二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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逃走中〜絶海のジャバウォック〜(完結済み)
日時: 2019/03/25 00:00
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)

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 〜WARNING! 注意!〜

・逃走中とダンガンロンパの二次創作小説です

・ダンガンロンパシリーズのネタバレ注意

・気を付けていますがキャラ崩壊の可能性あり

・ハンターの識別は名前や番号に基づかずA・Bなどと付けています


以上の点を踏まえてお読みください

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逃走劇の舞台は、ジャバウォック島。実在する島群「ジャバウォック島」を
基に作られたこのエリアで、ゲームは行われる。
今回ゲームに挑むのは、個性豊かな高校生たち総勢16人。
そのほとんどが、王女、マネージャー、日本舞踏家など、
様々な「超高校級」の才能を持つ。ゲームの中で、逃走者は
迫りくるハンターや、様々なミッションに翻弄されていく。
果たして、100分間逃げ切り見事賞金を獲得するものは、現れるのか!?



逃走者:16人
終里赤音(体操部)/九頭龍冬彦(極道)/小泉真昼(写真家)
狛枝凪斗(幸運)/西園寺日寄子(日本舞踏家)/左右田和一(メカニック)
ソニア・ネヴァーマインド(王女)/田中眼蛇夢(飼育委員)
罪木蜜柑(保健委員)/豚神白夜(詐欺師)/七海千秋(ゲーマー)
弐大猫丸(マネージャー)/花村輝々(料理人)/日向創
辺古山ペコ(剣道家)/澪田唯吹(軽音楽部) [50音順]

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ミッション2② ( No.11 )
日時: 2019/03/08 23:44
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)



 [  58:23  ]
 [ 349,400円]


監視カメラ6「……」ジー…


ドローン2「……」ブウウウン


 監視カメラやドローンに逃走者が見つかれば、位置情報がハンターに伝えられてしまう。


澪田「ドローンは音で来たことが分かるんすけど、カメラは目で探すしかないっすよね」


 監視カメラは各島に3台ずつ設置されている。ドローンのように音は鳴らない。




日向「やっと着いた…!」


 日向が、通報停止装置のある別館に辿り着いた。


日向「なんかゲートが出来てる?あっ、看板がある…」




看板『別館内にある手形認証装置に逃走者の手形を3秒間認証させれば、監視カメラとドローンは
   停止する。ただし、別館内はハンターソーンとなっており、1体のハンターがいる』」




日向「ハンターゾーン…?」


ハンターE「……」


 別館内は、ハンターゾーン。中にいるハンターは、侵入した逃走者を見つけ次第、見失うまで追跡する。


日向「中のハンターを突破しないといけないってこと?厳しい…」




小泉「ミッション行った方がいいかな…?でも監視カメラがどこにあるのかもわからないし…」


 ミッションに動くか迷う、小泉。


ハンターB「……」


 その小泉に迫る、ハンター…。


小泉「…(ハンター)いた」


 その場に隠れて、やり過ごすつもりのようだ。


ハンターB「……」


小泉「……」


ハンターB「……」


小泉「どっか行って…」


ハンターB「……」スタスタ


小泉「…セーフ」ハア


 通報だけでなく、ハンターも警戒しなければならない。




日向「…よし、(ハンターゾーンに)入ろう」


 ようやく、ハンターゾーンに入る気になった日向。


日向「……」ポチッ


ゲート「……」ガー


日向「急ごう」ダッ


ハンターE「……」


 狭いハンターゾーンでハンターに見つかれば、振り切るのは困難だ。


日向「装置は…」


ハンターE「……」


日向「!」ダッ


ハンターE「……」


 ハンターは、日向に気づいていない。


日向「ハンターがいない方面を探すしかないか…」


ハンターE「……」


日向「ここは…ない」


 ハンターのいる部屋に行きたい日向。そのためには、一度ハンターをやり過ごすしかない…!


ハンターE「……」


日向「……」


ハンターE「……」スタスタ


日向「よし」ダッ


 ハンターの背後をつき、何とか突破した…!


