二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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すばらしきスマブラの日常(笑)
日時: 2017/10/02 19:21
名前: トクマ (ID: c1MPgv6i)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=30152

   開設日:2016/03/26 11:09


 画面の前のみなさま初めましておはこんばんちは。トクマと言います。

 このスレでは、トクマの分身とも言えるオリキャラを中心にクロスオーバーで扱うあらゆるキャラ達との日常でもあり非日常の文を思い付くまま気の向くままに書いていきます。小説カキコ初心者ゆえに未熟で満足出来ない所もあるかと思いますが何卒よろしくお願い致します。

〈注意事項〉
・トクマには文才がないので所々文章がおかしかったり訳がわからなかったりするかもしれません。予めご了承ください。
・完全な俺得オリジナル設定が盛り沢山です。キャラ設定や世界観設定は随時アップしていきます。
・キャラ崩壊やメタネタ、パロディやクロスオーバーなどが普通に出てきます。その為『このキャラダレだ?』や『こんなキャラじゃないのに!』と思われます。
・時折カプ要素出てきます。基本的にNLが多いですが、時としてBLネタが出てくるかもしれません。
・キャラは初代から最新作までほぼ全てのキャラがいる前提で話を進めています。また、キャラによっては出番が多かったり少なかったりします。ご容赦下さい。
・小説の感想やコラボ、キャラの貸し出し申請やキャラや世界観の質問はいつでも大歓迎でございますが、誹謗中傷や他の閲覧者の迷惑になるような書き込みはやめてください。

※目次や注意事項やキャラ設定は随時更新及び修正していきます。


   【もくじ】

 【世界観等々の設定資料】 >>1


 『〜スマブラ長編〜』
【これが日常ですけどなにか?】
本編 >>2-3 >>4-5 >>6-7 >>8-12
オマケ >>13

【リアル動物ごっこ(笑)】
本編 >>14-15 >>16-17 >>18-20
オマケ >>21-22

【マスターハンドのワクワク☆発明品】
本編 >>137-139 >>145-148 >>156-158
オマケ >>140 >>159

【混沌の宴! その名はオトーリ!!】
本編 >>167-169 >>177-179 >>189-192
オマケ >>170

【ワタボーハザード】
本編 >>300-302


 『〜スマブラ大長編〜』
【覚醒・ドルピック島編】
予告編 >>23
準備 >>29-30
一日目 >>39-41 >>47-50
二日目 >>56-58 >>65-68
三日目(前編) >>75-77 >>83-85
三日目(後編) >>94-99 >>106-109
オマケ >>86
あとがき >>110

【激闘!アナザーキャスト編】
序章 >>193
黒いシンデレラと金色猿と闇乳首 >>196-198
別の自分とゆるキャラと衝撃発言 >>206-208
ラーメンと恋罵女と思い出 >>215-217
アラジンとガチ泣きと弱音 >>222-224
逃走と闘争と回想 >>231-233
復帰と侍と母の言葉 >>238-240
死闘と切り札と悪童と姫騎士 >>254-257
変隊創設者と心と拳 >>280-282
私と俺とシンデレラ >>288-290
オマケ >>225
あとがき >>291
エピローグ・A >>297


 『〜スマブラ短編〜』
作者とスマブラメンバーで銀魂パロ >>24
2017年バレンタイン短編小説集 >>123-124
スマテスト >>249
スイカは割るより切る方が美味い >>260-262
世にも奇妙な怪談☆話 >>265-268
トクマ版改変コピペネタ集 >>272

【スマブラの日常(笑)〜エピソード0〜】
彼らとのファーストコンタクト >>117-118
彼らとの親交会(という飲み会) >>130-131
彼らとの共通点 >>243-244


《タグ》
 スマブラ とある魔術の禁書目録 ストリートファイター ワンダーランドウォーズ クロスオーバー NL キャラ崩壊 裸族 変隊創立本部 変隊

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Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.92 )
日時: 2016/12/09 22:57
名前: 折紙 (ID: rRIugyj2)


どうも、中間テストからようやく解放された折紙です。遅れてすいませんでした。
はいデータですね、ではセリノと同時に自分の戦闘データも書いておきます。セリノの方はオリジナル設定こそありますが原作を意識しています。

