二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2017/10/02 19:21
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30152

   開設日:2016/03/26 11:09


 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。

※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272

【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244


《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

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Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.299 )
日時: 2017/09/28 19:01
名前: トクマ (ID: fMHQuj5n)


 コメントガーエーシー!

 >YUMAさん

 感想ありがとうございます。

 黎斗役の人がタイムショックに参加してたんですか……リベンジを果たしたようですが、自分は恥ずかしながら賢い方ではないので問題次第とはいえ、4〜7ぐらいですかね。

 エピローグ・Aはどっちかと言うとギャグ寄りのエンディングです。なお、トクマはホルマリン漬けや剥製を何とかならずに済みました。

トクマ「何回か走馬灯を見たけどな!!」

ワタボーハザード ( No.300 )
日時: 2017/10/02 19:08
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)


 大・復・活!!

 やっと調子が戻ってきました! このまま毎週月曜日更新を心がけルゾー!!

 あ、それではどうぞ。




 秋。まだ少しだけ暑さを感じるも涼しさの度合いが大きく、暑さゆえにバテてたフォックスやウルフ、ピカチュウのような毛皮を持つキャラ達には少しばかり動きやすくなった。

 もちろんトクマやルフレの人の暮らしも動きやすくなり、少しずつ変わる秋の風景をトクマはドレディアと飲み物を飲みながら、ルフレは分厚い小説を読んで各々の秋を楽しんでいた。

 すると、横から人の気配がしたので顔を向けると最近ファイターとして入ってきたサンドリヨンのアナザーキャスト……アシェンプテルがいた。

アシェンプテル「言いたいことがあるんだが、良いか?」
トクマ「……どうした?」

 アシェンプテルの言葉にドレディアを自分の膝に移動するよう指示するトクマ。移動したドレディアの席をアシェンプテルは空けてくれたドレディアに軽く会釈してから座った。

 アシェンプテルがここに来てから自分の悩みを話すのは珍しく、大抵は自分と親しいアナザーキャスト組やマリオやリンクと言った初代組ファイターに話す。そんなアシェンプテルが自分に話を持ちかけるのは珍しいと思ったトクマは聞くことにした。そして、アシェンプテルが口を開く。

アシェンプテル「……ここに普通の人はいないのか?」
トクマ「目の前にいるだろ」
アシェンプテル「貴様のような普通がいるか!!」

 間髪いれずに答えたトクマにアシェンプテルは机を強く叩きながら反論した。その様子にトクマは笑う。

トクマ「おいおい、おもしろいジョークを言うようになったなアシェンプテル……オレみたいな普通はここではレアだぞ」
アシェンプテル「じゃあ言うが! 普通の人は窓から出入りなどせん!」

 どうやら、日頃溜まった愚痴を言いたいようだ。この生活にまだ慣れていなかった様子のアシェンプテルはトクマに愚痴をこぼし、トクマはアシェンプテルの言葉にマジメに答える。

トクマ「非常事態でスムーズに行動できるよう練習してるんだよ」
アシェンプテル「ほぼ毎日出入りしてるだろ! 火事でも起きない限り使わないぞ!」
トクマ「ここにいるファイターは天災みたいなヤツらばかりだ。普通に走ったら捕まる……だったら二階三階の窓から飛び降りて逃走ルートを広げた方がマシだろ」
アシェンプテル「その思考が普通ではないだろ! 他にもあるぞ……貴様がサンドリヨンと一緒にいる時、八割の確率で邪魔をしてくるシュネーヴィッツェンという女……あの女の攻撃をどうやって避けている?」

 今度は恐る恐る聞くような感じになったアシェンプテルに首を傾げながらもトクマは答えた。

トクマ「直観だが?」
アシェンプテル「……言っとくが、あの女はスキルで強化したドローショットを挟み撃ちの形で放ち、さらには避けたお前を槍で刺し貫く二段構えだったにも関わらず、お前はマトリックスのように避けたのにか?」

 なお、シュネーの強化したドローショットは小型の弾が二つ追加され、範囲が広くなる。その疑問にトクマは軽々と答えた。

トクマ「ギャグカオス組のイタズラや当麻の不幸に巻き込まれたり、裸族とのデッドレースにマリオさん達からの飲み会への逃走、最近じゃトレ子率いる変隊メンバーからも逃げてるから危機管理能力と脚力が発達するようになったんだよ」
アシェンプテル「お前は環境に適応しようとする野性動物か!!」

 そう言って疲れたのか近く置いてある飲み物に手を伸ばしてアシェンプテルはグイッと喉に流し込んだ。本当はトクマの飲み物だが、別に気にする程でもないと判断したトクマは黙って見る。

