二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】
- 日時: 2024/05/18 22:46
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
初めまして、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
月詠と申します。
この小説はメイドウィン様の小説の設定をお借りして書いているものです。
なのでメイドウィン様の小説に出てくる言葉や種族、キャラクターが出てくることがあります。
ご本人様にはこちらから提案し、許可をもらったものです。
この小説の苦情などは私のみにお願いします。
主人公は私がよく、メイドウィン様の逃走中に送り込んでる私の分身の一人であり、アバターの一つである『月詠』とその副人格の『永久』になります。
まぁ、自分がただ書きたいから書いてるという自己満足でもあります。
いくつかの原作のネタバレがあります。
メイドウィン様の小説を汚さないように心がけて書いていきます。
追記(2024/05/18)
トリップが変更されました。
入力して表示されたトリップは「月詠 ◆dhGnme9vOg」になりました。
番外編
バレンタインデー >>23-24
ホワイトデー >>30
【人物紹介】 >>1-2
【プロローグ】 >>3
【Mの降臨/風の吹く街】 >>4-7
【Mの捕獲/不老不死なモノ】 >>8-11
【Tの感覚/時空の違い】 >>12-16
【小ネタ】 >>17
【くろいろぱれっと】(原作:まつろぱれっと) >>18-22
【Aの邂逅/偶然は必然】 >>25-29
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.11 )
- 日時: 2022/05/04 16:22
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
ずるりっ、と黒い液体が背中から流れ出して鳥の翼になる。
月詠「諸事情で人間を辞めさせられまして、つい最近になってガイアメモリを使っても体の一部だけ変化がしたり操ったりと出来るようになりました。バードメモリだとこうですね」
フィリップ「人間を辞めさせられた?それにその黒い液体は…」
月詠「私に人間を辞めさせた奴とは喧嘩しましたが和解はしてますよ。この液体は、まぁ、今の私の種族の特徴ですね」
亜樹子「特徴?」
月詠「はい。傷ついたりして出てきたのが血ではなく、この液体なら同族になります」
フィリップ「ちょっと調べさせてもらっても」
月詠「嫌です」
永久【即答だな】
翔太郎「……その種族ってのは?」
月詠「…マガイモノと言います。どんなに傷ついてもすぐに治りますし、人間とかだと即死になるようなことでも普通に生きてますね、歳もとりませんし。痛覚とかもあります」
亜樹子「えっと…痛みはある、不老不死ってこと?」
月詠「そうなりますねぇ」
永久【マガイモノに成る前から不老不死だろ、お前】
月詠【それは役職上のものだから】
月詠「あ、そうだ。私、今日この世界に来たばかりだから目的とか聞かれても答えられないんで。それで風麺行こうとしたらドーパントに遭遇してあれです」
翔太郎「タイミング悪かったのか」
月詠「悪かったですね。まぁ、とりあえず……しばらくはこの世界かつ、風都にいるのでよろしくお願いします」
翔太郎「えっ?」
end
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.12 )
- 日時: 2023/08/16 13:07
- 名前: 月詠 (ID: /JJVWoad)
【Tの感覚/時空の違い】
(書きやすくするために書き方変わります)
月詠(なんやかんやで長くこの世界で過ごしてる感覚がある)
月詠(が、それは実際には違ってこの世界だとまだ一ヶ月くらいしか経っていない)
月詠(時空が違えば時間の流れも違う)
月詠(下手したら百年くらい別の世界にいても、違う世界では一瞬ということもある)
月詠「だからまぁ、これは忘れてた私達の自業自得か」
翔太郎「なんか言ったか?」
月詠「いえ、何も」
現在、鳴海探偵事務所の地下ガレージにて。
正座させられた月詠と、彼女の前に腕組みをして立つ翔太郎がいた。
少し離れた位置ではフィリップと亜樹子が二人を見ている。
翔太郎「お前、昨日一日どこにいたんだ?」
翔太郎「早朝に電話でいきなり「出かけます」って一言残したかと思ったら、まるっきり連絡なし」
翔太郎「連絡しようにも一切繋がらない、それどころか最近持たせたGPSも反応しない」
月詠「えっ、GPS?」
フィリップ「前に君に渡した小さいぬいぐるみがあるだろう?」
月詠「……あのハムスターのぬいぐるみ…?」
フィリップ「うん」
月詠「そんな…ふわふわのもふもふで…可愛くて気に入ってたのに……」
月詠(永久も無言で撫で回してたくらいには気に入ってたのに…)
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.13 )
- 日時: 2023/08/16 13:27
- 名前: 月詠 (ID: /JJVWoad)
月詠(というか永久起きないな、戻ってきて安心したからって寝てるけど……そろそろ起きてほしい)
フィリップ「まぁ、電源を入れたりとかは僕しか出来ないからプライバシーは安心してほしい。あくまで、いきなりいなくなった時用だ」
亜樹子「昨日は依頼も来なかったし、知り合いにも頼って風都中を探したけど見つからなくて……今日の朝にはひょこっと帰ってきた時は、安心はしたというか…」
亜樹子「その、やっぱり心配にはなったんだよね」
亜樹子「そんな長い付き合いってわけじゃないけど、月詠さんも女の人だし、ちょくちょくいなくなっちゃうから、変なことに巻き込まれてるんじゃないかなって…」
翔太郎「初日にいきなりドーパントに襲われたりしてたし」
月詠「そんなこともありましたね、そういえば」
月詠(こうなったら話した方がいいか……永久も起こさないと)
永久(いや、左のGPS発言から起きてたが黙ってた)
月詠(………そっか…)
翔太郎「というか、依頼手伝ってくれるのはありがたいがその時以外は一瞬でいなくなるのは何なんだ…?」
月詠(言っていいと思います?)
