二次創作小説(映像)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2017/10/02 19:21
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30152

   開設日:2016/03/26 11:09


 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。

※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272

【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244


《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62



Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.172 )
日時: 2017/05/01 18:22
名前: 晴哉 (ID: as61U3WB)

どうも、晴哉です! 前回の分と纏めて感想を書きに来ました!


・マスターハンドの発明編

シュルクの発動した未来予知がまさかの裸族襲来www しかも何やらFE界に実在する追い剥ぎ系統の武器を持っての参戦とかwwwww しかしトクマさんsideの裸族って、なんか戦闘力高いイメージがあるのってなんでなんだろう………?

充人「トクマさんsideの裸族は実力で襲い掛かってくるタイプだけど、他の所だとネタ的な意味での爆発力に依存してるだけなんじゃないの?」
裸族『それって俺(私)達の事、軽くdisってるよな(ますよね)!?』

DD、2杯飲むだけで閣下+ブロリー÷2になってしまうとは……… なんと恐ろしい代物なのだ………!

そしてトクマさんを導いてくれた赤ジャージの人って………? 少なくともあのイケメンヒキニートではないと思うんだけど………

○ンタ○ー「ん?誰かが俺の事を呼んだ気が………」



・オトーリ編(序章)

サンシャイン池崎パロでサンドリヨンが語ってくれた様に、本当に慕われてるんですねー(旦 お茶ズズー)

王牙「イヤイヤ、トクマさんの身も心配してあげましょうよ;」

ワンダーランドウォーズから新キャラが続々と………!! コレはそろそろ知識を深めなければならないかな………?
そしてオマケがwww スマブラ組のオトーリって本当に何が起こるんですか!?www


晴哉「本当なら迅達を出したかったんだけど、お前酒弱いもんな;」
迅「はい; 正直自分自身なんでこんなに弱いのか謎に思う程ですよ;」
輝羅「そりゃあ、あんな話が起こるくらいには弱いもんなwww」
迅「えっ?あんな話って?」
龍「この前紅魔館で俺達6人の関係者全員呼んでから晩餐会したろ? まぁその時、迅は酒1杯飲んだだけで咲夜共々ベロンベロンになって倒れちまったからあんまり覚えは無ぇだろうけど」
迅「? なんか覚えがあるような………?」
王牙「先に迅が退室して、後に咲夜が退室したんだよね」
充人「んでその後、本当に寝たのか龍が確認しに行ったんだろ?」
龍「あぁ。………けど流石に俺も驚いたぜ; まさか『どっちの部屋にも2人の姿が無い』なんて思ってもみなかったんだしな;」
輝羅「あの時の龍の焦りっぷりも尋常じゃなかったよなwww 酔ってるから何してんのか分かったもんじゃねぇってwww」
迅「お前らは俺を何だと思ってんだよ!?」
龍「………で、美鈴の部屋まで来ちゃった訳なんだけど、ココで遂に見ちゃったんだよな………w」
迅「………オイ、まさかソレって………?(震)」


王・龍・充・輝『じゃーーーーーーーーーんwwwwwww』

4人が見せてきたスマホで撮られた画像
【迅が咲夜の肩に手をやってまるで抱き寄せてるかの様に2人揃って眠ってる画像】

迅「うわああああああああ!!??//// 早くソイツを消せぇぇぇぇ!!!!////」
龍「誰が消すかよこんなお宝画像!!」
輝羅「ていうか別に俺達が消した所で、もうとっくに拡散されてるし無駄じゃね?www」
迅「ちっくしょぉぉぉぉぉぉ!!!!;;」

当然ながら影無達もこの画像を保存してるので、酔い潰れたそちらのルフレやトクマさんを肴に見せてくれるかもしれませんw

………時同じくして咲夜の方も、NL同盟を筆頭に、鈴仙やフランや早苗からも、この事について散々な程にイジられていたんだとかw


あ、それと3人分の口調書き忘れてたんで載せときます!

