二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 逃走中〜絶海のジャバウォック〜(完結済み)
- 日時: 2019/03/25 00:00
- 名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)
------------------------------------------------------------------------
〜WARNING! 注意!〜
・逃走中とダンガンロンパの二次創作小説です
・ダンガンロンパシリーズのネタバレ注意
・気を付けていますがキャラ崩壊の可能性あり
・ハンターの識別は名前や番号に基づかずA・Bなどと付けています
以上の点を踏まえてお読みください
------------------------------------------------------------------------
逃走劇の舞台は、ジャバウォック島。実在する島群「ジャバウォック島」を
基に作られたこのエリアで、ゲームは行われる。
今回ゲームに挑むのは、個性豊かな高校生たち総勢16人。
そのほとんどが、王女、マネージャー、日本舞踏家など、
様々な「超高校級」の才能を持つ。ゲームの中で、逃走者は
迫りくるハンターや、様々なミッションに翻弄されていく。
果たして、100分間逃げ切り見事賞金を獲得するものは、現れるのか!?
逃走者:16人
終里赤音(体操部)/九頭龍冬彦(極道)/小泉真昼(写真家)
狛枝凪斗(幸運)/西園寺日寄子(日本舞踏家)/左右田和一(メカニック)
ソニア・ネヴァーマインド(王女)/田中眼蛇夢(飼育委員)
罪木蜜柑(保健委員)/豚神白夜(詐欺師)/七海千秋(ゲーマー)
弐大猫丸(マネージャー)/花村輝々(料理人)/日向創
辺古山ペコ(剣道家)/澪田唯吹(軽音楽部) [50音順]
- ミッション3② ( No.16 )
- 日時: 2019/03/14 23:36
- 名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)
[ 34:22 ]
[ 637,600円]
100体のハンターが上陸するまで、残り4分30秒を切った。
残り33分になると、4の島へ続く橋が通過可能となる。
モノケモノ「……」
現在、4の島へ渡る橋は、モノケモノにより封鎖されている。
狛枝「(残り33分まで)もう少しだ」
小泉「早く(橋)開いて…」
中央の島で橋の開通を待つ、狛枝と小泉。
ハンターD「……」
その二人に、ハンターが迫る…!
小泉「…えっ!?ハンター!?」サッ
狛枝「あっ、ハンター来た」
ハンターD「……」
ハンターは、まだ二人に気づいていない。
小泉「なんでこのタイミングで来るの…!?」
その場に隠れてやり過ごそうとする小泉。
狛枝「逃げ場あるかな」タッタッタ
一方、ハンターから距離をとる狛枝。
対照的な行動をとった二人。見つからずに凌げるのか…!?
ハンターD「……」
狛枝「こっち来てる」
ハンターは、狛枝に接近している。
狛枝「仕方ない、一度渡ろう」
3の島へと逃げるようだ。
小泉「…向こうに行った?」
小泉は、命拾いだ。
ハンターD「……」
狛枝「参ったな。もう時間なのに」
日向「着いた!」
七海「ここもハンターいないね」
日向と七海が、ようやく中央の島へ到着。
小泉「日向と千秋ちゃん。こっちだよ!」
日向「小泉!もういたのか」
小泉「うん、割と早くから…」
七海「二人とも、もう時間だよ」
[ 33:02 ]
[ 653,600円]
[ 33:01 ]
[ 653,800円]
[ 33:00 ]
[ 654,000円]
モノケモノ「……」ズズズ…
日向「開いた!行こう!!」ダッ
小泉「これでミッションクリア…!?」タタタ…
七海「そうだと思うよ」タタタ…
日向 小泉 七海 ミッションクリア
橋を渡った逃走者は、4の島へと向かうことができる。
辺古山「間に合った…」
続いてやってきたのは、辺古山だ。
辺古山「必ず逃げ切ってみせる」タッ
辺古山 ミッションクリア
これで残るは、狛枝・左右田・田中・澪田の四人。
4の島へと続く橋は、100体のハンターが上陸する残り30分に再び封鎖される。
澪田「ヤバいっすよ、これ…」
ハンターA「……」
澪田は、ハンターが近くにいて、動けない…。
澪田「橋はすぐそこなのに…!」
左右田「あれ、狛枝じゃね?」
狛枝「左右田クン、田中クン!ハンター来るよ!」タッタッタ
田中「なんだと!?」ダッ
左右田「マジか!?」ダッ
ハンターD「……」
マジだ…。
狛枝「橋から大分遠のいちゃった」
左右田「やべーよ、時間ねーってのに!」
ハンター×100「「「「「……」」」」」
100体のハンター上陸まで、残り2分
ハンターD「……」
田中と左右田にハンターが接近…!
