二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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私たちがいない街 【R18注意】【過激グロ注意】
日時: 2016/09/01 08:35
名前: 4506 (ID: vJF2azik)

プロローグ

ゴポッ…ゴポッ…


死際に走馬灯が見えるらしいが

似たような”モノ”を眼が腐るほど見ちまうとたいして驚きもしないな。

溺死とは……これまた面白くねぇ。


『死は平等に訪れる。受け入れるか受け入れないかは』

『キミ次第だよ』


なんで今更…この言葉が


ザッパーン!!!


どうやら俺にはー

無法者(アナーキスト)の守護天使が居るらしい。


レイン「ーっ!!」ブクブク



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病院 ( No.8 )
日時: 2016/09/04 21:33
名前: 4506 (ID: hWSVGTFy)

病室

パッ


アイリ「おはよう藤沼さん」

エレン「大丈夫か?」

悟「あっ… うん」


目が覚めたら二日経っていた。


アイリ「二日経ったよ!」

エレン「レインは大丈夫だ。アンタのお袋さんと買い物してる」


母さん来てんのかよってこの時は思ったが


アイリ「自分が誰とか、今病院に居る理由わかる?」



何故か自分の名前と事故の状況を口に出してしまった。



アイリ「良かった! 外傷ほとんど無いってキセキだね」

エレン「脳に異常がなければ2〜3日で退院できるぞ」

アイリ「まだ誰も見舞いに来ないんだね」

エレン「触れてやるな、コイツには友人がほとんどいないんだ」


保護者は猫と同レベルのおつむしかない。

ここら辺の記憶はうっすらとしか無いが

印象に残った言葉がある。



アイリ「別に恥ずかしいとは思わない。…”言葉”ってさ」

「口に出しているうちに本当になる気がする」



なんだかんだでアイリの言葉に「拾われてんだ」。

それよりもー

目覚めるまでの間に重要な事を思い出していた。

回想 ( No.9 )
日時: 2016/09/05 21:01
名前: 4506 (ID: hWSVGTFy)

父さんが家から出て行ったり

母さんと祭りに行った思い出が

溢れてくる。



レイン『人生ってホント…博打
だよね』

『思い通りにいかなかったり…』

『たまに大当たりを引いたりとか、なんでだろうね』


知るかよ。


アイリの顔を思い出した後に


雛月加代「目があいた」



俺たちが巻き込まれた『大事件』の重要人物

雛月加代と目があったことで回想は終わった。

病院 ( No.10 )
日時: 2016/09/06 21:47
名前: 4506 (ID: hWSVGTFy)

病室


悟「ッ…」

エレン「身体痛いだろ? 事故の
筋肉硬直からかなり経ってから」

「筋肉痛になるかもな」


悟「会計は?」

エレン「レインが支払い済み」


この時はまだ一度きりの『借り』
だと思っていた。


エレン「肩貸してやろうか」

悟「必要ねえよ」



俺はエレンに付き添われてアパートに戻った。

それにしても


レイン『悟さんの力はさぁー』

『誰かを助ける為に悟さんが
望んで得た力だと思うよ』


バイトの給料『減』と筋肉痛を得て
誰からも感謝されない。

でも、悔いはねぇけどな。


アパート ( No.11 )
日時: 2016/09/08 15:41
名前: 4506 (ID: hWSVGTFy)

ガチャ


佐知子「おかえり悟」

レイン「お帰っしゃん、二人とも」


悟「母さん…」

エレン「何か手伝いましょうか?」

佐知子「わるいね。でも大丈夫」

「それより悟、頭は大丈夫なの
かい?」

悟「大丈夫」

佐知子「身体は? 痛いトコないの?」

悟「大丈夫…」


ウザいけど温かい。

それが親ていう生き物なんだろう。

てか…思い介せば

この時、猫は羨ましいそうに俺と
母さんを見つめていた。


母について ( No.12 )
日時: 2016/09/08 19:14
名前: 4506 (ID: hWSVGTFy)

ウチの母さんは元アナウンサーだ。

だからなのか異様に『カン』が
鋭い。

俺のウソをすぐに見抜いちまう。

一時期は土建屋に居たが

社長とトラブって辞めた。


アホだった俺は『母さんが家に
居る』って事に喜んでたなぁ。


レインにこの話をしたら


レイン『悟さんのお母さん、
強いなぁ〜 傷ついたけど』

『闘い抜いたんだよ。悟さんの
為にも』

『だからさー 誇りに思ってあげて』


ちなみに話の3日後に

土建屋の社長が水死体で発見された事とレインが関係ないことを

俺は祈っている。


あと、母さんが『嘘』をつく時の
口癖は

『冗談に決まってるべさ』


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