二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- SAO×東方 -春雪異変-【色々あった】
- 日時: 2016/09/17 20:37
- 名前: ルーミャ (ID: E1s7fLzP)
この世界は現実と幻想を結び付ける境界線ではない。
所詮は現実を模した偽物に過ぎないのだ。
全てを受け入れる。その言葉の形容はあまりにも食い違い、そして残酷であった。
※注意
原作『SAO』とは設定などが多々ズレている、または全く違う部分があります。
今回の異変も遂に終盤です。
- Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.7 )
- 日時: 2016/04/13 18:22
- 名前: ルーミャ (ID: E1s7fLzP)
キィン!
凛々しい音をたてて小悪魔の槍は綺麗に弾き飛ばされた。
小悪魔「なっ……」
一瞬小悪魔には理解出来なかった。
さっきまで箒しか持ってなかった、無防備な魔理沙の右手には薙刀があったのだ。
魔理沙「知らなかったか? 私は物質を変換出来る魔法を使うことが出来るんだよ」
そして今武器を持っていない小悪魔に柄でみぞを打つ。小悪魔はそのまま気絶した。
魔理沙「さてと、ここにある、使える物全て借りてくか」
魔理沙は図書館の更に奥へと行ってしまった。
俺と霊夢は目的地へと目指すべく最上階を目指した。
霊夢「……遠いわね」
キリト「ここまで登ったんだ。そろそろ誰か来るだろ」
しばらくすると、俺は何かに気付き、後ろを見た。
キリト「ほら、やっぱり」
その姿は銀髪のメイドであった。
咲夜「あなたたちね。私達の計画の邪魔をするのは」
懐からナイフを取り出すと、俺たちに質問する。しかし霊夢はその問いを無視した。
霊夢「貴方、人間でしょ? そのあんたがどうしてここにいるのよ」
咲夜「……私はお嬢様の従者ですから」
霊夢「……私は妖怪でも、人間でも、神様でも容赦しないわよ?」
瞬時、霊夢は閃光のようにメイドに突進した。
『夢想封印』。
お祓い棒をメイドに叩きつける。
咲夜「終わらないゼンマイ仕掛けのショータイム、ね」
しかしそこにメイドはいなかった。
咲夜「そんな単純な攻撃じゃ私を倒せないわよ?」
霊夢「ッ……」
霊夢は歯を食い縛る。
お返しとばかりにナイフが霊夢に襲う。
そのナイフを避け、再度霊夢は咲夜に攻撃を試みる。が、またも同じように避けられる。
完全に防戦一方だった。
咲夜「どうしたのかしら? もう体が疲れたの?」
余裕そうにメイドは喋る。
霊夢「ち……ちょこまかちょこまかと」
霊夢は動きが完全に鈍り、投げられたナイフを避けきれずとうとうかすりはじめた。
咲夜「もう少し待とうかしら? でも面倒ね。ここでいっそのこと片付けようかしら」
手にナイフを持ち直すと霊夢に向かって走り始めた。霊夢は息を荒くして構えを取る。
メイドが霊夢の目前に来た時、旋風のように俺はメイドに駆けつけていた。鞘から剣を抜くとメイドに向かって斬りかかる。
しかしメイドはまたも瞬間移動をしたかのように消えた。
咲夜「……貴方も壊れる機械人形のようになりたいかしら?」
何か策がなければあのメイドに傷を付けることすら不可能だろう。
だからだろうか。俺は霊夢が落としたお祓い棒を左手に持った。
咲夜「あぁそう。では安らかに眠りなさい」
メイドはナイフを俺に投げ出した。
しかし俺は全て回避する。さっきの魔法使いに比べればまだこちらの方は弱い。
俺はソードスキルを発動する。
片手剣基本突進技『レイジスパイク』
剣は強く発光すると咲夜を斬り付ける。しかし咲夜は後退をし、見事に避けられた。
そしてわずかな硬直が起きる。
メイドはその瞬間を逃さずナイフを投げる。
俺はそのナイフをしっかりと避ける。
また繰り返されるのか。
しかしそうはさせない。
俺はメイドに突進すると、新たにソードスキルを使う。
メイドはその剣撃を華麗に避ける。
本来なら、ここで硬直する。はずだった。