日向「ここには…テーブルとかあるけど…」

  「あれ?ここも(装置)ない?」


手形認証装置「……」


 装置は厨房にある。だが…。


日向「え?全然見つからない!」


 厨房までの導線が、なぜか見つからない…!




狛枝「ハンターを掻い潜っただけあって手応えがあるんだ…。きっと、素晴らしい〝希望〟が見られるよ」


 犯人は、狛枝だ…。




 今から数分前———


ハンターE「……」


狛枝「おっと」タッ


手形認証装置「……」


狛枝「あっ、(装置)あった」

  「でも、ボクがこれをやるんじゃ、〝希望〟は見られない。やっぱり、超高校級の才能を持つ
   みんながこの〝絶望〟を突破してこそ希望は輝く…」


 狛枝は防火扉を閉じ、装置までの導線を隠してしまった!




狛枝「ああ、希望が楽しみだなぁ」




日向「わからん!あと見てない場所ってどこだ?」


ハンターE「……」


 日向に近づく、ハンター…。


日向「…こっち来てる」


 日向がいるのは、行き止まりの部屋。ハンターに見つからずに部屋を出るのは、不可能だ…!


日向「マズイ…」


ハンターE「…!」


 見つかった…。


日向「……」


 テーブルを使い、ハンターと距離をとる作戦だ…。


ハンターE「……」ダッ


日向「くっ!」ダッ


 距離を保ち、ゲートへと猛ダッシュ!


ハンターE「……」タッタッタ…


日向「ああああああ!」タッタッタ




 ポチッ、ガー


日向「よーし!」タタタ…


ハンターE「……」


 脱出成功だ…!


日向「でも装置見つからなかった!どうしよう…」




弐大「橋はここら辺だったはずじゃが…?」


 3の島へ向かうため、中央の島へと続く橋を探す弐大。


ドローン1「……」ブウウウン


辺古山「なんの音だ?」


田中「まだ近辺をうろつくつもりか…」


 その近くにドローンと、辺古山・田中の二人。


弐大「む…音がする。ドローンがおるのう」


 そして、そこへ近づく…。


ハンターA「……」


 黒い影…。

 ドローンとハンターに挟まれた3人。回避するには、見つかる前に中央の島へと続く橋を渡るしかない…!


辺古山「遠くからハンターが来ている。橋を渡るか…?」


 中央の島まで一本道のため、島間を渡るには大きなリスクがある。


辺古山「ためらっている時間はない…!」ダッ


 辺古山、一か八かの勝負に出た!


田中「……」ダッ


弐大「辺古山…?橋を渡るつもりか」ダッ


 つられて田中・弐大も飛び出した。


ハンターA「……」


 ハンターは三人に気づいていないが…。


ドローン1「……」ジー…


弐大「ドローンが来るぞ!」タッタッタ


ドローン1「…!【NEKOMARU NIDAI】【GANDUM TANAKA】【PEKO PEKOYAMA】」ピピッ


 ドローンには、気づかれた…。


ハンターA「…!」ダッ


 三人の位置情報が、近くにいたハンターに伝えられた!


田中「…来たか」タッタッタ…


ハンターA「……」タッタッタ…


 全員、逃げ切れるか!?




残る逃走者 小泉真昼 狛枝凪斗 左右田和一 田中眼蛇夢 豚神白夜
      七海千秋 弐大猫丸 日向創 辺古山ペコ 澪田唯吹

ミッション2③ ( No.12 )
日時: 2019/03/10 23:38
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)



 [  53:31  ]
 [ 407,800円]


ドローン1「【NEKOMARU NIDAI】【GANDUM TANAKA】【PEKO PEKOYAMA】」ピピピピピ


 ドローンの通報により、ハンターに位置情報が伝わった辺古山・田中・弐大の三人。


ハンターA「……」タッタッタ…


辺古山「ハンター来たぞ!」タッタッタ


田中「……」タッタッタ


 ハンターは、視界に捉えた逃走者を、見失うまで追跡する…。

 狙われたのは…。


弐大「くっ…!」タッタッタ


 もっとも出遅れた、弐大猫丸…!


 LOCK ON 【NEKOMARU NIDAI】
 ピ————————————


弐大「クソじゃああああああああ!!!」


 ポン!