折紙

具現化の魔法と水・氷属性を中心に闘う。音楽や曲を具現化することによってガードできても回避不可能な攻撃を繰り出せる(音で攻撃するため、一部の技は聴覚があるかぎり攻撃を受ける)。なお、技名は全てもとになった曲、歌がある。

・さいたら斬り
ティンパニーのマレットから荒波を具現化して、敵に水属性のダメージを与える。
・メイク・ハー・マイン
相手からの弾丸やエネルギー弾などを、一つだけ自分のものとして所有権を奪う。
・雪と氷の女王(レットイットゴー)
雪と氷を具現化して自在に操る(小さな氷の城で相手を閉じ込める、相手の周囲に吹雪を起こし視界を悪くさせる等)。
・最後の手紙(キャプテン・マードック)
聴覚による幻術。沈みゆく船に閉じこまれ溺れる幻を見る。


セリノ

数種類の武器を使う。観察眼がそこそこあり、相手の攻撃を数回見て、それがどのような攻撃かを判断して対応する。また、それぞれの武器にはスキルがあり、自身の魔力を使って発動する。


武器
・ロサ・ミスティカ(中・近距離武器の剣。スキルは自分の周囲数mほどの人を回復させる)
・エウロス・エレオス(近距離武器の拳。スキルは背に翼を生やし飛ぶことができ、相手を凍らすことができる)
・ハーゲンティ(中距離武器の槍。スキルは自分以外の姿を隠す(ステルス状態))
・グラウシディウム(遠距離武器の杖。スキルは自分の周囲数mほどの人物を眠らせる)


こんな感じ…かな?。あんまり細かく書いても迷惑がかかりそうなのでこんな感じです。



セリノ「武器スキル使ってる僕が言うのも変だけど、作者って空飛べたんだね」←エウロス・エレオスのスキルで飛んでいる
折紙「これか?。天使と悪魔の羽が描かれたカードに魔力使って具現化しただけだ。リーダーたちは全員何かしらの手段で空飛べっからな。移動は便利だ」←悪魔と天使の羽を背中に具現化させて飛んでいる
セリノ「それにしても、トクマさんがやられるほどの相手って…いったい…!?」
折紙「相性の問題も否定できねぇな。トクマさんの武器は破壊光線だせる斧だけだし、それに身体能力も俺より上だが脚力以外は一般人のクラスだ。魔力・特殊能力無しで戦うならシャナオウ辺りでもぎりぎりだろうな」
セリノ「それじゃあ…早くいかないと!?」
折紙「待て待て最後まで聞け。あの爆発が起きる一瞬前に謎の魔力を感じた。闇とは違う、異質な魔力を…」
セリノ「えっと……。だんだんわからなくなってきた!」
折紙「まああれは後で調べる。俺らはトクマさんの救出及び敵の捕縛、または撃破だ。いいな、気ぃ引き締めろよ!」
セリノ「は、はい!」


さーて亜空軍の尖兵共、盟友を傷つけた代償は払ってもらうぞ…!。
それでは!。

Re: すばらしきスマブラの日常(笑) ( No.93 )
日時: 2016/12/09 23:44
名前: トーチ ◆/MkMTfVD.6 (ID: qGvWMQ8k)

二回目のコメント失礼します。トーチです

もし増援大丈夫であればこの二人をむかわせます

トーチ(つまり作者)
今回はサポーター的な役割で助けます。バナナバズーカで転ばせたり、シビレ罠で足止めしたりとか、罠や道具で援護(こんなことできるのは作者トーチがもつマルチトレースという能力による)

メロウ
wlw仲間は別世界であろうと助ける。MPは大量に用意したアイテムで補給しつつドローや津波で助けたり雑魚を蹴散らします。

以上です。無理なら出さなくていいです。

来週か再来週あたりにバージョン2かな?wlw。それでは

覚醒・ドルピック島編【三日目】 ( No.94 )
日時: 2016/12/25 00:15
名前: トクマ (ID: 96KXzMoT)

 折紙様、詳しい設定ありがとうございます。トーチ様、参加確認いたしました。さてさて、物語もいよいよ佳境! 目指すは今月中にドルピック編を終わらせるぞー!! ……できるかな?

