか
チーム・アスペックのメンバーが好き勝手に
オールジャンルで色々カキコできるスレッド。
小説がメインですが、オールジャンルなので注意。
オリジナル小説とか二次創作とか、パロディとかクロス作品でも!



注意
・ホームはアスペックのメンバーのみ編集おkにします。
・コメントは自由ですが、誹謗中傷や小説の原作のネタバレはやめてください
(メンバーのみおk)
・スタ爆、コメ爆禁止
・語り合いおk
・合作もおk


メンバー(藍紅のリア友)への忠告
・小説うpするときはURLのトコに題名とかCP名とか入れてくだしあ。
・連載は10話までよしとする。
・オリキャラは下記の用紙をかいたうえで自由に書いてよしとする。
・ネタを提示する時は「その作品名」と「内容」を細かく書く事。
・コメ返ばかりにレスを費やすのも然り。
・喧嘩すんなよー
・リアルでの愚痴大歓迎
・嫁への愛は好きにしろ
・キチガイはほどほどに
・作品について熱く語り合うのはいいが、熱くなりすぎて喚くなよ
・リクエストおkにするよ!小説リクだけな!
 依頼という形でもおk。
 リクぶんなげときゃ誰か書いてくれるはず。



おk?


チームアスペックメンバー

1、藍紅リーダー
2、紫癒
3、紅葉
4、春妃
5、真冬
6、魁翔
7、風音
8、栖羽瑠
9、たま
10、ランス
11、クロ
12、來栖
13、翔
14、希新
15、かごめ
16、板チョコ
17、夕騎(復帰)


部員募集終了致しました。
ご了承ください。


正式に名指しでリクエストする場合の用紙↓
リクする人の番号と名前「」
作品名「」
出してほしいキャラ「」
ジャンル「シリアス、ライト、ダークなど。エロイ内容はNG。
     パスプロ・ハピプロならいいけど、BLも無しな」
他に要求あれば「」
出してほしいCP「非公式は自重するように。BLはハピプロ・パスプロの
         白京、玲京、京天しか認めませんが、書く場合書き手も自重する事」
他、なにかあれば「」

リクされた書き手のあとがき用の用紙↓
リクされてみての感想「」
書いてみて「」
リクしてくれた人へ一言「」


替え歌あげるなら↓

原曲タイトル「」
原曲作者「ボカロならフューチャリングも」
替え歌タイトル「」
モチーフキャラ名「」
歌詞:




オリキャラ用紙↓
※特定の作品の場合は追記用紙も同じく記入する事。
 書けない場所は空欄でも可。
 最初のは共通で、必ず書いてください。


名前「」
よみがな「」
性別「」
容姿「」
性格「」
サンボイ「3つくらい」
備考「ここに何でも書け」

パスプロ/ハピプロの場合追記↓

あざな「剣城でいう「影竜」とか」
目の能力「」
能力説明「」
念能力「」
立場「敵or精霊or邪霊生き残りor京介関係orその他」
バースト「」
バースト必殺技「」
ペア組む奴「剣城と白竜で「双竜」とかそういうの」

パスプロ精霊の場合追記↓

殲滅名「」
天使「」
霊装「」

パスプロ邪霊の場合追記↓

識別名「」
悪魔「」
魔装「」


デート・ア・ライブの場合追記↓

識別名「」
霊装「」
天使「」


イナズマの場合↓

ポジション「」
必殺技「」
オリ技の場合説明「」
化身「」
ミキシ「」
ソウル「」


ダンロンの場合↓

特記「超高校級の」
特記説明「」
身長「」
体重「」
胸囲「」
立場「生き残りor被害者orクロor黒幕」



東方の場合↓

種族「」
職業「」
スペルカード「」
能力「程度の能力」
オリジナルなら説明「」

ハンタの場合↓
念能力「」
能力説明「複数あれば全て説明をお願いします」
系統「強化、操作、具現化、変化、放出、特質のどれか」
戦闘スタイル「」
ハンターランク「星の数を意味しています。プロハンターから三ツ星まで」