・影無
「………あっ、斬夜影無です。宜しくお願いします」
「あっ、幽々子様の食欲には気を付けて下さい; 酷い時は簡単に肴が無くなりますよ?」
「えっ、この姿勢? 何処か可笑しいかな、妖夢?」(後ろから妖夢を包むかの様に座ってる。当然ながら酔ってる)

・妖夢
「幽々子様、あくまでもココは異世界なんですから食べ過ぎには気を付けて下さいよ?;」
「あんまりお酒は飲めない方なんですけど………; まぁやれるだけは頑張りますよ;」
「えっ? 影無はいつもこの姿勢よね?」(影無に抱きかかえられてる。こっちもやっぱり酔ってる)

・幽々子
「今回は私達を呼んでくれて有り難うね」
「あら、この魚も美味しいわね。あっ、こっちの唐揚げも………!!(食欲全快)」
「そういえば、こんな画像があるんだけど、見るかしら?」

※妖夢は影無の事をちゃんと呼び捨てで呼んでくれます。ココ注意お願いします!



無駄話が多くなりましたが、それでは今回はこの辺で!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.174 )
日時: 2017/05/01 21:13
名前: ゆめひめ (ID: iH8DsO3F)

ゆめひめです!

待ちに待った飲み会が始まr・・・ちょっと待てwwww冒頭からいきなりバトル開始ってどういう事ですかwwwwwしかもジェロームさんも参戦しているんですがwwwwそんでマスハンに説教されたwwww

そんでどうやらワンダーランドウォーズからの新キャラが来たみたいですね。あのー・・・白雪姫って個人的にふわふわしたイメージが強いのですが、なんでこうも童話モチーフの白雪姫って、凶暴な一面を持つキャラが多いんでしょうかねぇ・・・;?(おとぎ銃士赤ずきんの白雪姫も口喧嘩の強いキャラでしたし;)他のキャラも個性の強い方々で・・・wwww

そして次回から本格的に飲み会(と言う名のイッキ飲み大会)が始まりますかwwwwていうかおまけでスマブラファイターは何をしたwwwww



ゆめひめ「余談だけどこの飲み会、ホントは子世代全員で向かわせようとしたんだよね。でも他の作者さんの人数から少な目にしようとしたのと、まだ酒関係について調整中のキャラがいるから4人になったんだよね〜www4人+シャンブレーはこれで確定のつもりですwwww」
ンン「つまりどうあがいても酒ネタではシャンブレーは胃を痛めるという事ですね」
シャンブレー「OTL」

ちなみに今のところの子世代の酒の強さはこんな感じ
(強い⇔弱い)
ロラン≧ルキナ≧ウドデジェ>>>アズセレ>>>ブレノワ≧ジェローム

まぁ、カップルで覚えてくれればいいですwwww(ちなみにここに書かれてない人は酒が飲めない)



P,s すみません、口調忘れてましたOTL;ジェロームさんろマークちゃんの口調、今回のを含めていうなら↓こんな感じです;

ジェローム
「チマチマ攻撃するな!」
「ここに来る時に思ったが変わった姿のヤツが多かったな」
「人の事言えんが珍しかった」
「あぁ言ったな?そこまでいうのならやってやろうではないか」(^ω^#)

マーク(女)
「嵐のように去っていきましたね〜」
「お二人はウソだと分かっていたんですか?」
「うわ〜!皆さん大はしゃぎですね〜!!」
「あら〜あっちの父さんまで倒れちゃいましたね〜;」

という感じです;あ、他の2人はそんな感じでOKです。(強いて言うなら、ロランはツッコミ以外は敬語です)

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.175 )
日時: 2017/05/07 10:48
名前: トクマ (ID: PNMWYXxS)


 コメント、ガッエーシ!!


