二次創作小説(新・総合)

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戦闘中 氷の剣と7人の戦士【完結!】
日時: 2020/07/11 20:57
名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

ブラック将軍打倒のためにネモ船長が集めた7人の戦士。
彼らはブラック将軍の祖国であるロシアへ向け、ノーチラス号へと乗り込んだ。
様々な試練が待ち受ける中、個性も性別もバラバラな7人は巨悪を倒すことができるのか。

主な登場人物

ネモ船長
ジキル博士
津島善子
渡辺曜
南ことり
絢瀬絵里
天王寺璃奈
グレイ


>>1募集用紙

Re: 戦闘中 氷の剣と7人の戦士 ( No.1 )
日時: 2020/07/06 12:35
名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

募集用紙

名前
性別
年齢
容姿
性格
使用武器(銃か剣か)
特技
台詞(最低5つ)


以上になります!

注意事項
今回、作者のみなさんはネモ船長の船員という役割で登場します。
主な役目は船の掃除や料理、主力武器の点検や戦闘での前線部隊です。
特殊能力などはなく、武器も剣か銃だけとなります。
最悪、落命することもあるかもしれません。
出番が一瞬で終わるかもしれません。ですが、徐々に存在感が増え、メインキャラとの関わり合いも増加、恋愛関係に発展したり、もしかすると主要人物の1人に加えられる可能性もあります。
それでも参加したいという方は募集をしてくださると嬉しいです。
尚、募集期間は物語が完結するまで、とします。
その間ならいつでも募集はOKです。
それではみなさん、良い船の旅を。

Re: 戦闘中 氷の剣と7人の戦士【いつでも作者募集中】 ( No.2 )
日時: 2020/07/06 19:21
名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

aquasのメンバーは行きつけの喫茶店で楽しく会話をしながら、三時のおやつタイムを楽しく過ごしていました。練習でたくさん汗を流した後のデザートは格別の味がします。ルビィはオレンジジュースをストローですすり、花丸は大きな口を開けて、フルーツパフェにかぶりついていました。

ルビィ「ちゅるー」
花丸「はむ!」

友達ふたりが美味しそうに食べている姿を見て、善子の口元には唾が溢れてきます。食べたいのなら注文すればよいだけなのですが、本日の彼女は財布を忘れ、懐には一円もないのです。
無料の水を飲みつつ、目の前のふたりが気になって仕方がありません。普段は強がっている少女は上目遣いで花丸を見て。

善子「一口、一口だけ……」
花丸「ダメずら~!」
善子「いいわよ、ずら丸からもらわなくても。ルビィ!」
ルビィ「ぴぎっ!?」

いきなり話を振られて仰天すルビィ状態の黒澤でしたが、次の瞬間、堕天使は机の前に指先を突いて丁寧な口調で言いました。

善子「空腹の堕天使に甘味を恵んでくださいっ」
ルビィ「はい、善子ちゃん」

元々優しいルビィは自分の分のフルーツパフェをスプーンで大きくとって、善子に食べさせます。

善子「うまっ!」
梨子「食べてばかりいると太るわよ」

ご満悦な様子の善子にジトッとした目の梨子がすさかず毒舌を見舞います。


善子「うっ、あの時の再来が! やるな、堕天使リリーよ」
梨子「リリー禁止って言ったわよね!?」

わーわーと善子と梨子が言い合いをしている最中でも、千歌は動じることなく一心不乱にみかんを味わっています。

千歌「みかん美味しい」
曜「千歌ちゃんも善子ちゃんもマイペースだねえ」
善子「善子言うな!」
ダイヤ「みなさん、お静かに。他のお客様の迷惑になりますわよ」
鞠莉「私は最初から黙ってマース!」
果南「いやいやいや。そこ自己主張するところじゃないから」

鞠莉の言葉に瞬時に果南がツッコミを入れますと、これまで我関せず状態だった千歌がテレビの映像を見てぼやきました。

千歌「それにしても、どうなるんだろう。これから。世界はショッカーに支配されちゃうのかな」

彼女の言葉に一同に重い沈黙が生まれました。そうなのです。今から三か月前、突如としてゲルショッカーが出現し、圧倒的な武力で瞬く間に世界の国々をその手に収めてしまったのです。しかしながら、どういうわけか日本だけは無事でした。

曜「確かに、彼らの猛攻は凄いけど、今のところ日本は大丈夫みたいだし」
千歌「もしも支配されたらみんなにも会えなくなっちゃうね」
梨子「スクールアイドル活動もできなくなるわ」
花丸「キン肉マンさん達が頑張ってくれているけど、劣勢って情報ずら」

愛と平和を願う正義超人軍はキン肉マンを筆頭に真っ先に世界の危機を救うべく立ち上がりました。けれど、数ではショッカーが比較にならないほど上回り、劣勢状態に陥り、全滅も時間の問題とまで言われているのです。


千歌「私たち、だだ黙ってみているだけしかできないのかなあ」
ルビィ「仕方がないですよ。ルビィ達、普通の人間ですし、ショッカーはすごく恐ろしいし」

ルビィが諦めかけた台詞を口にしますと、いきなり善子が「シュタッ」と効果音を口にして椅子から勢いよく立ち上がります。
善子「クックック……笑止! ショッカー軍団など、この堕天使ヨハネにかかれば、敵ではない! 恐れるでない、リトルデーモン達よ!」
一同「おおー」
善子「関心してないで立ち上がるわよ!」

少女が声を荒げていますと、窓際の席でコーヒーを飲んでいた紳士が立ち上がりました。七三分けの髪型にもみ上げを伸ばし、黒のタキシードを着た細身の男性です。服装から見ても時代錯誤感が否めない男です。
紳士は善子に歩み寄りますと、こんなことを口にしました。