田中「あのハンターがここを通り過ぎたら走るぞ」
左右田「見つかったらヤバくねーか!?」
田中「悠長にしていられない。覚悟を決めろ」
ハンターD「……」
田中「……」
左右田「……」
ハンターD「……」スタスタ
田中「今だ、走れ!」ダッ
左右田「!」ダッ
ハンターD「……」
気付かれなかったようだ。
田中「橋だ!このまま走って渡るぞ」タッタッタ
左右田「体力きついって…!」タッタッタ
そのまま中央の島へと直行する!
澪田「今なら行けますかね?」
澪田も、意を決して橋を渡るようだ。
澪田「間に合ってくださいよぉ!」ダッ
狛枝「…これはダメだね。距離がかなりあるし」
狛枝は、もう諦めた…。
狛枝「賞金には興味あまりないけど、一応、自首電話探してみようかな」
自首するため、自首用電話を探す。
左右田「やばっ…体力持たねー」タッタッタ…
田中「走れ!ここで捕まれば、貴様はただの雑種から成長できんぞ!」タッタッタ
左右田「何言ってんだおまえ…」タッタッタ…
100体のハンター上陸まで、残り1分
4の島へたどり着けるか!?
残る逃走者 小泉真昼 狛枝凪斗 左右田和一 田中眼蛇夢 七海千秋 日向創 辺古山ペコ 澪田唯吹
- ミッション3③ ( No.17 )
- 日時: 2019/03/16 23:31
- 名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)
[ 30:50 ]
[ 680,000円]
ハンター×100「「「「「……」」」」」
100体のハンター上陸まで、残り1分を切った!
左右田「はあ、はあ、はあ」タッタッタ…
田中「もうすぐ中央の島に着く!耐えろ!」タッタッタ
澪田「いや橋長すぎっすよ、これ!」タッタッタ
現在、4の島へ向かっているのは左右田・田中・澪田の三人。
狛枝「自首電話、ここら辺のはずなんだけど…」
狛枝は、既に4の島への移動を諦めている。
ハンターB「……」
狛枝「ハンターここにもいる」タッ
100体のハンター上陸まで、残り30秒
田中「どこだ(4の島への)橋は!?」
左右田「ゼエ、ゼエ…」
田中と左右田が、中央の島に到着!
田中「橋があったぞ、すぐそこだ!」
左右田「ま、待ってくれ…」
澪田「はあ、はあ、心臓がヤバいっす…」
澪田も、遅れて到着した。
田中「雑種、急げ!」
田中 ミッションクリア
左右田「ゼエ、ゼエ、ゼエ…」
左右田 ミッションクリア
田中と左右田が橋を渡った。これで橋を渡っていないのは、澪田と狛枝の二人だけだ。
澪田「待ってー!」
10
9
8
7
澪田「まだ残ってますよー!」
6
5
4
3
狛枝「来るよ、〝絶望〟が」
2
1
[ 30:00 ]
[ 690,000円]
大型船「……」ゴウン…
アナウンス『ジャバウォック島に到着しました』
ハンター×100「「「「「……」」」」」ドドドドド…
ハンター100体、放出…。
澪田「ええっ、時間切れ!?通して!!」
モノケモノ「……」
澪田「通せんぼしないでください!!」
ハンター×100「「「「「……」」」」」ドドドドド
澪田「ヤバい…すごい数の足音が聞こえます!」
ハンター×100「「「「「…!」」」」」ダッ
澪田「…ひっ!!?」ダッ
見つかった…。
ハンター×100「「「「「……」」」」」ドドドドドド
澪田「ぎゃあああああああああ!!!!!」
100体のハンターが、澪田に一斉に襲い掛かる!!
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター×100「「「「「……」」」」」ドドドドドド
澪田「ああああああああ!!!!!」
狛枝「ん、この大声…澪田さんかな?」
澪田「自首するうう!!!自首しますからあああ!!!!」
ハンター×100「「「「「……」」」」」ドドドドドド
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
澪田「嫌だああああああああああ!!!!!」
ポン!
30:00 澪田唯吹 確保
残り7人
澪田「ああ…無理っすよこんなの…」
100体のハンターの餌食となった…。
これでエリアに残っているのは狛枝一人だけとなった。
狛枝「さて、どうしようか」
ハンター「……」
ハンター「……」
ハンターD「……」
ハンター「……」
104体のハンターが狙うのは、狛枝ただ一人…!
