二次創作小説(新・総合)

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逃走中~孔明の罠~完結!
日時: 2019/11/30 09:20
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

策士・諸葛亮孔明が新ゲームマスターに就任した!
これまでとは全く異なる逃走中!
逃走成功する者は現れるのか!?

注意事項
補正は当たり前ですが無いので、すぐに脱落することもあり得ます。
人気キャラなど関係なく、一気に脱落もあります。全ては孔明の気分次第です。
作者達は特殊能力が一切使えませんが、ハンター達は全力で使ってきます。
童話に関するエリアが出てきます。ミッション失敗すると食われます。
それでも良いという方は参加してほしいです。

参加者一覧

園田海未
絢瀬絵里
南ことり
星空凛
天王寺璃奈
トーマ=ヴェルナー
桜木霊歌
こなくん
エイジア



応募用紙
>>12

Re: 逃走中~孔明の罠~【作者応募締め切り!】 ( No.30 )
日時: 2019/11/28 21:17
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

桜木「目指すはもちろん、逃走成功! いっくよー!」
凛「いっくニャー!!」
海未「2人は元気ですね」
絵里「そうね」
璃奈「ねぇあなた」
こなくん「うわっ!? ビックリした、ヤメテ」
璃奈「驚かせてごめんね。あなたって私のファン」
こなくん「まあ、ファンというか表情が面白いなーと思って」(ドキマギ)
璃奈「ありがと」
こなくん(推しの子と一緒にいられる幸せってこんな感じなのか)
璃奈「どうかしたの?」
こなくん「いや、何でも」
璃奈「大丈夫? 少し汗かいているよ」
こなくん「まあまあ、うん。だいじょうぶだと思うよ」(動揺)
エイジア「それにしても、今回は本当に少ないな」


第1ミッション成功者が雑談をしていると、1人の少年がやってきた。
黒いブレザーに赤いリボンタイ、金髪のセミロングに澄んだ青い瞳をしたとても美しい少年だ。靴音を鳴らし、一歩ずつ近づいていく。そして、逃走者の脇を通っていく。風が靡き、少年の金髪を靡かせた。一瞬遅れて、逃走者達が一斉に振り向く。

こなくん「ちょっと待て。今の子、超綺麗じゃなかった!?」
絵里「ハラショー……」
ことり「あの男の子、可愛すぎる! アイドルみたい」
海未「あんなに美しい子が参加しているとは、私も驚きました」
凛「女の子かニャ?」
璃奈「なんだか不思議」

口々に感想を言い合う中、麗歌が少年に歩み寄り、手を差し伸べた。

霊歌「初めまして! 桜木霊歌だよ! 気軽に霊歌って呼んでね! あなたの名前は」
トーマ「僕はトーマ=ヴェルナー。ギムナジウムのみんなからはフロイラインって呼ばれていたよ」
霊歌「そっか。トーマ、よろしくね」

手を握るトーマ。
これで逃走者が全員揃った。

エイジア「トーマの自己紹介、なんで過去形なんだ?」


Re: 逃走中~孔明の罠~ ( No.31 )
日時: 2019/11/30 08:35
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

孔明「それでは、これより第2のミッションをはじめましょうか」

孔明が告げると、参加者の前に一人の魔女が現れた。
当然、童話でよく見かけるようなしわくちゃのおばあちゃんの姿である。
彼女は手に小さな袋を持っていた。

こなくん「その袋には何が入っているんだ」
魔女「ヒッヒッヒ。それはこれじゃ」

魔女が袋から取り出したのは小さな鍵だった。

魔女「袋の中には鍵が12個入っている。これを――」

魔女はニヤッと意地悪そうに笑うと、傍の池の中に袋から鍵をバラ撒き、池の中へと沈めてしまった。

第2ミッション
池の中に沈んだ12個の鍵を探し出し、1時間以内に全部集めろ。
池の深さは15メートルである。

エイジア「……当然、酸素ボンベとかは貸してくれるんだよな?」
魔女「誰がそんなもの渡すかい。お前達は自分の力で潜るんだよ」
こなくん「無理ゲー過ぎるだろ!」
魔女「1時間経ってもクリアできていない場合は、全員失格だからね。じゃあ、頑張りな」