フェアリーテイルの場合↓
所属ギルド「」(オリジナルの場合説明も)
使う魔法「」
魔法説明「」
戦闘スタイル「」
実績「」
強さ「」

ハイキュー!!の場合↓
ポジション「」
身長「」
体重「」
好きなもの「」
最近の悩み「」
学校「」

ディバインゲート

属性「」
職業「」
種族「」
武器「」(形状、武器の名前一緒に)
リーダースキル「」
アクティブスキル「」
ノーマルスキル「」(進化後があるのなら分かりやすくかいてください)
パッシブスキル「」(あればでいいです)
立場「円卓、主人公勢、魔王関連etc.」
プロフィール「なるべくメイン人物関連で。ディバゲのプロフ風にストーリーをどうぞ」


用紙増やすならコメしろ



更新履歴

・ホーム編集(2014/10/26)

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Re: アスペックノベライズ チーム・アスペック ( No.504 )
日時: 2014/11/15 18:33
名前: 紫癒  ◆WakMJ.0ZQA (ID: 2QWuZ1bi)

もうこれ藍紅だけで良くないかってくらいの出来なんですがそれは((ry


俺はもうちょい練るから藍紅が書き終わった頃くらいになるかもww

Re: アスペックノベライズ チーム・アスペック ( No.505 )
日時: 2014/12/02 19:37
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 665joVJc)
参照: 東方聖戦記 魔理沙自機 3面

「騒がしいわね」


闇を包んだ少女は、紫のストールに手をかけながら息を吐いた。
何かを撃ち合う音、何かを斬り付ける音が響いてくる。
静かな場所を好む少女は、その耳障りな音の正体を確かめる為、愛鎌のアビスを手に、歩き始める。





同時刻、白黒の魔法使いこと、霧雨魔理沙は再び扉に向かって
箒で飛んでいた。


「おっ、また人間か?お前、あの扉について知らないか?」
「……私は魔物よ?所で、人に何か尋ねる時はまず名乗ったらどうかしら」
「おぉ、魔物だったか。失礼。私は霧雨魔理沙、魔法使いだ」
「…じゃあ、魔理沙。答えてあげるわ」


答えとして飛んできたのは、女性が振るには少々(所ではないが)大きい鎌だった。
確実に首を狙ったその攻撃を、急降下することで避ける。


「いきなりかよ!段取りってもんがあるだろ!」
「何が段取りよ…ここは一方通行よ。さぁ、住居へ大人しく帰りなさい」
「一方通行だな」
「…何がよ?」
「会話がさ」
「……じゃあ、せめて楽にしてあげるわ」
「何がせめてだ!」



的確に首を狙う鎌と、紅霧異変の時に戦った闇の妖怪のような弾幕を飛ばしてくる少女を横目に
飛びまわることで避ける魔理沙がスペルを切った。


【魔符「スターダストレヴァリエ」】


少女の闇の力をすり抜けるように星型の弾幕を飛ばしていく。
その弾幕を、少女は嘲笑うかのように避け、スペルを切ってくる。


【闇鎌「アビス・オロチ」】


鎌を振りかざす度、そこから飛び出してくる無数の闇弾がいくつか魔理沙に被弾するも、
魔理沙は少々燃えた服を叩きながら、次のスペルを切る。


【星符「ドラゴンメテオ」】


隕石のような弾幕を作り、相手にぶつけるように放つ。
少女は何発か鎌で防ぎながらも、防ぎきれない弾が被弾しているのが見える。



「中々やるわね、魔法使いさん」
「お前こそ、中々やると思うぜ。だが、これで決めさせて貰うぜ」


ミニ八卦炉を箒の先端に設置し、思い切りブーストをかける。
箒に跨り、体勢を低く構える。



【彗星「ブレイジングスター」】


そのスペルの内容は、簡単な事だ。
自分から弾幕を発しながら相手に突っ込む。
ただそれだけのスペルカード。
だが、当たれば強い。



確かな感触を得ていたのもつかの間、自分にも相当のダメージがあるのに気付く。

それは、ブレイジングスターと同時に切られていたスペル。


【狂闇「カウンター・メア」】



自分の受けたダメージを、そっくりそのまま相手に返すスペル。
その意図に気付いた魔理沙は、受けたダメージ量の多さに感心するのだった。


「さすが私だ。この量のダメージを与えられるとは」
「けほっ…けほっ…貴方、ダメージ受けたのに感心、してるのね…」
「あぁ、凄いだろう?」
「……参ったわ。先に進みなさい。…私の仲間が、貴方を倒すでしょう」
「じゃあ、その仲間を倒すだけだぜ」