狛枝「自首電話が見つかりそうにないね」
追い詰められた状況で、なおも達観している狛枝。
ハンター×20「「「……」」」
その近くには、数十体のハンター…。
狛枝「…来た」タッ
ハンター×20「「「…!」」」ダッ
もう、逃げ場は残されていない…!
狛枝「…またいた!」
ハンター×20「「「…!」」」ダッ
どこもかしこも、ハンターだらけだ!
狛枝「…ああ、そうか。長らく忘れていた気がするよ」
ハンター×20「「「……」」」ドドドドドド
ハンター×20「「「……」」」ドドドドドド
狛枝「これが〝絶望〟だったね」
ポン!
30:00 狛枝凪斗 確保
残り6人
狛枝「久々に体感できたよ、絶望を」
彼に希望は、やってこなかった…。
ゲーム残り30分となり、残る逃走者は以下の6人となった。
小泉真昼 左右田和一 田中眼蛇夢 七海千秋 日向創 辺古山ペコ
牢獄
九頭龍「辺古山とか日向達、残ってる奴らは頑張ってほしいな」
西園寺「小泉おねぇ、このまま逃げ切ってほしいなぁ」
ソニア「左右田さんはまだ残ってるんですね…意外でした」
澪田「お疲れっす…」
豚神「お疲れ様だ」
罪木「100体のハンター、どうでしたぁ?」
澪田「ヤバいっすよあれ!トラウマなるかと思ったくらいに」
狛枝「まさに絶望って感じだったよ」
終里「へえー、オレも戦ってみたかったな!」
その頃、ゲームマスターのモノクマは…。
モノクマ「戦いたいなら、戦わせてあげるよ終里さん。捕まらず逃げ切ったら勝利だよ」
??「次は何する気?」
モノクマ「捕まった人たちにチャンスをあげようと思ってね」ピッ
プルルルル、プル
罪木「メールですぅ」
狛枝「何かな」
罪木「…『牢獄の者たちに復活のチャンスを与える』」
九頭龍「何!?やったぜ!!」
弐大「復活じゃああああ!!」
次回、確保者にとって最後のチャンス〝復活ゲーム〟が始まる…!
- ミッション4 復活ゲーム① ( No.18 )
- 日時: 2019/03/16 23:42
- 名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)
[ 30:00 ]
[ 690,000円]
100体のハンターが上陸した残り30分から、ゲーム時間は停止している。
ミッション 牢獄から復活せよ!
1の島のホテル前にある牢獄からスタート。空港にある復活カードを獲得した者は復活となり、
ゲームに復帰できる。ただし、エリア全体には104体のハンターがおり、確保されれば復活の権利を失う。
西園寺「制限時間ないの?」
罪木「特に書かれてませんよぉ」
豚神「時間をかけても復活カードさえ獲得して戻ってこられればいいわけか」
狛枝「なるほどね…」
終里「ワクワクすっぞ!」
確保者にとっては、またとないチャンス。このチャンスをものにできる者は、現れるのか!?
5
4
3
2
1
START
弐大「行くぞおおお!!!」
豚神「静かにしろ、ハンターが近くにいるかもしれん」
澪田「ハンターうじゃうじゃっすから、気を付けて進みましょう!」
固まって行動する確保者たち。
ハンター「……」
ハンターA「……」
九頭龍「うわ、そこら中にいるじゃねーか」
ハンターはエリアをほぼ埋め尽くしている。ホテルから空港まで見つからずに移動できるのか!?
豚神「貴様ら、俺が先陣を切るからハンターの隙をついて走れ」
ソニア「えっ、そんなことしたら十神(豚神)さんが捕まってしまいます!」
豚神「俺はもう足が限界だ。俺よりも貴様らが復活するといい」
花村「十神(豚神)くん、なんていい人なんだ…」
「僕はお言葉に甘えさせてもらうよ!ありがとう!」
九頭龍「なんか悪い…」
豚神「気にする必要はない」
ハンター「……」
豚神「…行くぞ!」ダッ
ハンター「…!」ダッ
終里「このまま空港に直行だ!」タッタッタ
弐大「恩に着るぞ、十神(豚神)!」タッタッタ
豚神の合図で、一斉に走り出す…!
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「…!」ダッ
さらに、2体目も豚神に迫る。
豚神「くっ、ここまでのようだ」
ポン!
豚神白夜 確保
残り9人
豚神「他に誰も捕まらないといいんだが…」
九頭龍「ぜってー、人固まってた方がいいだろ」
西園寺「一人で行ったら確実に捕まる。他の奴を囮にでもしないと無理…」
ソニア「皆さん、離れないようにしましょう!」
花村「置いてかれたらマズイね」
単独行動をしたくない九頭龍・西園寺・ソニア・花村。一塊になり動く。
終里「他の奴らはどこ行ったんだ?」
一方、単独行動をする終里。
ハンター「…!」ダッ
見つかった…。
終里「うわ、来た!」ダッ
ハンター「…!」ダッ
ハンター「…!」ダッ
終里「こっちもいる!」タッタッタ
逃げれば逃げるほど、多くのハンターに見つかる…!