永久(ある程度ならいいんじゃないか?あいつらに迷惑かからない範囲だったら)
月詠(んじゃそうしますか)
月詠「話しますね、時空による世界間での時差について」
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.14 )
- 日時: 2023/08/16 16:23
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
立ち上がった月詠はホワイトボードの前にいてペンを借り、三人へと向き直る。
月詠「まず、世界によって時間の流れが違ったりします。例として、この世界をA世界と呼びます」
きゅきゅっ、とホワイトボードに丸を描くが、形が歪になってしまう。
無言で消してから描き直すが、ほんの少し修復されたが形が歪んでいるのは変わらない。
諦めたのか丸はそのままで、中にAと書いた。
月詠「次にいくつかの他の世界をBからDとします」
先ほどのものを囲むように小さめに三つの丸を描くと、中にB、C、Dと書き込む。
月詠「んで、この間に記号描いていきますけど」
月詠「まずA世界よりB世界のが早い場合です。この場合、A世界では一分くらいしか経ってないけどB世界では十分から一時間くらい経ってるということがあります。下手したら年単位でずれてることもあります」
月詠「これは逆……つまりはA世界よりC世界のが遅い場合も同じです」
きゅっ、きゅっ、とAからBに向かう矢印と、CからAに向かう矢印が二本描かれる。
横には「早い」、「遅い」と書く。
月詠「たまに同じ時間の流れの世界もありますが、これは私が知る限りはパラレルワールドだったりしますけど」
そう言って、DとAをイコールで繋ぐと横に「同じ」と書いた。
ペンに蓋をしていると、フィリップが少し考えながら口を開く。
フィリップ「……世界によって時間の流れが違うのは分かった。つまり君はちょくちょく別の世界に行ってたということで、合っているかな?」
月詠「そうなりますね。この世界での昨日は色々あってすぐには帰れなかったですし」
月詠(永久が表に出てたし)
永久(ちゃんこ鍋美味かったぞ)
月詠(良かったですね)
フィリップ「そうか…」
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.15 )
- 日時: 2023/08/16 16:27
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
フィリップ「その上で、聞きたいんだが」
月詠「何ですか?」
フィリップ「君はどこで寝起きしてるんだい?」
月詠「ネカフェですけど」
フィリップ「翔太郎、あの話を本当のものにしようか」
翔太郎「そうだな」
月詠(あの話?)
永久(ネカフェって言った瞬間に速攻で左に話を振ったな、フィリップの奴)
翔太郎「いきなりで悪いが、月詠を助手として雇いたい」
月詠「はぁ?」
翔太郎「いや、あのな?依頼受けて仕事してる時、手伝ってくれる時あるだろ」
翔太郎「その中には迷子ペット探し以外にも、行方不明になった人や物を探したり、警察……主に照井からの依頼のものもだ」
亜樹子「でー、ね?そうなると月詠さんは何なんだって話を竜くんにされちゃって…それで私、翔太郎くんとフィリップくんの助手だって嘘ついちゃって……」
翔太郎「俺らもそれに乗って助手ってことにしたんだが……怪しまれてなぁ」
フィリップ「僕達のことについて知っているのか、知っていたとしたら何故自分には何も言わないのか」
フィリップ「彼も自分の部下達には仮面ライダーだと話していない以上、もしも君に会った時にどこまで話していいのかも分からないらしい」
フィリップ「そこで君が助手だという嘘を本当にするかどうか、三人で話し合い…」
月詠「あー、分かりました」