 >パステル社GMさん

 感想ありがとうございます。

 まぁ、オトーリはエンドレス一気飲みなのでそちらから送られたソワールさんのイメージで避けるかと思いました。


 >晴哉さん

 感想ありがとうございます。

 えぇ、前回の裸族が持ってた追い剥ぎシリーズはFEで実際にある武器です。初めて見た時のインパクトから裸族に追い剥ぎシリーズはあながち間違いじゃないかと思いましたね(笑)

トレ子「裸族とは……人の前で肉体を見せ……」
スネーク「ゆえに、恥ずかしい肉体を見せるわけにはいかない……」
ワリオ「肉体美維持の為に鍛えるのは暗黙の了解……そう……」
裸族「具体的にはケツの筋肉で鉄棒を折る程の筋肉が必要と見極めり!!」
トクマ「節穴過ぎて返す言葉がねぇよ」

 ワンダーランドウォーズが知りたいならお近くのゲーセン、もしくは公式サイトやアニヲタWikiで調べると詳しい設定がわかりますよ!

 そして始まったオトーリ! これからカオスになっていきま———ちょwwwなにそのNL展開おいしすぎだろ〈●〉〈●〉

 サンプルボイスありがとうございます! すぐに修正しますのでお待ちください!!


 >ゆめひめさん

 感想ありがとうございます。

 まぁ、白雪姫が凶暴な一面を持つのはアニメや漫画等のキャラ付け的な宿命ですかね……実際にワンダーランドウォーズでもサンドリヨンはクリスラおばさん、吉備津彦は卑怯侍、今回出た深雪乃は婚活おばさんとか言われてましたからねぇ……なんも言えねぇ……

 次回からカオスが始まりますよ! てか、子世代呼ばれたらさらにカオスなって収集がつかなくなりますよ(笑)


 現在、スマホが壊れて代機で慣れない操作に執筆中ですので、時間はかかりますが頑張ります!!

混沌の宴! その名はオトーリ!! ( No.177 )
日時: 2017/06/11 19:00
名前: トクマ (ID: Jhl2FH6g)

 お待たせしましたァァァァ!!

 スマホの故障やデータがバグって真っ白の原稿、カオス過ぎて削っていく作業が長くなって気付けば6月……本当なら5月中に終わる予定だったのに……遅れてしまってすみませんでしたぁ!!

 少し気になるコメントがありますが、気にしない方向でお願いします。依頼は出しといたんで。

 それでは、スゥタァァトォォォォ! 




 前回のあらすじ

 とんちで有名な町人——トク丸と流触ルフレ之助に殿様が言いました。

殿様「手を使わずにこの瓶を水で満たすのじゃ」

 この難題に二人は一体どう答える!?































ルフレ「それでは殿様……」
トクマ「まずはこの屏風から虎を出して下さい……」
マリオ「おいおいお前ら」
リンク「急に遠い目をしてどうしたんだ」

 すいません。開幕から虚空にブツブツと生気のない目で何かを呟くトクマとルフレの二人が出てきたんですが……

ルフレ「そりゃ現実逃避もしますよ!」
トクマ「俺達なりのオトーリって何ですか!?」
マリオ「まぁ、そう焦るな」
リンク「今から説明してやる」

 正気に戻った二人がマリオとリンクに反論すると落ち着かせるように言い聞かせる。

マリオ「今回は皆で同じ瓶の酒を飲もうと思う」
リンク「せっかくの飲み会だからな」
トクマ「ふむふむ」
ルフレ「同じ釜の飯みたいなもんか」

 マリオとリンクの言葉に頷くトクマとルフレ。

マリオ「ところがだ」
リンク「全員の好みが一致する酒ってのは意外と難しい」
ルフレ「ああ」
トクマ「それはそうですね」

 酒の好みというものは人によって大きく異なる。

 ジャンル・銘柄・炭酸の有無に飲み方etc(エトセトラ)……

 全員の好みが一致する公平な酒を選ぶのは確かに難しい。

マリオ「だが、ここで皆の感想が異なるのは寂しいだろう?」
ルフレ「それはそうかもしれませんね」
トクマ「作者様方がいる飲み会ですからね」
リンク「だから、俺達は考えたんだ」

