二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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俺と携帯獣のシンカ論 【ポケモン対戦小説】
日時: 2015/04/29 01:22
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)

『読者の皆様へ』

どうも、初めましてタクとモノクロとOrfevre(オルフェーヴル)です。この小説は以上の3人によって考案・執筆をしております。所謂合作です。ただ、現在はモノクロと高坂桜の2名はリアルでの都合によって直接執筆をすることができません。
よって、タクが1人でしばらくは筆を執ることになると思います。

この小説は、ポケットモンスターXY、ポケットモンスターオメガルビー・アルファサファイアを原作とした小説……というよりは、このゲーム自体を中心に展開する小説となっております。
つまり、現実世界での対戦だとかそんなものを描いた作品になります。
ポケモン廃人の方から(作者も廃人です)殿堂入りしたばかりのネット対戦初心者の方まで気軽に読んでいってください。

それでは、また。


第一章:飛翔の暴龍/咆哮の悪龍
>>01 >>02 >>03 >>07 >>08 >>12 >>13

第二章:携帯獣対戦のすゝめ
>>14 >>15 >>16 >>18 >>19 >>20 >>21

第三章:害悪支配者
>>22

Page:1 2 3 4 5



Re: 俺と携帯獣のシンカ論【ポケモン小説】 ( No.5 )
日時: 2014/12/18 13:47
名前: Orfevre ◆ONTLfA/kg2 (ID: mazIWFF0)


さて、センター1か月前となり、前述したように離脱時期を年内に遅らせたOrfevreです。

ここまでの感想だと思ったより速い展開で進んでる印象です。もう少しゆっくりとした出だしを想像していたのですが、いいと思います。

とりあえず、足跡だけつけて去ることにします

Re: 俺と携帯獣のシンカ論【ポケモン小説】 ( No.6 )
日時: 2014/12/19 01:11
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)

モノクロ

まあ、初回だから、ですよ。次回の対戦シーンからは更に詳しく描写をしていきたいところです。
朝、時間が無かったので、一応付け加えるだけ付け加えてはおきましたが、返すのはこの時間帯に。申し訳ありませんでした。


Orfevre

序盤2章はこんな感じに駆け足になるとは思いますが、速過ぎず、遅すぎずを極力意識していこうと思いました。

第一章:飛翔の暴龍/流星の悪龍 ( No.7 )
日時: 2014/12/30 19:01
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)

 ***

 その日の夜。翼は彼女の事を考えっぱなしだった。何せ、ヤンキー相手に臆せずに向かっていくのだ。はっきり言って、とても度胸のある行動と言えるだろう。自分にはできない。
 だが、それは勇気と言えるのだろうか?
 考えも無しに突っ込むのは蛮勇としか言えないのではないか?
 自分に頼ってくれたって良かったのではないか?
 そう考えていた。
 ---------いや、逆だ。
 人に頼れなかった、あるいは人に頼る術を知らなかったのではないか。ひょっとして彼女が自分の対戦を受けてきたのも、今まで1人だったから-------

「考えすぎか」

 かちゃり、と3DSのフタを開ける。時計はもう11時を回っていた。

「ボーマンダ、俺はどうすれば良い?」

 --------って、ポケモンに聞いても仕方ないか。
 はぁ、と息をついた。
 思えば、ボーマンダというポケモンと出会ったのが遠い昔に感じられる。
 環境にはガブリアスが蔓延っているのは前々のこと。
 XYから厳選をはじめ、対戦初心者だった翼もガブリアスでレートを戦っていた。そのうち、そろそろ構成を少し変えようと思ったとき。
 600属って他にどんなのがいたっけな、とふと浮かんだ。
 一般ポケモンで尚且つ合計種族値600ぴったりである証、最強クラスの称号。それが600属。
 カイリュー、バンギラス、ガブリアス、ヌメルゴン。
 対戦で使われることが多いのはこれらだ。
 しかし、ボーマンダとメタグロス。
 これらは使われることが少なくなっていた。
 前者は今まで劣化だったはずのカイリューが優秀すぎる隠れ特性を手に入れた事、後者はギルガルドと鋼タイプの相性変化で泣きを見ており、第四世代トップメタとしての威厳などもう無かったのだ。
 --------もったいねえじゃねえか、過去の栄光を過去のまんまにしちまうなんて。
 さて、これでどうして投入したのかなんてのは忘れてしまった。だが、自分が思ったとおりにボーマンダを育成したところ、それがかなり的を射ていたらしく、後の対戦でもかなり活躍してくれた。
 
