二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- すばらしきスマブラの日常(笑)
- 日時: 2017/10/02 19:21
- 名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30152
開設日:2016/03/26 11:09
画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。
このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。
〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。
※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。
【もくじ】
【世界観等々の設定資料】 >>1
『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13
【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22
【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159
【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170
【ワタボーハザード】
本編 >>300-302
『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110
【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297
『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272
【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244
《タグ》
スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊
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- 復帰と侍と母の言葉 ( No.239 )
- 日時: 2017/07/31 18:51
- 名前: トクマ (ID: JbPm4Szp)
その頃、ピーチ姫のグループでは闇吉備津の戦闘中に乱入が多くあったが、行方不明だった吉備津彦が姿を現した。
吉備津彦「皆のもの……待たせてしまって申し訳な——」
三人「桃様ぁぁぁぁぁ!!」
ズドォン、と重い音ともに吉備津彦が壁にめり込んだ。その衝撃で吉備津彦の腹から出血し、彼の口から吐血した。
ピーチ「ちょっとォォォ!? 吉備津彦ちゃん出てきたのに早々退場になろうとしてる! 人生から退場しようとしてるわよ!!」
ルフレ「どんだけ会いたかったんだよ三人とも! 勢いつけすぎだろ!」
ルフル「し、シレネッタさん回復! 早く回復!!」
留玉臣「ッ!? 桃様がいつの間にか出血して……酷い!!」
楽々森彦「おのれ闇吉備津! 桃様に気付かない攻撃をするとは!」
ルフレ「いや、真犯人はお前ら!!」
腹から出血しながらビクンビクン、と痙攣する吉備津彦を治療するシレネッタを横に三人に説教するピーチ姫とルフレ、その様子を苦笑するルキナとシュルクと言うグダグダな空間が出来ていた。
闇吉備津「……フン……寸劇を始めるために、わざわざ地獄から這い上がって来たのか?」
吉備津彦「いや、終わりにしよう……俺よ」
呆れる闇吉備津の言葉に吉備津彦が答え、闇吉備津はその答えに鼻で嗤う。
闇吉備津「弱き者は、引っ込んでいろ! オレが求めるのは迷うことなき強き者の力! 強さがあれば、どのような事が起きようとねじ伏せる事が出来る!! その為ならば、俺は斬って斬って斬り続けよう!!」