帽子を被り直し、飛び去った魔法使いを、少女は闇を帯びた目で見つめていた。

同時に、背後にいつの間にか立っている少年に目をやる。



「…来てたなら、援護しなさい」
「ごめん。見入っちゃってさ」
「まぁ、いいわ。貴方ってそういう所抜けてるものね」
「…抜けてる…って言われても」
「所で、いつ私の傷を癒してくれるのかしら」
「あ…ごめん。今やるよ」


【癒水「メメント・ブルー」】


なめらかに唱えられたそのスペルは、攻撃用のスペルではなく、
他人の傷を癒すスペル。
水に包まれた傷が、次々と完治していく。



「終わったよ」


にこ、と微笑む少年は少女へ手を差し伸べる。
少女は大人しくその手を取り立ちあがる。


「助かったわ」
「どういたしまして」


少年から手を離し、スカートを軽く叩いて汚れを落とすと、少年へ向き直って話し始める。



「あの魔法使い、ミドリが居る方角へ飛んで行ったわ」
「……次は、ミドリが魔法使いと戦う事になるかもしれないね」
「そうね…貴方、ミドリの所へ行ってあげて頂戴。今からなら間に合うと思うわ」
「間に合う…のかな。とにかく、僕は向かうよ」
「えぇ、お願いね」



木の上を器用に跳んでいく少年を横目に見ながら、近付いてくる人影に気を回す。




「貴方は、一体誰かしら。魔法使いの知り合いなの?」




next

あとがき


ユカリの口調がわからない事件が発生しました助けて下さい((ry
アオユカください←

Re: アスペックノベライズ チーム・アスペック ( No.506 )
日時: 2014/12/05 16:42
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 665joVJc)
参照: 東方聖戦記 魔理沙自機 4面

「どこもかしこも人間じゃないか…しかも、結構強い奴だらけだぜ…」


魔理沙は空を飛びながら、愚痴を呟いていた。
今まで戦って来た少年少女達は魔理沙と同じく、種族は紛れもない「人間」だ。
一部、妖精との混合種や、自らを「魔物」だと言った少女も居たが。
何故こんなにも人間が強いのか、魔理沙には理解し難い事実であった。



「この異変は、人間が起こしたのか?だとしたら、親玉の人間は相当強いだろうな」



ふふん、と高らかに笑いながら飛んでいくと、宙に浮いた緑色の髪をした少女が居た。
その少女も、人間であった。



「うーんと、魔法使いさん?この先は行き止まりだよ?」
「私に引き返すという選択肢はない。よって、押し通るぜ」
「なら、私の風で押し戻してあげるよ」
「この私、霧雨魔理沙は誰にも止められないぜ」
「むぅ…だったら、私だって負けないよ!絶対この先には行かせない!」



棍を構えた少女と、ミニ八卦炉を構えた魔理沙の間を、流水が横切る。
魔理沙を狙ったもののようだ。


魔理沙はそれを軽々と避け、攻撃の飛んできた方を見る。
足元に水を這わせて浮いている、碧眼の少年が居た。
その少年は魔理沙を睨みつけると、緑色の髪の少女へ近寄っていった。



「間に合った。…大丈夫かい、ミドリ」
「うん!これから撃ち合う所だったよ!」
「撃ち合う気ありすぎでしょ…僕も加勢しようか?」
「ううん、大丈夫。アオトは先に行ってて!私が負けたら、仇ヨロシク!」
「……自分勝手だな。まぁいいや。僕は先へ行ってるよ?」
「うん!」



