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SAO×東方 -春雪異変-【色々あった】
日時: 2016/09/17 20:37
名前: ルーミャ (ID: E1s7fLzP)

この世界は現実と幻想を結び付ける境界線ではない。

所詮は現実を模した偽物に過ぎないのだ。



全てを受け入れる。その言葉の形容はあまりにも食い違い、そして残酷であった。





※注意
原作『SAO』とは設定などが多々ズレている、または全く違う部分があります。



今回の異変も遂に終盤です。

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Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.12 )
日時: 2015/04/19 17:27
名前: ルーミャ (ID: dY/cpaOc)

フラン「ウワアアアア!!」
大剣を構え、叫びながらレミリアに突進をしてきた。
レミリアは、大槍を横にしフランの上段斬りを受けた。
ガキィィン!!
再び喚く金属音。耳栓をしたくなる。
レミリア「……!」
足が少し後ろに引き下がった。その時、微かにレミリアの唇が動いた。
『出来ればだが彼女をあまり傷つけず、武器を叩き落としてくれ』
指示を受けた俺はフランの気付かれぬように彼女の背後を取る。そして、
キリト「……ラアァァ!!」
『ヴォーパル・ストライク』
俺の右手の愛剣、『エリュシデータ』がクリムゾン色に発光し、フランに斬りつける。
真剣のように体が切れることはなかったが、これでも十分にダメージを与えられただろう。
フラン「……!」
フランはこちらを振り向くや、水平斬りを仕掛けてくる。
しかし、その行動を読めている俺は近くにある壁に向かって大きく跳んだ。
俺は壁を走りもう一度剣を走らせた。
魔理沙「んな……!? 壁を走るなんて無茶苦茶な事出来んのかよ!?」
実際は不可能に等しい。だが、俺の体はソード・アート・オンラインのアバターである為、あのゲームで出来る事はここでも出来る。
壁から足を離し地面に着地をする。
『ソニックリープ』
今度は剣がライトグリーンに光り、フランに追撃が殺到する。
フラン「……ぐぅ!」
苦痛に顔を歪ませ、今度は上段斬りを仕掛けてくる。
ガアァァン!!
俺は剣を交差させ、武器の交錯を起こす。しかし、僅かに俺の剣が押されていく。
キリト「ぐ……!」
重い。レミリアがテクニシャンとすればその妹はパワー系だろうか。
だが、こんなところで負けている場合では無い。
俺の剣が発光し始めた。
『クロス・ブロック』
フランの大剣を弾き、空いた腹にまた一撃を入れる。
フラン「……!?」
膝を折り、ドサッと座った。
レミリア「……落ち着いた?」
しかし、返事をしない。どうしたのだろうか。
霊夢「……! キリト、後ろ!」
ハッと後ろを振り向くとそこには、フランがいた。
キリト「んな……フランが二人!?」
いや、二人だけでは無い。奥に、さらに二人がいた。
『フォーオブアカインド』
俺は再び剣を交差にして攻撃を防いだ。しかし、裏にいるフラン本体の攻撃は防げなかった。
キリト「……ウォ!?」
俺は受け身を取り、安全な場所に転がる。背中が非常に痛い、そんな気がする。
フラン「クク……アハハハハハ! いいよ、ワタシが本気で相手してあげる! ねぇ? 簡単に死んじゃ駄目だよ?」
そして一歩前を歩き、俺に近付く。グチッとレミリアの離れた右手が踏まれる。
……一気に7割も削られたか。
これは正真正銘の化け物だ。もし後もう一撃を受けたら……。
いや、この考えはやめだ。今は目の前の相手に集中しなければ。
フランがまた一歩近付いて来る。俺は剣を構えると神経を研ぎ澄ます。その時、
『スピア・ザ・グングニル』
ゴウッ!! とフランに向かって大槍が飛んできた。
その走る巨大な矢を受け止める、が強すぎるあまり後方へとフランの体は吹き飛ばされる。
レミリア「……ッまずいな……」
レミリアは呟いた。次に起こったのは、
バアァァァン!!
あちらこちらで破壊音が聞こえた。
『レーヴァティン』
この音は、大剣があまりにも大きすぎたあまり、廊下の天井に刺さった。
フラン「面白くなりそうね、誰が最後まで生き残るのかしら?」
レーヴァティンを一振りすると天井は一気に崩れた。



