二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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ナンバーズ
日時: 2018/04/28 17:05
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

初めましていくちゃんです
このニックネームで分かる同級生もいるかもしれないけど、
このお話は、漫画の世界あるあるを基本にしたお話です
少年・少女漫画とアニメになってるもの中心ですが、
漫画の描き方ではなく、キャラの特性についてを語ったお話です。
後、リアル御伽噺&昔話も入れています
さらに、自分の体験や気持ち、私情なども入っています
本心は、誰かこのお話を絵に描いてほしい、漫画に描いてほしい、
と考えています。
これを漫画にして描いてくれる方がいたらご連絡先をお願いします。

それではお話の始まり始まり






















このお話は私達11人+αの成長&恋愛物語
親友、そして仲間と書いてライバル、1人の想い人をかけて、私達11人の恋愛バトル!
そして、11人+αの一致団結!競い合い、助け合い、そんなかけがえのない時間、
これはそこにいくまでのお話
№1出会い
ある学校

教師「今日、このクラスに転校生が来ました」

生徒達「えーーーー!!」

教師「さあ、入ってきて」

???「初めまして東京から来ました。松本一です」

別の教室
???「…二美です」
   「…三です」
   「…四輝です」
   「…五模です」、「妹の六海です」

これから俺たちの
         新生活が  
             今
              始まる!

※一→はじめ、二美→つぐみ、三→なお、四輝→ひろき
 五模→いずも、六海→むつみ、七斗→かずと、八姫→かずき


一・二美「「ただいま」」

母「お帰りなさい、どう新しい学校は?」

一「その前に、新しい家がどうなってるんだ!なんで、未だホテル暮らしなんだよ」

二美「何もかもお兄ちゃんのせいでしょう!」

一「はぁっ!あれは、いかれた校長のせいだよ!」

母「まあまあ二人とも落ち着いて、実はお母さんの遠い親戚が部屋を貸してくれるから、
  明日の朝、地図を渡すから帰りは地図の通りに帰ってきてね。」

次の日の帰り
一「よっ、二美一緒に帰ろうぜ」

二美「そっちはどうなの」

一「まあまあかな、あ、そういえば生徒会に入ろうかなって思ってる」

二美「えっ、私も!学年代表を立候補してる」

一「お前もか、俺も学年代表だよ!」

不良A「おい、お前松本一っていうヤロー知らねえか」

一「えっ、お、俺のことだけど、何っすか?」

不良B「俺らの弟分がてめーに世話になったようで、仕返しに来たんや!!」

二美「ちょっと、何でいきなり手を出すんですか?!」

不良C「てめ−らのほうから先に手出してきたんじゃないか!」

一「はっ、俺お前らの弟分なんて知らねーよ!」

二美「そうよ!私たちはここへ引っ越してきたばかりなのよ」

不良A「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ!」

???「待ちなさい!」

不良A「なんだ?」

???「その二人を離しなさい!」

それが俺たちの出会いだった。
    

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Re: ナンバーズ ( No.77 )
日時: 2018/05/10 11:06
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

