二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜絶海のジャバウォック〜(完結済み)
日時: 2019/03/25 00:00
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)

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 〜WARNING! 注意!〜

・逃走中とダンガンロンパの二次創作小説です

・ダンガンロンパシリーズのネタバレ注意

・気を付けていますがキャラ崩壊の可能性あり

・ハンターの識別は名前や番号に基づかずA・Bなどと付けています


以上の点を踏まえてお読みください

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逃走劇の舞台は、ジャバウォック島。実在する島群「ジャバウォック島」を
基に作られたこのエリアで、ゲームは行われる。
今回ゲームに挑むのは、個性豊かな高校生たち総勢16人。
そのほとんどが、王女、マネージャー、日本舞踏家など、
様々な「超高校級」の才能を持つ。ゲームの中で、逃走者は
迫りくるハンターや、様々なミッションに翻弄されていく。
果たして、100分間逃げ切り見事賞金を獲得するものは、現れるのか!?



逃走者:16人
終里赤音(体操部)/九頭龍冬彦(極道)/小泉真昼(写真家)
狛枝凪斗(幸運)/西園寺日寄子(日本舞踏家)/左右田和一(メカニック)
ソニア・ネヴァーマインド(王女)/田中眼蛇夢(飼育委員)
罪木蜜柑(保健委員)/豚神白夜(詐欺師)/七海千秋(ゲーマー)
弐大猫丸(マネージャー)/花村輝々(料理人)/日向創
辺古山ペコ(剣道家)/澪田唯吹(軽音楽部) [50音順]

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モノクマ劇場(コメント返信) ( No.21 )
日時: 2019/03/19 23:27
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)

 モ ノ ク マ 劇 場


逃走中ゲームマスターのモノクマだよ。ダンガンロンパ本編にもあるこのコーナー、
やる予定は一切なかったんだけど、視聴者(読者)からのコメントが来ていたので、
コメント返しをするコーナーとして急遽やることになったんだ!

コメント来ると思ってなかったものだから、どうすればいいか、しばらくボクの夢と絶望が詰まった
頭を捻らせたよ!コメント返し中、なんかわけわかんないこと言ってても、温かい目で見てね!

さて、説明が長くても仕方がない、早速始めようか。




>>劉浩二 さん

コメントありがとう!このゲームで初めてコメントしてくれたのはキミだ!
それにしても随分遅い時間にコメントをくれたね!余計なお世話かもしれないけど、
睡眠はしっかりとって、健康に気を配ってね。
ダンガンロンパキャラだけが逃走中に出る二次創作は早々なかったから、
始めてみて良かったと思ってるよ。気が向いたらまた読んでね!


※読みづらいと思ったので、一部行間を詰めました。

後半戦① ( No.22 )
日時: 2019/03/18 23:50
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)



 ゲーム再開前、新エリアを探索する逃走者たち。


七海「あと30分…ちょっと緊張する」


スタッフ「目標は?」


七海「ゲームクリア…逃げ切りです」




辺古山「必ず逃げ切り、賞金を獲る」


スタッフ「賞金は何に使うつもりですか?」


辺古山「ほとんどは貯金だが…」


スタッフ「……」


辺古山「……」


スタッフ「何かに使う予定は?」


辺古山「…猫カフェ巡りをしたい」


スタッフ「……」




日向「この遊園地、結構狭いな…」


 新エリア「4の島」は、遊園地となっている。広さは2の島や3の島と大きく変わらない。


日向「…もう始まる」


 10

 9

 8

  7

  6

  5

  4

  3

  2

  1


 START[  30:00  ]
    [ 690,000円]