 トクマとルフレの同意の言葉にリンクとマリオが拳を握ってその考えを言った。

マリオ&リンク「『ならば公平になるよう全員がキツい酒にしたらいい』と」
トクマ&ルフレ「公平の取り方おかしくないですか!?」

 予想の斜め上を行く答えに反論する二人。頭痛がしたのは気のせいではない。

マリオ「今からこの瓶を回して好きな酒を注いでもらうわけだが」
リンク「その時に何でもいいから一言“口上”を述べてくれ」

 そう言ってマリオは瓶を軽く叩き、リンクはオトーリについて軽く説明する。

トクマ「口上?」
ルイージ「オトーリは何か一言述べてやるモノらしいからね」
ファルコン「例えば『島と海の美しさに捧げます』とかな」
ルフレ「なるほど」
マリオ「まずはオレ達が……少し真面目に話をさせてもらおう」

 トクマの疑問を横からルイージとファルコンが答え、マリオとリンクがいつの間にか手に持ったビンのフタを開けながら話始める。

マリオ「住む世界がバラバラのオレ達がこうして同じ時に同じ場所に集い」
リンク「同じ団に入り、同じ瓶の酒を飲める事を嬉しく思う」

 二人の顔にはあまり見ない真剣な表情で瓶に酒を注いでいく。

マリオ「この場にいる全員が同好の士であり、仲間だ」
リンク「いずれ、それぞれの道が分かれようとも……共に過ごした時間は無くならない」

 その表情に周りは呆然とする。いつもフザケているマリオとリンクが何かを思い出すような表情を見せる二人に初めて見て戸惑っているのだろう。

マリオ「どうか皆の人生における最高の思い出として」
リンク「今日という日を忘れないでほしい!!」

 高らかに声を上げて瓶に注いだビンを挙げるマリオとリンク。そして、そのビンにはこう書かれてあった——














































 ——スピリタス(アルコール度数96)。

トクマ&ルフレ「アホかァァァァァァァッ!!」

 すいません。シリアスのような珍しくマジメな雰囲気だったのに一気に台無しになってしまったのですが……よりにもよってなんでスピリタスだよ! 確かに先程言ってた『キツい酒』に該当するけどさぁ!!

ルフレ「何が最高の思い出だ!!」
トクマ「思い出どころか記憶すら残す気ないだろ!!」
マリオ「もう一本いっとくか」
リンク「はっはっはっ、こいつはすげぇ」
ルフレ&トクマ「いれるな!!」

 一人一本で充分なのに更に注ぐマリオとリンク。少しぐらいシリアスな空気を保てよ!!

ルキナ(ゆ)「私、あなた達との出会いを絶対に忘れませんからね!!」
トクマ「なら、なぜスピリタス(それ)を注ぐ!?」
ルフレ「本当に覚えておく気があるのか!?」

 ゆめひめさんとこのルキナもスピリタス注ぎやがったよ!! そりゃ彼女はギャグカオス組だからいれると思ってたけどさぁ! 

ルキナ(ゆ)「次の方どうぞ」
ルイージ「うん」

 ゆめひめさんのルキナがルイージに出番を譲ると静かに瓶の前に立つが暫く固まったかのように動きが止まった。

ルイージ「……」
ファルコン「どうしたルイージ?」
ルイージ「いや、うまく言葉が出てこなくてね……僕、勉強ばっかやってきたから、こういう時に気の利いた事ができなくてね」

 ファルコンの質問にルイージが照れ臭そうに答える。

ルイージ「だからせめて……僕のできる事で」

 そして、ルイージがポケットから取り出したのは——




















































 ——エチルアルコール(消毒用)だった。

トクマ&ルフレ「入れるなぁ——ッ!!」

 リアル飲んだら危ないモノを入れようとするルイージを止めようとするトクマとルフレ。

 その様子にルイージとファルコンは笑いながら言う。

ファルコン「ははは、冗談だ」
ルイージ「こんなもの混ぜたら度数が下がっちゃうよ」

 ファルコンの片手に『ドッキリ大成功!!』が書かれた比較的小さいサイズのプラカードが現れ、ルイージが空きビンを利用したのだと笑いながら説明するが二人の耳に説明が入ってこない。

 二人の視線はルイージの足元に転がっているスピリタスの空きビンに注がれている。

トクマ「消毒用アルコールよりキツイだと……!?」
ルフレ「これ、絶対飲み物じゃねぇ……っ!!」

 なお、度数96のスピリタスに対してエチルアルコール(消毒用)のアルコール濃度は80%である。

 ……本当に飲み物じゃねぇ!?

