二次創作小説（映像）※倉庫ログ
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- 私たちがいない街 【R18注意】【過激グロ注意】
- 日時： 2016/09/01 08:35
- 名前： 4506 （ID: vJF2azik）
プロローグ
ゴポッ…ゴポッ…
死際に走馬灯が見えるらしいが
似たような”モノ”を眼が腐るほど見ちまうとたいして驚きもしないな。
溺死とは……これまた面白くねぇ。
『死は平等に訪れる。受け入れるか受け入れないかは』
『キミ次第だよ』
なんで今更…この言葉が
ザッパーン！！！
どうやら俺にはー
無法者（アナーキスト）の守護天使が居るらしい。
レイン「ーっ！！」ブクブク
- アパート ( No.13 )
- 日時： 2016/09/09 16:58
- 名前： 4506 （ID: hWSVGTFy）
佐知子「あんた、レインちゃんに
感謝しなよ」
悟「あ？」
佐知子「この子がいなきゃコンビニ弁当ばっかべさ」
悟「…ありがとレイン」
レイン「グヘヘヘ」
ドヤ顔というか顔を赤らめてヘンな笑い方してた。
エレン曰く、「ドヤ顔のやり方が
イマイチ分かってない」から
恍惚に達したかのような表情に
なるらしい。
佐知子「当分ここに住むから」
悟「…へっ」
「何だそれ？ 何でだよ？」
佐知子「せっかくのチャンス…
じゃなくて」
「可愛い一人息子が頭打ったんだ。
様子見くらい、いいっしょ」
レイン「チャンス？」モグモグ
エレン「気にするな、言葉の
あやだ」
悟「だから大丈夫だって…俺
だって仕事も漫画もあるんだぞ」
佐知子「あんただって 仕事してるあたしん家に」
「18年も住んでたっしょ？ 邪魔なんか
しないし…」
この時はイラッしたが
改めて考えると母さん、いろいろと
すげえな。
52歳とは思えないくらい昔のまんまだし
本当に人間か？
- 遠い日の想いひで ( No.14 )
- 日時： 2016/09/09 19:30
- 名前： 4506 （ID: hWSVGTFy）
雛月加代と何か話した憶えが少しある。
この時はまだ、思い出せないでいたが
後々に本人からその『言葉』をもう一度
聞く事になるとは思ってもみなかった。
- アパート ( No.15 )
- 日時： 2016/09/11 09:38
- 名前： 4506 （ID: hWSVGTFy）
『次のニュースです』
『今月8日午後から行方不明に
なっていた、○本綾華ちゃん7歳が今日午前ー』
『無事保護されました』
レイン「物騒だねぇ〜」
『綾華ちゃんは都内の病院でー』
佐知子「悟さ…覚えてる？」
悟「……何」
てか、母さんの膝に身体丸めてるとこを見ると
本当にネコみたいだった。
レイン「にゃっー」
佐知子「あんたが小学校5年の
だったの時か近所で起きた事件」ナデナデ
「今でも時々テレビで取り上げ
られる事件の割に記憶…薄い
でしょ？」
レイン「もしかして、北海道連続
誘拐殺害事件のこと？」
佐知子・悟「えっ…」
この時は解らなかった。
なぜ、同居人を俺に選んだのか。
今ならわかるー
レインの目的は連続誘拐殺害事件の犯人を
『狩る』ことだと。
- 想いひで2 ( No.16 )
- 日時： 2016/09/11 09:01
- 名前： 4506 （ID: hWSVGTFy）
母さんが元局アナだったコネで
「テレビ石狩」に働きかけて
事件の報道は深夜から早朝に限定
させて市内全体に極力テレビ石狩
だけ視聴するよう、子供の居る家庭に通達した。
…確かにテレビで事件を見た
ことない。
事件もそうだが小学校以前の記憶はそんなに無かった。
忘れさせられた？
いや、違う。
「わっー わっー」
パサッ
「ああ、ありがとう。君は…」
「みんなと野球やらないの？」
悟「あ…うん… ボク、サッカーの方が好きだし」
ユウキ「じゃあ、一緒に飛ばして
みる？」
幼い頃、ユウキさんという大学生
くらいのお兄さんがよく
遊んでくれた。
本名は「白鳥潤」
顔とイメージが違う名前だった。
やたら「勇気」という言葉を
多用してたからそう呼んでいた。
レイン曰く
「いい人過ぎてビンボーくじ引く
タイプ」
らしい。
この言葉は的を得ていた。
ユウキさんはー
事件から半年後に連続誘拐殺害事件の犯人として捕まった。
忘れようとしたのかもしれない。
恩人が死刑囚になったことを。
だが、今になって思い出したのは何故か？
当時の俺には理解しがたいことだった。
でも今なら分かる気がする。
俺はー
導かれたんだ。
過去に。
リバイバル（再上映）のきっかけの一つとして。
- 中嵜書店 ( No.17 )
- 日時： 2016/09/11 09:35
- 名前： 4506 （ID: hWSVGTFy）
パタパタ
「記憶に蓋をしていた」という事は自覚できる。
「忘れたい記憶」だっだハズ…
レイン「忘れたいって思った事は」
悟「！」
レイン「実はああしていれば…
ていう後悔。悔いがあるから
思い出すんだよ」
悟「てか……なんでココに」
レイン「本買いに来ただけだよ」
「オジサーン、世界の処刑器具大全ってありますか？」
店のオヤジ「そこの一番上に
あるよ」パタパタ
レイン「悟さん、取って取って！」
悟「ったく…」
猫は頭の中を『覗く』という特技を持ってる。
だから相手の考えが読めるらしい。
てか、処刑器具大全って。
どんな本だよ。
悟「ホラよ」
レイン「ありがとう〜」
ホント…
笑い方は普通の子供なんだよな。
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