 ゲームが、再開した…。


ハンターA「……」ピピッ

ハンターB「……」ピピッ

ハンターC「……」ピピッ

ハンターD「……」ピピッ


ハンターABCD「「「「……」」」」タッタッタ…




田中「再び狩りの刻が始まった」


 プルルルル、プル


田中「メールだ」


左右田「『ミッション3結果|復活ゲームによりソニアが復活し、逃走者は7人となった』…」

   「ソニアさん復活した!めっちゃ嬉しい!!」




ソニア「二度も捕まりませんよ!」


 復活ゲームの結果、唯一復活できたソニア。


ソニア「私は一国を背負う身です。二度の失敗は許されません」




小泉「ここまで運よく生き残れてるけど…」


ハンターD「……」


小泉「ハンター来てる」タッ


 ハンターは、小泉に気づいていない。


ソニア「あっ、小泉さんではありませんか」


小泉「ソニアちゃん、あっちハンターいるよ」


ソニア「なんと!教えてくださりありがとうございます。良きに計らえ!」


小泉「あはは…なんかテンション上がってるね」




日向「…おっ」


左右田「おお、日向!」


日向「なんか意外だよ、お前がここまで残れてるの」


左右田「オレもだよ、こんなに残れるなんて思ってなかった」

   「…あ!んなことよりあっちにソニアさんいる!」ダッ


日向「あっ…行っちゃった」


左右田「ソニアさ〜ん!!」タッタッタ


ソニア「…左右田さんです!逃げましょう」タッ


小泉「ええ、なんで!?」タッ


左右田「どうして逃げるんですか〜!?」タッタッタ


ソニア「彼に構っていては逃げ切れないと思いまして」タタタ…


小泉「なるほど…」タタタ…


左右田「はあ、はあ、走るのキツイ」


 無駄に体力を消耗した…。




七海「HPは有り余ってるけど、素早さは上限出せてもハンターの方が早いからなぁ」


 新エリアでも物陰に隠れている七海の近くに…。


ハンターB「……」


 ハンター…。


七海「…足音がする」


ハンターB「……」


七海「…ハンターが来たらダッシュで逃げます」


ハンターB「……」ザッ


七海「!」ダッ


ハンターB「……」


 間一髪、気づかれずに逃げられた。


七海「向こうに行こう」タッタッタ


ハンターA「……」


七海「えっ、もう一体いる」ダッ


ハンターA「…!」ダッ


 が、甘かった…。


七海「はあ、はあ、はあ…」タッタッタ


ハンターA「……」タッタッタ…


七海「あ、もうダメだと思うよ」


 ポン!


 26:29 七海千秋 確保
      残り6人


七海「見通しが甘かったなぁ…、もう一回プレイしたい」


 このゲームは、もうコンテニューが出来ない…。




 プルルルル、プル


日向「七海捕まった。早い…まだ再開したばかりだぞ」


田中「狩人は数が変わらず、逃走領域は大幅に縮小。逃走者にとっては厳しい遊戯になってしまったな」


 落ち着いてあたりを見渡す田中眼蛇夢。


田中「しかし何度でも言おう。たとえどれだけ不利な状況を作り出そうと、俺様には通用せんとな!
   フハハハ!!」


 後半戦になっても、余裕だ…。




辺古山「…ソニアと小泉がいる」


小泉「あっ、ペコちゃん」


ソニア「お久しぶりです」


 残っている女子三人が集まった。


小泉「なんか(エリア)狭くなったからか、歩いてるとすぐ他の人に会っちゃうんだよ」


辺古山「そうだな。そしてハンターを見かけることも多くなった」


ハンターC「……」


ハンターD「……」


 ハンターの数は前半戦と変わらず4体。しかしエリアは縮小しているため、難易度は上がっている…。




残る逃走者 小泉真昼 左右田和一 田中眼蛇夢 日向創 辺古山ペコ ソニア・ネヴァーマインド

後半戦② ( No.23 )
日時: 2019/03/19 23:23
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)



 [  25:31  ]
 [ 743,800円]