ハンター「…!」ダッ
終里「うわ、やべぇ!」
ポン!
終里赤音 確保
残り8人
終里「逃げた先にいた…、やっちまった…」
またしても、ハンターに挟まれた…。
罪木「皆さん、どこですかぁ?」
澪田「人探すより、空港目指したほうがいいんじゃないっすかね」
罪木と澪田は豚神が捕まった際に大きく飛び出せず、まだスタート地点周辺にいる。
ハンター「……」
澪田「ハンターっすよ!」ダッ
澪田はハンターに気づき、距離をとる。
罪木「へぇっ!?」ダッ
ハンター「…!」ダッ
罪木は、出遅れた…。
ハンター「……」タッタッタ…
罪木「や、やめてくださぁい!」
ポン!
罪木蜜柑 確保
残り7人
罪木「ま、また捕まっちゃいましたぁ」
澪田「まさか、蜜柑ちゃん捕まった?」
ハンター「…!」ダッ
澪田「———ぎゃあっ!」ダッ
澪田も、見つかった…。
ハンター「……」タッタッタ…
澪田「やだやだやだぁ!!!」
ポン!
澪田唯吹 確保
残り6人
澪田「あーっ!!悔しいーっ!!」
ここまで4人が確保され、残るは6人。
ハンター「……」
花村「こっちにハンターいるよ」
西園寺「逃げ場ないじゃん」
固まって動く四人は、順調に空港に近づいていた。
ソニア「空港行くには遠回りしたほうがよさそうですね」
九頭龍「だな…」
ハンター「……」
ハンター「……」
四人に迫る、二体のハンター…!
ソニア「…ハンター来ました!」ダッ
三人「「「!!」」」ダッ
ハンター「…!」ダッ
そのうち一体に、見つかった…。逃げ遅れたのは…。
西園寺「待って…!」
着物で逃げる、西園寺…。
ハンター「……」タッタッタ…
西園寺「来んなよクロムシ!」
ポン!
西園寺「あー、もう!」
ハンター「……」
更に逃げる先に、もう一体…!
九頭龍「はあ、はあ」タッタッタ
花村「キツイよこれ———」タッタッタ
ハンター「!」
花村「ええっ!?」
ポン!
花村「うわああああ!!!」
九頭龍「は、花村!?捕まった!?」タッタッタ
ソニア「そんな…!」タッタッタ
西園寺「こっちが囮になっちゃった…」
花村「非情だよこんなの…」
西園寺日寄子 確保
花村輝々 確保
残り4人
同時に二人、確保だ…。
残るは九頭龍・狛枝・ソニア・弐大の四人。復活なるか!?
- ミッション4 復活ゲーム② ( No.19 )
- 日時: 2019/03/17 23:18
- 名前: TDR (ID: 9BwAWVgb)
空港にある復活カードを獲得すれば復活となり、ゲームに復帰できる。
ハンター「……」
弐大「先に進めん…」
エリアには104体のハンターがいるため、移動は容易ではない。
最初に空港に辿り着いたのは…。
狛枝「あれが空港だね」
ここまでハンターに遭遇していない、狛枝だ。
狛枝「あっ、そうだ。もしボクが復活カードをすべて隠してしまったら、きっとみんな絶望するだろうね」
またしても良からぬことを企む…。
復活カード×3「……」
狛枝「カードは入口からでも見える位置にある。けど…」
ハンター「……」
ハンター「……」
狛枝「空港の中にもハンターがいるよ」
空港内のハンターを突破し、復活カードを獲得しなければならない。
狛枝「一筋縄ではいかないみたいだ。ならどうするか…。別のプランもあるけどそれには他の人が…」
「…ん?なんか色々落ちてる。鉄パイプ?それも結構沢山」
九頭龍「あった、空港だ!」
ソニア「どうにか来れましたね…!」
九頭龍とソニアも空港に到着。
狛枝「二人とも、意外と遅かったね」
九頭龍「テメーが早すぎんだよ」
ソニア「狛枝さん、中に入らないんですか?」
狛枝「中にもハンターがいるから進めなくてさ」
九頭龍「ええ、中にもいるのかよ…」
弐大「(空港は)すぐそこなんじゃが…」
空港には迫っているものの、まだたどり着けない弐大。
ハンター「……」
そのすぐ背後に、ハンターが接近…。
弐大「正面突破は無謀が過ぎるのう」
ハンター「…!」
弐大「回り道して———」
ポン!