ジェローム「えっと……問題なく飲み会が終われますように……こんなんで良いか」

 後ろからジェロームの声が聞こえ、振り返って彼が入れようとするお酒——ビールを見て思わずガッツポーズをとろうとする。

ルキナ(ゆ)「おぉぉやぁ? ジェロームはビールですかぁ?」

 しかし、そう簡単にはいかなかった。もう少しでビールを入れようとした瞬間にゆめひめさんのルキナがジェロームに野次をとばした。

ジェローム「あぁ? 文句あるか?」
ルキナ(ゆ)「いえいえ、文句なんてないですよ。ただ……ジェロームはすごく、私よりすごく、酒が弱いってことに驚いただけですから」

 煽りに煽るゆめひめさんのルキナ。その言葉にジェロームの対抗心に着火液剤を浸した木材を置いて火を着けた。

ジェローム「言ったな? そこまでいうのならやってやろうではないか」

 その言葉と共にビールを置いてスピリタスを三本程瓶の中に注いだ。

 ……アホかぁァぁぁぁぁぁ!!

 まさかのどんでん返しに思わず叫びそうになったトクマとルフレ。

トクマ(クソ……少しだけ楽になると思ってた自分が浅はかだった……)
ルフレ(後悔するのはまだ早い……俺達がやるべき事はあれをなんとかする事だ……)

 頭を悩ましながら瓶を睨み付けるトクマとルフレ。そして二人はある決断を決める。

トクマ(こんなモンで乾杯したら命の保証はない……!!)
ルフレ(かくなる上は……!!)

 トクマとルフレの二人はアイコンタクトをとり、お互いの意志が同じことを確認して頷く。

トクマ(何食わぬ顔で水でも入れて……)
ルフレ(度数を安全圏まで下げる!!)

 そう言い、水のペットボトルを構えて瓶の中に入れようと動いた。


 ミッション、スタート(笑)! まだ続きますよ。

混沌の宴! その名はオトーリ!! ( No.178 )
日時: 2017/06/11 19:35
名前: トクマ (ID: Jhl2FH6g)


 念の為に注意です。
 今回の話には【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】で出す予定のシーンが流れますが、知ってても知らなくても大丈夫です。むしろ、知った方が面白くなりそうなので広い心を持ってお読みください。



ファルコン「ほら、お前らも」
ルフレ「ハァーイ」
トクマ「ワカリマシータ」

 ファルコンに促されるまま瓶に近付くトクマとルフレ、水のペットボトルをラベルが見れない持ち方のままフタに手をかける。

 ……そういや、瓶の中はどうなってるんだ?

 ふと、トクマは興味本位で思って静かに瓶の中を覗いた。いや、覗いてしまった。

 チラッ(トクマが瓶の中を覗く)
 ブワァッ(揮発したアルコールの気体)
 ジュワッ(トクマの目に直撃)

トクマ「目が、目がァッ!?」
ルイージ「ぐふっ!?」

 揮発したアルコールがトクマの眼鏡という名のバリケードを避け、目にダイレクトアタック。思わずどこかの大佐みたいな事を言いながら目を押さえてバックするとルイージがおり、身長差でトクマの肘がルイージの頬にエルボーの形でめり込んだ。