?「これが巷で話題の厨二病か。症状をこの目で見たのは初めてだ」
善子「おじさん、何ジロジロ見てるのよ。捕まるわよ?」
梨子「ちょっと。それ私の台詞」

梨子が抗議しますが、善子は完全にスルーを決め込んでいます。

?「失礼。先ほどの話を小耳に挟んだものだからね。君達さえ良ければ、私と一緒にブラック将軍を打倒しないか」
千歌「あのー、あなたは誰ですか」


のほほんとした高い声で千歌に訊ねられ、紳士はようやく素性を明かしました。


ジキル「医者のジキルです。どうぞよろしく」

Re: 戦闘中 氷の剣と7人の戦士【いつでも作者募集中】 ( No.3 )
日時: 2020/07/06 19:38
名前: エイジア (ID: uRoTrNqc)


どうも、エイジアです。応募します。

名前
エイジア

性別


年齢
20

容姿
長袖の黒服に、ボタン式のジーンズのズボンを履いている。濃い青色のシューズを履き、腕時計をしている。

性格
基本真面目な性格で、しっかりしているが、何所かうっかり者だったりする。状況によって相手に優しく、時に厳しく対応する。一度キレるととても怖く、結構強い。

使用武器


特技
剣技

台詞
「始めして俺はエイジア。よろしく。」
「船長、こっちの掃除は終わりましたよ。」
「ブラック将軍の打倒か・・・まっやるからには勝つさ」
「見えてきた、ロシアです!」
「戦闘開始だ!行くぞ!」

これでお願いします。

Re: 戦闘中 氷の剣と7人の戦士【いつでも作者募集中】 ( No.4 )
日時: 2020/07/06 19:56
名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

エイジアさんへ
応募ありがとうございます!登場をお楽しみに!

Re: 戦闘中 氷の剣と7人の戦士【いつでも作者募集中】 ( No.5 )
日時: 2020/07/06 20:21
名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

喫茶店の中で驚愕の声があがりました。

善子「ジキルってあの、ジキル博士とハイド氏の!?」
ジキル「よく知っているね。その通りだ」
花丸「か、過去ずら……」
善子「実在したのかっ」
ジキル「あの出来事はあまり自慢できないけれどね」
紳士はバツが悪そうに呟きました。彼にとっては忘れたいくらい辛い過去なのです。壁に手を当てて盛大に嘆息する医者に、ルビィが問います。

ルビィ「あのっ、打倒って具体的にどうするんですか」
ジキル「仲間の船でロシアに行き、敵の本拠地を攻撃するんだ。単純だろう?」
梨子「確かに単純だけど、そううまく行くかしら。相手はブラック将軍よ」
ジキル「普通の船なら撃破されてお終いだろうが、私の仲間の船は違うんだ。
巨大で頑丈、多種多様な武器も揃えてあるから間違いなくたどり着ける」
善子「保証はどこにあるのよ」
?「私が保証する」

ドアが開いて入ってきたのはひとりの中年男性でした。カールした立派な黒い口髭と長い顎髭を生やし、頭には青のターバンに青い洋服を着こなし、黒いブーツを履いています。

善子「誰よ、アンタ」
ネモ「私はネモ船長。ノーチラス号の船長を務めている」
花丸「ノーチラス号って海底二万里のずらあ~っ!?」
ネモ「そうだ」

ネモは頷き、静かな、けれど威厳を宿した瞳で9人の少女を見つめます。

ネモ「それで、どうする。戦うか、それともここで留まるか」
曜「はいっ! 私、行くであります!」
千歌「曜ちゃん……」
梨子「船って言葉にすぐに反応するわね」
ネモ「他に同行したい者は?」
一同「……」
ネモ「そうか。では、君、ついてきたまえ」
曜「渡辺曜、ゲルショッカー退治にヨーソロー!」

いつものように肘を曲げた敬礼をして、渡辺はお店をネモと一緒に出ていきました。遺されたジキルはマイペースに懐から板チョコを取り出し、銀紙を剥きます。
ジキル「出発前に軽く糖分を補給しなければ」

口にもっていこうとした時、善子と目が合いました。彼女は物欲しそうに指をくわえています。


ジキル「ほう。食べたいかね」

チョコを差し出すジキル。手を伸ばす善子でしたが、ジキルは素早く手を引っ込め、チョコを渡そうとしません。再び差し出し、手を伸ばすと、引っ込める。
それを繰り返しながら徐々に店の出口へと足を進めていきます。チョコに夢中な少女は気づいていません。後ろ手でドアを開け、外に出ながらついてくる善子に即興の適当な歌い、誘います。

ジキル「るぅーるるるーるー」

それから高々とチョコを上空に放り投げます。目線が上を向いた善子を素早くバックに回って博士は確保しました。

ジキル「捕まえた」
善子「しまった!」

落下したチョコを口でキャッチし、はむはむと食べる少女に優しく囁きます。

ジキル「さて、これで君も我らの仲間になったわけだ」
善子「えっと、今のはつい……」
ジキル「私の大切な板チョコを全部食べて参加しない訳にはいかないだろう?」
善子「酷い! はめられた!」
ジキル「君も堕天使を名乗るのなら、もう少し知恵を働かせねば」
善子「わかったわよ! ショッカーでも怪獣でも何でも相手してやるわよ!」
ジキル「そうこなくてはね」

半ば強引に仲間にされた善子の姿を見て、ルビィはデジャヴを覚えていました。


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