 53:17 弐大猫丸 確保
      残り9人


弐大「辺古山、田中!逃げろぉ!!」




辺古山「弐大が捕まった…!」


田中「…ハア」


 辺古山と田中は、どうにか中央の島まで逃げ切れたようだ。




弐大「クソじゃ…、二人より出遅れてしまったのう…!」


 身体能力は高かった弐大だが、ドローンへの反応が遅すぎた…。




 プルルルル、プル


澪田「猫丸ちゃん、確保!どんどん捕まってく…」




左右田「残りそうな奴ばっか捕まるな———」


ハンターC「……」


左右田「ハンター来た…怖えぇよ…」タタタ


 その場を離れる左右田。逃げた先は…。


左右田「…ん?ここって病院の入り口?」


 通報停止装置がある、病院の入り口だ…!


左右田「ここ来ちまったってことは、(ミッション)やんなきゃいけない流れってことじゃ…?」


ハンターF「……」


 病院内には、1体のハンター。これを掻い潜らなければ、装置を起動させることはできない…!


左右田「えっ、『ハンターゾーン』!?マジかよ、そんなの入れるわけねーじゃん!」


 ハンターにビビッて、入れない…。


左右田「無理無理、無理だってこんなの!入ったらぜってー捕まるから!」




田中「こちらの島には来るつもりはなかったのだが…」


 一方、先ほどハンターに追われ、3の島までやってきてしまった田中。


田中「だがこれも定め…。こちらで逃げるのならば、通報を止める方が俺様自身にとっても都合が良い」


 こちらの島に来ても、ミッションは参加するようだ。




日向「どうしようか…」


 1の島のハンターゾーン前にいる、日向創。先ほどハンターゾーンへ侵入したが、装置を見つける

 ことは出来なかった。


日向「あとどこか探してないところあったっけ?」


豚神「はあ、はあ…」


 そこに、ようやく豚神が到着。


日向「あっ、十神(豚神)。お疲れ」


豚神「日向…、ミッションは」


日向「まだクリアしてない。この(ハンターゾーンの)中にあるらしいんだけど」


 通報停止装置への導線は、狛枝により防火扉で閉じられてしまっている。


豚神「『ハンターゾーン』か。よし日向、行け」


日向「いや、さっき入ったんだけど…、装置が見つからなくて」


豚神「何?しっかり探したか?」


日向「そのつもりだけど」


豚神「…チッ。仕方ない、俺も探そう」


 今度は、日向と豚神で同時にハンターゾーンに侵入するようだ。


豚神「貴様は奥を探せ。俺は手前を探す」


日向「わかった」

  「じゃ、行くぞ…」ポチッ


ゲート「……」ガー


 ハンターゾーン、再度侵入…!


ハンターE「……」


日向「ハンターだ…」サッ


豚神「(装置)どこにある…?」サッ


 ハンターから隠れながら、装置を入念に探していく。


日向「でも奥行ったって見つからない気がするんだよな…」


豚神「…ん?」


 豚神が、何かを見つけた。


豚神「ここは壁じゃなく、扉か…?」ギィ


日向「えっ、そこ開くのか!?」


 ついに、防火扉を発見!


ハンターE「…!」ダッ


 しかし、見つかった…。


日向「———ハンターだ!」ダッ


豚神「!」サッ


 防火扉の奥へと逃げる豚神。


ハンターE「……」タッタッタ…


 ハンターは、日向を追う。


日向「開いてくれ!」


 ポチッ、ガー


ハンターE「……」


日向「危なかった…!」


 日向、ハンターゾーン脱出成功…!


日向「すまん、十神(豚神)!任せた!!」




豚神「任された」


 豚神は、防火扉の奥を進む…!


豚神「…これは」


通報停止装置「……」


豚神「装置だ。手形を認証すればいいのか」

  「これで…」ピッ、ピッ、ピッ


通報停止装置[通報停止]




ドローン1「……」ブウウン…


監視カメラ1「……」ピピ…

監視カメラ2「……」ピピ…

監視カメラ3「……」ピピ…


 豚神が手形を認証したため、1の島の監視カメラとドローンが停止した…!