弐大「!!」
弐大猫丸 確保
残り3人
ハンター「……」スタスタ
弐大「…気づけなかったのう」
動くことも叫ぶこともできず…。
ソニア「じゃあ、タイミング見計らって、せーので行きますか?」
九頭龍「そうするしかねーか…」
狛枝「ボクはそれでいいよ」
空港前にいる三人は、合図で同時に空港に突入するようだ。
ハンター「……」
ハンター「……」
ソニア「(ハンター)こっち見てません…行きますよ」
三人「「「せーの!」」」ダッ
空港に突入…!
狛枝「しないよ」
していない…!
九頭龍「…あれ、狛枝は?」
ソニア「狛枝さん…!?」
狛枝「ボクはね、復活できなくてもいいと思ってるんだ」ガシャン
狛枝は、空港の扉を閉め、落ちていた鉄パイプを使い、開かないよう細工をしてしまった…。
狛枝「ここを封鎖すれば、ハンターに見つかっても脱出できない。だだっ広い空港内じゃ見つかったら
終わりだ」
「運よく鉄パイプが落ちていて良かった。やっぱりボクは幸運だよ」
スタッフ「ですが、復活の権利は…」
狛枝「放棄するよ。こうして、絶望に打ちひしがれる二人がどう希望を見出すのか…」
「ガラス越しに間近で見られる特等席を得られたから、それでいい」
九頭龍「あのヤロー…なに笑ってんだ!?」
ソニア「まさか、閉じ込められたのですか!?なんてことを…!」
一時的に空港に閉じ込められた二人。ハンターに見つかれば、逃げ切るのはほぼ不可能だ…!
ハンター「……」
ソニア「ハンターが来ます…!」
九頭龍「チッ、やってくれるぜ!」ダッ
九頭龍、一か八か飛び出した!
ソニア「九頭龍さん!?何を」
ハンター「…!」ダッ
ハンター「…!」ダッ
九頭龍「うおおおおお!!」ダダダダダ
ハンターに捕まるより先に復活カードを獲得する作戦だ!
ハンター「……」タッタッタ…
ハンター「……」タッタッタ…
九頭龍「ああああああ!!」バッ
ポン!
九頭龍「ああああ!!ダメかああ!!」
九頭龍冬彦 確保
残り2人
あと少しだったが、復活ならず…。
ソニア「すごい無茶を…」
その隙にソニアは、復活カードにより近づけた。
ハンター「……」
ハンター「……」
ソニア「…他に手はありませんね」
ハンターの目を縫い、少しずつ移動する。
ソニア「……」ズリズリ
匍匐前進だ…。
狛枝「すごい。とても王女とは思えないほど、なりふり構っていないよ!」
ソニア「あと少し…」
ハンター「…!」ダッ
見つかった…。
ソニア「!」ダッ
素早く立ち上がり、全力疾走…!
ソニア「はあ、はあ、はあ」タッタッタ
ハンター「……」タッタッタ…
ソニア「りゃああ!!」バッ
結果は…。
ソニア「復活カード、獲ったり!です!!」
ハンター「……」タッタ…
ソニア・ネヴァーマインド 復活
ソニア「やってやりました!!」
狛枝「素晴らしいよ!ソニアさんは自身の限界を超えて、より大きな希望になったんだ!!」
ハンター「……」
狛枝「こんなにも大きな希望を見せてくれて…本当にありがとう」
ポン!
狛枝凪斗 確保
狛枝「…ああ、来てたんだ」
復活ゲーム終了
九頭龍「すげーなソニア…」
ソニア「自分でも驚きです!こういうときなんて言うんでしたっけ…」
「あ、思い出しました!アッと驚く為五郎、ですね!」
九頭龍「古いうえに、多分使い方間違ってると思うぜ」
ソニアが復活し、逃走者は合計7人となった。
次回、再びゲームがスタートする…!
残る逃走者 小泉真昼 左右田和一 田中眼蛇夢 七海千秋 日向創 辺古山ペコ ソニア・ネヴァーマインド
- Re: 逃走中〜絶海のジャバウォック〜 ( No.20 )
- 日時: 2019/03/18 03:24
- 名前: 劉浩二 (ID: xLaEhu2C)
お初でございます。劉浩二と申します。ダンガンロンパのキャラクターで逃走中をされているのですね。
さて、復活ゲームが終了し、逃走者は七人ですか。逃走成功者は現れるのでしょうか!?
この掲示板は過去ログ化されています。