トクマ「大体、そういう文句はマリオさん達に言えよ。あの人達はカウンセリングもやってるんだからさ」
アシェンプテル「そのマリオ達がいないから、貴様に言っているのだ」
ルフレ「マリオ達なら用事があるって出かけたぞ」

 小説を読んでたルフレは小説に栞を挟み、トクマとアシェンプテルの会話に参加する。

アシェンプテル「用事?」
ルフレ「あぁ……確か『狩りに出かけてくる』と言っていたな?」
トクマ「狩りってキノコ狩りか?」
ドレディア「……ディ?」
ルフレ「そこまでは聞いてないな……あ、フォックス!」

 トクマとアシェンプテルの疑問に考えているとフォックスが歩いている所を見たルフレがフォックスに声をかけた。

フォックス「どうしたお前ら?」
ルフレ「マリオ達はなんの狩りに行ったんですか?」
フォックス「……狩り? あぁ、もうそんな時期なのか」

 最初は疑問の声をあげたフォックスだが、何かを思い出して一人納得する。三人の視線に気付いて説明する。

フォックス「マリオ達が行った狩りはワタボー狩りだ」
アシェンプテル「……ワタボー?」
トクマ「それってこんなのか?」

 首を傾げるアシェンプテル。トクマは心当たりがあるのかフォックスに自分の想像してるワタボーを説明した。

 全身が白い毛に覆われたふわふわした外見に青い肌、尖った耳とアンコウのような一本の触角が特徴のかわいい生物。

フォックス「それはテリーのワンダーランドに出てくるわたぼう。そっちじゃなくて、ヨッシーアイランドに出てくるワタボーだよ」
トクマ「あのワタボーか……」

 フォックスの指摘で自分の記憶で苦い記憶を持ったワタボーだと判明して思わず苦い表情を見せた。

 “ワタボー”

 大量に出現し空中を漂う毛玉のような敵キャラ。触ったり食べたりするとヨッシーの様子がおかしくなってしまう。

 具体的にいうと画面が歪んでBGMもおかしくなり、お酒を飲んだかのように足元はふらついてしまい、操作しにくくなる。

 おまけにゲームによってはかなり序盤に出てくるので、初見でその見た目の何とも言えないインパクトや制御不能に陥って何度もミスに追い込まれたりである種のトラウマとなる人もあるかもしれない。

 しかし、ワタボーが登場しないところまで行くか、しばらく経つと元に戻る。
一応しゃがんでおけば勝手に動いたりしないので落ち着くまでしゃがんで凌ぐという手もある。

 触れただけでダメージを受けるだけの敵キャラ以上にタチが悪い。

アシェンプテル「知っているのか?」
トクマ「ゲームで見た事あるんだが……良い思い出が……なくて……ヨッシー……白い悪魔……酔う……操作ミス……最低評価……何度も……」
アシェンプテル「お、おい……」

 アシェンプテルの疑問に答えるトクマだがトラウマスイッチを誤って押したのか、虚ろな目でブツブツと呟き始めた。その様子に戸惑うアシェンプテルだが、フォックスとルフレ、ドレディアは気にしない様子だった。

ルフレ「そいつを狩るって事は駆除か?」
フォックス「いや、お酒の原材料にするんだ」
ルフレ「ハァッ!?」

 まさかの答えに思わず大声で驚くルフレ。

フォックス「お酒に漬け込んだワタボー酒はいくら飲んでもほろ酔いのままで、翌日には二日酔いどころか頭がスッキリするんだ」
ルフレ「それ、どんなハブ酒? ヤバイ酒じゃないよな?」
フォックス「クレイジーに検査して貰ったが異常はなかった」
トクマ「……制御不能……卵でない……オナラ……パックンフラワーを倒す……う、頭が……!!」
ルフレ「お前寝てこい」

 トクマの様子に呆れた目で眠るように伝えるルフレ。

トクマ「……そうする」
フォックス「頭痛薬はいるか?」
トクマ「……ありがとう」

 気分が悪いのか珍しくケンカ腰ではない様子のトクマにフォックスが市販の頭痛薬を渡すと素直に受け取り、水道の水で薬を飲んで自室へと帰っていった。

アシェンプテル「……なぁ……そのワタボーはこちらに来ないのか?」

 その質問にフォックスは気さくに答えた。

フォックス「大丈夫だ。ろくなことが起こらない限り来ないけど、そんな珍しい事は起きないって」

 気軽に言うフォックス。

 しかし、彼らは知らなかった。今日は短くも長い時間が始まろうとしていたことを……


 コメントはまだだよ!