しかし今度は左手にあるお祓い棒が光り、メイドに向かって突進をし直した。
二刀流突撃技『ダブルサーキュラー』
咲夜「……!!」
今度は対応できずにメイドはしっかりとナイフで受け止める。
あともう一撃。しかし俺の体はスキルディレイによる硬直で動くことが出来なかった。
キリト「くそ……!」
咲夜「……貴方はよくやったわ。ここまでやったのはお嬢様と貴方だけね」
そしてナイフは俺に向かってふりおろされる。
刺されたナイフからは血は出なかった。ただただ俺のHPバーが下がりはじめる。
しかし、メイドは急に体を動かす事が出来なくなった。
霊夢「あー、やっとかかったわ」
首をポキポキと鳴らすとメイドへ近付いた。
咲夜「……これは何よ!」
霊夢「それはすばしっこい妖怪に使う捕縛札。まさかこんな時に役に立つとは思わなかったけど」
俺からお祓い棒を奪うと、メイドのナイフを弾く。
霊夢「手にもつけとくか」
ペタペタと手にも付けると鎖が現れ、メイドに巻きかかる。
メイドはもはや動くことすら出来なくなっていた。
霊夢「じゃあ次行くわよ」
キリト「あ、ああ……」
そしてついに俺達は最終目的地へ着いた。
- Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.8 )
- 日時: 2015/02/18 18:42
- 名前: ルーミャ (ID: dY/cpaOc)
ルーミア「……」
漆黒の服を着ている少女はただ、湖から紅い城を眺めていた。
霊夢「……さっき思ったけど、あんたは何者? 服装といいさっきの戦いといい……タダモノじゃないわね」
やはり気づいてたか。しかし仕方が無い。
実は俺も、記憶が全てはっきりしたところだから……
キリト「分かる通り、俺はここの住民じゃない。本当はソード・アート・オンラインという世界にいるアバター、キリトなんだ」
霊夢「……知らない世界ね」
驚いた。ではここは夢なのか? それともバグによって発生した別世界なのか。
キリト「そして俺の体は、肉体がない、ポリゴンというもので出来ている。本来ならデジタルだから触れないけど……」
霊夢「……この世界じゃそんな法則通じないわ。ここは幻想郷。全てを受け入れる世界よ」
ついに俺の頭はショートしかけた。どちらなんだ? 異世界か、バグか。
どちらかと言うとバグの方が現実的で合っている。
となると、クリア以外あり得ない。
キリト「……そうか」
ついに俺達は屋上へついた。激しい戦いで時間を忘れていたのか、満月が光っているのが目に見えた。
しかし満月も、そのまわりの霧も紅かった。
そして、一人の少女が立っていた。
レミリア「これも運命か……」
霊夢「ぐずぐず言ってないでさっさと霧を収めなさい。傷をつくるのは好きじゃないの」
レミリア「この私が言いなりになると思ったか? 随分強気な人間もいたものだ」
生えている黒き羽をはためかせ、手を掲げる。
そこから魔法陣が表れ、やがて槍が形となって少女の手に握られる。
霊夢「……聞く気はないのね」
お祓い棒を強く握り、構えを取る。
レミリア「シッ!!」
少女は前傾姿勢を取り、ダッシュした。
霊夢は、受け身を取る姿勢でじっと立っていた。
そして、霊夢はお祓い棒を横にし槍の突きを受ける。
俺はこの時、既に走っていた。
片手剣重攻撃技『ヴォーパル・ストライク』
俺の愛剣、『エリュシデータ』は少女の右手を狙い切り払った。
しかし、槍によってこの技は防がれた。
俺と少女は接戦となった。
そこに霊夢は駆けつける。
霊夢「ハァ!」
少女を殴ろうとした、その瞬間俺の体が浮いた。
少女はしゃがみ、槍が剣から離れる。
力を入れていた俺はその勢いで転びそうになる。
そこを突かれ、足を両手でがっしり持たれると引きずり回される。
そして、霊夢のお祓い棒に直撃。
一気に二割削れる。
残り4割もない。そして少女は俺を投げ捨てた。さらにダメージを受け、もうすこしでHPバーがレッドゾーンへと入りそうだ。
キリト「いてぇ……気をつけてくれよな!」
霊夢「分かってるわよ!」
俺は体力を回復すべく左手をふる。