トクマ「うおっ!? す、すみません! 大丈夫ですか!?」
ルイージ「うん。大丈夫だよ」
ファルコン「おいおい何やってんだ」

 狼狽えるトクマだが、ルイージは鼻血を流しながら平気だと答える。

トクマ「すみません……」
ルイージ「なに、気にしないでいいよ」
ルフレ「怒らないんですか?」
ファルコン「このくらいでキレるようなガキはスマブラにいないぜ」

 はっはっはっ、と朗らかに笑うファルコンとルイージの懐の深さに感動するトクマとルフレ。トクマが水のペットボトルを手にして開けようとした瞬間——

ルフレ「……お二人とも」
トクマ「じゃ、オレのもいれますね」





































ファルコン「おうコラ、トクマ」
ルイージ「ふざけた真似するんじゃないよ」
トクマ「肘打ちはOKなのに!?」
ルフレ「キレるポイントおかしいだろ!?」

 仏のような表情が反転して修羅のような怒気を孕んだ表情へと早変わりし、トクマの腕と頭をギリギリと強く掴みながら低く重い声で制止する。あまりの変化にトクマとルフレは驚いた。

トクマ「そ、それならせめて……」
ルフレ「……これでなんとか」
ファルコン「う〜〜ん……」
ルイージ「まぁ、ギリギリ認めようかな」

 せめてものの足掻きで度数が比較的小さい泡盛(度数60)で承認できるよう説得した。

マリオ「待て待てお前ら」
リンク「その前に何か一言だろう」
ルフレ「ああ、そういえば……どうしたトクマ?」

 マリオとリンクの言葉で思い出すルフレ、しかしトクマの様子が挙動不審になってる事に気付いた。

トクマ「口上が思いつかん……」
ルフレ「なんだ、こういうの苦手なのか」
トクマ「騒ぐのは得意だけどこういうのはあまりやったことがないんだよ……」

 意外な部分に驚きながら頭に抱えるトクマをしばらく見つめる。

ルフレ「他の人の口上を参考にしたらどうだ?」
トクマ「参考……あんなのが?」

 見るに耐えかねたルフレがトクマに言うとトクマは指を指す。指を指した方向をルフレが見るとそこには——





































深雪乃「今年こそ結婚したい!!」
ルフレ「……すまん」

 ——婚活宣言をする女性がいた。飲み会で堂々と言うような事じゃないよね!?

深雪乃「別にいいでしょナレーション! 私は公式で出会いを求めて山から下りてきた設定なのよ! おかげで『婚活おばさん』という不名誉ネームがつけられたんだから!!」

 まぁ、実際に彼女を操作する際にチャットで『婚活中だよ♪』と喋るセリフがあり、そこから上記の不名誉ネームがつけられたのだ。また、一部のプレイヤーから『行き遅れ』とも言われている……ひでぇ……

深雪乃「素敵な殿方に出会えると思っていたのに……うぅ……行き遅れたくないのに……」
ピーター(手遅れだな……)
アリス(手遅れだね……)
ミクサ(……ん……手遅れ……)
マリオ(剣の道を極めると同時に自分の夫になってくれる男性を探してるみたいでな……昔話の雪女で正体を隠した雪女が結婚した夫と自分の子供と幸せに暮らしてる描写があって……ようはあんな感じに憧れているらしい)
ルフレ(……難しいな……)
ルフル(……見た目はまだ若いですが……結婚できるかと言われたら少し……)
トクマ「実年齢では手遅れだな。あ、でも年上好きがいたらワンチャ——」
深雪乃「氷のように冷たく! 鋭く!」
トクマ「イッタァァァァ!?」

 本音を隠さないトクマの眉間に氷の柱が突き刺さった。スコォン、と何処か気持ちの良い音だったのは知らなくて良い事である。

大和「お前、思った事を口にする事を自重したらどうだ?」
トクマ「……できたら……苦労しない……」
マーク(女)「大丈夫ですか? 見た目がシャア専用ザクみたいになってますよ」
トクマ「……周りがブレて見えるけど問題ない」
エゴ「問題しかないですね」

 呆れるルフレと心配するマーク(女)に足を子ジカのように震わせながらも大丈夫だと伝えるトクマ……様子だけでも大丈夫じゃないように見える……
 その後も深雪乃に続くかのように欲望を暴露するかのような口上を言う人が現れた。