 49:33 ミッションクリア



豚神「よし、戻るぞ」


ハンターE「……」


 これより豚神は、ハンターゾーンを脱出しなければならない…!




日向「無事であってくれ…」




ハンターE「……」


豚神「ハンターが通り過ぎたら扉から出て走る」


ハンターE「……」


豚神「……」


ハンターE「……」スタスタ


豚神「今だ」ダッ


日向「あっ、来た!」


豚神「ゲートを開けろ!」


日向「ああ!」


 ポチッ、ガー


豚神「はあ…」


 豚神、脱出成功…!


日向「装置は?」


豚神「無論、起動させた」


日向「よし!やった!!」




 プルルルル、プル


七海「『ミッション2途中経過|豚神の活躍により、1の島の通報が停止した』…すごいね、
   十神(豚神)くん」




狛枝「十神(豚神)くんの〝希望〟…、見させてもらったよ」


 狛枝は、どうやらハンターゾーンの近くで豚神たちを見ていたようだ。


狛枝「苦労した甲斐があったよ。困難を乗り越えた瞬間は素晴らしく〝希望〟が輝いたに違いない」




 これで残るは、3の島の装置のみ…!果たして、ミッションクリアなるか!?




残る逃走者 小泉真昼 狛枝凪斗 左右田和一 田中眼蛇夢 豚神白夜 七海千秋 日向創 辺古山ペコ 澪田唯吹

ミッション2④ ( No.13 )
日時: 2019/03/11 23:25
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)



 [  48:46  ]
 [ 452,800円]


 1の島で通報停止装置を起動させたため、1の島での通報は停止した。

 残るは3の島。現在ミッションに動いているのは、田中ただ一人。


ドローン2「……」ブウウウン


小泉「ドローンいて全然動けないよ…!」


 このまま装置を起動できなければ、3の島で通報は止まらない…!




左右田「ハンター怖くて動きたくねー…」


 先ほど、偶然にもハンターゾーンまでたどり着いたが、しり込みしてしまった左右田和一。


田中「……」タッタッタ…


左右田「ぎゃあっ!?」


田中「…雑種(左右田)か。煩いぞ」


左右田「た、田中かよ…走ってきて驚かせんな!」


田中「フン」タッタッタ…


左右田「…ん?あっちって病院(ハンターゾーン)の方?」




田中「よし、ここか」


 田中、ハンターゾーンへと到着。


田中「…『ハンターゾーン』だと?くだらん」

  「その程度、制圧せし氷の覇王・田中眼蛇夢が攻略してくれる!」


 しり込みせず、侵入するようだ…!


田中「往くぞ」ポチッ


ゲート「……」ガー


 ハンターゾーン、侵入…!


ハンターF「……」


田中「どこに(装置)あるというのだ」


 ハンターゾーンでは、ハンターを掻い潜り、装置を探さなくてはならない…!


ハンターF「……」


田中「!」タッ


 ハンターに気づき、距離をとる…。


田中「虱潰しに探すしかないか」


 階段で上の階へ上がるようだ。


田中「……」


ハンターF「……」


田中「…これか?」


通報停止装置「……」


 運よく、装置を発見した!


田中「手形を認証させれば…」ピッ、ピッ、ピッ


通報停止装置[通報停止]




ドローン2「……」ブウウン…


監視カメラ4「……」ピピ…

監視カメラ5「……」ピピ…

監視カメラ6「……」ピピ…


 3の島の監視カメラとドローンが、停止した…!


 46:29 ミッションクリア




田中「後は脱出するのみだ」


 ミッションはクリアしたが、田中はハンターゾーンを脱出しなくてはならない。


ハンターF「……」


 下の階には、1体のハンター。見つからずに脱出できるか。


田中「…上がってくるかもしれん」


ハンターF「……」


 ハンターが階段を上がってきた…!


田中「……」


 階段袖に隠れる田中。やり過ごせるか…。


ハンターF「……」


田中「……」


ハンターF「……」スタスタ


田中「…!」ダッ


ハンターF「…!」


 LOCK ON 【GANDUM TANAKA】
 ピピッ


 見つかった…。

 その距離、およそ2メートル!逃げ切れるか!?