その言葉を残し、魔女はどろんと消えてしまった。

桜木「とりあえず、やってみよう!」
絵里「そうね!」
ことり「ことりもやってみる!」
海未「私も挑戦してみます」
こなくん「女子陣は凄いやる気だな」
エイジア「潜るってことは――」

エイジアの想像は的中した。
海未、絵里、ことりの3人は肌も露わなへそ出し水着姿となる。

こなくん「おおっ! 至福(鼻血を出す)」
エイジア「これは男の本能が反応してしまう!」

しばらくして絵里、ことり、海未の3人が海面から顔を出した。

海未「さすがに深すぎます……」
絵里「ちょっと厳しいわね」
ことり「潜るのって難しいよう」
桜木「今度は私が行くよ! この服で! メルヒェン!」
こなくん「最後の情報はいるか」
桜木「私にとっては肝心の問題だからね」
凛「凛もやってみるニャ☆」
こなくん「何だつるぺたか……」

こなくんは凛と海未から手刀を頭頂部に食らう。

海未&凛「一言多いニャ(です)」

その後、桜木と凛がアタックするも鍵は一個も探し出せず、時間だけが過ぎていく。こなくんやエイジアも潜るが、成果はゼロだ。
そんな中、皆の様子をトーマは静かな微笑みを浮かべながら見守っていた。

Re: 逃走中~孔明の罠~ ( No.32 )
日時: 2019/11/30 09:03
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

こなくん「もう残り時間30分だぜ。早くしないと強制失格に……」
エイジア「それはわかるけど、正直キツ過ぎるぜ。魚でもない限り、あの池から鍵を探すのは不可能だぜ。まあ、美少女達の水着姿が見れたってことは有難かったけど」
凛「凛は諦めないニャ! もう1回チャレンジするニャ」
海未「凛、これで5回目ですよ。あまり無理し過ぎると身体を冷やしますし、最悪の場合、溺れるかもしれません」
凛「でも、このままだったらみんな強制失格になっちゃうんだよ。折角、第1ミッションをクリアしたのに、悲しすぎるニャ」
海未「凛……」
桜木「私も諦めたくない! 今回は童話がテーマのエリアなんだよ。それがバットエンドになるなんて辛すぎる!」
こなくん「桜木さん……」
絵里「でも30分を切ったわ。潜る以外の方法を探さないと攻略は難しいわよ」
一同「どうすれば。どうすればいいの?」
トーマ「答えは、魚達が知っているよ」
一同「はぁ!?」
トーマ「この池の魚達は君達の頑張る姿をずっと見ていた。この30分の間。
だから、僕が彼らに聞いてみるよ」

トーマは一歩前に出ると、澄んだ声で池に向かって声を出した。

トーマ「魚達、もしも君達が彼らの姿に心を打たれたのならば、ほんの少しだけ力をかしてはもらえないだろうか」

すると海面から魚達が一斉に飛びはねて姿を現し、12個の鍵を地上に吐き出し姿を消してしまった。

トーマ「魚達は見ていたんだ。言葉は話せずとも、君達の行動に感動を覚えた。
それを態度で示したんだよ」

12個の鍵を皆に渡し終えると、トーマは再び木陰に腰を下ろした。

こなくん「エイジアさん、あのトーマって奴、凄いな」
エイジア「魚でさえも言うこと聞くってどんだけ愛されているんだよ」


第2ミッション 全員クリア

Re: 逃走中~孔明の罠~ ( No.33 )
日時: 2019/11/30 09:18
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

孔明「第2ミッションでは脱落者は出ませんでしたか。それでは彼らに最後のミッションを与えるとしましょうか」

孔明は笑顔を扇で隠しながらも、最後のミッションを発動させた。
逃走者達は城を抜け、道を行き、吊り橋へとやって来た。橋の向こうにはゲームマスターである孔明の住居がある。

絵里「確か諸葛亮孔明は劉備がスカウトした際に3回断ったって逸話があるわね」
凛「だから全部で3つのミッションなのかニャ」
海未「だとすると、そろそろミッションが来ても不思議じゃないですね」

ピピッ!