ワタボーハザード ( No.301 )
日時: 2017/10/02 19:16
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)


 ※お食事中の方はご注意ください。


 現在は正午。昼になって目が覚めたトクマは先程の頭痛に苦しむ様子はなく、歩いていた。

トクマ「……ウゥ……よく眠った」

 身体を伸ばしながら進むトクマ。その途中の曲がり角でルフレと会う。

ルフレ「……」
トクマ「……」

 瞬間、先程の表情がウソのように消えてお互いイヤなモノを見たような表情になった。

トクマ「……クソが、鬱だ」
ルフレ「それはこっちのセリフだ」

 お互いが睨みながら敵意を持って悪態をつくと、さっきより目付きが鋭くなる。

トクマ「なんで眠気から覚めて、テメェの面を見なきゃいけないんだよ」
ルフレ「こっちこそ、前から読んでた小説を読み終えて満足していたらテメェを見て台無しだ」
トクマ「……やんのかバカ白髪」
ルフレ「……やるかアーパー天パ」

 一触即発。まさにそんな空気になろうとした瞬間、お互いの腹の虫が鳴り響いた。

トクマ&ルフレ「…………」

 一気に場の空気が別の意味でマズくなり、戦意を削がれた二人は敵意を納めてともに歩き始めた。

トクマ「……先にメシだな」
ルフレ「……あぁ……」

 仲良いのか悪いのかよくわからない二人だが、とりあえずケンカしなかった二人は食堂に入った。周囲には誰もおらず、キッチンに物音がする。誰かいると判断したトクマはキッチンへと足を踏み入れた。

トクマ「今日ってなんのメシで——」










































ファルコン「かっくし味に、あ・い・じ・ょ・う・を〜イィィン!!」

 そこでは、キャプテンファルコンが裸エプロンで料理をしてた。

トクマ「……」
ルフレ「おい、どうした?」

 その光景を見たトクマは無言でキッチンから出て、偶然持ってたスーパーの袋を近くにあったゴミ箱にセットし、それに顔を突っ込んで——

トクマ「オボロロロロロ!!」
ルフレ「吐いたァァァァ!?」

 ——吐いた。

 食事中の皆様には申し訳ないが考えて欲しい……アメリカンな筋肉ムキムキのナイスガイがなんの脈絡もなく裸エプロンでラブソングもどきを歌って料理を作る光景を見たら、誰だって吐き気を持つと思う。そんな光景を喜ぶのは一部の人物だけだ。

ルフレ「お前、なんでいきなり吐いたんだよ! 一体何を見たんだ!」
トクマ「……まっ——」

 トクマが吐いた事に驚いたルフレがキッチンへ行こうとするのをトクマは止めるが遅く、ルフレがキッチンへと入っていった。

ファルコン「かっこわる〜い、I LOVE YOU!!」

 瞬間、ルフレはダッシュでキッチンから離れ、何故か持っていたスーパーの袋を近くのゴミ箱にセットして顔を突っ込んだ。

ルフレ「オボロロロロロ!!」
トクマ「ちょ、ここで吐くんじゃオボロロロロロ!!」

 トクマの近くで吐いた為、トクマがその光景を見てまた吐いてしまった。

 食事中の皆様、まことに申し訳ありません。

トクマ「てめ、貰いゲロしちまっただろうが……どうしてくれんだこの野郎」
ルフレ「それよりも先にアレだろ! ファルコンは裸族でもギャグカオスでもないんだぞ!!」

 ルフレの服を掴んで怒りを表すトクマに逆ギレしながらも現状を指摘するルフレ。確かにルフレの言う通りファルコンは裸族でもギャグカオスでも、ましてや変隊でもない……出番が少ないから目覚めた訳でも……

フォックス「お前ら、無事か!!」

 するとフォックスがトクマとルフレを見つけ、二人に声をかけた。余談だが、ルフレの服を掴んでいる手は肩にある。

トクマ「フォックスさん。キッチンでファルコンが嘔吐しそうな格好で料理してます!」
フォックス「そうか、ファルコンは手遅れなのか……」
ルフレ「……何があったんだ」