吉備津彦「それが、贖罪の為でもか」
吉備津彦の一言に闇吉備津の動きが止まる。しかし、あまりわからない周りのファイターは疑問符を浮かべるだけだった。
ルフレ「どういう意味だ。吉備津彦?」
代表してルフレが質問すると吉備津彦は懐から巻き物を取り出して渡し、闇吉備津と面を向かい合う。
吉備津彦「俺もただ傷を癒す為に静かにしていたわけではない……もう一人の俺が何故ああなったのかを調べていたのだ……辿り着いたのは俺自身の出生だ」
ルフレが巻き物の中身を見ると吉備津彦の文字で詳しく調べられた記録が書かれてあった。
吉備津彦「俺はとある都にて『鬼の力を宿す皇子』と占われ、父上と母上に預けられ育った……そこで一つ仮説を建てた。もし、俺自身の中に宿る鬼の力が暴走し、支配されればああなるのではないかと」
そこには絵も描かれており、名もない墓石が並ぶ光景があった。
吉備津彦「鬼の力とは強大だ……俺の中に宿る力も俺自身を溺れさせようと狙っている……」
その言葉に吉備津彦は自身の胸を押える。彼の中には未だに機会を狙う鬼の力が渦巻いていた。
吉備津彦「お前は幼き頃から鬼の力が暴走して支配され、押さえることができた頃には……多くの骸が貴様の後ろに出来ていたのだな」
『……その中には……俺の友も混ざっていたのだろう……』と小さく呟く吉備津彦を見て、シュルクとシレネッタは闇吉備津が時折していた表情を思い出す。
吉備津彦「お前が言う弱者とは、己自身を意味してるのではないのか? 強き者との闘争を願うのは、止めて欲しく、願わくばそこを自身の墓にするからではないのか?」
その言葉に闇吉備津は後頭部をかき、大きく息を吐いた。
全員「——ッ!?」
瞬間、全員に冷たい殺気が襲いかかった。まるで氷柱を首筋に突き立てられたような感じに全員が硬直していると闇吉備津が目付きを尖らせて口を開いた。
闇吉備津「……ごたくは、もうよい」
そう言って大剣を横に振ってから、構える。
闇吉備津「構えよ」
その様子に吉備津彦は仕方なさそうにため息を吐いた。
吉備津彦「……そうだな。貴様と語るには言葉は不要だ……」
犬飼「桃様!!」
犬飼が自身の背に背負ってた大剣を投げると吉備津彦は受け取って剣を縦に振り、闇吉備津と同じように構える。
犬飼&森彦&玉臣「必ず、生きてください!!」
その様子に犬飼と森彦、玉臣のさんにんは主の心配と勝利を願って声をあげる。その様子に吉備津彦は笑って答えると剣を軽く振るった。
吉備津彦「侍の刃は幾千の言葉に勝る!! 貴様をこれ以上、重ねさせる訳にはいかん! 俺自身が止める!!」
その言葉とともに吉備津彦に燦々と輝く赤いオーラが、闇吉備津には禍々しくも蠢く黒いオーラがまとわり始める。
吉備津彦「鬼をも超えし我が力、その目に焼き付けよ!」
闇吉備津「我が身、既に鬼なり……我が心、既に空なり」
吉備津彦のワンダースキル——【境地・修羅無双】が、闇吉備津のワンダースキル——【無我・悪鬼羅刹】が周りの風を巻き込みながらうねりをあげる。
荒武者と鬼武者。
二人の侍の戦いが始まった。
コメントはまだ! 続くよ!!
- 復帰と侍と母の言葉 ( No.240 )
- 日時: 2017/07/31 19:03
- 名前: トクマ (ID: JbPm4Szp)
吉備津彦がワンダースキルを発動させた同時刻、サンドリヨンを見送ったトレ子は静かにサンドリヨンの走った方向を見ていた。
トレ子「……出てきたらどうですか? 隠れているのはわかってますよ」
突如、トレ子が口を開くと白い頭巾に眼帯をした赤色の髪をした女性、海賊服を着た骸骨、ナイトメア・キッドとシャドウアリスが現れた。
トレ子「結構隠れていましたね……失礼ですが名前は?」
デスフック「ワガナハフック……デスフック……」
ヴァイス「ヴァイスだ……邪魔するやつは倒せと言われてるんでな」
ナイトメア「純白の暗殺者の能力のお陰であの牢獄から出れた……悪夢を見せてやろう」
シャドウ「うふふ、覚悟はいいかしら」