田中「ハア、ハア」タッタッタ


 階段を駆け下り、全力疾走だ…!


ハンターF「……」タッタッタ…


田中「ゲート、開け!!」ポチッ


ゲート「……」ガー


ハンターF「……」タッタッタ…


田中「くっ…!」ダッ


ゲート「……」ガー


ハンターF「……」


 田中、脱出成功…!


田中「ふ、フハハハ!この俺様に敵うはずがないだろう!」




 プルルルル、プル


小泉「『ミッション2結果|田中の活躍により、3の島の通報が停止した。これにより、通報はすべての
   エリアで停止となる』…田中、ありがとう!」


左右田「マジかよ!?田中のヤロー…やるなぁ」


田中「ハア…疲れた」


 これで監視カメラやドローンがすべて停止したため、通報の心配はない。




七海「ここまで何もせずに生き残れてる」


 ゲーム開始から、あまり大きく動いていない七海。


七海「体力万全の状態で、後半戦に挑める…と思うよ」




辺古山「あと45分も逃げなければならないのか…集中力がもつだろうか」


 辺古山は、中央の島から1の島に戻ってきたようだ。


辺古山「長時間神経をすり減らして逃げるのは、意外と辛いものだったんだな」




澪田「のらりくらりとやってたらイケるかもしれないっすねー」


 ここまで一度もハンターに追われていない澪田。


澪田「…ん?なんか変な音聞こえません?」


スタッフ「変な音とは?」


澪田「なんか、ドローンの音とは違う…低い音っす」


スタッフ「澪田さんは耳がいいんですか?」


澪田「そうなんすよ、これでも『超高校級の軽音楽部』って言われてますから!」

  「でもこの音、どこから聞こえるんだろう。海の方な気はするんすけど…」




 ゴウン…ゴウン…


 その頃、遠方の海から…。


大型船「……」ゴウン…ゴウン…


 ジャバウォック島に大型の船が接近していた。

 その船には…。




ハンター「……」


ハンター「……」


ハンター「……」


ハンター「……」


ハンター「……」






ハンター×100「「「「「……」」」」」






 100体のハンターが乗船していた…!

 この100体のハンターが、後に最大の脅威として逃走者に立ちはだかることとなる…!


残る逃走者 小泉真昼 狛枝凪斗 左右田和一 田中眼蛇夢 豚神白夜 七海千秋 日向創 辺古山ペコ 澪田唯吹

中盤戦 ( No.14 )
日時: 2019/03/12 23:46
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)



 [  43:17  ]
 [ 530,600円]


狛枝「次のミッションはまだかな。ボクはもっと見たいんだ…〝希望〟が輝く瞬間を」


 先ほどのミッションでは、他の逃走者の知らないところで難易度を上げていた狛枝凪斗。


狛枝「賞金額が上がれば上がるほど、捕まった時の絶望はすごいものになる。つまり、同時に希望も
   輝きを増すんだよ!」


スタッフ「…???」




小泉「賞金、53万円超えてる!すごい!いいレンズ買える!」


スタッフ「自首は考えてますか?」


小泉「うーん…自首はちらつくけど…日寄子ちゃんを犠牲に生き残ってるから、自首はしません」




  牢獄


花村「あー、賞金欲しかったなぁ」


西園寺「そんなのみんなそうだっての、うるさいなぁ」


花村「わかってるけどさぁ」


終里「この中(牢獄)退屈だから戦わせろ!」


弐大「無茶を言うな、終里」


九頭龍「なんか賑やかになってきたな」


罪木「えへへ、その方が楽しいですぅ」




豚神「ハンターを見かけたら教えろ」


日向「そっちも頼む」


 ミッション終了後から共に行動する豚神と日向。


豚神「…おい、日向」


日向「なんだ?」


豚神「あれは船…だな?」




大型船「……」ゴウン…ゴウン…


 遠くに船を見つけたようだ。




日向「あっ、それっぽいな。でもなんで船が?」


豚神「…嫌な予感がする」


日向「嫌な予感…?」






 その頃、ゲームを操るモノクマは…。


モノクマ「さて、次のミッションを始めちゃおうか」


??「えっ、もうやるの?ペース早くない?」


モノクマ「いいんだよ。逃走成功への試練がミッションの役割だしさ」

    「さあ、お待ちかねの100体ハンターだよ!」ピッ






 [  41:20  ]
 [ 554,000円]