№74 戻ってきた0
ピンポーン
楓花「はーい!」

がちゃ

?「私、児童相談所の物ですが、この子をこちらで引き取ってもらえないかと・・・」

楓花「えっ?」

施設の人「実はここに肉親がいると聞いて・・・」

楓花「はあー、あれ?もしかして、あなた零ちゃん!」

零「うん」

夕方
一「ただいまー!」

二「ただいまー!」

鶴「ただいまー!」

楓花「お帰りなさい!」

零・ぺこっ

二「えっ!だれ?」

一「もしかして、零ちゃん!」

零「うん」

一「うわ—い!零ちゃんが戻てきた!」

鶴「零ちゃん?」

二「お姉ちゃんが生徒会長になったばかりの時に、学校に捨てられてた子なんです!」

回想
一「まさか、何気もない感じに生徒会長に立候補したら、立候補が私だけなんて!
  おまけに、私まだ3年生なのに・・・」

当時の顧問
育野「ごめんね、一ちゃん私も全力でサポートしてあげるから!
   年上の人もいて、意見言うの戸惑うでしょう?」

一「はい、ありがとうございます!谷川先生」

その日のある休み時間
一「あれ、この子捨てられてる!よし生徒会室に運ぼう!」

生徒会室
当時の副会長
長(ひさし)「会長!その子、誰の子ですか?」

当時の会計
家華(やすか)「長君、その言い方はおかしいでしょう!」

当時の庶務
弥(やす)「まさか、会長の子ですか?」

当時の書記
縄美(つなみ)「もう、そんなわけないでしょう!そんなことになれば大事よ!」

一「門の前に捨てられてたの!」

家華「一ちゃん、それは先生に言った方がいいよ!」

一「そうですよね!よいしょっと、
 がら←ドアを開ける音 
 谷川先生!」

数分後
育野「一旦、この子は学校で預かることになったわ!」

一「ええ、連れて帰れないんだー!」

家華「いや、当たり前でしょ!」

育野「子供を育てるのはとても大変なことなんだから!」

一「ああーあ、せっかく名前も決めてたのに・・・」

男性陣(自分で育てる気満々かよ!)

育野「ちなみに聞くけど、なんて名前?」

一「零ちゃん!」

育野「じゃあ、里親が見つかるまではそう呼んでおきましょう!」

数日後
育野「一ちゃん、里親が見つかったって!」

一「ええ、本当ですか!」

育野「それと、まだ生まれたばかりだったから、名前を決めてなかったらしいの、
   だから、『零』って言う名前を使わせてもらうって!」

一「やったー!零ちゃん、またどこかで会おうね!バイバイ!」

回想終わり

二「でも、すぐ里親見つかったんじゃないのかよ!母さん?」

楓花「その里親が離婚するわ、交通事故に遭うわ、義父母に虐待されるわ、施設でいじめられるわ、
   それで、ここに肉親がいるって、施設の人が言ったから!かわいそうだったし・・・」

鶴「こんにちわ、初めまして、私は鶴って言います!気軽に鶴お姉ちゃんって呼んで!」

二「そういえば、鶴ちゃんも施設育ちだもんね!」

鶴「私、ずっと妹が欲しかったんですよ!」

施設の人「あれ?君、名前は?」

鶴「はい、鶴です!」

施設の人「君だよ!探してたのわ!」

全員「ええっ!」

施設の人「この子はね、君の実の妹なんだよ!」

全員「ええっ!」

Re: ナンバーズ ( No.78 )
日時: 2018/05/10 09:47
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

№75 鶴と0
今から11年前ある一家に1人の女の子が誕生する。
その女の子は、鶴と名付けられた。
理由は両親が大の野球好きで、
選手の中に鶴という選手がいたためそこからとったんだとかなんとか・・・
その後、この子はすくすく成長するどころか、頭が物凄く賢いっということが分り、
小学校、中学校と飛び級、その早さは学校自体を1段の階段にして上るくらいに・・・、
しかし、子供が賢いのはいいいいことなのだが、彼女の家はとても貧乏で、頼る祖父母もいなかった
そんな矢先に2人目の女の子が生まれた。
だが、2人を育てる余裕もなく2人目は生まれてすぐに近くの学校に捨てられた。
すぐに、1人の少女が拾い、元の里親に戻ったが・・・、
これをきっかけに両親は離婚、別々に暮らす2人だったが、
共にそれぞれの両親が不慮の事故に遭い、しばらく施設で暮らすことになった。
ただ、2人の施設は別である。

施設の人「というのが、2人ののこれまでの生活だよね?」

鶴「はい、大体合ってます!」

楓花「そういえば、事務所の社長から『鶴ちゃんの髪の毛1本抜いて持ってきて』って言われたけど    こういうことだったんだ!」

二「それ、いつの話だよ!」

一「その前に、なんで事務所の社長さんがお母さんに頼んでるの?」

楓花「あれ?言ってなかったけ、鶴ちゃん連れて来たの私のアイドル時代の事務所の社長だよ!」

子供達「ええっー!」

楓花「それに、あの学校作ったのもうちの社長よ!
   元は芸能界を目指す子を育成するための学校だったんだけど、
   今は、小・中学校も併設して普通の学校と大差ないけど」