しかし何の反応もおきない。ただ10秒たつごとに僅かながら体力が回復するぐらいだ。
キリト「マジかよ……!」
これでは体力を回復出来ない。俺は焦った。
キリト「霊夢! 3分だけ待っていてくれ!」
どうにか自動回復でどうにかしようとした。
霊夢「はぁ!? こっちは大変なのに休むんじゃないわよ!」
キリト「時間稼ぎだけでいい! 頼む!」
霊夢は頷くとお祓い棒を巧みに操り、少女に攻撃する。しかし相手も防御をしては、隙をついて槍を入れてくる。
一進一退の勝負であった。そして3分が過ぎて俺の体力は完全となった。
キリト「よし! 行くぞ!」
キリトが駆け込んだ。瞬間、
レミリア「……『スピア・ザ・グングニル』」
槍はたちまち大きくなり、やがてその少女の3倍の大きさを誇る大槍となった。
レミリア「お遊びは終わり。今夜は月が紅いから、本気で殺すわよ」
- Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.9 )
- 日時: 2015/10/12 07:35
- 名前: ルーミャ (ID: rzNp2zLh)
奥深くまで、魔理沙は図書室を回っていた。
魔理沙の手にある真っ黒な手提げバッグは、魔導書によってパンパンに詰まっていた。
魔理沙「ん?」
その時、チラリと紅く発光しているのを目にした。
魔理沙は、好奇心によってその場所へと進んだ。
霊夢「でっか……」
口をポカーンと開いて霊夢は呟く。
俺は、このような大きい武器を何度も、何度も見たことがある。
だからこそ、その時どうするかが俺には分かる。
レミリア「ハァ!!」
武器の強化によってなのか、紫色に発光している大槍を両手に持って突っ込んで来る。
キリト「後ろに跳べ!!」
霊夢は言われたままに後ろに跳んだ。
そして俺の予想通り、少女は大槍を水平に薙ぎ払い、空振る。
当然重いのだから振りきった後は無駄な隙が出来る。そこを逃さず俺は迷わずに『ソニックリープ』を発動させる。
重心を前に置き身体を沈め、全力疾走で少女の右腕を撃ち抜く。
デジタルの性質のせいか、やはり傷をつけることは出来ない。
しかしダメージは入るらしく、少女は右腕を抑えているのだから不思議である。
レミリア「……ッ」
脱臼したと思われる右腕の関節を無理矢理元に戻し、また大槍を掲げて構えた。
レミリア「驚いた。まさかこうもあっさり一発を入れられるとはね。結構効いたわ」
キリト「その割には、随分と余裕があるんじゃないか?」
気を引き締めるべく俺も剣を構える。
レミリア「当たり前だ。お前みたいな若者に負けてられないからねっ!!」
少女はまたも突進する。
水平にバックスイングで構えを取っていることから、また同じ攻撃だろう。
俺は攻撃のタイミングを見計らう。何故なら読まずに逃げ回っては追われるだけだ。攻撃のチャンスを作る一番良い方法は空振らせるしかない。
例えリーチが大きくても、ギリギリ届かなければ意味が無い。俺はそう思い、少女が薙ぎ払うタイミングをしっかり読んで後ろに跳んだ。
本来なら武器の重さで隙が空き、そこでソードスキルを撃ち込むつもりであるはずだった。
しかし少女は背中の羽を大きく広げるとバランスを取り硬直時間を削る。
驚きながらも、既に走り込んでいた俺は足を止める暇すらなく、ソードスキルを発動させる。
片手剣八連撃ソードスキル『ハウリング・オクターブ』
オレンジ色に輝いた愛剣が少女へと迫った。
その瞬時、少女の目が深紅に染まった。
高速の五連撃の突き技を弾いていく。とは言え、一撃だけ弾ききれず、左の脇腹にかすった。
しかし少女は気にせず俺の斬り下ろし、斬り上げ、そして最後の上段斬りも受けきった。
キリト「……ソードスキルはシステムアシストによって目に見えない速度となるはずだが」
レミリア「知ったことじゃないわ」
硬直によって動けない俺に膝蹴りを入れて大槍に薙ぎ払われる。
吹き飛ばされた俺の身体に不快なショックが伝わり、HPが大きく削れ残り6割まで削れる。
レミリア「……?」
少女は、何かの違和感に気付いた。
レミリア(巫女の方は何処に行った!?)