 あ、始まりまーす。







 ……——忘れもしない。

 あの戦いで、アイツに後を託し、黒幕とともに消えていく身体で最後に見た光景。

 ボロボロになりながらも運命を変えられた事の喜び、この先の未来にあるだろう希望への安堵、その希望をこの目で見ることが出来ない悔しさ、そして……——


『———、———! ———!!』


 ——俺の、大切な人達への罪悪感。

 それでも、俺はこれで良かったんだと思う……後悔が無いと言えば嘘になるけど、誰かを救うにはこの選択肢しかなかった。

 そう、思ってたんだが……

 あの戦いから数年後、何もない天界でのんびり空を眺めていたら、ふらりと突然来たナーガに『スマッシュブラザーズに行ってみない?』と勧められた。

 最初は渋ったが先代聖王のマルスにフェレ家のロイ、傭兵団団長のアイクといった英雄に異世界の英雄が来ると聞いて、動かずにはいられなかった。

 俺は二つ返事で了承した。

 それを聞いたナーガは俺に有無を言わさない勢いの転移(という名のかかと落とし)を行った事は一生忘れない。

 ……あの野郎、覚えとけよ……

 怒りに燃えながらも久しぶりに踏みしめる感触がある地面を楽しみながら周りを見渡すと——


『ルフレ、さん』


 あまり見せない驚愕の表情を表すルフルとクロム、壁に背を預けてニヒルに笑う仮面のレーサー、その三人の前に泣きそうな目で俺を見つめるルキナがいた。


 ……ああ……そうか……


 ルキナを見て……色々と言いたい言葉が頭から一斉に消え去ったと同時に胸の中に暖かい何かが満たされていく。


 俺は、知らない間に……


『本当に、ルフレさんなんですね』

『……あぁ』


 ゆらゆらと揺れながら歩いて近付くルキナを俺は静かに、優しく抱きしめた。


『……うぅ……ぐずっ……えぇぅ……ひっく……ぅうぅぅぅぅ…………』


 子どもが感動映画を見た後よろしく泣き始めたルキナを泣き止ますように頭を撫でる。


 ただいま、俺の好きな人。




     [とある魔導師の追憶]

覚醒・ドルピック島編【三日目】 ( No.95 )
日時: 2016/12/23 22:31
名前: トクマ (ID: 96KXzMoT)

ギガマック「ウォオオォォォ!」
クロノダイル「■■■■■ッ!」

 激闘。言葉を表すならそれが相応しい程に苛烈な闘いであった。ギガマックへと姿を変えたマックの剛腕がクロノダイルを捉えるが、クロノダイルも負けじと剣となった腕を振るい、マックはそれをスウェーで紙一重に回避する。激しさを増す攻撃の応酬の中でキリトは自分が持つ剣の能力で力と速さを上げながらクロノダイルの足を少しずつ地道にダメージを与える。

 ルフレは地面に何かの魔法陣を描き、当麻とドレディアはクロノダイルの攻撃を警戒している。

クロノダイル「■■■■!」

 クロノダイルがマックから一歩退き、右腕を挙げると紫色の魔力が剣に溜まり始める。

当麻「ルフレ、右腕を挙げたぞ!」
ルフレ「四秒後に斬撃が飛ぶぞ! マックとキリトはヤツの視界から離れ、当麻は右腕の用意!」

 当麻の言葉にルフレは全員に聞こえるように指示すると、四秒後にルフレの言葉通りに斬撃が飛んできた。マックとキリトはその攻撃を避け、当麻がルフレの前に出て左手で無効化する。ガラスが割れたような甲高い音とともに攻撃が無効化される。

ルフレ「トロン!!」

 当麻の後ろからルフレが迎撃する。しかし、攻撃が当たってもクロノダイルは応えてないのか雄叫びを上げる。

ルフレ「……貫通があるトロンでもあまり効いていないな……読み通りだ。反撃を行う! マックと当麻、ドレディアは予定通り頼む!!」
当麻「わかった!」
ドレディア「ディア!!」
マック「オウ!」