一「へえー、そうなんだ!」

施設の人「では、私はこれで・・・」

楓花「はい、ご苦労様です!」

施設の人が帰った後
鶴「零!私がお姉ちゃんだよ!本当のお姉ちゃんだからね」

零「お姉ちゃん?」

二「和むなー!」

一「和むねー」

鶴「そういえば一さん、なんで『零』って名付けたんですか?」

一「一さんはもうやめてよ!別にちゃん付けでいいよ!」

鶴「はい」

一「えっと、私達が数字つながりの名前だったから、
  私達の家族の一員になってほしいって思いで、数字の0にちなんで零ってつけたの!」

鶴「そうだったんですか!でも、リアルな妹がいて私本当に嬉しいです!
  これからは、お姉ちゃんがついてるから、ちゃーんとお姉ちゃんの言うことを聞くのよ零!」

二「はは、鶴ちゃんその内シスコンになるんじゃねえの?」

一「もしくは、妹に対して過保護になるんじゃない?」

鶴「いいじゃん!この世でたった一人の血のつながった姉妹なんだから!」

二「そういえば、母さんは鶴ちゃんが理事長ってこと知ってたの?」

楓花「ええ、鶴ちゃんが、うちの学校に理事長になるって聞いた時から頼まれてね、
   『この子は一応仮の理事長だが子供目線で分かることもある、
    だから彼女がこの学校を出るまでは彼女を理事長にする。
    でも、外に漏れたら大事だから絶対に情報を漏らさないように!』って、
   後、鶴ちゃんがこの家に来た時も、
   『うちの関連施設だと外部に漏れる可能性があるから、
    フーちゃん、君の家で彼女を育ててくれないか?』ってね、
   さらに、『この子なんだが、どうやら鶴ちゃんと関連があるかもしれないんだ!
   だから彼女の髪の毛を1本抜いて調べたいから頼む』ってね」

二「それで、2人が姉妹って事が分ったのか!奇跡だな!」

一「それに鈴夏叔母さんの管理する施設じゃいろんな子が多いからすぐばれるよね」

鶴「やっぱり、子供理事長は大事なんですか?」

一・二「「そりゃそうでしょ!」だろ!」

Re: ナンバーズ ( No.79 )
日時: 2018/05/10 11:12
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

№76 過保護な鶴

零が来て以降の鶴
鶴「零、お風呂お姉ちゃんと一緒に入ろうか?」

零「うん」

お風呂
鶴「はーい、頭も体もお姉ちゃんが洗ってあげるね!」

零「うん」

鶴「気持ち良い?」

零「うん、じゃあ今度は零がお姉ちゃんの体洗ってあげる!」

鶴「ありがとう、じゃあ背中をお願いするね!」

浴槽近くの廊下
二「和むなー!」

一「和むねー」

その後も
零「お姉ちゃん何やってるの?」

鶴「明日の学校の準備よ!零も明日の保育園の準備しなさい!」

零「分かった!」

次の日の午後
ぷるるるる!ぷるるるる!