黒子「お姉様! 黒子と結婚してください!!」
美琴「できるか!!」
ルフレ「あと、お前は未成年だろ! 参加するな!!」

 未成年なのにオトーリに参加し、酔った所を美琴に介抱してもらおうと画策する黒子。

シュネー「お姉様! 付き合いを前提に結婚してください!!」
美侯「お前もかよ!!」
美琴「しかも逆になってるし……あなたも大変ね……」
サンドリヨン「……美琴さん……」

 黒子と似たような事を言ってスピリタスを瓶に注ぐシュネーと自分と同じ悩みを抱えた者同士共感する美琴とサンドリヨン。

ロビン「ガラスの姫君! 結婚を前提に私と付き合って下さい!!」
サンドリヨン「……ふぇうわぁ!?」
トクマ「えぇえぇぇぇぇぇぇ!?」
中原「テメェもかっ!!」

 そしてサンドリヨンにプロポーズするロビン……まさかの人物に周りが騒然とした。

シュネー「ムゥ……お姉様を狙う輩がまた一人……」
マリオ「マジか! サンドリヨンとは初対面だと言うと一目惚れってところか!!」
ロビン「はい、彼女に一目惚れしました」

 シュネーがサンドリヨンを狙うライバルが増えて不機嫌になるもマリオの言葉に答えるロビン。

ゼルダ「いきなり言うなんて相当自信があるようですね」
ロビン「いえ、彼女には私の気持ちを知っておいた方が良いと思って言いました」
リンク「随分ストレートだな……」
ロビン「承知の上です」

 ゼルダとリンクの言葉に爽やかな笑顔でロビンは答えた。

サンドリヨン「……えっと……ロビンさん……私は……」
ロビン「ガラスの姫君……今は答えなくて良いです……私は自分の気持ちを伝えたくて会ったばかりの貴女に話した。迷惑だと思いますがお許しください」
サンドリヨン「いえ、その……考える時間をよろしいでしょうか? いきなりお答えするのは難しくて……」
ロビン「構いません。貴女の返事をいつまでもお待ちしております」

 サンドリヨンの言葉に快く頷いたロビンをシュネーは忌々しく睨み、トクマはその様子に苦笑した。

ピーチ「さぁ、恋のデッドレースに乱入者が来ましたけど更に加速して四角関係になりました!! いかがでしょうか実況のトレ子さん!!」
トレ子「従順妹系のシュネー、ストレートイケメン系のロビン、ヘタレフツメン(笑)系のトクマと目が離せません!!」
トクマ「二人とも何やってんだよ。あと、ケンカ売ってるよなトレ子」

 いつの間にか折り畳み出来る長方形のテーブルとパイプイスを用意してプロレスの実況席よろしくにサンドリヨンを巡る恋愛関係を楽しんでいるピーチ姫とトレ子に呆れるトクマ。

トレ子「失礼、ヘタレフツメン(爆)系でしたね」
トクマ「おまえ、後で屋上来いよ」
ロビン「なるほど……貴女もガラスの姫君の事を……」
シュネー「……やはり始末するべき……」
トクマ「落ち着け、その槍を床に置けシュネー。だいたいあの二人が勝手に言ってるだけで——」

 ロビンとシュネーが何故かトクマをライバル視しはじめ、その誤解をトクマは解こうとする。

アリス「とはいえ、クマちゃんが一歩リードなのは確かだね」
ピーチ「それは何故でしょうか? 特別ゲストのアリス&ピーターさん?」
ピーター「何故ならクマの旦那は——」
トクマ「おっと手が滑ったぁぁぁ!!」

 しかし、謎のゲストとして説明しようとしたアリスとピーターをトクマは飲み会でツマミを食べる為のフォークやナイフをピーターとアリス、トレ子に向かって投げるも避けられた。

トクマ「……ちぃ、外したか」
シュネー「……何か隠してない?」
トクマ「いやいや隠してねぇよ! 第一にオレは——」







































『何故立ち上がるんだい』

 ジト目で睨むシュネーをトクマは説得しようとした瞬間に後ろからトクマにとってもルフレにとっても忘れられない声が聞こえ、ギギギ、と油のきれたロボットのような動きでトクマが振り向く。
 そこには、簡易的な試写会で子供組と純粋組、他の作者様のキャラ達が映る映像を映画を見るかの様に見ていた。映像には筋骨隆々な老婆が自身の手でボロボロにされた男性が諦め悪く立ち上がっている映像が流れている。