 ルフレの返事に全員が同意する。マックがクロノダイルに素早く接近、クロノダイルが左の剣で横に振るうもマックは身体を低くして避けながらクロノダイルの懐に近付いた。

マック「KOアッパーカット!!」
クロノダイル「■■■■■■ッ!?」

 大乱闘においてソレなりのダメージが貯まっている状態で食らえば場外必須のマック固有の必殺技がクロノダイルの顎を捉えた。

ルフレ「『我、闇を繋ぐ者なり。光を捕らえ、汝を封じる線となり、世界を止めることを渇望する。この身を鎖に繋げ、杭を打て、楔を止めよ、されど我は汝を封じる牢となろう!!』」

 クロノダイルがたたら踏み、その隙を逃さずにルフレは詠唱を行って描いた魔法陣を剣で両断した。両断した魔法陣から文字が鎖に変化し、クロノダイルを拘束した。

クロノダイル「■■■■■!!」
ルフレ「力ずくでは壊そうとしても無駄だ。その鎖は俺が持つ魔法の一つである【リザイア】をベースに作った拘束用魔術……威力はないが、お前にとっては充分すぎる効果がある」

 ルフレの不敵な笑みにクロノダイルは自身の変化に気付いた。

クロノダイル「■■!? ■■■!!」
ルフレ「気付いたか……この魔術の動きを拘束する事は副作用に過ぎない、本質は相手の強化した分を奪ってこちらが強化する能力なんだよ。今のお前は少し頑丈なだけの蜥蜴とかげだ」

 自身を強化して戦闘するクロノダイルにとって天敵とも言える魔法に慌てて鎖を引きちぎろうとするも素の状態になった今では抜け出す事も出来ず、その隙を見逃す程ルフレ達は愚かじゃない。

キリト「スターバーストストリーム!!」

 剣の能力で充分な強化とルフレの魔法陣によってクロノダイルから奪った強化分が合わさったキリトの十六の斬撃にクロノダイルは初めて悲鳴をあげた。

 キリトがクロノダイルを斬った胸の部分から黒い本が露出する。

キリト「あれか……ルフレ! お前がサンドリヨンから聞いたコアはあれか!」
ルフレ「そうだ! 後は頼むぞ!」

 ルフレの指示にドレディアは当麻を掴み、そして——

ドレディア「ディィアァァァァ!!」

 ——投げた。ドレディアの見た目とは裏腹の力で投げられた当麻はクロノダイルの胸に浮かぶ本に拳を握る。

当麻「その幻想を……——




























         ——ぶち殺す!!」

 当麻の幻想殺しがクロノダイルのコアである本に触れる。瞬間、本は弾けて灰のように散らばり、クロノダイルが苦悶の声をあげる。

クロノダイル「■■■■■■■!! ■■■——■■—■——……」

 苦しむクロノダイルはそのまま白く発光して消えた。その様子に五人は荒く息をする。

マック「……終わったんだな」
キリト「間違いないだろう」
当麻「目の前で灰になったんだ。終わっただろ」
ドレディア「……アァ」

 自分達の手でやっと倒せたことに安堵の息を吐く。その表情には疲労の色が濃く出ている。

ルフレ「反応も消えてる。さっさとトクマを呼ぶぞ……あいつの方が俺達より過酷な——」

ルフレの言葉が途中で止まり、不思議になる四人。視線は自分達の後ろを向けており、おそるおそる振り向くそこには——





































 ——黒い霞のようなモノを纏った本が浮かんでいた。

全員「……は?」

 呆然とした五人の言葉とともに黒い霞のようなモノは形を形成していく。

 強靭に発達した足、

 恐竜のような尻尾、

 義手のように取り付けられた両腕の剣、

 身体に巻かれた時計、

 そして……ワニの頭部。

マック「おい……ウソだろ……倒したから終わりじゃねぇのかよ!!」
クロノダイル「■■■■ッ!!」

 倒した相手が再生するという誰も予想だにしなかった事態にマックが狼狽える。

 ……予想外だ……まさか、空気中に漂う魔力を吸収して再生したのか!! 灰になったのは効率よく集める為にわざと倒されて!!