紅魔館の様子を、少女は眺めていた。
ルーミア「……私はいずれ……」
そう口に残すと去った。そして誰も気づかなかった。



もう一人、誰かがこの異変を見ていた事を。

Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.13 )
日時: 2015/10/12 07:54
名前: ルーミャ (ID: rzNp2zLh)

俺とレミリアだけで解決するはずの戦いが一気に急転し、霊夢と魔理沙を巻き込まなければいけなくなってしまった。
霊夢「く……強い……!」
魔理沙「っうぅ……!」
二人共フランの分身の攻撃を受け止めていた。
俺もフランの分身と激しい接戦を行っている。自動回復で徐々にHPは元に戻っているが、それでも攻撃を受ければライフは0となる。
きっと俺は死に対して足掻き、必死に精神を振り絞り動いているのだろう。
フラン「しつこい!」
ガキィ!! キィン!! ガアァン!! 金属音が連続して奏でられる。
もはや考えるより先に反射神経で体を動かしている。少しでもミスを犯せば俺はやられてしまう。
防戦に徹し続けて数分が経った。その時魔理沙が動き始めた。
魔理沙「中々いい攻撃だな! 詫びとして良いものを見せてやるよ!」
薙刀は形を変え、小さい正八角柱の物となった。
魔理沙「これが! 私の最高の技! 『マスタースパーク』!!」
ドオゥ!! と大きい音と共に、砲口から巨大なレーザーが射出された。
フラン「!!」
フランはレーザーを真っ二つにしようとレーヴァティンを振りかぶる。そして、
フラン「ハァ!」
ブンッと一振りし、マスタースパークとレーヴァティンがぶつかりあった。
フラン「!?」
しかしフランは気付かなかった。マスタースパークの圧倒的な力を。
レーヴァティンをいとも容易く弾き、フランの体を吹き飛ばした。
フラン「ウァッ……」
壁に叩き込まれ小さく唸り声をあげる。
フラン「私の分身が!?」
フランは驚きを隠せなかった。分身ではあるが、それでも本物に劣らない力を持っている。
魔理沙「降参するなら、今にしな」
魔理沙はフランの前まで近づいた。
ギリッと歯ぎしりをする。その次にニヤリと顔を歪ませた。
フラン「『クランベリートラップ』!!」
魔理沙達の周りに魔法陣が表れ、まるで鳥籠のような形となり俺達の動きを封じる。
フラン「皆がそこに集まるのをワタシは狙ってたの! 降参? するのはアンタ達の方よ!」
魔理沙「何……!?」
見事にはめられた。俺達を纏めて中央に集める為に攻撃をしていたのか。
レミリア「実に素晴らしい。けれど甘いわね」
『不夜城レッド』
ゴウッと掲げたレミリアの左手から十字の形をした紅きオーラが射出される。そのオーラは鳥籠に当たり、破片となり砕け散る。
フラン「な……!?」
次に、レミリアはグングニルを手から離すと素早い足でフランにまで近付き、レーヴァティンを弾く。
レミリア「止めなさい。これ以上何をしても無駄よ」
姉妹のにらみ合いが始まる。しばらくしてフランは溜め息を吐き、こう答える。
フラン「嫌だ」
フランの分身三人がレミリアを囲い、レーヴァティンを水平に薙ぎ払う。
『カゴメカゴメ』
レミリアに三つの剣が迫る。その瞬時、
ゴウッとフラン達の周りを水が囲んだ。
パチュリー「間に合った……。これ以上館を壊さないで欲しいわ、直すの私なんだから」
文句を呟きながら俺達の前に表れたのはメイドに背負われた紫色の服の少女であった。
レミリア「来ることは知っていたわ、パチェ。後始末だけど……お願いね」
パチュリー「やれやれ、厄介な事を頼まれたわね」