鶴「はい、鶴です!はい、えっ?分りましたすぐ行きます!」

5時間目
教師「あれ、鶴はいないのか?」

二「えっと、鶴ちゃんは妹が熱を出したと聞いて保育園に行きました」

教師「おいおい、なぜ止めない?」

二「鶴ちゃんにとって、妹はたった一人の肉親だからです!」

教師「まあ、仕方ないなあ・・・」←鶴の事情をある程度知っている

一方その頃
鶴「零!大丈夫?」

保育園の先生「えっと、あなたは?」

鶴「零の実姉です!」

保育園の先生「あなた何歳?学校は?」

鶴「たった一人の妹を見捨てる姉がどこにいるんですか?」

保育園の先生「分かった、分かった、落ち着いて・・・、
       零ちゃん!お迎えが来ましたよ!」

鶴「零!大丈夫?」

保育園の先生「ちょっと熱が出ただけです、安静にしてればすぐよくなると思いますが、
       1度病院で見てもらった方がいいと思います。」

鶴「はい、そうさせてもらいます!ありがとうございました」

病院
鶴「零!大丈夫?」

零「大丈夫だよ、お姉ちゃん!それより、お姉ちゃんこそ大丈夫?」

鶴「お金と健康保険証の心配なんてしなくていいわ!ほら、ここにちゃんとあるから」

零「そういうことじゃなかったんだけどな」←小声

一方その頃
生徒会室
二「鶴ちゃん大丈夫かな?」

一「大丈夫よ!お金も健康保険証もあるんだし!」

早「そういえば、鶴ちゃんの妹ってどういうこと?」

一「実は、生き別れの妹がこの前来たの!
  しかもその子は私が3年前に拾った子だったの!」

一兄「そっちの方が凄いよ!」

二美「どんな偶然が重なったらそんなことが起こるんですか?」

二「いや、そういうのじゃなくて過保護になってないかなって?」

一「確かに、妹を溺愛してるしね、妹が欲しかったって言ってたし・・・」

鶴と零帰宅後
鶴「さあ零、パジャマに着替えて!ほらバンザーイ!」

着替えが終わり
鶴「ほら、布団敷いたからちゃんと寝るのよ!」

零「はーい」

鶴「今からお姉ちゃんが美味しい雑炊を作ってあげるからね!」

零「やったー!」

鶴「それまでは、ちゃんと寝る!お休み」

零「おやすみなさい」

松本兄弟姉妹帰宅
全員「ただいまー!」

一兄「ん?なんかいい匂いがしねえか?」

二美「本当だ!キッチンから」

一「きっと、鶴ちゃんが妹の為に何か作っているのね」

二「やっぱり、和むなー!」

一「ホント、和むねー」

鶴「あっ、みんなお帰りなさい!」

二「鶴ちゃん、はい今日の授業ノート!早ちゃんが取ってくれたんだ!」

鶴「ありがとう、あっキッチン借りました」

一「良いよ、そんなこといちいち言わなくて」

鶴「ちょっと早いですが、皆さんの分も作ってるんですよ!」

一兄「マジで!やったー!」

二美「ホント、お兄ちゃんは…、食い意地張ってるんだから・・・」

零・ぐすん

鶴「あっ、零!今持っていこうとしたの、起こしちゃった?」

零「お姉—ちゃーん!うわーん!怖かったよー!」

鶴「零!どうしたの?怖い夢でも見たの?お姉ちゃんはずっと零と一緒だから!
  ほら、泣かない、泣かない、よしよし、雑炊食べる?ちょうどできたところだから」

零「うん、食べる!」←泣きながら

二「和むなー!」

一「和むねー」

リビング
鶴「熱いからお姉ちゃんがフーフーしてあげるね」

零「うん」

鶴「フーフー、はいあーん!」

零「あーん」ぱく、もぐもぐ

鶴「どう?」

零「おいしい!お姉ちゃんありがとう!」

鶴「どういたしまして」

二「和むなー!」

一「和むねー、あっそうだ!」

二「ん?なんだ姉ちゃん突然?」

一「二も私にやってよ!」

二「なんでだよ!」

一「私もやってあげるから!」

二「嫌だよ!」

一兄「じゃあ一ちゃん、俺にやって!」

一「丁重にお断りさせてもらいます!」

一兄「がーーーん!」

その夜
零「・・・」

がちゃ

鶴「零?」

零「お姉ちゃん?」

鶴「眠れないの?」

零「うん」

鶴「じゃあ、お姉ちゃんが一緒に寝てあげる!」

零「いいの!?」

鶴「うん!本当に零は可愛いね!」

零「うん、でもお姉ちゃんは私よりもっとかわいいよ!」

鶴「ありがとう」

零「それに、優しいし自慢のお姉ちゃんだよ!」

二「和むなー!」←通りすがり

一「和むねー」←同じく

次の日
鶴「ゴホッ、ゴホッ!」

零「お姉ちゃん大丈夫?」

鶴「だ、大丈夫よ!」

楓花「鶴ちゃん、今日は学校休みなさい!私が伝えておくから!」

鶴「ありがとうございます」

零「じゃあ、今日は零がお姉ちゃんの看病するよ!」

鶴「駄目よ!怪我でもしたら危ないじゃない!」

二「そうだよ、家1つ壊れるかもしれないぞ!」

零「私がやるとお家が壊れる?分かったやらない」

楓花「ちょっと、二!余計なこと言わない!
   鶴ちゃん、私のお母さん呼ぶから零ちゃんにも手伝ってもらうように言っておくわ!」

鶴「ありがとうございます」

そして
零「はい、お姉ちゃん!零が作った雑炊だよ!フーフー、はいあーん!」

姉弟組の祖母「和むわねー!」

Re: ナンバーズ ( No.80 )
日時: 2019/11/04 09:29
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

№77 雨に強い人と雨が弱い人

ざあーーーーーーー!