 プルルルル、プル


澪田「またミッションすか、ペース早いっすね」


左右田「『ミッション|』……ええ!!?」

   「…『現在、100体のハンターを乗せた船がジャバウォック島へ航行中』」


豚神「『船は残り30分になると中央の島に辿り着き、100体のハンターはエリアに解き放たれる』」


日向「100体が…あと10分ちょっとで!?」


七海「『回避するには、中央の島から4の島へと渡らなければならない』」


狛枝「『ただし、中央の島と4の島を渡す橋が通過できるのは、残り33分から残り30分までの3分間のみだ』」




  ミッション 100体のハンターを回避せよ!
現在、100体のハンターを乗せた船が、逃走エリアに向かい航行中。
船は残り30分になると到着し、100体のハンターがエリア全体を埋め尽くす。
これを回避するには、新エリア「4の島」へと渡らなくてはならない。
ただし、中央の島と4の島を渡す橋は、残り33分から残り30分までの3分間しかわたることはできない。




左右田「これはヤバいって!100体なんて来たらぜってー逃げらんないじゃねーか!!」


田中「まさに百鬼夜行…というわけか。これは逃げに徹するしかあるまい」


 新エリアに移動するため、続々と動き出す逃走者たち!


ハンターA「……」


ハンターB「……」


 動けば、ハンターに見つかるリスクが高まる。


ハンター×100「「「「「……」」」」」


 100体のハンター上陸まで、残り10分




狛枝「うーん、どうやらこのミッションは、ボクに何かできそうなことはないようだね」


 ミッションの難易度を上げられず、残念がる狛枝…。


狛枝「仕方ない、今回は普通にミッション参加しよう」




辺古山「中央の島に行くしかないのか…」


 偶然、中央の島へと続く橋の近くにいた辺古山。


辺古山「あっち(中央の島)は見晴らしがよすぎる。まだここで待っていよう」


 中央の島は他の島より見晴らしもよく、ハンターに見つかれば逃げ切るのは容易ではない。




小泉「ここ渡ればいいんだね」


 小泉は、辺古山と違い、もう中央の島に向かうようだ。


小泉「時間ギリギリでハンターがここ(橋)塞いでて、橋渡れないなんてなったら最悪だから」




澪田「あっ、創ちゃーん!豚足ちゃーん!」


日向「澪田!声が大きいって」


 澪田と日向・豚神が合流。


澪田「ここまで誰とも絡んでなかったんで、なんかテンション上がっちゃって!」


日向「テンション上がるのはわかったから、静かにしてくれよ」


豚神「…ハンターだ」


澪田「えっ!?」


ハンターD「……」


澪田「なんだ、かなり遠くじゃないっすか!ビビる必要ないっすよ」


豚神「油断していると痛い目を見ることになるぞ」


澪田「大丈夫っすよー」




七海「橋までそこそこ遠いし、移動しなくちゃ」


 ここまでほとんど動かなかった七海が、ついに動き出した。


ハンターA「……」


 その近くに、ハンター…。


七海「…足音する」


 その場に隠れる七海。


ハンターA「……」


七海「…(ハンター)いる」


ハンターA「……」


 凌げるか…!?




残る逃走者 小泉真昼 狛枝凪斗 左右田和一 田中眼蛇夢 豚神白夜 七海千秋 日向創 辺古山ペコ 澪田唯吹

ミッション3① ( No.15 )
日時: 2019/03/13 23:53
名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)

 [  37:34  ]
 [ 599,200円]


 隠れる七海に、ハンターが接近…!


七海「…(ハンター)いる」


ハンターA「……」


七海「……」


ハンターA「……」


七海「……」




ハンターA「……」スタスタ


七海「…良かった」


 見つからなかったようだ。


七海「(100体ハンター上陸まで)あと7分くらいしかない。急ごう」




左右田「怖えからなるべく動きたくなかったのに…」


 中央の島へ移動しようと動き出す、左右田。


左右田「…あっ」


自首用電話「……」


 自首用電話だ。


左右田「今自首したら、60万円貰える…」


自首用電話「……」


左右田「…でもなぁ、ソニアさんにいいトコ見せられてないしなぁ、田中は活躍してんのに」


自首用電話「……」


 左右田の決断は…?