こうして、決着の着かないまま、フランとの戦い、そして紅霧異変は終わりを向かえた。



霊夢「ハァ……もう気をつけなさいよね」
レミリア「悪かったわね、色々と。もう変な事はしないと約束するわ。あ、たまには家に来なさい。ご馳走を用意して迎えるわ」
しばらく霊夢は考えて、
霊夢「その気になったらね。ご馳走をたんまり用意して待ってなさいよ」
レミリア「食い意地が凄いねぇ、あ、あんたキリト、だっけ?」
キリト「お、おう」
レミリア「この先、あんたの事を待ち受けている者が沢山いるわ。これは運命。逆らえない宿命よ」
思わず目を見開いてしまった。一体何が俺を迎えているのだろうか。
霊夢「今気付いたけど、あんたの右腕いつ再生したのよ」
レミリア「『レッドマジック』よ。驚いた?」
霊夢「その再生力を私にくれないかしら?勿論満腹度の」
レミリア「あるわけないじゃない」
しかし、今がこんなに楽しそうなら、いいかな。



アスナ……。



第一部 完

Re: SAO×東方 -紅霧異変 完結-[キャラ募集] ( No.14 )
日時: 2016/04/08 23:54
名前: ルーミャ (ID: E1s7fLzP)

~博霊神社~
今日も冷たい冷気としんしんと雪が降っている。
紅霧異変からしばらくが経った。今でも俺はこの世界から脱出することが出来ていない。
キリト「なぁ……今何月だっけ?」
日数を数えるのも辛くなり、しばらく数えていなかったが、果たして。
霊夢「もう4月よ」
キリト「あぁ、もう4月か……ハァ!?」
俺の叫び声で霊夢の身体がビクッと揺れた。
有り得ない。確かSAOに最後にいたのが多分11月……位だったはずだ。5か月がそんな早く流れる訳がない。
しかし、バグならこれはあるのではないかと思い、一度深呼吸をして座り直す。
霊夢「……前から思ったけど、貴方色々と変よ」
キリト「すまない」
そんな時、誰かが神社に来た。
霊夢「あら? 貴方、紅魔館のメイドじゃない」
長袖のメイド服に黒のストッキング、雪のように艶のある銀髪姿が目に見えた。
咲夜「はい、私は紅魔館のメイド長、十六夜 咲夜でございます。咲夜とお呼び下さい」
礼儀正しくお辞儀をする咲夜。霊夢とは大きく違う。が、霊夢は気にしておらず話を進める。
霊夢「ええ、よろしく咲夜。で、一体何の用で此処に?」
咲夜「はい。まずはお嬢様にこれを渡すように命じられておりまして……」
スッと取り出されたのは色とりどりの『紅魔クッキー☆』であった。
霊夢「この食べ物に悪意を感じるわ、色々と」
とは言え、しっかりと餞別を受け取る霊夢。
咲夜「それで、本件ですが天候が荒れているからどうにかしてほしいと」
霊夢「……? つまり、この長い冬は異変が原因ってこと?」
咲夜「はい。情報は少ないですが、春を集めている物の目撃情報を見たという事が」
咲夜の話を聞き、霊夢は頭をガリガリと掻く。
霊夢「仕方が無いわね、仕事である以上、やるしかないわ」
魔理沙「その返事を待っていたぜ、霊夢」
ザッと現れたのは、魔法使い、魔理沙であった。
キリト「魔理沙、いつの間に……」
魔理沙「私の耳は閻魔より優れているからな」
霊夢「ともかく、出発するわよ。場所は?」
咲夜「ええ、確か冥界よ」
その瞬間、沈黙が生じた。
霊夢「……まぁいいわ。だけど、気を引き締めて行くわよ」
そう言って3人は上へと目指す。……あれ?
キリト「なぁ魔理沙。俺をその箒に乗せることは……」
魔理沙「悪いけど、無理だ」
バッサリ断られた。
キリト「そんな……バカなー!!!」



……一体俺はどうしろと言うんだ!!