一「ああ、雨が降ってる!」

二「予報では午後からにわか雨が降るとは言ってたけど・・・、
  確か夕方の時間帯って言ってなかったけ?」

風浦「そうね、まだ3時半過ぎだし・・・」

鶴「こんな大雨じゃ零のお迎えも大変ね・・・、
  それよりも雷におびえて泣いてないかしら?」

一「ああ、確かに私も小さい頃おびえてた」

二「ていうか、みんな傘持ってきて無いの?」

3人「うん」

二「マジかー」

一兄「あれ、みんなどうしたの?」

二美「もしかして、皆さん傘忘れたんですか?」

一「その通りよ!」

一兄「じゃあ、俺の傘入ってくか?」

一「丁重にお断りよ!」

一兄「なんだよ!」

二「無理っすよ!お姉ちゃん極端に雨に弱いですから・・・」

ごそごそ

二美「二君、何やってるの?」

二「先輩!手伝ってほしいことがあるんですけど・・・」

一兄「なんだ?」


※風浦は職員室で傘を借りて帰った。
一兄「おい!二?なんでお前のランドセルを俺が前に背負わなきゃならないんだ?」

二「だから、お姉ちゃんは極端に雨に弱いんですよ!
  このレインコートなんて、特注で作ってもらったんですから!」←・一をおんぶしている

鶴「どういう意味で、雨に弱いの?」←二美の傘に入れてもらっている

一「私、雨に濡れると次の日風邪を引くの!足だけ濡れても次の日は微熱よ!」←足までしっかり

一兄「どんだけ弱いんだよ!」

二美「みんな、先帰ってて!私は鶴ちゃんと一緒に零ちゃん迎えに行くから」

一「ねえ!ついでで七美と八期達もお願い!」

一兄「七斗と八姫も忘れるなよ!」

二美「分かってるよ!」

一兄「二はレインコートだけで大丈夫なのか?」

二「視界は狭くなりますが、大丈夫です!」

一「二は、逆に雨に強いのよね!スポーツバカみたいに!」

一兄「どういうことだ?」

一「なんかのスポーツが絡むドラマで雨の中やる試合がかっこいいんだって!
  それに憧れたのか、雨の中の体育、特に持久走では物凄くいいタイムを出すのよね」

二「なんだろな、雨の中の競争は楽しいぜ!」

一兄(バカだ)

五・六生「一姉ちゃん、二兄ちゃん!」

一「あっ、五!それに六生も!なーに?相合傘してるの?」

五「うん、そうだよ!いいでしょう?」

六生「違うよ!五姉が傘忘れたから入れてあげてるだけだよ!」

二「どうやら、六生の言ってることが真実なようだな」

五「なんでよ!」

一「だって、あんたよく間違った物を持っていくじゃん!」

六生「そうなんだよ!折り畳み傘持ってきたって言ってとり出したら靴へらだったんだよ!」

二「まあ、傘と一緒においてるけど・・・」

一「普通、間違えるかしら?」

五「だって、傘だと思ったんだもん!」

六生「あっ!三兄と四姉だ!」

一兄「でも、どっちがどっちだ?」

一「簡単よ!道路側を歩いてる方が三氏よ!」

一兄「なんで?」

一「そりゃ、可愛い妹に怪我を負わせたくないからよ!
  これ、モテる男の秘訣よ!」

一兄「へえ、そうなんだ!」

一「でも、さりげなくやるのがポイントよ!
  あっ、もうすぐ家ね」


帰宅
全員「ただいまー!」

二「フー、疲れた」

一「ご苦労様!」

次の日
一「ゴホッ、ゴホッ!」

楓花「今日は学校休みなさい!」

一「はーい!」

一兄「どんだけ弱ええんだよ!」

Re: ナンバーズ ( No.81 )
日時: 2018/05/13 15:59
名前: いくちゃん (ID: TNiD2WXY)

№78 ライバル登場!
5−A教室

教師「はーい、みんな今日はこのクラスにまた転校生が来ました!」

二美「私もだけど、二君のクラスにも何人か来てるし…、多くない?転校生・・・」

教師「さあ、入って来て!」

?「俺の名は金重司(かなしげつかさ)、財閥の御曹司だ!」

全員(えっ、財閥の御曹司?)