左右田「…やっぱもう少し頑張ろう」


 自首はしないようだ。




日向「橋あったぞ!」


澪田「あれ渡ればいいんすか?」


豚神「いや、更に中央の島から4の島に渡らなければ」


 中央の島へと向かう橋に到着した三人。


辺古山「あれは…日向たちか」


 その近くに、辺古山ペコ。


ハンターD「……」


 そして、ハンター…。


澪田「残り36分30秒。あと3分半で橋が通れるようになるみたいっすね」


豚神「3分半か。橋渡っておくか?」


日向「いや、でも中央の島は見晴らしが…」


辺古山「…ハンターだ!!」ダッ


豚神「何!?」ダッ


澪田「ええっ、マジっすか!?」ダッ


日向「!」ダッ


 辺古山の大声で、散り散りに逃げだす逃走者たち。


ハンターD「……」


 ハンターは、4人に気づいていない。


日向「時間ないのにここで…!」タッタッタ


豚神「ハア、ハア、ハア」ダッダッダ


辺古山「…追っては来てないか」


澪田「みんな、どこ行ったんすかね?」


ハンターA「……」


 しかし、逃走者の近くにもう1体…。


辺古山「そろそろ橋を渡るべきか?」


日向「はあ、どうしよう」


ハンターA「…!」ダッ


 見つかったのは…。




豚神「ハア、ハア———くっ!」ダッ


 豚神だ…。


ハンターA「……」タッタッタ…


豚神「くっ、足が…!」ダッダッダ


 もう、体力が残っていない…。


 LOCK ON 【BYAKUYA TOGAMI】
 ピ————————————


豚神「ダメか…」


 ポン!


 35:51 豚神白夜 確保
      残り8人


豚神「足に…ハア、乳酸が…」


 ミッションにも貢献したが、ここで確保…。




 プルルルル、プル


澪田「…豚足ちゃん、確保!!さっきまで一緒にいたのに!」




狛枝「ようやく人数も半分だね」


 狛枝は、中央の島に辿り着いた。


小泉「よし、間に合った!」


 その近くに、小泉もいる。

 現在、逃走者が逃げているエリアは以下の通り。中央の島にいるのは、狛枝と小泉の二人だけだ。

   1の島 七海、日向、辺古山、澪田
   3の島 左右田、田中
 中央の島 小泉、狛枝




左右田「おっ、田中がいる」


田中「…また雑種か」


 中央の島へと向かう、左右田と田中が合流。


左右田「おまえにはぜってー負けねーからな!」


田中「競っているわけではないだろう。ゲームの本質を見失っているのか?」


左右田「そんなんじゃねーよ!賞金も獲って、おまえにも勝つ!」


田中「フン…。この俺様に敵うはずもない」


左右田「んだと!?」


田中「———ハンターだ、止まれ」


左右田「!?」


ハンターC「……」スタスタ


田中「こちらには気づいていないようだな」

  「注意力が散漫になっているぞ、雑種よ。俺様に勝つつもりなら、集中を途切れさせるな」


左右田「…チクショー…!」


 ライバルに、助けられてしまった…。




七海「あっ、日向くんだ」


日向「七海!全然見かけなかったけどどこにいたんだ」


 橋の近くに戻ってきた日向。そこへ、七海もやってきた。


日向「あと35分切ってる。橋渡ろうか」


七海「もう渡った方がいい…と思うよ。ハンターも運よく近くにいないし」


日向「だな。行こう」


 中央の島へ渡るようだ。




ハンター×100「「「「「……」」」」」


 100体のハンター上陸まで、残り4分30秒

 果たして、全員4の島へ移動できるか!?




残る逃走者 小泉真昼 狛枝凪斗 左右田和一 田中眼蛇夢 七海千秋 日向創 辺古山ペコ 澪田唯吹


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