海賊服を着た骸骨——デスフックが錨を構え、白い頭巾の女性——ヴァイスはスカーレットが持つナイフと同じナイフを両手に構え、ナイトメア・キッドとシャドウアリスは銃と杖を構えて戦闘体勢を取る。
トレ子「……フフフ」
ヴァイス「あぁ? なに笑ってやがる」
その様子を見たトレ子は笑い、笑ったトレ子をイラつきながら引き金を引こうとするナイトメア。
トレ子「貴方達は少しばかり私をナメすぎですよ……まぁ、久しぶりだったので笑ってしまいました」
その言葉に疑問符を浮かぶ四人。しかし、目の錯覚かトレ子がブレ始める。
トレ子「……いいでしょう……刮目しなさい。貴方達がこれから見るのは全てを飲み込む混沌です」
怪しげに妖しく笑うトレ子の姿に目が離せなかった。
——\ワンダーラーンッ!!/——
走る。走る。風のごとくサンドリヨンは来た道を走り抜けていた。
サンドリヨン「……」
その道中、サンドリヨンは思い出した記憶を振り返っていた。
……知っていますかトクマさん? 私、最初は貴方の事が嫌いだったことを……
……いつも逃げてばかりで、言い訳して、迷惑かけてばかりだった貴方が、私は好きになれませんでした。
……けど、ひょんな事からグランマ大お婆様と戦う事になった貴方を見てわかったんです……不器用な人間だった事に……自身を削ってでも誰かを助けようとする姿を見て、逃げながらも相手から顔を背けない姿勢を見て、怖がりながらも震える足を前に進もうとする……
……そこから、貴方の事がよくわかりました……
……本当は情が厚くて仲間を大切にするところも、大切なものを守る為に本気になれるところも、どんな約束でもちゃんと守ろうとするところも、憎まれ口を叩くけど本当は誰よりも優しいところも、だからみんなに慕われているところも……
……私に無いモノを、貴方は持っていました……私の母が持っていた……
そして、サンドリヨンは母親との忘れていた記憶を思い出す。
サンドリヨン『……ぐす……ひぐ……』
母親『おやおや、どうしたのサンドリヨン?』
サンドリヨン『……近所の子に……いじめられ……ました……』
とある小さな農村。そこにある小さな家に幼かったサンドリヨンとサンドリヨンに似た女性——母親がいた。しかし、サンドリヨンの母親はどこか調子が悪そうに見え、顔色もあまり良くない。
母親『ごめんさいねサンドリヨン。こんな身体で……ごほ……げほ……げほ……』
娘が苛められた事に申し訳なさそうな表情をする母親。咳をしながらも立ち上がってフラフラと移動する。
母親『……げほ……ごほ……ごほ……』
その姿を見て心配そうな表情をするサンドリヨン。
母親『……ごほ……げほげほ……ごほ……ごほ……少し風に当たりに行くわ』
サンドリヨン『お母様っ!?』
一人で外に出ていこうとする母親を止めるサンドリヨン。これだけ見れば母親を心配する娘の図ができるのだが——
——その母親の両手に猟銃と大型の斧を持っていなかったらもっと感動できたのだろう。
サンドリヨン『だ、大丈夫ですから落ち着いてください! 私は大丈夫ですから!!』
母親『安心しなさいサンドリヨン。そこら辺にいた野良猫を可愛がり(物理)に行くだけよ。猟銃と斧でいい子いい子しに行くだけだから』
サンドリヨン『本当に大丈夫ですから!!』
すみません。某俺の後ろに立つなで有名な殺し屋も戸惑うオーラを出す母親がいるのですが……
なんとか説得し、サンドリヨンは母親をベッドの寝かすことに成功した。
サンドリヨン『お母様はお身体が弱いのに無茶をしすぎです。この前だって一人で熊を担いで帰ってきた時は驚いたのですから』
母親『娘の為に親が身体を張るなんて当たり前でしょ』
母親の行動に呆れるサンドリヨンだが、母親は気さくに笑って答える。サンドリヨンに心配かけまいと気丈に振る舞ってるように見え——
母親『あ、でも近い内に山がくるからその時にポックリ逝ったらごめんなさいね』
サンドリヨン『軽すぎます! もうっ!!』
——すみません。気丈に振る舞ってるどころか、とんでもないスクープを振る舞ったんですけど!? どんなワイルドマザー!? ビッグダディもこんなアグレッシブにはいかないよ!!