璃奈「みんな、通知が来たよ」

璃奈の電子ボードに孔明の顔が映る。


孔明「みなさんに最後のミッションを与えますぞ。これをクリアできましたら、みなさんは無事、逃走成功です」
こなくん「そこから説明されたら璃奈がアンタの顔が見えなくなるだろうが」
孔明「でも、声は聞こえますから問題はないですぞ」
エイジア「食えない野郎だ」
孔明「ラストミッションはこの吊り橋を渡ることです。ハンターは追ってきませんからご安心を」
桜木「吊り橋……まさか!」
孔明「流石は童話に詳しい桜木さん。早くも気付いたようですね。それでは、みなさんの幸運を祈りますぞ」

孔明からの通信は途絶えた。
桜木を筆頭に橋を渡り始めるが、何も起きない。

こなくん「結構頑丈だな」
海未「下は深い谷底になっていますから、みなさん、下を見ないように!」
凛「高いところ怖いニャ~(怯え)」
絵里「だいじょうぶよ。私達がついているから」
ことり「ちゅん♪」
凛「絵里ちゃん、ことりちゃん……」
璃奈「落ちたら大変そうだね」
トーマ「……」

先頭を歩く桜木は突如として歩みを止め、振り返ると口を開く。

桜木「これは明らかに罠よ。嫌な予感がするわ」
絵里「ハンターも追いかけてこないのは不自然ね」
桜木「ここは吊り橋よ。橋が出てくる有名な童話、皆は心当たりがない?
三匹のやぎのがらがらどんってお話……」
エイジア「それってまさか――」
こなくん「もし俺達がヤギの立場だとすると……」
桜木「そう。私たちはトロールに食べられる!!」
一同「!?」

一同が驚愕で足を止めたその時、谷底から二つの光が輝き、巨大な赤ん坊が姿を見せる。

???「ばぶ!」
絵里「赤ちゃん!」
ことり「ううん。違うよ。あの子は――」
こなくん「元GМだ!」
元GМ「おなかすいたから、みんなたべるー」

Re: 逃走中~孔明の罠~ ( No.34 )
日時: 2019/11/30 09:19
名前: モンブラン博士 (ID: 97g6Isa9)

元GМ「あーん、ぱくっ!」

にゅっと手を伸ばすと、エイジア、こなくん、絵里、トーマ、ことりの5人が捕まり、あっという間に元GМの口の中へ。

璃奈「こなくん達が食べられちゃった」
桜木「みて、通知が来たよ!」

エイジア、こなくん、絢瀬絵里、トーマ=ヴェルナー 確保
牢獄へ転送

海未「元GМの口に入ると自動的に牢獄に転送される仕組みになっているのですね」
凛「感心している場合じゃないニャ。逃げるニャ―」
元GМ「おなかすいたー」

巨大な手が伸びてくる。全速力で逃げる逃走者。
手が空振りをすると、その威力で橋が破壊されていく。
早く逃げなければ確保扱いになるか、谷底に落ちて脱落となるかどちらかの運命だ。桜木、凛、海未、璃奈の4人はありったけの力を込めて足を動かし。
気が付いたら「ゴール」の看板が貼られた場所まで来ていた。

海未「え……?」
桜木「これってつまり」
凛「逃走成功ニャ~!?」
璃奈「信じられない」

園田海未、桜木霊歌、星空凛、天王寺璃奈 逃走成功!
1人つき15000万獲得!

全員「やったああああああああああああ!!」


孔明「逃走成功おめでとうございます。これで平和的に逃走中を終わらせることができましたね。それでは、みなさん、楽しいひと時を過ごしてください」


過去最高の4人の逃走成功者を出し、逃走中は幕を閉じた。


おわり。


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