二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2017/10/02 19:21
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30152

   開設日:2016/03/26 11:09


 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。

※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272

【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244


《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

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リアル動物ごっこ(笑) ( No.17 )
日時: 2016/05/28 21:55
名前: トクマ (ID: IWueDQqG)

 一番のキャラ崩壊注意WWW

 サムスは激怒した。必ず、かの目の前にいる動物達をこの手でモフラねばならぬと決意した。サムスには難しいことがわからぬ。サムスは、宇宙とモフモフのバウンティーハンターである。宇宙を駆け巡り、フワフワな生物のことを考えフワフワな生物に顔を埋めて暮らして来た。けれどもモフル事に対しては、人一倍に敏感であった。(by走れモフル)

ルフレ兎「訳のわからんモノローグ入れてねぇで必死に走れト熊!!」

 変なモノローグで軽い現実逃避から覚まさせる為にルフレの怒号が廊下に響き渡る。後ろからは両手を大きく広げ、逃げるトクマ達を捕まえようとしている。余談ではあるが瞳孔は開きっぱなしである。

サムス「逃げるな! モふラせロォ!!」
ト熊「コエェエェエエェェェェッ!? 絶対にただじゃすまねぇぞ!!」
吉備津狸「このまま逃げるのも時間の問題だな」
ルフレ兎「俺に作戦がある」

 底冷えするサムスの雄叫びに悲鳴をあげるトクマとじわじわと少しずつ距離を詰めてきたサムスに内心冷や汗を流す吉備津彦にルフレは策があることを知らせる。

ト熊「おぉ! 流石魔導軍師!」
吉備津狸「その作戦とは一体……」

 策があることに喜びを隠せず、素直に耳を傾けるトクマと吉備津彦にルフレは策を伝える。

ルフレ兎「まず、トクマがサムスを足止めする」
ト熊「フム……ん?」

ルフレ兎「その間に俺と吉備津彦はできるだけサムスから逃げ切る。これで完璧だ」
ト熊「どこが完璧だっ! オレを囮に二人が逃げ切るだけで根本的な解決になってねーだろ!!」
ルフレ兎「大丈夫だ。お前ならこの“作戦S”を完遂できるハズだッ!! 安心して逝って来い」
ト熊「SはSでも“S(サクリファイス)”のSじゃねぇかぁッ!! 生贄の二文字が見え隠れどころかフルオープンのうえに字が違うだぁお!?」

 完全に囮作戦ですねわかります。囮を提案したルフレとその作戦に感心を持つ様子の吉備津彦にトクマはキレ気味に大声をあげる。というか躊躇なく囮を選択したルフレに『こいつ本当に軍師か?』と思ったのは私だけではないハズだ。思った人は正直に手を挙げてください。

 さらに指摘しようとしたらトクマの目線を遮るかのようにオレンジの光弾が通り抜けた。走りながら目線を光弾が通り抜けた所に動かすとそこにはパラライザーを構えたサムスが走りながら近付いて来ている。トクマ達が走るスピードをあげたのは言うまでもない。

吉備津狸「さ、さむす殿がぱららいざーを撃ってきたぞ!」
ルフレ兎「当たったらアウトだ! なんとしてでも避けろ!!」
ト熊「だ、だだだ、誰か助けてくれぇー!!」

 迫り来るサムス、逃げるトクマ達、このままではサムスに捕まって時間切れまで死ぬほどモフラれてしまう。その未来を幻視してしまったトクマは思わず助けを求める。そしてその選択は奇跡を起こした——





































 

     サー   イェッサー
シュルク「Sir Yes.Sir!!」

 ——最悪な形ではあるが……

ト熊「ギャァァァァァァ!?」
ルフレ兎「シュルクがダイ・ハードよろしく飛び込んできたああああああああっ!!」

 トクマが助けを求めた瞬間にシュルクはトクマ達とサムスの間にある廊下の窓ガラスを突き破ってダイナミック参上。突然の事にトクマとルフレは叫び声を上げ……ちょっと待て! ダイナミック参上でスルーしちゃったけどここ三階だぞ!! どうやって外から窓ガラス突き破って来たんだよ!!