ロビン「……誰でしょうか?」
シュネー「……スカーレットさんの祖母であり、私達『灰かぶり』の最高責任者であるグランマ司令官……映像だけど一体、誰と戦って——」
トクマ『そんな事もわかんねぇのかクソババア』

 ボロボロの男性——トクマがゆっくりと斧をグランマに構え始める。その映像を見たトクマは顔色を青くし、映像を映し出してる装置を止めようと動くも横から幽香にドロップキックからのキャメルクラッチで止められた。

幽香「まぁまぁ落ち着きなさいよ」
幽々子「おもしろそうだからもうちょい待ちましょう」
トクマ「離して! マジで離して!!」
トクマ『傷付いても……蔑まれても……世界より……自分より……女の子一人……泣いてるなら戦う……それが“ヒーロー”だろうが!!』

 しかも映像が見えるようにキャメルクラッチされたので顔を背ける事ができず、トクマは目の前の黒歴史を見ることしか選択肢が残されてなかった。

幽香「どうやら見せ場のようね」
グランマ『現実を見てない小僧ガキが……その想いと共に散りな!!』
トクマ「後生だから! 後生だからやめてぇェェ!!」

 トクマの必死な声も届かず、映像のトクマは大音量で叫んだ。

トクマ『今は亡き(レイト)——復讐リベンジ!!』
トクマ「」
幽香「あら、息絶えたわね」
ドレディア「……ディア……」

 その言葉を聞いた瞬間にトクマは力なく倒れ、自爆に巻き込まれた武道家のようなポーズになった。

 ……ヤムチャしやがって……

マリオ「この戦いがあって以来、グランマの婆さんはトクマの事を気に入ったそうだ」
ルキナ「ルフレさんも戦いましたから覚えてますよね」
ルフレ「覚えてるよ……あのバアさんとは二度と戦いたくないが……人間じゃなくてターミネーターだと言われた方がまだ納得いくぞあの強さは……」

 ルキナの言葉にルフレはトクマと戦ったグランマを思い出して苦虫を噛んだような表情になる。

ロビン「やはり恋のライバルですね。俄然、燃えます」
シュネー「……今ではなく、隙ができたらやるべきか……」
トクマ「……さっさところせよ……」

 ロビンとシュネーの言葉にトクマは力なく返答した。

影無「げ、元気だしてください」
妖夢「かっこよかったですよ」
トクマ「……知ってるか……親切は時に人を傷付けるんだぜ……想いが強くなりすぎて勢いで言っちまったんだ……なんだよ『今は亡き復讐レイトリベンジ』って……中二病全開ネームじゃねぇか……もはや黒歴史だから見たくなかったんだよ……あの試合の映像が翌日に売られ始めたんだぞ……黒歴史拡散って……死にたい気分だよ……」

 影無と妖夢の励ましも逆効果になって余計にへこんだトクマ。その様子を見てギャグカオス組の面々は互いの顔を見合わせて頷き、トクマの肩を軽く叩いた。

ピーター「元気だせよ。今は亡き復讐レイトリベンジ
アリス「そうだよ。今は亡き復讐レイトリベンジ
ネス「良いことあるって、今は亡き復讐レイトリベンジ
ブラピ「気にするだけ無駄だぞ。今は亡き復讐レイトリベンジ
ルキナ(ゆ)「悪くないですよ。今は亡き復讐レイトリベンジ
深雪乃「……」(同類を見つけたような目でトクマの肩に手を軽く置く)
トクマ「テメェら、オレをイジメて楽しいか!? それと深雪乃さんは『仲間を見つけた』みたいな目で見るな!!」

 身内及びゆめひめさんのルキナからの死体蹴りに容赦なく襲いかかれているトクマを深雪乃が同類を見つけた目で頭に手を置く。



 やめて! トクマのライフはもう0よ!! まだ続きますぜ!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62