ミドリ、と呼ばれた少女が、アオトと呼ばれた少年から目を離し、
魔理沙へ向かってくる。
振りまわされた棍を素早く避け、弾幕を撃ち込む。



「いっくよー!!」


ミドリがスペルを切る。
続いて魔理沙も、通常弾幕を中断してスペルに移る。



【風棍「フォンシェン・カグラ」】
【魔符「スターダストレヴァリエ」】



同時に切られたスペルは、激しくぶつかり合い、ほとんどの数が相殺されている。
いくつかお互いに被弾してはいるものの、ダメージとは程遠い数だった。



「これならどうだ!」


ミドリは立て続けにスペルを切る。
魔理沙は残った弾を避けながら応戦する。



【風咎「シル・フォンシェン」】




強度の増した風と、質量の大きい弾幕を無数に飛ばしてくるも、
魔理沙は慣れてるぜ、と言わんばかりにその間をすり抜けていく。



「こんな風弾幕は、文で慣れてるぜ!」


叫びながら、魔理沙も次のスペルを切る。
縦横無尽に飛びまわりながら、ミドリはさらに弾幕を濃いものにしていく。



【恋符「マスタースパーク」】


砲撃のような弾幕を撃ち出し、その周りに星型の弾幕を侍らせ、飛ばす。
ミドリは不意の砲撃に被弾して撃ち落とされるも、体勢を立て直して攻め続けてくる。



「絶対、負けられない…!!あの二人の所へは行かせない…!!」
「いい執念だぜ。だが、私はあの異変を解決しに行かなきゃならないんだ。
 そろそろ退いて貰うぜ!!」



【魔砲「ファイナルマスタースパーク」】


先ほどより威力の増した砲撃がミドリを襲い、無数の傷とやけどを作りだす。
そこに、畳みかけるかのように降り注ぐ星型の弾幕が傷を抉る。




墜落していくミドリを、魔理沙は被弾した個所をさすりながら見つめていた。



「やはりおかしい…人間が妖怪みたいな力を発揮できるなんて…
 もしかして、別の世界から来た人間…とか言わないよな?」



そんな事を考えていてもしょうがない、と魔理沙は再び空を飛び始めた。





そんな魔理沙を、ミドリは傷だらけの体を両腕で抱きながら、濡れた瞳で見つめていた。




「こんな、強かったなんて思わなかったよ……ごめん、ごめんね…」



目から零れてくる涙を手の甲で拭きとると、傷だらけの体を
無理やり起こして立ち上がる。

ふらつく体。今の衝撃で開いた傷から流れ出す血。
頭が回らない。くらくらする。




「……でも、…いか、なきゃ……」



踏み出した一歩は、倒れる合図に変わる。
…だが、いつまで経っても地面にぶつかる衝撃は訪れない。



「戻ってきてよかった。…大丈夫かい、ミドリ」



振ってきたのは優しい声。
いつも自分より、仲間の事を優先してくれる優しい人の声。



「アオト…」


その名前を発すると、目の前の少年はにこ、と微笑みを返してくれる。
その優しい水に包まれると、傷が癒えていく。
痛くて仕方がなかった箇所の痛みがすぅ、と消えていく。




「…時間がない。僕はもう行くよ」
「……うん。来てくれて、ありがとう」
「どういたしまして、だよ。…絶対、僕が止めて見せるから」
「期待してるよ」
「…僕は、皆より強くないけれど。皆を守る為なら、戦える。
 皆の仇をとれるように、全力を尽くす。…約束する」


アオトはそれだけ言い残して、飛び去っていく。
ミドリはその姿をずっと見つめていた。




「……ありがとう、アオト。今度は、私が頑張るからね」



ミドリはぐっと力を入れて立ち上がり、魔法使いが飛んできた方向を見た。





「さぁ、次に私の邪魔をするのは、誰なのかな」




next


>>>>アオトがイケメンすぎて困る<<<<



お次は皆大好きアオト戦。
続けて更新シマース\(^o^)/

Re: アスペックノベライズ チーム・アスペック ( No.507 )
日時: 2014/12/05 17:11
名前: 藍紅  ◆jqzZxVcA6Q (ID: 665joVJc)
参照: 東方聖戦記 魔理沙自機 5面