 トクマの言葉に暗い表情をするフォックス。その顔から何が起きたかを知っている事を見抜いたルフレがフォックスに聞いた。

フォックス「……ワタボーだ……」

 その言葉に二人はひきつった表情をフォックスに見せた。

ルフレ「館に侵入したのか!? 侵入はできないと言ってたのに!」
フォックス「どうやら、誰かが窓を壊してたようでな……そこから館内に入ってきたんだ」

 窓を壊した誰かに対して静かに怒りを持ちながら、今は抑えるトクマとルフレ。

フォックス「オレは風邪気味だったからマスクしてて助かった……お前達は?」
トクマ「部屋で眠ってました」
ルフレ「部屋にかえって小説の続きを読んでました」
フォックス「なるほど。部屋にこもってて無事だったわけか……他のメンバーも探そう。マスクをすればワタボーの影響は受けないハズだ」
ルフレ「わかりました……トクマ、そろそろ服から手を離せ」

 フォックスからマスクを手渡され、ルフレはトクマに服を離すように伝える。

トクマ「え、何が?」

 しかし、トクマは両手でフォックスから貰ったマスクを着用してるのを見て、固まる。

三人「……」

 トクマもルフレの服を掴んでいる手を見て固まり、三人はゆっくりと手の主に顔を向ける。

ファルコン「……はぁ……はぁ……どこへ行く気だい? チェリーボーイしょくぅん?」

 裸エプロンで粘着質のあるねっとりとした声で語りかけるファルコンがそこにいた。

三人「ギャアァァアァアァァァ!!」

 予想以上の恐怖に三人は雄叫びをあげ、トクマは条件反射からファルコンに向かって蹴りあげた。

ファルコン「●■○☆※%@!?」

 偶然にもファルコンの——男性全般の急所を蹴りあげる結果となり、あまりの痛みにファルコンは激痛に悶えた。

 これが後に、トクマの必殺技の一つ……『玉砕金剛散壊』。通称『玉金散』の始まりと言われたり言われなかったりするが、完全な余談である。

フォックス「走れェェェェ!!」

 フォックスの雄叫びとともにルフレとトクマは食堂を全速力で出ていった。


 鬼ごっこ(笑)開始。まだ続くからコメントはまだ!

ワタボーハザード ( No.302 )
日時: 2017/10/02 21:29
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)

トクマ「なんだよアレ! 下手なホラーより怖かったぞ!!」

 ファルコンがいた食堂から離れて二階の廊下。トクマ達は立ち止まることなく走っていた。

フォックス「恐らくだが、ワタボーの能力だな」
ルフレ「……ワタボーの能力?」

 フォックスの言葉にルフレが反応し、フォックスはルフレに説明した。

フォックス「ワタボーの戦闘能力は0に等しいが触れた瞬間に自身の綿がミリ単位の粉末に分解され、酒の耐性関係無く酔わせるんだ」
ルフレ「つまり、触れたら呼吸器官から体内に入って酔わせるって事なのか……なるほど。つまり今のファルコンは酔っ払ってあんな風になったという事か……」
フォックス「あぁ……館内の様子を見る限り俺達以外全滅かもな……」

 フォックスが苦虫を噛むような表情を見せる。もうすぐ三階の階段に差し掛かろうとした時、何かの歌声が聴こえた。

『ドゥ・デーデレ、ドゥ・デーデレ、ドゥ・デーデレ、ドゥ・デーデレ……』

ルフレ「な、なんだこれ?」
トクマ「これって確か、炭酸飲料の……」

 謎の歌声に戸惑うルフレ。トクマが心当たりがある事を言おうとした瞬間——









































ファルコン「ペプシメエェェェェェェン!」
三人「ギャアァァアァアァァァ!!」

 キャプテン・ファルコン、飛翔。

 三階への階段の手前でファルコンが昇竜拳で床をぶち破って登場した……お前はリュウでもケンでもないだろ!! しかも、まだ裸エプロンの状態なの!?

 いきなりの登場に驚きながらも三人は見事な切り返しで来た道を戻って全力疾走。三人の姿を視認したファルコンも追うように走る。

ファルコン「待てぇお前らぁ! なぜ逃げる! 俺と一緒に恋ばなしようじゃないかぁ!!」

 ……女の子走りで……

フォックス「あれ酔ってる! 絶対に酔ってる! いつもマイケルジョンソンみたいな走りなのに女の子走りで追ってきてる!!」
トクマ「こえぇ!! 何が怖いってそんな走り方なのに少しずつ距離を詰めて来てるのがこえぇ!!」

 元々身体能力が高いファルコンにとって三人を追うことに支障はなく、どんどん近付いて行く裸エプロン姿のキャプテン・ファルコンにトクマは恐怖を抱いた。

ルフレ「……やべぇ……体力が……」

 そんな時、三人の中でスタミナが低いルフレに限界が近付く。ファルコンもルフレにターゲットを絞ったのか距離を縮めて来る。その様子を見たトクマがルフレに激をとばした。

トクマ「諦めんなよ!! 漁師の人だって蜆がトゥルルって頑張ってんだからさ!! お米食べろ!!」
ルフレ「なぜ修造先生!? こん畜生が!! もっと熱くなれよぉぉぉぉぉお!!!」