「そっか、俺の思ったとおりの事をすれば---------」

 もう、意識がまどろんで来る。
 と、その前に育成論を纏めたノートでも読むか--------と起き上がって本棚に手を伸ばした。
 
「……間違えた、習字の本だ。懐かしいな」

 本を戻して、もう1冊手に取った。目が霞んでよく見えないのだ。

「……間違えた、これ合気道の通信講座のワークじゃん、結局辞めたけど」

 本を戻してた。思えば、色々な習い事をやってきたが、何一つ大成はしなかった。
 もっとも、どれも習っていて損はしなかったのだが。
 器用貧乏の所為か、結局どれもそこそこどまりでやめてしまった。

「……間違えた、これ水泳の本だわ」

 もう寝よう、疲れてるんだわ、と翼はベッドに向かうが---------

「あれ、結局俺何読むつもりだったっけ」

 忘れてしまった。時計は1時を回っていた。
 だが、1つだけ忘れていないことがある。
 明日は例え彼女が求めていなくても、自分のやりたいようにやる。
 そう決めた翼だった。

 ***

 次の日の放課後。静谷は指定された公園、正確に言えばこの間まで翼と対戦をしていた場所に向かっていた。
 学生カバンの中には勿論、ポケモントレーナー最大の武器(誇大表現)3DSが。
 古い公園で落書きはあるが、日当たりは良くそこまで危険そうな場所ではない。
 しかし、今回に至っては問題が違う。
 不良・御剣。彼がどれ程の実力者かは知らないが、口ぶりから相当自信があることは確か----------

「おっと、悪い!」

 思考はそこで途切れた。
 誰かがぶつかってきたのだ。フードを被った少年はそのまま過ぎ去っていく。
 尻餅をついた静谷だったが、息をつくと立ち上がってそのまま目的地へ向かって行く。
 しかし、御剣のあの自信は一体何処から来るのだろうか。
 間接的ではあるが、舎弟のヤスから自分の実力は知っているはず。
 それは、並みの相手では歯が立たないほど、ということ。
 で、あの態度ならば御剣が相当な実力者ということになる。
 しかし、彼女はそれでも絶対に勝てるという自信があった。
 理由は唯一つ。
 忌み嫌われる程良い自分の頭だ。
 この頭脳から生み出される何パターンもの敵の行動パターンから、最も使ってくる可能性の高いものをピックアップし、そして自身の技選択・交代先を決める、というもの。
 しかし、自信と慢心は紙一重。
 彼女は見落としていた。
 対戦とは、3DSを握る前からもう始まっていると言う事に。

 ***

「おーう、おう、逃げねえで来たか、このアマ」

 嫌味な口調で御剣は言った。周りには舎弟が2人いた。
 腕組みをし、コキ、コキ、と首を鳴らす目の前の不良。
 そして、自ら3DSをポケットから取り出す。
 戦闘準備は万端、と言ったところか。

「ところで、DSは持ってきたよな?」

 彼は意味深気に言う。
 此処でようやく、静谷は引っかかるものを覚えた。
 学生カバンをすかさず覗いた。
 パッと見はどうもなってはいない。
 ……しかし、中を開けてみた瞬間、背筋が凍る。

 ---------3DSが、無い---------!!
 
 見当たらない。入れていた場所に3DSが無いのだ。
 慌てて中を探したが、すぐに無駄だと言う事に気付いた。
 家では確かに入れたはずなのに。

「おいおい、忘れモンか? ふざけんな、俺は時間にはうるせぇんだ。もう取りに帰るとか言わせねえぞ、テメェ」

 彼の態度が威圧的になってきた。

「どーしよっかなぁぁぁん? 忘れ物なんて小学生レベルのミスやってんじゃねえよ、クソアマァ」
「あ、う」
「学校にはこの事を全部バラす。そして、お前は俺様の学校を卒業するまで、俺様達の言いなりだ-----------」

 ひゃははは、と御剣が大きく笑ったそのときだった。


「ま、こんなことになるだろうとは薄々感づいていたぜ」


 ビキ、と勝利を確信した御剣の笑みにヒビが入って崩れ落ちる。
 御剣は静谷の背後を見た。
 静谷も彼の視線を追った。
 その先には、居ないはずの少年の姿が合った。


 ----------速山 翼。


 何の前触れも無しに、彼は現れたのだ。
 何故? と静谷は疑問を感じた。
 あんなにブチのめされて、あんなに冷たく突き放したのに、彼は何で今此処にいるんだろうか、と。