シュルク「グッドモーニング略して愚問ですねナレーション……プニプニの為なら例え火の中水の中、神様だって倒してみせる!! そういう訳でサムスさんは諦めて下さい。シロクマを狙う気持ちはわかりますがパラライザーまで使うのは流石に穏やかじゃないですね」
サムス「ほぅ、私がそう簡単に諦めると思ってるのかシュルク……モフモフの為なら私はリドリーを十七分割だってしてみせる!! それに逃げるなら捕まえるのが当たり前だろう?」
ト熊「つーか、何でオレが狙われてんだよ……」
サムス&シュルク「「知らないのかッ!?」」
ト熊「知らないし知りたくもねぇよ!!」

 すいません。あなた達はどこぞの直死の魔眼所持者ですか。シュルクにいたってはリアルに神様を倒したから冗談に聞こえない。しかも二人の目的がシロクマになった自分である事をトクマが呟いたらオーバーリアクションで驚かれた。知りたくもないのにサムス達は説明し始める……

サムス「知ってるかしら? 寒い所に生息してる動物は毛がモフモフだという事を……」

シュルク「“ベルクマンの法則”をご存知ですか? 同種の動物であっても寒冷地域に生息するものほど身体が大きくなるという生物学の法則を……」

サムス「シロクマ、もといホッキョクグマは地球上で最大の肉食動物……しかしライオンをモフる事が出来た私でも足場が悪い極寒の地でシロクマをモフる事は難しいわ……」

シュルク「それは小さなコップの中の湯よりフロおけの中の湯の方が冷めにくいように身体の大きい方が体重あたりの体表面積が小さく、熱が逃げにくい為である。その事から寒冷地域に生息する動物には身体が大きいものが多いんです」

サムス「叶わぬ夢……そう思っていた矢先にお前がシロクマになった事をネスの放送から聴いた。これはつまり——」

シュルク「それ故肉球が大きい。でも、生息地を見て無理だと諦めかけたその時に貴方がシロクマになった事を放送で知りました。そこから導き出される答えは——」

サムス&シュルク「お前を(貴方を)全力でモフれば(プニれば)夢を叶えた事になる!! これで万事解決ですね!!」
ト熊「何でそうなるんだ!! 解決どころか迷宮入り待った無しだよ!!」

 理由が思ったより欲望まみれだっことについて。ここのメンバーは欲望に忠実過ぎる人物が多過ぎるんだけど……美候の戦闘欲しかり、マリオとリンクの愛欲しかり、裸族の顕示欲しかり、フィットレの……とにかく多すぎぃ!!

サムス「…………………」
シュルク「…………………」
ト熊「……あの二人がお互いを警戒して動けない内にこっそり逃げるぞ二人とも……二人とも?」

 こっそりと逃げるように促すも返事がない事に気付いて振り向くとルフレと吉備津彦の姿がおらず、瞬時にトクマは察した。

 ——“アイツら、オレ置いてこっそり逃げやがったぁぁぁぁぁぁ!!”

シュルク「あれ!? 残りの二匹がいません!」
サムス「しまった! 逃げられたか!!」
ト熊「しかもバレたっ!? ウオォォォォオオォオォオオオォォォォ!!」
サムス&シュルク「逃がすかッ!!」

 二匹(というより二人)に逃げられた事実に驚愕したサムス達からトクマは必死に逃げた。追ってくる二人から逃げるその姿はハンターから生き延びようとする野性動物そのものである。

ト熊「なっ!? 別れ道!」

 逃げる前方に三つに別れた道を見付け、自分にとっては生きるための分岐点もどきに錯覚したがその考えを振り払って即座に判断した。

ト熊「よし、右に『ウアァァァァァァ!!』え!? その声はルフレ!? なら左に『ぬぅあぁああぁぁぁぁあぁ!!』今度は吉備津彦!? 何で二人の悲鳴が聴こえるんだ!!」

 だが、行こうとした道からルフレと吉備津彦の悲鳴が聴こえて戸惑う。『後ろには自分を狙う二人がいるのに何故悲鳴が——』そう考えてる内に自分は真ん中の道を走っていた。そして目の前に扉があり、そこを抜けると——