「……まだ来てない。…随分ゆっくり飛んで来てるんだな、あの魔法使いは」



扉近く。アオトは水の浮力を利用して浮き、周りを見渡していた。
かなり速いスピードで飛んできたからか、魔法使いを抜いて来たようだ。


しばらく周りを見渡して居ると、黄色い髪に白黒の服を着た少女が
箒に乗って飛んでくるのは見てとれる。

いつでも抜刀出来るよう、両手を刀の柄に乗せ、声をかけてみる事にする。



「やぁ、魔法使い」
「お前はさっきの優男だな。今度こそ倒してやるぜ」
「……倒す?僕を?」
「あぁ。ぎったんぎったんにしてやるぜ」
「…切り刻まれるのは、お前の方だ」
「いいや、お前だぜ」


偉そうに笑う魔法使いに、何故こんなに偉そうで勝ち誇ってる奴が
ミドリ達をやるくらいには強いのだろうと考えながら、
アオトは手元の二刀を抜く。

ひゅん、と音を立てて鞘から抜ける刀は水を帯びている。
その二刀の刀を構え、一刀を魔法使いへと向けた。



「僕の刀の錆びになってもらうよ」
「私の八卦炉の塵になってもらうぜ」



水で速度を付けて刀を振るってくる水の刀使いに、魔理沙は大量の弾で応戦する。
こいつ、妖夢みたいな攻撃してくるな。と、春が来なかった異変を思い出しつつ、それを避ける。


刀使いが刀を振るう度、水が弾丸となって魔理沙に降り注ぐ。
その水はたちまち少年の魔力によって瞬時に凍りつき、氷の弾丸ともなりえた。



「卑怯な真似しやがるぜ」



そう呟けば、お互い様だと返される。
奴は地獄耳だ、と理解しつつスペルを切る。



【魔符「ミルキーウェイ」】



星型の弾幕を無数に飛ばして応戦する。
少年は刀でいくつか防ぎ、隙間をくぐりぬけてくる。
そこに何度も撃ち込むが、切り刻まれて落下していくだけだ。



「……この程度かな」
「まだ本気じゃないぜ!」



少年もスペルを切るようだ。
独特の刀の構え方で、魔力を放出する。



【水咎「ワダツミ・ディーネ」】




少年が刀を振るうと、水が飛び散り、それが凍りつく。
それが降ってくるのだと理解した魔理沙は大きく旋回して避け続けるも、
いくつか被弾し、氷の弾丸が突き刺さる。
それを無理やり抜き取って、あがきにと少年へ投げつけるも、少年に
当たる前に溶けてなくなった。



「僕の弾丸だ。僕に当たるわけないだろう」
「うるさい、そんな事は分かってる」
「……分かってなかったから投げたんでしょ」
「ええい、やってやるぜ!!」


【星符「グラビティビート」】


隕石ともいえる星型弾幕を容赦なく落とす。
撃ち込む、というより落とす。

少年はそれの一つに被弾し怪我をする。
だが、その傷は次の瞬間には消え去っていた。



「おい、傷が消えたぞ?お前おかしいんじゃないか?」
「…不老不死って訳じゃないよ」
「じゃあどうやったんだ?」
「ただ、怪我をした瞬間に治しただけ」
「治した!?反則じゃないか!!」
「…そういうスペルだから」
「ずるいぞ!!もう怒った、ラストスペルをお見舞いするぜ!」
「……やれるものなら」