サンドリヨン『……お母様』
母親『どうしたの?』
母親の言葉に項垂れるサンドリヨンが自身の母に質問した。
サンドリヨン『お母様はどうして、そんなに強いのですか?』
母親『……う〜ん、そうねぇ……』
サンドリヨンの質問に上を向いて考え始める母親。まとまったのか口を開いた。
母親『……昔は、騎士に対しての憧れが強かったのね……誰かを守る為に戦うって事に当初はそれほど抵抗感はなかったわ。私も強くなって皆を守りたいと思っていたのよ』
母親の独白にサンドリヨンは黙って耳を傾ける。
サンドリヨン『でも騎士にはなれなかった……私は【魔力不足】で採用されなかったわ……その後は小さな自警団に所属したけど危険だし、戦うだけではなく報告書や始末書の読み書きや武器とお金の管理、賞賛は貰えるけど本当の所で苦労を理解してくれる人はいないし、男の子には全然モテないし……正直、守る事や強くなる事に疑問を抱き始めたわ……』
その目には遠い所を見つめていた。恐らく、犠牲も出たんだろう。サンドリヨンは母親の悲しそうな表情を心配して見つめていると、それに気付いた母親がサンドリヨンの頭を撫でる。
母親『でもね、お父さんに出会って、貴方が生まれて……それが変わったのよ』
サンドリヨン『変わった?』
母親『——そう、変わったわ』
ふわり、花が舞うような笑顔を母親は自身の娘であるサンドリヨンに見せた。
母親『——貴方が生まれてね、とても嬉しかったの。どんな敵を倒すより、どんな犯罪を食い止めるより、どんなに皆に褒められても、貴方を生んだ以上に嬉しいことなんてなかった。
それにね、貴方が生まれて本当の意味で理解できたんだと思う。私が守っている“誰か”も、他の人にとって大切な人なんだって思えたの……そしてその誰かを守るって事がまた別の誰かを守るって事になるって……
他の沢山の誰かを守れば、同時に貴方も、お父さんも、守ってられるって』
その言葉を聞き、サンドリヨンはこれからも人を守ろうと心の中で誓った。古く錆びついて忘れようが、自身の想いの原点はここなのだ。
母親『……サンドリヨン……』
ベッドから起き上がった母親がサンドリヨンを優しく包むかのように抱き締め、サンドリヨンに一言伝えた。
サンドリヨン「『生まれてくれて、ありがとう』」
その言葉とともにサンドリヨンは走るスピードをあげる。
忘れていた言葉を、失っていた想いを、消えかけた誓いを思い出させてくれた母親の言葉を二度と忘れないように心に抱いた。
これで終わり! 感想やコメントOKです!!
- Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.241 )
- 日時: 2017/07/31 19:40
- 名前: ゆめひめ (ID: iH8DsO3F)
ゆめひめです。
トレ子さん、あんたイケメンすぎます。生命録水晶の弱点でトクマさんはサンドリヨンの事を覚えており、それをサンドリヨンが勇気づけるきっかけになるとは・・・(普段からこんなんだったら良いのに(ボソッ))そんで終盤には他のアナザーキャストに囲まれ(ナイトメアとシャドウアリス、生きてたんやな(ボソッニカイメ))それでも余裕でいられるとは・・・あんたカッコ良すぎです。
(復活早々酷い目に遭った)吉備津彦と闇吉備津も何やら闇吉備津側に深い事情があるようで・・・この2人の事も段々気になりますね・・・
回想シーンでも余計なシーンはありましたが、サンドリヨンは復活に向かってきてますね・・・!!果たしてアシェンプテルを倒せるか・・・!!
それでは!!
P,s こちらも小説更新しました。
- Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.242 )
- 日時: 2017/08/02 18:48
- 名前: トクマ (ID: oN2/eHcw)
コメント返しだっ!
>ゆめひめさん
感想ありがとうございます。
トレ子はアレですが真剣になる時はキリッと決めるキャラです。性格はアレですが……例えるなら銀魂の近藤さんですね。
言わんといてあげて! あの子はヘタレでバカで閉まらない人物なんだから!!
トクマ「」
ルフレ「あ、倒れた」
闇吉備津は吉備津彦の『もしも』を辿った自分ですからね……これ以上、力を振るう自分を止めなければいけないと判断したんでしょう……
段々とサンドリヨンとアシェンプテルの激突もカウントダウンが始まりました。楽しみにお待ち頂けると幸いでございます!!