ト熊「しまった!? 行き止まりだ!!」

 ——食堂であった。しかし、食堂は自分が抜けた出入口一つ。それはつまり、自分から逃げ道をなくしてしまった事と同意であった。

サムス「追い付いたわ」
シュルク「追い付きましたよ」

 二人が追い付いた。もはやこれまでとトクマは戦闘体制をとる。そして二人はそんなトクマに対して言う。

サムス&シュルク「さぁ! 貴方をモフ(プニ)らせな(てくだ)さい!!





















































            ……あ"ぁ"?」

 その時の二人の顔はマジギレしたガノンドロフより怖かったとトクマは語る。

 ここまで、話は恐らく次で最後だけど感想やコメントOKです!!

すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.18 )
日時: 2016/06/26 18:03
名前: トクマ (ID: clpFUwrj)

 久々に更新する感じだな……最後行きまぁす!!


サムス「シュルク、気のせいか? プニらせて下さいという戯れ言が聴こえたんだが?」
シュルク「サムスさんこそ、モフラせなさいというおもしろい冗談が聴こえましたよ?」

サムス&シュルク「…………………」

サムス「おっと手が滑った!!」
シュルク「穏やかじゃないですねサムスさん!!」

 いきなりサムスがパラライザーを射つもシュルクは未来視で回避、すぐさまモナドアーツを発動させて戦い始めた。いきなりの事で呆然としていたトクマも動こうとしたら顔の右すれすれにパラライザーの流れ弾が壁に突き刺さった。

サムス「くっ……予想以上に厄介だなモナドアーツ」
シュルク「もらった!!」

 トクマが青ざめている間に戦いはシュルクに軍配があがり、剣をサムスに向けて動きを牽制している。

シュルク「ボクの勝ちです。大人しく退いて下さい」
サムス「ここまでか……目の前にあるというのに……」

 シュルクの言葉にサムスは諦めたのか目を閉じる。その際に一部分だが記憶が流れ始める。

 賑やかな人だかり、喜びから笑う子ども、何か熱いものを見つけたのか目を輝かせる老若男女、そして、【アイ・ラブ・モフモフ】のハチマキをつけて背中に【動物モフモフ促進運動】と書かれた旗を背負ったサムスがいた。

ト熊「ちょっと待て! なんだこのツッコミ所しかない回想!? 動物モフモフ促進運動ってなに!? そんな運動を街中でやってたのかサムス!!」

サムス「運命は……変えられないのか」

 トクマの声を無視して(こんな場面で見たくなかった)弱音を吐くサムス。瞬間、シュルクの上から何かが落ちてきた。未来視で見たのかそれとも寸前で気付いたのかシュルクは後ろに退く事で避け、落ちてきたモノを確認する。

 それは深い青色の長髪にマルスに似た服装で貴族のようなオーラを纏い、まだ幼さが残るも凜っ! とした雰囲気を放つ女性——ルキナがいた。そしてルキナはサムスを鼓舞するかの様に透き通った声を響かせながらシュルクに向かって右手に掴んでいるモノ——








































ルキナ「運命は……変えられます!!」

 ——ぐったりと死んだかの様に気絶しているルフレ兎を高々と挙げた。

ト熊「ルフレェェェェェ!!」

 【悲報】マック、当麻に続いて第三の犠牲者であるルフレが出てきてしまった。

 そんな文字が浮かび上がりそうな状態のルフレを見てトクマは思わず大声をあげてしまった。


 続きます。コメントまだ。

リアル動物ごっこ(笑) ( No.19 )
日時: 2016/06/26 18:07
名前: トクマ (ID: clpFUwrj)

ルキナ「え……えっ!? こ、こここここここここここの兎はルルルル、ルルルフレさんなんですか!?」
ト熊「今ごろ!?」

 掴んだ兎がルフレだと気付いたルキナは下手すれば某無人島で銛をついて生活する芸人にもひけを取らない勇ましい態度から180°変わって赤面して慌て始める。その様子に本来なら暖かい目で見るのだがトクマは今気付いた事実に驚くだけだった。