日向「賞金が今…74万円超えてる!すごい大金だ…」


 賞金は1秒200円ずつ上昇。最後まで逃げ切れば、105万円を獲得できる。


日向「自首する気はないけど、ちょっと自首電話の位置見ておきたいなぁ」


 エリア1か所にある自首用電話から自首を宣言すれば、その時点までの賞金を獲得し、

 ゲームからリタイアとなる。




自首用電話「……」


左右田「自首電話あるじゃん。自首してー…」


 自首がチラつく…。


左右田「でもソニアさんいるし、田中にも勝ててねーし…」

   「まだ自首すべきじゃねーな」


 また似たような理由で踏みとどまった。




田中「この俺様の邪気眼と気配察知能力にかかれば、狩人から逃げ切るのは容易」


 余裕しゃくしゃくの田中。


ハンターB「……」


田中「フン、あそこに一体いるではないか。見つけるのも簡単だ」


 近くにいたハンターに気づいた。


田中「ここは危険だ、離れよう」


ハンターD「……」


田中「む…?あちらにもハンター…」


ハンターC「……」


田中「なっ、すぐそこにも…!?」

  「まさか、既に包囲されているのか!?」


 周りには、三体のハンター…!知らぬ間に囲まれていた!


田中「なぜ…俺様のゾーンに穴があったとでも!?」


ハンターC「…!」ダッ


田中「来た!」ダッ


ハンターC「……」タッタッタ…


田中「こんなことが…」タッタッタ


ハンターD「…!」ダッ


 挟み撃ちだ…。


 LOCK ON 【GANDUM TANAKA】
 ピ————————————


田中「ば、馬鹿な…!」


 ポン!


 22:05 田中眼蛇夢 確保
      残り5人


田中「この俺様が…敗北することになろうとは」


 田中眼蛇夢、大地に堕ちた…。




 プルルルル、プル


ソニア「メールですね」


小泉「誰か捕まった?」


ソニア「…田中さん捕まりました!一度も会うこともなく…」


辺古山「田中も捕まったか」


小泉「残ってるの誰だったっけ?」


辺古山「私たち三人と、日向と…あとは…」

   「あとは…………誰がいた?」




左右田「田中捕まった!?」


 左右田だ…。


左右田「なんだかんだでミッションやってくれるから助かってたんだけどなぁ」




日向「そろそろ、最後のミッションあるんだろうなぁ。きっとすごく難しいやつが」






 その頃、ゲームマスターのモノクマは…。


モノクマ「日向クンの言う通り。もちろん、かなり難しいのを用意しているよ」


??「今回最後のミッションだね」


モノクマ「さっき再利用した100体のハンターを、また再利用するよ!ボクはリサイクル至上主義なんだ」


??「100体を今度はどういう風に使うの?」


モノクマ「まあ見ていてよ」ピッ


??「……」


 モノクマにより、ミッションが発動!




ゲート「……」シュン


 入園ゲート前に新たなゲートが設置された。


ハンター×100「「「「「……」」」」」ザッザッザッ


 さらに、100体のハンターが列をなして4の島へと向かって来ていた!






 [  20:49  ]
 [ 800,200円]


辺古山「賞金は80万円を超えた」


小泉「私たちには想像できないほど大金になってきたよ」


ソニア「そうでしょうか?」


小泉「ソニアちゃんはお金持ちだから…」


 プルルルル、プル


辺古山「メール。…『ミッション|現在、100体のハンターが4の島目指して進行中』」


小泉「えっ、また!?」


日向「『残り10分になると到着し、残り10分に1体・残り9分に2体・残り8分に3体・残り7分に4体・
   残り6分に5体がエリアに解き放たれ、残り5分にはほか85体がエリアになだれ込む』…」


左右田「『阻止するには、入園ゲートをロックしなくてはならない』」






  ミッション 100体のハンター放出を阻止せよ!
現在、4の島を目指して100体のハンターが進行している。残り10分になると入園ゲート前に到着し、
その後1分ごとにハンター数体がエリアに解き放たれる。
  残り10分→ハンター1体放出、合計5体
   残り9分→ハンター2体放出、合計7体
   残り8分→ハンター3体放出、合計10体
   残り7分→ハンター4体放出、合計14体
   残り6分→ハンター5体放出、合計19体
残り5分になると放出されていなかった85体がエリアになだれ込み、合計104体となる。
阻止するには、入園ゲートの左右それぞれに暗証番号を打ち込み、ゲートをロックしなければならない。
暗証番号は、ゲートの左側のものは観覧車・右側のものはジェットコースターにある。






日向「100体来たら絶対捕まる…。下手すりゃ全滅だ」


 100体のハンターがエリアになだれ込めば、逃げ場はなくなってしまう…!