周りを見ても、何処にも見当たらない。
レミリアは瞬時に上を向く。そこにはーーーー。
ーーーー誰もいなかった。
- Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.10 )
- 日時: 2015/03/31 17:30
- 名前: ルーミャ (ID: dY/cpaOc)
レミリア「……何処にもいない!?」
紅魔館の屋上には、俺ことキリトと、一人の少女だけであった。
キリト「一体何処に……」
辺りを見回すが、何処にもいなかった。その時俺はある可能性が脳裏によぎった。
レミリア「……まぁいい。私に恐れをなしたのだろう」
コツコツとブーツを鳴らしては俺に近付いて来た。しかし俺だってやられる訳にはいかない。『エリュシデータ』を握り直すと受けの構えを取る。
そして少女は俺に斬りかかった。
しかし、次に俺の視界に見えたのは、少女が倒れている姿であった。
レミリア「なっ……!?」
少女は、何が起きたのかが全く理解出来ていなかった。
キリト「……やはりか!」
俺の目の前にいたのは、霊夢であった。
霊夢「悪いわね、遅れを取って」
キリト「お前な……一体どうやって」
霊夢「簡単な話よ。『亜空穴』を使ったわ」
何だそれは。転移結晶か何かか?
霊夢「それより、もうこれでおあいこよ、ほれ」
ポイッと右手に持っている刀を俺に投げ渡した。
それを危なっかしく受けとる。
キリト「おっと……」
霊夢「あんた、二つの剣を操れるのでしょ? これ、使いなさい」
俺は刀を見つめた。白銀に光り、実に簡素である。
キリト「おう。ありがとうな」
少女が立ち上がると、俺と霊夢は構えた。そして、少女は猛突進をし始めた。
キリト「俺がくい止めるから、霊夢は強烈な一撃を入れてくれ」
霊夢「分かった」
霊夢はキリトと少女の距離を離すように移動をした。
少女は一瞬霊夢をチラリと見たが構わず俺に向き直り突進をする。
キリト「今度は上段斬りか……」
少女は両手を頭の後ろに通してテイクバックをすると、思いきり槍を振り下ろした。
レミリア「やあぁぁ!!」
俺は剣と刀を頭の上で交差させる。瞬時、ソードスキルが発動する。
二刀流『クロス・ブロック』
ガキィン!! と派手な音を鳴らし、俺はしっかりと受け止めた。後は霊夢だけである。
霊夢「はあぁぁ!!!」
亜空穴から出てきた霊夢は、既に『夢想封印』を発動させていた。
お祓い棒は勢いよくレミリアにヒットし、そのまま意識を失って倒れた。
- Re: SAO×東方 -紅霧異変突入-[キャラ募集] ( No.11 )
- 日時: 2015/10/12 07:40
- 名前: ルーミャ (ID: rzNp2zLh)
※グロ注意(とは言え、優しいです)
霊夢「もう、こんな事絶対にしないでよね」
レミリア「悪かったわ。反省した。もうしません」
俺は説教を受けているレミリアと、している霊夢を余所に魔理沙の生存が気になった。
キリト「なぁ、一体魔理沙は……」
ドゴォン!!