「おい、御剣。こんな小汚い手ェつかってお前は平気なのかよ」
「どんな手だろうと勝ちゃぁいいんだよ! そいつが戦えない以上、俺の勝ちだろうが! それによぉ、とんだ濡れ衣だぜ!! 証拠はあんのか、エエッ!?」
「俺は、静谷の後を追ってたんだ。そんときにすっげぇ勢いで駆けてくる奴が静谷にぶつかった。手には何か握られてたぜ。まあ、追いつけなかったし、下手に動いたら静谷に気付かれる恐れもあって見逃したがな。お前、舎弟に静谷の3DSスらせたろ」

 しゃあしゃあ、と翼は臆せずに言った。静谷は何故? という疑問が心配に変わった。
 まずい状況なのが分かったのだ。
 周りには、血相を変えた下っ端達が拳を鳴らしている。
 にも関わらず、翼ははっきりと言った。

「----------こんな真似すんのは、ぶっちゃけ自分のプレイスキルに自信が無いからじゃないのか? それぐらいなら、ちっとは過剰気味でも静谷の方がよっぽどましだ、理解できるか脳筋ヤンキー共」

 ----------最も、てめぇがポケモンプレイヤーなら、って仮定するならだけど。
 と付け加えた翼。
 周りのヤンキーは「てめぇ、キョウさんに何て口を!」、「野郎、ぶっ殺してやる!!」と怒鳴って、つかつかとこちらに歩いてきた--------のを何と意外なことにそれらを束ねる御剣が止めた。

「おい、手ェ出すんじゃねえぞ?」

 ひ、という声が舎弟2人から漏れた。

「俺だって此処までコケにされたら黙っちゃいられねえ。徹底的に、”俺自身”の拳で潰す」

 自分の拳をぶん、と軽く振った後、御剣は

「テメェはさっき、俺の事を脳筋ヤンキーって言ったが、それは違うぜ」

 よほど怒っているのか、青筋を頭に立てて彼は言う。

「俺はこれでも頭には自信があんのよ! そして、ポケモンだってれっきとしたプロだ。個体値厳選もするし、調整だってする!! つまり、何が言いたいかってぽっと出のでしゃばりに俺が負けるかって質問があるならば」

 と続けて、3DSを開いた。

「答えはNOだ! どこのどいつだか知らないが、ポケモン勝負で売られたその喧嘩、俺は男らしくポケモン勝負で買うぜ!!」

 よし、と翼は心の中でガッツポーズをした。
 理想的な話の流れになってきている。

「ただし、俺が勝ったらテメェはリンチの刑だ。死んでもしらねぇぞ、それでもやんのか?」

 静谷でさえ呆れ気味になった。
 命知らずにも程がある。
 が、彼女の心配を他所に翼は言った。


「オーケー、だけど宣言するぜ。この速山 翼は”この場で御剣 鋏弥を必ず倒す”とな!」

第一章:飛翔の暴龍/流星の悪龍 ( No.8 )
日時: 2015/04/11 23:55
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)

 ***

 ポケモンとは、高度な戦術ゲームである。相手の構築から何をしてくるのかを読み、そして有利なものを繰り出すと同時に、その対策もされていると踏んで、現れると思われる仮想敵に対して最も適切なものを更に……といった具合に何手も何手も先を読んだ読み合いなのだ。だからといって深読みやガンメタ(特定のポケモンへの対策)をし過ぎるとドツボにハマってしまうなど、これがポケモン対戦の面白さといえるだろう。
 さて、言ったものの翼は本当に勝てるか、心配だった。
 ぶっちゃけると、相手のパーティ次第だったのだ。1に、厳選したポケモンを努力値振るだけ振ってレベルを上げるのを忘れていたのだ。
 勢いに任せて行動した結果がこれだよ! という奴である。
 よく考えてみれば、昨日は眠くて結局寝てしまったのだ。 
 仕方が無い。静谷と初めて戦ったパーティにはなるが、ある程度は改善を加えている。
 本当にある程度、なのだが。
 さて、パーティの見せ合いであるが、結局こうなった。