ルフレ「……全員、まだ戦えるか?」
マック「限界が近いな」
キリト「同じく」
当麻「俺は大丈夫だ」
ドレディア「ディ、ディア」

 ルフレの質問に答える。マックとキリトは最前線で戦った上に身体に限界がきており、当麻とドレディアは最後に動いただけなのでまだ動ける。

 しかし、ワニの周囲に三体の岩で出来た巨人が召喚された。

当麻「……やっぱ厳しい」
ルフレ「……だろうな」

 当麻の言葉に苦笑いするルフレ。いくら無効化できると言えど複数で攻撃されたら打つ手がない。ドレディアの力でも時間を稼ぐことは出来ても勝つことは出来ない。撤退しようにも彼女を置いていくことはダメだ。

ルフレ「最後まで……足掻いてやるよ」

 身体にムチを打ち、忌々しくクロノダイルを睨むしかなかった。

覚醒・ドルピック島編【三日目】 ( No.96 )
日時: 2016/12/23 22:36
名前: トクマ (ID: 96KXzMoT)

 一方、ホテル・ドルフィーノではとある人物達がこちらのスマブラに訪ねてきていた。

マリオ「助かったぜ。ありがとな……ティンニンとマーリン、エリザベス」
エリザベス「はい」
ティンニン「なの、どういたしまして」
マーリン「気にする必要はない」

 No@hさんからアンリとティンニン、折紙さんからエリザベスとメリオダス、マーリンがホテルで治療を必要とするメンバーの治療に来てくれたのだ。

アンリ「他の方の治療も終えました。いつでも動けます」
アリス「私、復活!!」
ピーター「元に戻ったぜ!」
吉備津彦「迷惑をかけてしまったな」

 別室で治療していたアンリも完治したピーター達を連れて現れた。

マリオ「おれの所は回復系統少なくて助かるなー」
ルフル「速く兄様達の所へ急ぎましょう。あのワニと戦っています」
ルキナ「ルフレさんが!?」
マリオ「その前に、一仕事だ」

 一刻も早く助けに行こうとするルフルとルキナを止めるマリオだが、何気ない一言に首を傾げる。

CDドラゴン「ギャウ! ギャオオオオオオオオオオ!!」
ティンニン「なの!?」
マルス「なにこの声!!」
アンリ「ケントニスだ! 外で何かあったんだ!!」

 突然の叫び声に驚くティンニンと動揺するマルスにアンリは急いで窓から眺めると、大きな竜に対峙する体が鉄に覆われた巨人が二体いた。

メリオダス「ゴーレムか?」
吉備津彦「あれは俺達の世界で言う“巨人”だ……右から自身の周囲を破壊する“暴旋風”、巨岩を遠くから投げて攻撃する“投擲とうてき岩”だ」

 メリオダスの疑問を吉備津彦が答えると投擲岩がホテルに向かって巨岩を投げた。その様子を見たメリオダスは窓から跳びだし、投げられた岩に向かって刃のない柄だけの剣を振るった。

メリオダス「全反射フルカウンター!!」

 その言葉と同時に投げられた岩が巻き戻しのように投擲岩に向かって高速に飛び、避けることなく当たった。

メリオダス「ここは俺達がやる! マーリンは建物や建造物に完全なる立方体パーフェクトキューブをかけてくれ!」
アンリ「僕も戦います。皆さんは速く行ってください! 僕達も片付けしだいすぐに向かいます……行くよケントニス!」
CDドラゴン「ギャオオオオオオ!!」

 そう言ってメリオダスは暴旋風、アンリとケントニスは投擲岩の方へ向かっていった。

ルキナ「速くルフレさん達の所へ!!」
ピーチ「落ち着いてルキナちゃん。彼らはそう簡単にやられないわよ」
マーリン「何か根拠があるのか?」

 ルキナが完全なる立方体をかけ終えたマーリンにテレポートを頼もうとしたらピーチがルキナを宥めた。その様子を見てマーリンが問いかけるとピーチは花が咲くような笑顔で答えた。
