戦闘描写は苦手ですが、頑張らせて頂きます!!
- 彼らとの共通点 ( No.243 )
- 日時: 2017/08/07 19:37
- 名前: トクマ (ID: FLOPlHzm)
大長編の戦闘描写に時間がかかってしまったので、先に出来上がったエピソード0から執筆致します。それではどうぞ!
これは、彼ことトクマが新参者親交会に参加してから数日たった頃の話である。
当麻「今日の午前中は珍しく騒動に巻き込まれなかったなぁ……上条さんにしてはのんびりとでき、不幸にならなかった」
館の廊下を上機嫌に歩く当麻。いつもならギャグカオス組のイタズラや彼に好意を寄せる電撃を放つ茶髪の女子中学生——御坂美琴に追いかけられるのだが、珍しくなにも起こらなかった事に嬉しくなっていた。
当麻「今日の午後も平和に違いない! そうと決まればどこか出掛けるのも——!?」
予定を組み立てながらリビングの扉を開けるが、ピリピリする空気に体勢を低くする。その空気の出所に視線を向ける。
トクマ「……」
ルフレ「……」
そこには、お互いを睨みあったまま硬直するトクマとルフレの二人がいた。そろりと静かに移動し、マックと美琴を見つけて近付いて話しかけた。
当麻「……どうしたんだよ、あの二人」
マック「なんか、トクマが言うには『気にくわないヤツが出てきた』そうだけど……」
ルフル「兄様が言うには『ムカつくヤツに出会った』と言ってました」
マックと話していると横からルフレに似た白髪ツインテールの女性が説明する。美琴は気になる部分を聞き、質問する。
美琴「……え、兄様? あれ、あんたの身内なの?」
ルフル「妹のルフルです。兄様がご迷惑をかけてしまってすみません」
ルフレの妹である白髪ツインテールの女性——ルフルが謝罪とともに深くお辞儀する。その後ろにいた面影がマルスに似た長髪の女性——ルキナがルフレのフォローをする。
ルキナ「で、でもルフレさんはいい人だから悪気はないんですよ」
当麻「それだったらトクマもだな。アイツもなんだかんだ言って付き合いがいいハズなんだけど……」
普段なら争いを起こさない二人に首をかしげる当麻。しかし、当の本人達は一触即発の空気を出し、ついにうご——
マリオ「あー待て待て」
リンク「ケンカはダメだぞケンカは」
——こうとしてマリオ達に止められた。突然現れた事に驚くルキナ達。しかし、トクマとルフレは不機嫌な表情で反論する。
トクマ&ルフレ「ですが!!」
マリオ「こういう時はゲームで、と前に言っただろう」
親交会で説明したことを言うマリオに『言ってもムダ』だと判断したトクマとルフレは渋々頷いた。
トクマ「……いいでしょう」
ルフレ「なんのゲームで勝負したらいいですか?」
リンク「そこは自分の運に任せるしかないな」
トレ子「箱、持ってきました」
トレ子が持ってきた箱に手を入れるマリオ。その様子をリンクとトクマ達は見守る。
リンク「そんじゃあ結果は——」
マリオが取り出したくじを読むリンク。そこに書いてあったのは——
——“ポッキーゲーム”
マリオ「——ポッキーゲームか」
トクマ&ルフレ「なんてものを!?」
あまりの結果に背筋を寒くさせるトクマとルフレ。なお、マリオとリンクの後ろには目の錯覚か、はたまた幻影なのか、ルフレがトクマの顎を軽くあげて(俗に言う顎クイ)をしながらポッキーを食べる光景が見えた。
……それだけは防げなければ!!