春雪異変 突入

Re: SAO×東方 -春雪異変 突入-[キャラ募集] ( No.15 )
日時: 2015/06/11 23:47
名前: ルーミャ (ID: rkc8PnUE)

俺は、特にする事も無いので、そこらの雪原を歩いていた。そんな時一人の少女を見かけた。
キリト「あれは……チルノ?」
氷の剣を懸命に素振りをしているチルノを見て俺は声を掛けた。
キリト「よ、チルノ」
チルノ「ん? アンタは……えっと、誰?」
まさか顔見知りに『誰?』と言われるとは。ショックである。
キリト「もう忘れたのか? 紅い霧が出たときに会ったじゃないか」
チルノ「ああ! あの時のね!」
やっと思い出してくれたか。俺は胸を撫で下ろす。
チルノ「あの時は負けたけど、今日は負けないよ!」
キリト「お、威勢がいいな。いいぜ、相手してやるよ」
正直それ所では無いが、きっと大丈夫だろう。
チルノと間合いを開かせ、俺はエリュシデータを右手に収める。
同時にチルノも氷の剣を両手に持つ。
チルノ「ハァッ!!」
先にチルノが動いた。剣を引き絞り俺に向かって突進をする。俺は剣を身体に寄せ身構える。
チルノ「タァ!」
短い気合いと共に、右斜めからの斬り払いが俺の左肩を狙う。
早めの間合いの詰めと、剣のリーチのお陰で後ろへ下がる事は出来ないが、その剣を破壊する事は出来る。
キリト「ハァ!!」
ソードスキルを発動させる。
俺は垂直に近い角度から剣を叩く形で交錯させた。しかしチルノの剣は意外にも頑丈であり、壊れる事は無かったが、ピシリ、と割れ目が入る事は確認出来た。
本来ならここで終わりだが、まだ俺のソードスキルは終わっていない。下がりきっている剣が急に跳ね上がり、またもチルノの剣に俺の剣が直撃する。
ビシィッ!! と大きい音が聞こえた。俺は最後まで撃ち抜く。するとチルノの剣は一気に割れてしまった。
片手剣二連撃スキル『バーチカル・アーク』
チルノに悪いと言おうと思い、振り返ると、チルノの氷の剣が豹変し、短剣となっていた。
チルノ「まだ! 終わりじゃない!」
俺は目を見開くや、すぐに態勢を整え、白銀の刀を引き抜く。しかし、逆刃状にだ。
再びソードスキルを発動させる。俺の身体は回転し、チルノの短剣での攻撃と共に白銀の刀が交錯する。次に、エリュシデータがチルノの身体を捉え、吹き飛ばす。
二刀流スキル『エンド・リボルバー』
チルノ「が……はっ……!!」
お腹を抱えて悶えているチルノを見て、
キリト「ヤベ、やりすぎちゃったか」
そんな呑気な事を言ってチルノの元へ行く。
キリト「おーい、チルノ大丈夫か?」
チルノ「ふ……その程度であたいに勝ったつもり? ……ツー」
キリト「本当に威勢はいいな……」
俺が呆れている所に、誰かがやって来た。
レティ「チルノ、何をやっているのかしら?」
チルノはぷくーと頬を膨らませると、
チルノ「何って、あたいはキリトと手合わせをしてただけよ! レティにゃ関係ないでしょ!」
レティは驚くや、俺の方を見る。
レティ「いや……なんと言うべきか。貴方が最近幻想郷に来たキリトさんですか」
キリト「え?」
レティ「幻想郷にもう広まってますよ、キリトさんが来た事は。私、一度キリトさんと手合わせしたいのですが、宜しいでしょうか?」
いきなり対戦を頼まれたが、俺はいきなりだったので、
キリト「あ、ああ」
と思わず了承してしまった。
キリト「あ、でも寸止めで。それでなら飲むけど……」
きちんと寸止めの宣言をしなければ。HPは無駄に減らしたくない。
レティ「それでいいなら、私もそれでいいですよ」
彼女は剣と同時に盾を用意した。
キリト「……」
俺は剣と刀を両手に持ち、身構える。寸止め勝負なので、隙の空いている所に剣を入れれば勝ちである。
チルノによるカウントが終わり、俺とレティの対人勝負がいよいよ始まる。