【彗星「ブレイジングスター」】



少年の懐めがけて、突っ込む。
これを受けたならば再起不能にはされられずとも、動けなくするくらいには出来るだろう。



「突っ込んできてくれるのを、待ってたよ」
「なんだと!?」



そこには余裕そうな表情で刀を構える少年の姿があった。




「これなら、至近距離攻撃の刀が当たるね」




少年は次のスペルを切る。


【水砲「アブソリュート・ゼロ」】




そのスペルは、魔理沙の「マスタースパーク」と同じような砲撃と共に、
少年が二刀を構えて12撃もの斬撃を繰り入れるものだった。

魔理沙は12撃全てを交わしきったが、砲撃は真っ向から受けてしまった。
あちこち燃えている服を叩きながら体勢を立て直し、ブレイジングスターをもう一度行う。



「次こそ!」
「何度来ても同じ、事…?」
「……?なんだ…?」




扉が、徐々に開いてきているのが見えた。
少年はそれに目を奪われているようだった。
その隙に、と魔理沙は少年めがけてブレイジングスターを繰り出し、
見事クリーンヒットする。
少年は下方へ落ちていく。それを見届け、魔理沙はスピードを上げて空へと飛び始めた。







「やぁ、兄さん。無様に負けたね?」
「……油断してたよ」



アオトと同じ顔をした少年が、アオトに触れると、傷が一瞬にして癒える。
終わったよ、と呟いた少年に礼を言いながら、アオトは立ち上がった。



「助かったよ、アリトン。来てくれてありがとう」
「…うん。間に合ってよかったよ」
「さて…アカネと、あの魔法使いがぶつかる訳だけど…」
「大丈夫。…アカネならきっと勝てるよ」
「……だと良いんだけど」


暗い表情をして呟いた兄の手を、アリトンはそっと取った。
その手に、軽く口付けて呟く。


「…勝てなかったその時は、僕ら四方の悪魔が、奴をやる」



その言葉に、アオトはアリトンの手に口付けて、呟き返した。




「あぁ、やってくれ。全力で、あいつを止めてくれ」



next

あとがき

>>>>水兄弟が相思相愛過ぎる<<<<


さぁ、いよいよアカネ編!……アカネちゃんがラスボスとか怖い((
まぁExtraはリオだし、Phantasmに至っては四方の悪魔勢ぞろいですヒィィ


リオ降臨&再創のデータも乗せておきまっせwwww

Re: アスペックノベライズ チーム・アスペック ( No.508 )
日時: 2014/12/05 17:41
名前: 紫癒  ◆WakMJ.0ZQA (ID: 665joVJc)

再醒リオちゃんスペック↓

名前「涙咎魔女リオ(るいきゅうまじょ)」
属性「水」
職業「刀使い」
種族「人間/魔物」
武器「刀型ドライバ ワダツミ・ルイン」
リーダースキル「アクアヒューマリミット・シフトⅣ
        水属性人間族のHPと攻撃力を3倍する」
アクティブスキル「アブソリュート・ギルティ
         4ターン水属性人間族の攻撃力を2倍にする。さらに、味方を99ターン猛毒状態にする。」
ノーマルスキル「ワダツミ・ルイン(水闇)
        敵単体に水属性の特大ダメージ」
ノーマルスキル2「破滅の薔薇(水闇風炎無)
         敵全体に水属性の超絶大ダメージ」
立場「アオトとアリトンの妹 グリモア教団の一員」
プロフィール
「全てを失った兄。罪を洗い流した兄。血に濡れすぎたリオは
 その二人に狂気じみた、歪み切った愛を向け続けていた。
 東西南北の魔王に従えた少女は、西魔王と、その双子の兄を敬愛していたはずなのに。
 どこで、狂ってしまったのでしょうか。リオは濁りきった蒼い目をそっと伏せた。」