その光景に冷や汗をかいた二人はすぐに勝負内容の変更を申し立てた。
ルフレ「勝敗はどうやって決めるんだよ!」
リンク「そこはあれだ。チキンレース的なモノだろう」
トクマ「それ以前に誰の案だよこれは!」
マリオ「んじゃ、ポッキーゲームで決着をつけてもらうぞ」
しかし、言葉気にせずに始める準備をするマリオとリンクを見て焦るトクマとルフレ。そして、その様子を見て親指をあげてグットサインを見せるトレ子がいた。
いや、犯人いた!!
ルフレ「いや、いやいや!!」
トクマ「おかしいですって!!」
リンク「神聖なくじの結果だ。諦めろ」
トクマ「でもポッキーがないですし!」
ルフレ「やりたくてもできませんよ!」
マリオ「ふむ……一理あるな……」
トクマとルフレの説得に動きかけたマリオに内心喜ぶトクマとルフレ。
リンク「なら、これを使うか」
トクマ&ルフレ「?」
リンクがそう言いながら何かを取り出そうとして、トクマとルフレは首をかしげた。
そして、取り出したものは——
トクマ「……」(ふ菓子の右端にかぶりついている)
ルフレ「……」(ふ菓子の左端にかぶりついている)
トクマ&ルフレ「……」(一本のふ菓子の両端を口でくわえながら睨みあっている)
——三メートルぐらいの長さがあるお徳用のデカイふ菓子だった。味方によってはデカイポッキーをくわえているように見える。
リンク「ちょっとデカイがなんとかなるだろう」
マリオ「先に口を離した方の負けな」
トレ子「二人とも頑張れー」
睨みあう二人に声をかけるリンクとマリオ、トレ子。そしてその様子を見て呆然とするルキナ達。
リンク「んじゃ、よーい……スタート!!」
リンクの柏手を合図にトクマとルフレは目を見開いて、ふ菓子を食べ始めた。
ルフレ「んがふっ!」
トクマ「ごふっがふっ」
ルフレ「ぐふっ!!」
マリオ「おぉ……」
リンク「これは想像以上に酷い絵面だな」
トレ子「純粋組には見せられないですねぇ……そういや、最近ひったくりが多いみたいですよ?」
マリオ「定期的なパトロールを予定にいれるべきか……リンクはどう思うよ?」
苦悶の声をあげながらふ菓子を食べながら進む二人の様子に平然とした様子で感想を言う三人。その側で様子を見てた当麻達も静かにトクマとルフレの二人から視線を逸らした。
暫くして、ふ菓子から口を外して深呼吸するトクマとルフレの様子が見られた。
マリオ「決着つかず……か」
リンク「引き分けとはだらしないな」
トクマ「いやこれ無理ですよ!!」
ルフレ「口の中が大変な事になるんですからね!?」
どうやら、ふ菓子の甘さにダウンした様子だ。手にはトレ子が入れた水を勢いよく飲んでいる。
トクマ「……こうなったら大乱闘でケリをつけてやらぁ……まぁ、大差で勝つけどな! 大差で勝つけどな!!」
ルフレ「来いよクサレ天パ、武器なんて捨ててかかって来いよ!」
トクマ&ルフレ「野郎、ぶっ潰してやらぁぁぁぁ!!」
互いが売り文句を衝動買いする勢いで大乱闘のフィールドに走る二人を見えなくるまで見送った。
ルキナ「……行っちゃいましたね」
ルフル「何でケンカばっかり……はぁ……」
マリオ「意外にあの二人は共通点があるからな……それでケンカしてるんだろう」
ルキナとルフルがため息を吐くとマリオが苦笑しながら理由を話した。
ルキナ「共通点って……それはなんですか?」
リンク「自分で見つけることだな」
トレ子「あ、それとマリオさん。そろそろ日用品がなくなりそうですよ」
マリオ「ありがとう。すまんが誰か買い出しに行ってくれるか?」
マリオに買い出しを頼まれ、ルフルとルキナは近くにいた当麻とマック、美琴を誘い、二人の共通点を考えながら買い出しへと街に向かった。
まだ続くよ! コメントはまだ!
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