俺は咄嗟に音がなった場所を振り向いた。
レミリア「あそこは……! フラン!?」
霊夢「まだ終わってない、てことね」
お祓い棒を強く握るや、霊夢は館内へと潜った。
キリト「あそこは何があるんだ?」
しばらくレミリアは黙り込み、答える。
レミリア「フランの部屋……私の、妹の」
霊夢「魔理沙!」
例の部屋に辿り着いた霊夢は、息を荒げて魔理沙を呼ぶ。
魔理沙「! 霊夢!」
霊夢「一体何が……!?」
ボフゥ!
迫ってきた爆風を手をかざして目を守る。
フラン「マリサ。見ーつけた♪」
魔理沙「ヤバッ……」
開いた手を魔理沙に向ける。そして手を握ると、再び爆発が起きた。またも激しい爆風が起こり、しばらくして煙が無くなった。ギリギリ魔理沙は避けたらしく、命に別状は無いようだ。
フラン「アハハハハ! マリサ面白い! じゃあ次は鬼ごっこしよ! ミンナ死んだらワタシの勝ち!」
俺とレミリアは急いでフランの元に辿り着いた。
フラン「まだ来るの……? いいよ、ワタシ鬼やりた……い……御姉様?」
レミリアは鋭い目でフランを睨む。
レミリア「いい加減にしなさい。気が触れてるのは分かるけど何もそこまで……」
フラン「……ヤダ」
小さく振り絞られた声が、館内に響いた。
フラン「ニンゲンは、ワタシタチを咎めた悪い人なの! ワタシのトモダチを殺した、悪い人!!」
その言葉を聞いた瞬間、レミリアはしかめっ面となった。
レミリア「……」
フラン「御姉様が『暇だし、幻想郷を乗っとるか』、ていう言葉、嘘だと言うこと知ってるの! ホントは、ワタシの為に遠ざけただけと言うのも、全部分かってるの!」
レミリア「……今すぐ止めなさい」
それでもレミリアはフランを制止しようとした。しかし……
フラン「うるさい!」
レミリアに向けて手を握った。するとレミリアの右手は爆発し、根本から吹き飛ばされた。
レミリア「……」
ポタポタと溢れる紅い血を止める為に首のリボンをほどくと、左手と歯を使い根本にギュッと縛った。
レミリア「私に刃向かうと言うことは、何を示しているのか分かっているわね?」
魔法陣が左手に表れ、そこからは槍が生まれた。
フラン「……」
無言のままの彼女の右手に炎が宿り、段々と大剣の形と成っていった。
フラン「もう、何もかも終わり。ミンナ……」
レミリアに向かいダッと走り込む。一瞬、雫が見えたのは気のせいか。
フランは上段からの振り下ろしに対し、レミリアは突きのモーションに入った。
そして、ガァン!! と武器の交錯が起こる。その瞬間、レミリアが言葉を視線で送った。
『この子を一旦落ち着かせてくれ』
その言葉を受け取ると、俺は反射的に霊夢達に話しかける。
キリト「霊夢達はここにいてくれ。俺が彼女をどうにかする」
霊夢「そんな、あんたじゃ無理よ!」
その言葉を無視して勢い良く駆けていった。
続いて霊夢も走ろうとするが、魔理沙が引き止めた。
魔理沙「いや、私はアイツを信じてる。だから、見守っとけよ。霊夢」
魔理沙の言葉を聞いて霊夢も強張っていた肩を降ろした。
霊夢「絶対……成功させなさいよ」
これが俺達の、紅霧異変最後の闘いである。
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