小泉「これって、誰かが直接ゲートに番号打ち込まなきゃいけないってこと?」


ソニア「でもゲートからハンターが来るんでしょう?ゲート前に行ったら捕まるかもしれませんよ!?」


 暗証番号はゲートに直接打ち込まなければいけない。そのため、ゲート前に行く必要がある。

 しかし、ハンターがゲートから出てきた時にゲート前にいれば、ハンターの標的になってしまう…!


小泉「そうだけど…このミッションはやらないと捕まっちゃうし」


ソニア「それは…そうなんですが…」


辺古山「私がゲートに行こう」


小泉「ええっ!?」


ソニア「辺古山さん…?」


辺古山「二人に危険を冒させたくない。その代わりと言っては何だが…」

   「観覧車とジェットコースターに向かって、番号を手に入れてくれないか」


小泉「…わかった。頼んだよペコちゃん」


ソニア「残り10分に間に合うかはわかりませんが、最善を尽くします。捕まらないよう気を付けて」


辺古山「もちろんだ」


 女子三人は、手分けしてミッションに挑む…!




日向「ここから近いのは…観覧車か。行こう」


 日向も、ミッションに動く。




左右田「えー…」


 左右田は、迷っている…。


スタッフ「ミッションに行きますか?」


左右田「正直言うと、行きたくない。でも、そりゃみんなだって同じだよな…」

   「…ソニアさんにいいトコ見せるか〜!」


 なんとか重い腰を上げた。


ハンターB「……」


 ミッションに動けば、ハンターに見つかるリスクが高まる。


左右田「近いのってどれだ?」


ハンターB「…!」ダッ


 見つかった…。


左右田「…ん?ええ、来てる!!?」ダッ


 左右田、逃げ切れるか!?




残る逃走者 小泉真昼 左右田和一 日向創 辺古山ペコ ソニア・ネヴァーマインド

ミッション5① ( No.24 )
日時: 2019/03/23 23:36
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)


 [  18:45  ]
 [ 825,000円]


ハンターB「…!」ダッ


左右田「…ん?ええ、来てる!!?」ダッ


 ハンターに見つかった、左右田和一!