 なお、ルフレ兎は未だにルキナの右手に離さんばかりの握力で掴まれている。

ルキナ「し、仕様がないじゃないですか! 目の前を兎が横ぎったらモフるしかないですよ!!」
ト熊「あるよ! モフる以外の選択肢は那由多にあるよ!! てか、何でモフる一択なんだよ!」
ルキナ「そ、それには深い事情があって……」

 ルキナの言い分にトクマはツッコミをいれるが急に暗い表情になったルキナに黙る。サムスとシュルクも黙ってその様子を伺い、そしてルキナの口がひらいた。

ルキナ「その、サムスさんと一緒にモフモフしてる内に目の前を動物が横ぎったらその動物をモフらずにはいられないんですよ!!」
ト熊「どんな本能!? 欲望一直線じゃねぇかイーリス王女!!」
ルキナ「だから、こうやって我慢してる事も辛いんですよ……ッ!!」
ト熊「あれ!? もしかしてオレピンチ!? 欲望一直線なんて言ってゴメン! 耐えて! 耐えてルキナ!!」

 理由が思った以上に野生動物並だった。しかし、それを辛そうに耐えているルキナに対して自制心を崩さぬように必死にトクマは応援する。ルキナの自制心が崩れば自分は未だに死んだように気絶しているルフレ兎の後を追ってしまう事を想像してしまい、恐怖に身体を震わせる。

サムス&シュルク「なん……だと……」
サムス「私達でさえできなかった我慢を……しているだと!?」
シュルク「これはとんでもないルーキーだ……サムスさん。貴女は凄まじい人物を見つけてきましたね」
サムス「あぁ、私も驚いている」
ト熊「テメェらは今すぐ我慢の意味を辞書で調べてこい! 赤線引け! マーカーでチェックして覚えろ!!」

 サムスとシュルクの言葉にトクマはツッコミをいれてしまったが、彼と同じ立場なら責める事はできない。私も同じ立場なら言わざる得ないだろう。

サムス「どうするシュルク? 諦めて自室にこもってカービィをプニっておくか?」

「その必要はない」

 サムスの一言にどこからか声がした。すると天井から何かが空中で回転しながら落ちてきた……最近のスマブラメンバーの間では上から登場が流行っているのだろうかとトクマが思ったのは余談である。

 そう思ってる内に現れたのは長く伸びた前髪と二房の三つ編みをした金髪、頬に付いた傷跡が外見的な特徴の少女。細身ながら鍛え上げられた肉体を持ち、帽子とハイレグタイプのレオタードを着用している。そして懐には——

















































キャミイ「何故なら、私が来たからだ」

 ——白目を向いて気絶している吉備津狸が抱えられていた。

ト熊「吉備津彦ぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 トクマは叫ばずにはいられなかった。

キャミイ「シュルク、ピンチの時は呼べとあれ程言ったはずだ。お前は私にプニプニという未知であり至高とも言える癒しを教えてくれた。そんなお前を諦めさせる訳にはいかない」
シュルク「キャミイさん……」
キャミイ「あの日々を思い出してくれ」

 キャミイの言葉とともにシュルクの脳裏を過るのはとある光景。どこか寂しそうなキャミイをシュルクはプニプニを勧めた。元々猫が好きだったキャミイがシュルクとのプニプニ好きという同士を得るのに時間はかからなかった。

 そこからは早かった。より多くのプニプニを得る為に行動し、最も効力を発揮できる保湿クリームの研究、猫がたくさんいる場所への調査、そして初めて二人で協力して書き上げ、喜びを分かち合ったエッセイ本の完成等々。

ト熊「……この回想いるのか?」

 呆れながらもトクマは呟くがシュルクとキャミイはすでに独特としか言えない世界へ入ってしまったので聞こえるハズがなかった。もちろん、その呟きを答える人もこの場にはいない。

サムス「じゃあ、お前を完全敗北させて気持ちよくシロクマをモフろうかなぁ!!」
シュルク「こっちだって、あなたを敗北させてシロクマの肉球を枕にして眠るという野望を叶えてみせる!!」
ト熊「野望ショボ!!」
ルキナ「未来を変えてみせる!!」
キャミイ「ミッションスタート!!」

 トクマの声を無視してサムスとシュルクは食堂を出て乱闘場に向かう。その二人を追ってルキナとキャミイも食堂を出る。なお、ルフレと吉備津彦は手放す事なくそのまま連れていかれた。

 次でラスト! 感想はまだ。

リアル動物ごっこ(笑) ( No.20 )
日時: 2016/06/26 18:12
名前: トクマ (ID: clpFUwrj)

 これでラストだ! グォレンダァ!!