 翼
 ボーマンダ
 メタグロス
 ガルーラ
 ファイアロー
 ゲッコウガ
 サンダース
 
 御剣
 ハッサム
 ニャオニクス
 ズルズキン
 ウルガモス
 ウォッシュロトム
 ガブリアス

 といった具合だったが、まず存在感を引くのがガブリアス、である。現環境トップメタ、高い攻撃種族値130と多くの100のポケモンに対する嫌がらせのような102という素早さ種族値。
 この2つの要素に加え、さらに高い耐久と加われば、硬い・速い・強いの三拍子揃ったポケモン・ガブリアスの完成である。
 ボーマンダももう少し素早さがあれば、今の環境でも使われていただろう。少なくとも、ガブリアスを超える素早さを持っていれば、という話だが。
 そして、構築から見て翼は1つの結論を出した。

 --------積みパ、だな。ガブリアスはステロ播きだろ。

 積みパーティ、略して積みパ。先発の補助ポケモンからエースにつなぎ、剣の舞や竜の舞など自分の攻撃面の能力を底上げして相手のパーティを崩壊させるパーティだが、この場合ニャオニクスかウォッシュロトムがリフレクター・光の壁を貼るか(それぞれ物理・特殊技の威力を2分の1にする壁を5ターンの間貼る)、ガブリアスがステルスロック(交代で出てきた相手にそのポケモンの最大HPの8分の1ダメージを与える。さらに、タイプ相性に左右される)を撒いて後続が積む起点を作るか。この3体のうち、どれかが出てきて、残り2匹はエースで間違いないだろう。
 しかも、2匹も壁貼りということはないはずなので、ウォッシュロトムは物理受けで間違いない。
 ウルガモスは無いはずだ。ファイアローに対して弱すぎる上にボーマンダが岩技を持っている可能性も捨て切れないはず。
 加えて、ファイアローはウォッシュロトムを除けばガン刺さり。等倍以上で通る。
 そのため、ウォッシュロトムは出てきてもおかしくはないとは思う。何せ、こいつに弱点を突ける草タイプの技を持つポケモンが、翼にはいない。
 ……ということは、ファイアローの枠を別のポケモンに変えた方が良いか。
 後は、多少リスキーでもウォッシュロトムでファイアローが処理できると考えて、”あいつ”は出てきてもおかしくはない------------

 ***

 対戦開始のゴングは今、鳴った。
 翼からすれば、初手はガブリアスかニャオニクスと予想している。その2匹に役割が持てるポケモンを繰り出した。
 親子ポケモン・ガルーラ。メガシンカ後の特性・親子愛は自分が攻撃した後に、威力を0.5倍に弱めた攻撃をもう一度行うというもの。
 そして、使うたびに攻撃を一段階上げるグロウパンチを使えば、攻撃が二段階上がり、最早誰にも止められない。
 ウォッシュロトムを後だししても無駄だ。

「ガルーラ、頼んだぜ!」
「へっ、予想済みだ。行け、ガブリアス!」

 ステルスロックを撒かれてしまえば、ファイアローやボーマンダは弱体化される。
 しかも、下手にグロウパンチや恩返しを撃てば特性・鮫肌と接触判定2回によって、体力を4分の1削られ、その後に逆鱗で大きく削られて後続の技で終わる。
 物理型メガガルーラなら、無理矢理にでもグロパンで積むか、恩返しを撃つところだろう。

「行くぞ、ガルーラ! メガシンカだ!」


【ツバサのメガストーンとガルーラのガルーラナイトが反応した!】

【ガルーラはメガガルーラにメガシンカした!】


 翼のキーストーンと、ガルーラのメガストーンが反応し、ガルーラが進化を超える進化、つまりメガシンカした。つまり、翼はそのまま突っ張らせるつもりなのだ。

「一気に、叩き潰すぜ!」
「へへっ、来たな! だけどよ、グロパンで積んだ所でよ、無駄だぜ!」

 そして、素早さで勝るガブリアスが地面を踏み鳴らした。


【ガブリアスの地震!】


 地震だ。
 こちらがグロパンを放った場合は次のターンにステルスロックで不意打ちの選択肢を消される。そして、考えたくは無いが、読み違えて隙を突かれれば倒され、そうでなくとも最低限ステロを撒くという仕事はされる。
 地震でこちらに入ったダメージは40%程度。次の逆鱗で倒される。
 しかし、それはあくまでも”物理型メガガルーラ”の話だ。