司「まあ、お前らが通う貧乏学校にはホントは興味なかったが・・・」

女性陣(感じ悪・・・)

司「ある女性に一目惚れしてな、まあ他にも女はいたがそれをすべて断った!
  なぜなら、それくらいきれいだったからだ!」

男性陣(鬱陶しい)

司「この俺のハートを打ち抜いたのは・・・、
  君さ!」

二美「えっ?」

全員「ええっーー?」

司「君、名前は何というんだい?」

二美「二美、松本二美です」

司「そうか二美というのかい、なら二美!俺の許嫁にしてやろう!」

全員「ええっ!」

二美「ごめんなさい!私他に好きな人がいるため・・・」

司「そうかい、ならその男をこの俺が見定めてみようではないか!」

二美「そんなことしないでください!まだ、告白もしてないのに!」

司「よーし、今回は身を引くとしよう、また気が変わればいつでも俺の場所に来なさい!」

屋上
瑞穂「で、その告白を断ったのね」

二美「うん、ごめんね!こんなこと話せるの瑞穂ちゃんだけだから・・・」

瑞穂「気にしないで、私でもそんな男振るわ!
   だって、金持ちの子供で傲慢な男ほど怖いものはないわよ!」

二美「それ、どこ情報?」

瑞穂「三氏君、でもそれ言った本人は二先輩だけどね!
   でも,二先輩が好きなら早く告ればいいのに・・・」

二美「それが出来たら、瑞穂ちゃんと友達になってないよ!」

瑞穂「それどういう意味?」

屋上の入り口
スパイ「なるほど、二っと」

生徒会室
司「おい、松本二とはどいつだ?」

二「俺の事だけど、何の用ですか?」

司「お前に忠告する!松本二美って知ってるよな?」

二「ああ、二美ちゃん?知ってるよ!」

司「今後一切彼女に近づくな、見るな、しゃべるな!
  そんなことしたらどうなるかわかってるよな?」

二「100%無理です!ていうか、あんた二美ちゃんの何ですか?
  親でも兄弟でもなければ、親戚でもないあんたに言われても
  俺はあんたの言うことなんか聞きませんよ!」

一「そうよ、確固たる理由を述べなさい!」

司「それはな、彼女は俺の許嫁になるからだ!」

一兄「おい、そんなこと聞いてねえぞ!勝手に俺の妹をあんたの許嫁にするんじゃねえ!」

司「はっ、これは今日俺が決めたんだ!俺の所に来れば将来裕福で暮らせる、
  家事なども使用人に任せれる、未来は明るいんだぜ!
  お前らみたいな貧乏人たちには一生出来ないことさ!
  その御曹司の息子が選んでやったんだから、彼女だって幸せになるだろ!
  いや、絶対そう言うにきまってるぜ!」

廊下
二美「瑞穂ちゃん、あの人がいる!」

瑞穂「絶対ついてっちゃだめよ!」

二美「うん」

生徒会室
二「お前なんかが幸せ語ってんじゃねえよ!」

司「なんだと!」

二「それは、お前の幸せであって二美ちゃんの幸せじゃない!
  自分勝手な考えで、その人も幸せになるわけねえだろ!」

一「そうよ、そうよ!」

二「この世で幸せを語って良いのはなあ、本当の幸せを知らない人物だけだ!
  自分勝手な金持ちに幸せを語る資格なんて一切ないんだよ!」

司「何−!」

二「金持ちだからって幸せになるとは限らないんだよ!
  たとえ、ちょっと貧乏でも家族が笑っていればそれで幸せというものがあるんだよ!
  今は余裕でも、逆の立場になればお前は絶対生きていけねえだろな!」

司「この俺様を侮辱しやがって、覚えとけよ!」

がらっ

二「フー」

一「二は何も悪くないわ!」

一兄「ああ、よく言った!」

二美「二君!ありがとう」

瑞穂「それより、幸せを語れるのが幸せを知らない人物ってどういうことですか?」

二「俺らみたいな、一般人は『幸せとは何?』と聞かれても、十人十色人によって違う!
  でも、国の治安が悪くて争いなんて日常茶飯事の国からやってきた人や生まれた頃から
  愛をもらえず幸せを感じなかった人は、必ずこう言う、『幸せとはここにある全て!』って」

一兄「どういうことだ?」

鶴「私はその気持ちわかるな」

一「鶴ちゃん!」

鶴「喧嘩1つでも幸せって思っちゃうもん!」

二美「どういう意味ですか?」

鶴「だって、親子喧嘩は子供の事を想って伝えようとして喧嘩になる、
  でも、私にはそういう親がいない、だから喧嘩ができる親がいる子とかが
  うらやましいって思うこともあるの!」

一兄「へー!喧嘩をポジティブに考えるとそうなるんだな!」

二「全部が全部じゃないけどな、でも本当の幸せを知っているのは
  物凄い苦労した人が多いと思うぜ!」

一「そうね!」

一兄「そうだな!」

しかし、次の日とんでもないことが起こるとはこの時の俺らは知らなかったのである


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