二次創作小説(新・総合)

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とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】
日時: 2024/05/18 22:46
名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)

初めまして、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
月詠と申します。

この小説はメイドウィン様の小説の設定をお借りして書いているものです。
なのでメイドウィン様の小説に出てくる言葉や種族、キャラクターが出てくることがあります。
ご本人様にはこちらから提案し、許可をもらったものです。
この小説の苦情などは私のみにお願いします。

主人公は私がよく、メイドウィン様の逃走中に送り込んでる私の分身の一人であり、アバターの一つである『月詠』とその副人格の『永久』になります。
まぁ、自分がただ書きたいから書いてるという自己満足でもあります。
いくつかの原作のネタバレがあります。

メイドウィン様の小説を汚さないように心がけて書いていきます。

追記(2024/05/18)
トリップが変更されました。
入力して表示されたトリップは「月詠 ◆dhGnme9vOg」になりました。


番外編 
バレンタインデー >>23-24

ホワイトデー >>30


【人物紹介】 >>1-2

【プロローグ】 >>3

【Mの降臨/風の吹く街】 >>4-7

【Mの捕獲/不老不死なモノ】 >>8-11

【Tの感覚/時空の違い】 >>12-16

【小ネタ】 >>17

【くろいろぱれっと】(原作:まつろぱれっと) >>18-22

【Aの邂逅/偶然は必然】 >>25-29

Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.21 )
日時: 2023/11/26 16:56
名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)

永久(「まつろぱれっと」の世界に着いたが、服装どうするか考えてなかったな)

月詠(仕方ないです、急でしたし)

永久「それで、元々いたところとか覚えているか?」

『……ええ、覚えているわ…』

永久「なら教えて欲しいんだが」

『………』

永久「?どうした?」

月詠(………)

永久(月詠?お前もどうし…!?)

月詠「…別に、あなたが戻りたいと思わないならそれでもいいんですよ」

『あら、口調が変わったわね』

月詠「私達、二重人格……体は一人なんですが、心とかは二人という人間なんです。ちなみに私が本来の体の持ち主です、ちょっと変装みたいなことしてますが」

『まぁ、そんな人もいるの』

月詠「はい」

『……さっきの言葉はどういうことか、聞いてもよろしくて?』

月詠「言葉のまんまですよ。元いたところに必ず戻る必要なんてないんですから、元の世界に帰ってきたんならそれでいいと思いますし」

月詠「けど、いつかあなたは、あなたが求める『画家様』に出逢います」

『……何故、そう言えるのかしら?』

月詠「詳しくは言えないですね、職の問題上でどこまで言っていいか分からないんで」

月詠「ただ、あなたが何を望んでいるかはなんとなく分かります、本当になんとなくって程度ですが」

『……何でも知ってるみたいね、あなたは』

月詠「何でもは知らないです、知ってることだけ」

『ふふ、そうなの。ちゃんと戻るわ、そこの角を右に曲がってちょうだい』

月詠「はーい」

Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.22 )
日時: 2023/11/26 17:02
名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)

月詠(いきなりごめんね、永久)

永久(いや、いい。ちゃんと送り届けること出来たし、多分だがあの言葉は最後までプレイした月詠じゃないと言えないと思う)

月詠(攻略サイト見ながらですがね。あと、あの言葉はプレイした人全員なら言えると思いますよ)

月詠(いやでもほんと、最後までプレイしたら美しいもの見れるんだよちょっと泣いたもん私)

月詠(正確には本体が、だけど)

永久(分かった分かった、ほら、姿も戻さないと面倒なことになるぞ)

月詠(そうですね。ダミーメモリ抜いて体内に戻して…)

『サイクロン!』

月詠(いつもみたいにサイクロンメモリを起動してから、生体コネクトに挿入して……元通り、と。そしたら時空の渦に入って…)

永久(お、鳴海探偵事務所内に戻れたな)

翔太郎「……帰ってくんの早すぎないか?さっき時空の渦ってやつで出かけたばかりだろ」

フィリップ「数秒しか経っていないが…」

月詠「うーん、時差が激しい。これでも私、半日過ごしてきたんですがね」






end


説明を兼ねた中書き

今回の更新、「くろいろぱれっと」で「まつろぱれっと」の彼女の名前が出なかったのは、単純に迷ったからです。
彼女の名前を「絵画の少女」と「少女の肖像画」、どちらにしようかなーとなりまして…。
結果、諦めて名前は出さない……ということになってしまいました。
なので、分からない方は分からない、ということになるかもです…。
本当にごめんなさい!

Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.23 )
日時: 2024/02/14 19:29
名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)

【番外編・バレンタインデー】





月詠「こんにちはー、出勤遅れてすみません」

フィリップ「あぁ、こんにちは」

亜希子「お昼過ぎるって連絡あったから大丈夫よー」

月詠「それなら良かったですが……あれはどうしたんです?」


うわぁ…と言いたげな表情で月詠が指差した先。
そこにはなにやら地味に落ち込んでいる翔太郎がいた。


亜希子「あー……今日ってバレンタインでしょ?いつもなら風都イレギュラーズのクイーンとエリザベスから、義理チョコとはいえ確定でもらえてたけど…」

フィリップ「今日はどちらも忙しいらしくてね。今年の分渡せそうにないかもって連絡が来たんだよ」

月詠「なるほどね…」

月詠「まぁ、ちょうどいいや。義理チョコでも女子力高そうなの渡されてたら困るし……皆さんに配りますね」

亜希子「え、あ、プチタルト!?」

翔太郎「………これ手作りか…?」

月詠「うん。カスタードクリームと生チョコの二層構造にして、上にナッツ乗せました」

フィリップ「へぇ…透明なラッピングだからか中身が見やすいね。でも、何で亜希ちゃんは二袋なんだい?」

月詠「 「奥さんにいつもお世話になってます」という気持ちで…旦那さんに渡しといてください」

亜希子「分かった!ねね、月詠さんって本命チョコ渡す相手とかいるの?私は今夜、竜くんに渡すんだー」

月詠「本命…って言われると違いますが、私も今夜に渡す相手はいますね」

Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.24 )
日時: 2024/02/14 19:38
名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)

───夜。
翔太郎から借り、今は拠点かつ住居となっている部屋で先程、体の主導権を渡されたばかりの永久は苦笑する。
手紙とと共にテーブルの上に置かれ、皿に乗せられているのはサイズが4号のチョコカスタードタルトだ。


永久「毎年、忙しかったり眠りに就いてなかったら必ず渡すとか律儀だな…」


皿の下敷きになるように置かれた手紙を手にし、内容を読む。
いつもならば、「今年もお世話になります」という言葉のみが書かれているのだが。


永久「「今年は市販品の組み合わせだけど手作りに挑戦しました」、か……だから今年は共有しない時間が長かったのか」


納得しながら月詠の記憶を探る。
諦めているのか、それとも開き直ったのか。
自分の前にあるタルトを作る記憶がすぐに見つかった。

翔太郎達に渡したプチタルトも、この4号のタルトも最初は同じものを作る計画だったらしい。
下の方が普通のカスタードクリーム、上がチョコカスタードクリームにしかったようだ。
途中まで順調だったのか、全部のタルトに下層部分のカスタードクリームを入れることが出来た。
しかし永久へのタルトを作ったところで、溶かしたチョコを混ぜたカスタードクリームが無くなってしまったらしい。
上層部分を慌ててチョコを牛乳と混ぜて溶かしたものに変更し、急いで買ってきたナッツを砕いてトッピングして誤魔化したのだった。


永久「左達に渡したのも美味そうなんだけどな…あ、わりと美味い」


記憶を覗きながら持ってきた包丁で切り分け。
タルトを食べつつ永久は呟いた。




end

Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.25 )
日時: 2024/02/27 19:02
名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)

【Aの邂逅/偶然は必然】





月詠「マジであったよ、クリーンメモリ…」

永久(なんとなく思い出して探したら、マジであるとはな…)

月詠(あの時は適当に嘘ついてましたからね…)

永久(けどドーパントメモリか…)

月詠(壊しますかぁ、何のメモリ使おうかな)


見つけたドーパントメモリ……クリーンメモリをビニール袋に入れ、口の部分を結ぶ月詠。
壊した時に飛び散らないようにだろうが、破片などで袋が破ける気がする。


月詠(メタルにでもしますかぁ、握り壊せなくても踏み壊せばよくなるし)

『メタル!』

『メタル、マキシマムドライブ!』




ぐちゃっ



 


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