ハンターB「……」タッタッタ…


左右田「ハア、ハア、ハア」タッタッタ


 LOCK ON 【KAZUICHI SODA】
 ピ————————————


ハンター「……」タッタッタ…


 NOT LOCK ON 【      】
 ピピッ


ハンターB「…?」


 距離があったため、なんとかまいたようだ。


左右田「あー、もう嫌だ!自首したい!!」


 逃げ足が速いメカニック…。




ソニア「観覧車はあちらですね」


 ソニアは暗証番号獲得のため、観覧車に向かう。


ソニア「そんなに遠くはないですが———」

   「!」


ハンターC「……」


ソニア「ハンターがいて動けません」


 移動には、ハンターに見つかりやすくなるリスクが伴う。




小泉「ジェットコースターに行ったら番号がわかる、と…」


 一方、小泉はジェットコースターで暗証番号獲得を目指す。


 プルルルル、プルルルル


小泉「電話?誰から…。もしもし」ピッ


日向『小泉か?日向だ』


小泉「どうしたの?」


日向『小泉はミッション行くつもりか?』


小泉「もうとっくに動いてるよ」


日向『ああ、そうか。どこ向かってる?』


小泉「ジェットコースターの方」


日向『なるほど、じゃあ俺は…』


小泉「ソニアちゃんが観覧車、ペコちゃんがゲートに向かってるから、どっちかに行って」


日向『わかった、観覧車が近いから行ってみる』


小泉「うん、頑張って」ピッ




日向「観覧車行ってみます」


 日向も、観覧車へと向かう。


日向「左右田にも伝えておこう」




 プルルルル、プルルルル


左右田「…もしもし」


日向『左右田、日向だ。ミッションだけど…』


左右田「オレ行きたくねーよ」


日向『おいおい…やらなきゃ全滅するぞ』


左右田「だけどよぉ…マジできついって」


日向『…ミッションクリアしたら、ソニアは見直してくれると思うぞ?』


左右田「……」


日向『まあ、とにかく番号ゲットしたら辺古山に電話してくれ。ゲート前にいるらしいから。じゃあな』ピッ


左右田「…見直してくれる、ねぇ」


日向「左右田はどうだろう…、今ので動いてくれるだろうか」




辺古山「あれがゲートか」


左ゲート「……」


右ゲート「……」


 辺古山は、既にゲートの前に到着。このゲートの左右それぞれに暗証番号を打ち込めば、

 ゲートが封鎖され、ハンター放出を阻止できる。


辺古山「ハンターが来るまでに番号がわかればいいが…」




ハンター×100「「「「「……」」」」」ザッザッザッ


 ハンター到着まで、残り6分30秒




左右田「…もっかい行くか」


 再び重い腰を上げた左右田。ミッションに動くようだ。


左右田「ここから近いのは…ジェットコースターか?」

   「嫌なんだよな、ジェットコースター。乗り物全般ダメだからオレ」

   「でも、まさか乗ったりすることはねーだろうし大丈夫か…」


スタッフ「……」




ソニア「あれですね、観覧車の乗り場」


 ソニアが、観覧車へとたどり着いた。


ソニア「このあたりに番号が…」

   「あら?看板に何か書いてあります」


看板〈観覧車に乗り、遊園地内のどこかにある暗証番号を探し出せ。ただし、観覧車が動くのは1回だけだ〉


ソニア「これは…観覧車に乗らないといけないのですか?」


 逃走者は、観覧車に乗り、遊園地内のどこかにある暗証番号を探さなくてはならない。

 しかし、観覧車が動くのは1回だけ。責任重大だ。


ソニア「上から探すということでしょうか…」


日向「ソニア、もういる」タッタッタ


 そこに、日向が合流。


ソニア「あ、日向さん!ミッションですね」


日向「ああ、そうだ。もう番号ゲットした?」


ソニア「まだです。どうやら観覧車に乗らなければならないようで…」


日向「どれ…………」

  「なるほど。1回だけしか動かないのか?」


ソニア「どうやらそのようです」


ハンターD「……」


 悠長に話していると、ハンターがやってくる…!


日向「あっ、でも乗る人数は指定ないな。二人で同時に乗ってもよさそうだ」


ソニア「ああ、その手がありましたね!」


 日向とソニア、同時に観覧車に乗るようだ。


日向「普通に乗れば動くのか?」


ソニア「よくわかりませんが乗ってみましょう!」ギィ


日向「左右田に妬まれそう…」ギィ


 二人とも、観覧車に乗った。


アナウンス『ドッキドキワックワクの観覧車、運転開始でちゅ!らーぶらーぶ、でちゅよ!』


観覧車「……」ギイ…


日向「あっ、動き出した」


ソニア「チャンスは一度しかないので、よく探しましょう!」




左右田「…なんかもったいないことした気がする。なんでだろ」


 知らぬ間に、ソニアとの観覧車を不意にした男…。




観覧車「……」ギイ…


ソニア「意外と回るの早いですね」


日向「だな」


 観覧車は約1分で一周する。番号を探せる時間は少ない…!


日向「上からでも(番号)わかるなら相当デカイとか…」


ソニア「うーん、どこでしょう」


 観覧車はまもなく、最も高い地点に到達する。

 暗証番号は見つかるのか…!?