ト熊「……嵐のように去っていったな」

 何時もより濃いサムスとシュルク、ルキナとキャミイに疲れからしばらく放心するトクマ。するとリュウとケン、ザンギエフの三人が食堂に入ってきた。

リュウ「む、熊……いや、トクマか」
ケン「本当に熊になってるな。驚いたぜ」
ザンギエフ「オレの母国であるロシアにも熊がいたがここまで大きいのは初めて見たな……ん? 何か疲れていないか?」

 クマの姿のトクマに驚く三人だが、襲いかかったりしない様子を見せないどころかザンギエフが疲れている事に気付いて心配した事に内心感動しそうになったがトクマは何とか耐える。

ト熊「ま、まぁ……少し……」
ザンギエフ「本場のボルシチをご馳走してやろう。少し待っていてくれ」
ト熊「ありがとうございます」

 そう言ってボルシチを作る為にキッチンに入るザンギエフを見送り、やっと落ち着く事ができる事に泣きそうになるが不意に後ろに視線を感じて振り向く。

 後にトクマは思う。『あの時振り向かなかったらキレイに終われたのに』と。

アイク「……………」
ト熊「アイク?」

 振り向くと全体が激しい戦闘でもしたのか全体がボロボロで目を丸くして驚愕するアイクがいた。

 ……いつもは無表情のアイクにしては珍しい表情だなとトクマは思った。

 そして何故か自分の背中の冷や汗が川のごとく流れ始めた。そう思っていたらアイクが無言で両手剣——ラグネルを手にとってジリジリと近付いて来る。

ト熊「え? ちょ、おま、何でラグネルを構えてるんだよ? おい、反応してくれ。おい! 頼むから無言で近付いて……」












































アイク「NiiiiiiiiKuuuuuuuuuuuuuu!!」
ト熊「バーサーカァァァァァ!?」

 すいません。どうやらあまりの空腹にアイクが目の前のクマになったトクマを獲物と認識して狂化状態で襲いかかって来たんですが……迫力が増して動けないトクマをアイクがラグネルを振り上げる。

リュウ「波動拳!!」
ケン「おらぁ!!」
アイク「Meat!!」

 普通じゃないと判断したリュウとケンはアイクの攻撃を波動拳で妨害し、後ろに飛ばして構える。

リュウ「大丈夫か!」
ト熊「リュウさん! ケンさん!」
ケン「ここはオレとリュウが足止めするから早く逃げろ!」
ト熊「ありがとうございます!」

 リュウとケンがアイクと戦っている間に少しでも逃げようとトクマは食堂の出入りに走り出す。出る際にザンギエフのボルシチを食べてない事を思い出し、それでも涙を飲んで一秒でも遠くに逃げる為に走った。

ザンギエフ「ん? どうした?」
ケン「ザンギエフ、お前もアイクの説得を手伝ってくれ! トクマが喰われる!」
ザンギエフ「何があった!? えぇい! 後で話してもらうぞ!!」
リュウ「さぁ、闘おう。闘いの先に答えがある」
アイク「KUMANIKUuuuuuuuuuuuuuu!!」

 何か騒がしい事に気付いたザンギエフ(フリフリエプロンドレス着衣)が顔を出すとケンが助けを求め、ただ事じゃないと判断したザンギエフがエプロンを脱いで二人の横に並び、アイクの雄叫びをゴングに戦いが始まった。

 ……とりあえずアイクは狂化しても肉に反応するようだ。




        —\ハドーケンッ!!/—





スカーレット「今日はありがとう。お婆様も喜んでくれた」
サンドリヨン「礼を言うのは私の方です。久しぶりにお姉様達にお会いできたのですから」

 自分達の世界から館に帰る途中であるサンドリヨンとスカーレットは機嫌良く話していた。ジャムを届けに来た二人が訪ねるとサンドリヨンが世話になっていた傭兵部隊“灰かぶり”の隊長格二人に出会った。最近、会わなかった事もあってまるで家族のように話して至福ともいえる時間を味わう事ができたのだ。