ピーチ「貴方達の他にも援軍がいるのよ」





































 ドパァン、とマンマビーチに突然大津波が襲った。

 クロノダイルの二倍三倍もある大きさの津波に対応出来なかったクロノダイルと三体の巨人は呑まれ、呆然とその様子を見ていた五人はこちらに接近する波を見て我に返った。

当麻「ちょ、こっちに来てる! こっちに来てるって!!」
キリト「流石に避けれな——」

























???「インスタントバリケード!」
???「ライトバリア!」

 突如、自分達の横から三つの人影が現れ、唱えると同時に周囲に頑丈な鉄の壁と光の膜が襲い来る津波を防いだ。

???「間に合って良かった」
???「見つけるのが遅れてたら大変でしたね」
???「間一髪ってところ……少しぐらい加減してよメロウ……大丈夫?」

 会話しながら鉄の壁と光の膜を解除する三人を呆然と見ていたが、その内の一人に声をかけられて意識を取り戻す。

ルフレ「お前達は一体……」

 ルフレの質問に三人は不敵な笑みを浮かべて答えた。

ミズキ「ミズキと言います。トクマさんとはとある事件で助けられたので助けに来ました」
レオナルド「レオナルドって言います。ミズキさんに連れてこられましたが、僕も助けに来ました」
トーチ「トーチです。さっきの津波は一緒に来たメロウが起こしたものですが、悪気はないんです」

 ミズキ、レオナルド、トーチの三人の援軍に流れが変わった事を感じたルフレはまだ戦えると立ち上がって三人に感謝する。

ルフレ「……俺達は気にしてない。むしろ助かった……ありがとう」
マック「おい、来るぞ!!」

 目の前のクロノダイルと巨人三体に全員が戦闘態勢をとる。すると、トーチの懐から軽快な音楽が流れる。全員の視線を受けながら連絡に出る。

トーチ「……わかった……皆さん聞いてください。さっきメロウから連絡が来たんですが、そちらのシネレッタの伝言で援軍が来たそうです」
キリト「……援軍?」

 トーチの言葉にキリトは首を傾げると周りが暗くなった。ふと、上を見上げるとそこには——

































???「ウゥゥゥラァァァァ!!」

 ——クロノダイルに負けないぐらいの巨躯である大鬼がいた。

全員「ハァッ!?」
当麻「お、鬼!?」

 思いもしない援軍に驚きながら巨人に殴りかかる鬼を見ていると、後ろから大勢のミニオンが走ってきた。

???「野郎どもぉ! あのデカオニに遅れをとるんじゃねぇ! 進めぇ!!」
ミニオン「ソレイケー!!」

 大声を上げながらミニオンに指示を出す左腕が義手の海賊服を着た男性がおり、近くにいたシネレッタが当麻達に近付く。

シネレッタ「よかった! みんな大丈夫?」
ルフレ「シネレッタ! これは……」
シネレッタ「援軍だよ。マリオさんに『大至急呼んで来てくれ』って頼まれて急いだの! 途中で私に似た人に出会ってその人と協力して唱えた私達の魔法で大津波を起こして船長の船を運んだんだから!!」
当麻「船長……鉄の義手に海賊服……もしかしてあのお方ってもしや……」
フック「お前さんの思ってる通りだ……おれ様の名はアイアンフック。船員どもからはフック船長と呼ばれている……ピーターの小僧が世話になってるな……あのデカオニは温羅うら童子だ」
温羅「ワシ、ツヨイ!!」

 ミニオンを軍隊のように指示をするフックとクロノダイルと巨人の両方を相手取る温羅童子にマックは無意識に感嘆を口にした。

マック「……スゲェ」
フック「いやいや、それはこちらの台詞だ。尖兵とはいえ強力な強さを誇るクソワニを長時間足止め出来たんだ……戦力としてはお釣りが来ても可笑しくない」

 その言葉に気をよくしたのか、フックは少し笑いながらクロノダイルと戦ったルフレ達を賞賛した。

マリオ「そりゃあ、俺の自慢の後輩だからな!!」

 その声に、全員が振り向いた。

マリオ「ルフレ、マック、当麻、キリト……よく耐えてくれた」

 多くのファイター達を連れて進むその姿は歴戦の勇姿を幻視し、そこにいるだけで圧倒的な存在感と安堵を与える姿を目にした。

マリオ「さて、反撃といこうか」

 いま、ここに、歴戦の超人達スマッシュブラザーズが立ち上がった。


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