残る逃走者 小泉真昼 左右田和一 日向創 辺古山ペコ ソニア・ネヴァーマインド

ミッション5② ( No.25 )
日時: 2019/04/01 00:45
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)

 [  14:28  ]
 [ 876,400円]


 観覧車に乗り、暗証番号を探す日向とソニア。


日向「全然見つからないぞ」


ソニア「下にあるのだと思いますが…」


観覧車「……」ギイ…


 観覧車が最も高い地点に到達した。


日向「え?どこにあるんだ?」


ソニア「…あれは?」


 ソニアが、何かを見つけた。


日向「どうした?番号あったか!?」


ソニア「あのネズミー城の庭のようなところに、草刈りで作られた数字が…」


日向「どれだ?あれか!」






___   ___   _____________
| |  | |  | _______  |
| |  | |  | |   | |
| |  | |  | |   | |
| |  | |  | |   | |
| |  | |  | |______| |
|__|  |__|  |____________|



※モバイルで見ると数字に見えると思います


 
日向「なんだ、あれ。数字?…110?110でいいのか?」


ソニア「他にないなら、恐らくあれではないでしょうか」


日向「ないよ、あれだけ大きく書かれてるならきっとあれだ!」


観覧車「……」ギイ…


 二人の乗る観覧車は、少しずつ降り始めている。


日向「よし、あとはあれをゲートに打ち込めばいいんだな」


ソニア「辺古山さんに電話します」




 プルルルル、プルルルル


辺古山「ソニアか。番号わかったのか?」


ソニア『はい、わかりました。観覧車の方の番号は、110です!』


辺古山「110…。百通番だな、わかった」


 左側のゲートの打ち込みキーに暗証番号を打ち込めば、左側のゲートをロックする準備は完了する。


辺古山「1、1、0…エンター」ピッ、ピッ、ピッ、ピッ


左ゲート[CLEAR]


辺古山「よし、これであとは右側だけだ!ありがとう、ソニア!」


ソニア『いえいえ、こちらこそです。良きに計らえ!では!』ピッ


辺古山「良きに計らえ…?」




ソニア「番号の打ち込みできたそうです!」


日向「よし!」


 観覧車から降りた二人。


ハンターD「……」


 その二人に忍び寄る、不吉な足音…。


日向「どうする、ジェットコースターの方は?」


ソニア「小泉さんが向かってくれてはいますが、やはり心配です」


日向「よし、俺たちも行ってみるか」


ハンターD「…!」ダッ


日向「どっちに———ハンターだ!」ダッ


ソニア「!」ダッ


 二手に別れて逃げる日向とソニア。


ハンターD「……」タッタッタ…


 ハンターが視界に捉えたのは…。


ソニア「はあ、はあ、はあ」タッタッタ


 ソニア・ネヴァーマインド…。


日向「(ハンター)ソニアの方行った?」


 日向は、難を逃れた。


ハンターD「……」タッタッタ…


ソニア「はあ、はあ、ああっ!」


 ポン!


 12:57 ソニア・ネヴァーマインド 確保
           残り4人


ソニア「うう…残念です」


 王女、二度目の確保…。




 プルルルル、プル


日向「あー、ソニア捕まった。囮にした形になって申し訳ない…」


左右田「ええっ!?また…ソニアさ〜ん…」




辺古山「さっき電話したばかりなのに…」


 ソニアの確保を悲しむ辺古山。


ハンターA「……」


 その辺古山にも、ハンターが迫る…!


辺古山「…ハンターが来ている」ダッ


 素早い反応で、ハンターと距離をとる。

 しかし、ゲートからは遠ざかってしまった。


辺古山「あと2分と少しでハンターがやって来る。無理して(ゲートに)近づかない方がいい」

   「連絡が来次第ゲートに向かおう」




ハンター×100「「「「「……」」」」」ザッザッザッ


 ハンター到着まで、残り2分




小泉「……」


 ジェットコースターに向かいたい小泉。その前方に…。


ハンターB「……」


 ハンター…。


小泉「早く向こう行ってよ!」


ハンターB「……」


小泉「こっち来た」タッ


 思うように動けない…。




 現在、ジェットコースターに向かっているのは、小泉・左右田・日向の三人。

 ハンター放出前に、暗証番号を獲得できるか?




残る逃走者 小泉真昼 左右田和一 日向創 辺古山ペコ


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