Re: SAO×東方 -春雪異変 突入-[キャラ募集] ( No.16 )
日時: 2015/08/07 19:13
名前: ルーミャ (ID: rzNp2zLh)

レティ「……フッ!」
先に動いたのはレティであった。
盾を身構え、俺に向かって距離を詰めていく。
キリト「……!」
キリト(あれは……!!)
見たことがある。身体を隠すような大きな盾。鋭く、白銀の様な長剣。
そしてーーーー。


あの時を思い出すような、そんな姿であった。

自然と俺の足も動いていた。走る度に地面の雪が宙を舞い、そして落ちる。
俺は盾の方へと回り込んだ。こうすれば、相手から俺を視認する事が出来ない上に、攻撃を受けないからだ。しかしレティは、盾を水平に持つと、俺に向かって突き出す。もしこれを避けられなければ、その時点で俺の敗けである。しかし、
ガァン!! 
俺はエリュシデータを斬り上げて盾を弾く。
やはりあれは、攻撃と防御の両方に使える盾であった。
かなりの偶然であった。あの緊迫感、あの焦燥感。ヒースクリフの行動、表情、俺の行動、思考と繊細な部分まで記憶が甦る。
忘れられるはずが無い。忘れられるわけが無い。
左手にある刀を、勢いよくレティに突き出す。しかし読まれていたのか、レティの剣に弾かれた。
キリト「……!!」
咄嗟に俺は距離を開けると、再び距離を詰める。
剣先だけでもいい。彼女に突きつければ勝てるのだ。
しかし、そんな隙は一切見えず、お互い激しい攻防を繰り返していた。
彼女が攻撃の速度を上げる度にこちらのギアも上げていく。
レティ「……!!」
どんどんレティの速度が落ちていく。俺は彼女の隙を見つけた。
キリト「……!」
素早く右手が動く。レティの喉元にエリュシデータが添えられる。
レティ「……!!」
確かに彼女は剣の扱いが上手いが、まだヒースクリフの方が数倍強い、と言うべきだろうか。
キリト「安心して。この剣は斬り裂く事が出来ない」
レティ「……!! 私の、完敗です」
ガクッとレティは雪原に膝を下ろした。
キリト「中々いい腕だったよ。また、時間があったら宜しくな」
レティ「こちらこそ……ありがとうございました!」
俺は剣を鞘に仕舞うと、手を差し出す。レティがそれに気付くと、俺の手を強く握った。


チルノ「……あたい、空気じゃない」





その頃、霊夢とその一行は……。
橙「ここから先は通さないよ!」
霊夢「あー、面倒ね。魔理沙、咲夜。先に行って頂戴。こいつは私が遊んであげるわ」
二人は頷くと上へと目指した。
霊夢「さ・て・と、今日は私不機嫌なのよ。本気を出すから、楽しませて頂戴?」
ニコニコとした顔で、
ブンッ!! と空気を裂くような音でお祓い棒を降り下ろす。


橙「……」





橙は、ビビっていた。


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