 トクマの声援(?)を受け、声をあげながら疾走するルフレ。しかし、距離は離れるどころか縮んでいく……

ルフレ「どわぁっ!?」
トクマ「ルフレ!?」

 そして、走った疲労からルフレは転けてしまった。思わず足を止めるトクマとフォックス。

ファルコン「ウヒャァッホーイ!!」

 チャンスをとらえたファルコンがルフレにルパンダイブで突撃。着地地点には転けたルフレがおり、そのまま……——

フォックス「ゼェアァ!」
ファルコン「ブゲ!?」

 ——フォックスのローリングソバットがファルコンの側頭部にシュー! 見事に当たってエキサイティン!!

 そのまま壁に激突し、ダメージが抜けていないのかよろけながら立ち上がるファルコンをトクマがハスターを武装した状態……ハスターモードのままファルコンを抱き締めた。

トクマ「ハスタァァ……ホォォォォルドォォォォ!!」

 瞬間、トクマの身体から強烈な光が発光してファルコンを包み込んだ。

 “ハスターホールド”

 トクマが考えた技の一つ。相手を抱き締めた状態でハスターフラッシュを行う事で相手のSAN値をミキサーに入れた果物のごとくガリガリと瞬時に削る必殺技。最大威力はくらった相手が一週間の間、鬱状態になる程強力である。

 光がおさまるとファルコンはヤムチャのように倒れ、トクマはその様子をチェキのようなカメラで撮った。

フォックス「……今の内だ。すぐにここから離れるぞ!」
トクマ「いくぞ、バカ白髪」
ルフレ「……待て」

 フォックスの指示でハスターモードのままルフレを運ぼうとした時にルフレから待ったをかけられた。疑問に思ったトクマとフォックスだが、何かの音が聞こえる。

フォックス「……バイクのエンジン音。だが、ワリオはマリオ達と一緒にワタボー狩りに行ってるハズだ。それにバイクも置いている……」
トクマ「……ワタボーにやられたヤツが動かしてるってことか」

 どこかで聞こえるバイクのエンジン音が徐々に近付いている事を知って、苦悶の表情を見せる二人。

ルフレ「……オレを置いていけ」
フォックス「ルフレ!」

 そんな二人にルフレが自分を囮として置いて逃げるように提案する。

ルフレ「二人の足なら、早く移動できる……俺が時間を稼げば……」
フォックス「何言ってる! 絶対に断るからな!!」
トクマ「同感だ。テメェを置いたらルキナとルフルに何を言われるかわかったもんじゃない……イヤだと言っても連れていくからな」
ルフレ「……フォックス……すまない……そしてトクマ……」

 しかし、二人はその提案に反対の意思を伝えて戦う意思表示を見せた。ルフレはフォックスに感謝し、トクマに顔を背けて小さく呟いた。

ルフレ「……セリフ……似合わね……ブフッ……」
トクマ「フォックスさん。このバカ置いて逃げませんか?」
フォックス「さっきまで言ってた事がまったく違うぞ!?」

 手首がねじ切るがごとくの返しだが、徐々にエンジン音が大きくなって構える三人。すると近くの扉が開いた。

シュルク「三人とも。こっちです!」

 扉を開けたのはシュルクだった。

フォックス「シュルク! お前無事だったのか!」
シュルク「話は後です。早くこちらに……残り十五秒で来ます!!」

 シュルクに促されて三人は部屋に入っていく。シュルクは三人が部屋に入ったのを確認して扉を閉めた。

 そして知ることになる……この騒動はまだ始まったばかりだと言う事が……


 今回はここまで!! 感想やコメントOKです!!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.303 )
日時: 2017/10/02 21:08
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: rBo/LDwv)

どうも、八雲でブフォアwwwww


ワタボーの酒……なんか飲みたいと思ったのもつかの間、なんですかこの惨劇(違)はwww某作者のクソコラファルコン級のインパクトが出ちゃったじゃないですかwwwあんなん腐女子でもノーサンキューだろwwwこれで序章ってマジですかwww


ショウマ「今度はどんなカオスが来るんだwwwってか、トクマさんの世界の酒の力ってすげぇwww」

アンリエット「お酒で暴走する人ってそうはいませんわよwww」

続き、マジ楽しみにしてますwww


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