「ガルーラが”殴る”って、誰が言った?」


【ガルーラの冷凍ビーム!】


 瞬間、ガブリアスに青い筋の光が突き刺さった。
 流石大正義ガブリアス、不一致冷凍ビームで一度目は踏みとどまったが、二度目は無い。


【二回当たった!】

 
 そのままカチンコチンに凍って倒れてしまった。


ガブリアス:残りHP0%


「あ、が、な、何だと……!?」

 あんぐりと口を開けた御剣は搾り出すように声を発した。
 一撃。自分のガブリアスがたったのワンパン、いやツーパンで沈んだのが信じられないのだ。
 ふぅー、と翼は息をついた。ガルーラが削られた以外は特に何もされていない。これだけの被害で済んで良かった。

「最初はよー、変体型のつもりで作っていたんだが、レートでも居るらしいぜ、特殊型。数はそこまで多くは無いらしいけど」

 これが、速山 翼のスタイルだった。テンプレ構築に見せかけて、その中に地雷・あるいは意表を突く技を繰り出す。役割破壊程度のものではあるが、それが思っても見ないところで役に立つこともあるのだ。
 加えてガルーラなどの怪獣グループは、物理寄りのポケモンでも意外と多くの特殊技を覚えることができる。
 それも、冷凍ビーム、吹雪、10万ボルトに雷、火炎放射に大文字。4倍弱点を突けることが多い3タイプの技に加えてシャドーボールも。
 メガシンカによって、特攻も少し上昇する。つまり、親子愛込みの冷凍ビームで耐久無振りガブを落とす程度の火力は出るのだ。
 そして、クレセリアやデスカーンなども身代わりからのシャドーボール連打で勝てる。
 その代わり、普通勝てる相手に対して勝てなくなってしまうところがあるが。
 
「さて、ここからだな」

 敵のポケモンは残り2匹。
 1ターンで落とすことが出来たとはいえ、まだまだ油断ならない。
 
「テメェ、1ターン目から舐めた真似を……!」

 唸る御剣。
 そして、次に繰り出したポケモンは----------


「こいつはどうだ!! 行け、ロトム!」

Re: 俺と携帯獣のシンカ論【ポケモン小説】 ( No.9 )
日時: 2014/12/21 11:06
名前: モノクロ ◆QpSaO9ekaY (ID: RHpGihsX)

 さっきは対戦ありがとうございました、モノクロです。
 御剣再現パ、思いのほか強くて驚きました。モヒカントカゲだけは御剣のものと型が違うんですが、逆にそれがいい感じに効きましたね。まさか積みエース三体全員が三タテかますとは……

 とそんな感想を終えて作品の感想に移ります。わりといい感じのペースで翼と不良の対戦が始まりましたが、御剣の言動がやや小物っぽ過ぎるような気がしますかね。いやでも、後のことを考えると、今はまだこのくらいでいいのかな……? ただ語尾はもう少しきっちり止めてもいいかもしれないとは思いました。

 それはそれとして、翼は先発ガブに仕事をさせないままガルーラで突破しましたが、特殊ガルーラは当たったら事故だと思っています。
 モノクロはまだレートでは見たことないんですが(役割破壊の炎技搭載すらない)、メガシンカせずにヤミラミにグロパンで殴って来るガルーラが怖いです。鬼火入れても二回で相殺されるんだもん……まあイカサマありますけど。
 モノクロは基本的にガルーラの処理は、クレセリアで受けるかヤミラミに無力化してもらっているので、特殊ガルーラは案外きついんですよね。ヤミラミはDにも振っているのでなんとかなりますが、こちらも決定打がないですし……今思えば、モノクロのレートパ、特殊ガルーラで壊滅しますね。
 ダメージ計算してみると特殊メガガルーラの火力って、物理受けのようにDが脆い相手を倒すか、弱点を突かないとまともにダメージはいらないんですね。もっと火力あるものだと思っていました。
 まあでも、物理でも押し切れることもある強さがあるにもかかわらず、特殊で攻める地雷の強さは、CSメテオガブでモノクロも理解しました。苦手分野でも特化させると案外強いんですよね。

 御剣の方を見ると、初手グロパン、次に不意打ちを読むなら、最初はとりあえずステロで、次に不意打ち読みロトム交代でいい気がしますね。アローがいるならステロで半分削れますし、それなら多少消耗したロトムや襷が潰れたガブでも相手できそうです。あとは積みエース三体のうち、赤い奴なら先制ブレバも耐えて反撃できますし。まあ結局は冷ビだったわけですが。

 しかっし自分から堂々と廃人を名乗って威圧する御剣はどうなんでしょう……自覚があるのはいいですけど、格好はついてない、ような……


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