 すると今度は楽しかった表情が暗くなる。それを見てスカーレットもさっきとは似つかない無表情になった。

スカーレット「……あの言葉が気になるの?」
サンドリヨン「えぇ……」

 スカーレットの質問にサンドリヨンは肯定する。言葉というのは二人がお婆様と隊長格二人に別れを言う際にお婆様がマスターハンドに伝えてくれと言った言葉である。

 ——『近々、何やら良からぬ事が起ころうとしてるみたいだよ。アタシャそういうのは信じたくないけど長年の勘は黙っててくれないんだよねぇ……気を引き締めておきな』

 疑いたくはないが、自分達が尊敬し、畏敬し、敬愛する人物の言葉に身体が無意識の内に強張っていた事に今更ながら気付いた。少し落ち着こうと目線をずらすとそこには——

ト熊「……ZZZ……ZZZ……」
サンドリヨン「……」
スカーレット「……」

 ——仰向けで木に寄りかかって眠っているシロクマ姿のトクマがいた。どうやら、これまであった騒動も重なって走り疲れて眠っているようだ。二人は予想外の事に少し固まっていたがしばらくしてゆっくりとトクマに近付く。

サンドリヨン「熊? しかし白熊は寒い地域にいるのになぜ?」
スカーレット「そういえばピーチからメンバーの数人がマスターハンドのクッキーで動物になったと連絡があった」

 サンドリヨンが疑問に思っているとスカーレットが自信の連絡機器にメッセージが来ていた事を思い出す。しばらく何かを考える二人だったが、静かにゆっくりと眠っているシロクマの肉球と体毛に触れる。

サンドリヨン「意外にフワフワですね」
スカーレット「肉球も柔らかい」

 ……ここにサムスとシュルクがいたら、同士が増えたと喜ぶか悔しさのあまり涙を流すかの二択だがどちらもありえそうでわからない。

スカーレット「ちょうどいい。ここで休憩しよう」
サンドリヨン「え? 良いのでしょうか?」
スカーレット「大丈夫だ。白熊になっているとはいえ、中身は私達と同じメンバーだから襲いかかったりしないだろう」
サンドリヨン「では、失礼します」

 そう言ってサンドリヨンはトクマにもたれかかり、スカーレットは手のひらの肉球を枕がわりにして寝転がる。歩き疲れたのか、二人が寝息をするのに時間はかからなかったそうだ。

 どうやら悔しさのあまり涙を流す選択のようだ。

 なお、動物化が解けて元の姿に戻ったトクマは二人の女性から照れ隠しのボディブローをもらったのは余談である。

 そして、どこからかサンドリヨンとスカーレットの二人が自分達の夢を叶えた事に泣いたサムスとシュルクがトクマにマスターハンドが作ったABCを食べさせようと行動し、モフプニの二人の魔の手から必死に逃げるトクマがしばらく確認された事も余談である。


 これで終わり!! 次からオマケありますが感想やコメントOKです!!

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.21 )
日時: 2016/06/26 18:16
名前: トクマ (ID: clpFUwrj)


 それではオマケをどうぞ。

 オマケ①“とある人物の末路”

ネス「いやー、お陰でいい写真が取れた取れた」

ネス「え? 何で逃げながら写真を撮ることが出来たのかだって? ふふふ、ぼくはPSY使いだよ? 念写を使えば楽々だよ! まぁ建物全体だけとマスターハンドに範囲指定されてるけど問題なし!!」
シュルク「ホットミルクどうぞ」
ネス「ありがとシュルク! ング……ング……プハァー!! やっぱりおいし……い……な……」

ネス「こ、これって……!!」(姿がポメラニアン)

シュルク「例のクッキーをミルクに溶かすのには骨が折れましたが成功しました……さぁ、ネスくん。肉球をプニラセテもらおうカナ?」
サムス「私も忘れルナヨ? シュルク」
シュルク「当たり前です」

ネス「た、た、たたた助けてぇェェェェ!!」

 このあと、めっちゃモフプニされた。


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