リオと同じお仕事してる同僚さん作った

名前「炎咎魔女ヒュア(えんきゅうまじょ)」
属性「炎」
職業「双剣使い」
種族「人間/魔物」
武器「双剣型ドライバ イグナイト・サニティ」
リーダースキル「フィアライズ・アサルトシフトⅢ+
        炎属性のHPが2,5倍、攻撃力が3,5倍になる」
アクティブスキル「レッドローズ・ラヴァ
         手札が全て炎パネルになり、1ターンの間炎属性の攻撃力を2倍にする」
ノーマルスキル「イグナイト・サニティ(炎炎)
        敵単体に炎属性の特大ダメージ」
パッシブスキル「四方の悪魔
        敵に神族がいると、自分の攻撃力が2倍になる」
立場「四方の悪魔の側近、アカネの妹」
プロフィール
「いつから私って、こうだったかなァ。血に濡れた少女と共に行動していたのは、
 またしても血に濡れた少女だった。…ターゲット、みーつけた。
 その不気味すぎる容姿と、ゆらり、ゆらりと燃える、不気味な炎。
 篝火のヒュア、涙水のリオ。彼女たちは、今日も血を浴びる。」



おまけ

紅葉「ポケモン買ったんだが、グラードンとカイオーガとレックウザ擬人化して
   ディバゲ入りさせたら可愛いと俺の中で話題に」
紫癒「アカネ、アオト、ミドリに憑依する形で」
藍紅「守護化ですね分かります」
紅葉「……そういう悪魔、作っちゃう??」
紫癒・藍紅「おk、作ろう」


という訳で実際に作ってみた。


名前「スカーレット」
属性「炎」
職業「悪魔」
種族「神/魔物」
武器「なし」
リーダースキル「フィアライズ:アサルトシフトⅢ」
アクティブスキル「断崖の剣
         手札を全て炎パネルに変換、1ターンの間味方の炎属性の攻撃力が2倍。
         さらに、敵全体に攻撃力×50倍の炎属性で貫通攻撃する」
ノーマルスキル「イグナイト:スカーレット(炎炎)
        敵単体に炎属性の特大ダメージ」
パッシブスキル「終わりの大地
        敵からの水属性攻撃を80%軽減する」
立場「アカネに憑依して守護化する悪魔」
プロフィール
「我が名はスカーレット。この地を終わらせる者。
 現れたのは、魔界<ヘリスティア>に生まれ、神界<ラグナティア>に堕ちた悪魔。
 我を止めたくば、イグナイトに選ばれし炎の者を、ここへ。
 そう述べた悪魔に挑んだのは、炎を灯した咎人だった。」

名前「アジュール」
属性「水」
職業「悪魔」
種族「神/魔物」
武器「なし」
リーダースキル「アクアライズ:アサルトシフトⅢ」
アクティブスキル「根源の波動
         味方のHPを100%回復し、状態異常効果を全て回復する。
         さらに、敵全体を攻撃力×50倍の水属性で貫通攻撃する」
ノーマルスキル「ワダツミ:アジュール(水水)
        敵単体に水属性の特大ダメージ」
パッシブスキル「始まりの海
        敵からの風属性攻撃を80%軽減する」
立場「アオトに憑依し、守護化する悪魔」
プロフィール
「私の名はアジュール。この海を始めた者。
 現れたのは、魔界<ヘリスティア>に生まれ、神界<ラグナティア>に堕ちた悪魔。
 私を終わらせたくば、ワダツミに選ばれた水の者をここへ。
 そう述べた悪魔に挑んだのは、水を留めた咎人だった。」

名前「ヒスイ」
属性「風」
職業「悪魔」
種族「神/魔物」
武器「なし」
リーダースキル「ウィンダライズ:アサルトシフトⅢ」
アクティブスキル「臥竜天星
         敵全体に攻撃力×50倍の風属性で貫通攻撃する。
         さらに、1ターンの間味方全体の攻撃力を2倍にし、
         自分以外の味方のスキルを10ターン短縮する。」
ノーマルスキル「フォンシェン:ヒスイ(風風)
        敵全体に風属性の特大ダメージ」
パッシブスキル「デルタストリーム
        敵からの炎属性攻撃を80%軽減する」
立場「ミドリに憑依し、守護化する悪魔」
プロフィール
「私の名は、ヒスイ。この大空に君臨する者。
 現れたのは、魔界<ヘリスティア>に生まれ、神界<ラグナティア>に堕ちた悪魔。
 私を支配したくば、フォンシェンに選ばれた風の者をここに。
 そう述べた悪魔に挑んだのは、風を纏った咎人だった。」


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