二次創作小説(新・総合)
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- とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】
- 日時: 2024/05/18 22:46
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
初めまして、おはようございます、こんにちは、こんばんは。
月詠と申します。
この小説はメイドウィン様の小説の設定をお借りして書いているものです。
なのでメイドウィン様の小説に出てくる言葉や種族、キャラクターが出てくることがあります。
ご本人様にはこちらから提案し、許可をもらったものです。
この小説の苦情などは私のみにお願いします。
主人公は私がよく、メイドウィン様の逃走中に送り込んでる私の分身の一人であり、アバターの一つである『月詠』とその副人格の『永久』になります。
まぁ、自分がただ書きたいから書いてるという自己満足でもあります。
いくつかの原作のネタバレがあります。
メイドウィン様の小説を汚さないように心がけて書いていきます。
追記(2024/05/18)
トリップが変更されました。
入力して表示されたトリップは「月詠 ◆dhGnme9vOg」になりました。
番外編
バレンタインデー >>23-24
ホワイトデー >>30
【人物紹介】 >>1-2
【プロローグ】 >>3
【Mの降臨/風の吹く街】 >>4-7
【Mの捕獲/不老不死なモノ】 >>8-11
【Tの感覚/時空の違い】 >>12-16
【小ネタ】 >>17
【くろいろぱれっと】(原作:まつろぱれっと) >>18-22
【Aの邂逅/偶然は必然】 >>25-29
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.1 )
- 日時: 2024/02/23 22:57
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
【人物紹介】
名前
月詠
偽名 兼 個体名
星音
性別
女
一人称と二人称
一人称・「私」
二人称・「あなた」
性格
ギャグカオス好きだが最近は何故か本質がギャグカオス好きなツッコミになりつつある。
基本的に敬語で喋ってるが、タメ口になったりすることも。
面白い・楽しいことが好き。
本体と同じく腐女子だが、普段から自重している。
ホラー展開(真偽問わず)が苦手、本気で苦手。
ホラー展開に巻き込まれたりすると腰を抜かしてガチ泣きする上に、歩かないといけないということになったら泣きながら誰かと手を繋ぐ。
ギャグホラーならある程度は平気だがやっぱり泣く。
『自分』が本来の自分から切り離された存在だという自覚がある。
容姿
項辺りで一つに括った胸下までの茶髪と黄色の右目と茶色の左目。
平凡な顔立ちで普通体型。
身長155。
小豆色の眼鏡をかけてる。
長袖の黒いTシャツに黒いズボン、黒い靴、上着として黒いパーカー。
左の手の甲にガイアメモリの生体コネクトがある。
その他設定など
本来の月詠から切り離された『月詠』だが、メイドウィンなのは変わらない。
本体によってマガイモノ成分と大道克己の設定をぶちこまれて最終的にマガイモノ化し、そのことで本体とガチな喧嘩をした。
風を自在に操る力を失っていたが、マガイモノになったのを利用してサイクロンメモリを常に左手の甲の生体コネクタに挿入することで疑似的に取り戻す。
デメリット無しな仮面ライダーエターナル(大道克己の変身するブルーフレア)の力を持っている。
『自分』が切り離された存在だという自覚があることと、不死性を持ったせいか無茶をする。
ちなみにハグレ王国の同人誌で見る側でなら百合もイケるようになった、本体は本気で頭を抱えてる。
エターナルメモリとロストドライバー、サイクロン以外のAからZまでの二十四本のガイアメモリを所持している。
ガイアメモリはマガイモノの体を利用して常に体内に仕舞っている。
本来はとある世界……時空に送られる時以外では、境界の館にある地下室で深く眠っている。
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.2 )
- 日時: 2024/03/11 15:27
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
名前
永久
性別
肉体は女、人格は男
一人称と二人称
一人称・「俺」
二人称・「お前」、「貴様」
性格
元々は非情な性格だったが今は主人格を保護者や師匠として眺めている。
また、影響を受けてツッコミになってたり百合系同人誌を読み漁ったりしてる。
誰に対してもタメ口で呼び捨て。
普段はおとなしく見守っているが緊急時は無理矢理に人格交代している。
基本的に主人格と翔太郎&フィリップなど特定の人物以外はあまり信用していない模様。
容姿
『月詠』と変わらないが、よく見ると目つきが悪い。
その他設定など
『月詠』がマガイモノになったことと、エターナルメモリの影響で生まれた副人格。
ちなみにいくらか『月詠』の影響を受けて百合同人誌を読んだりすることがある。
元はとある人物だったが割り切っており、今の人生?を生きている。
今の肉体は前のと比べると「足おっっそ、体おっっも、力よっっわ、なのに種族特性みたいなので体力はある」という状況なので、地味に慣れていこうと考えている。
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.3 )
- 日時: 2022/04/18 17:46
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
【プロローグ】
世界と世界の狭間、境界と呼ばれる場所。
そこから一人の女が飛び出す。
黒の衣服と、右が黄で左が茶というオッドアイなこと、左手の甲な奇妙な入れ墨を除けばどこにでもいそうな容姿をしている。
【それで、どうするんだ?】
頭の中に響くのは、男の声。
突然のことに驚きもせず、当然のように言葉を返す。
「それなんですが、どこに向かうかは決めてないんですよね」
【……は?】
「怒らないでくださいよ!いいじゃないですか、あてがなくても」
【それはそうだがなぁ】
呆れたような声が頭に響いてから。
「それにこの旅は行き当たりばったりのがいいと思いますし」
【確かに完全には明確な目的とかはないが…】
「ただ、強くなった方がいいだろうなと思っただけで始めたんです。明確なのは今のところいらないかと」
【ぼんやりし過ぎな強化のための旅だな。わりと準備したのに】
「準備と言っても本体と話し合って旅に出ることの許可もらって、なんかあった時の報告書書きにたまに帰ってくることも伝えたり、あの人通してあそこにもしかしたらばったり会うかもねーと伝えただけですがね」
【………こう考えるとあまり準備はしていないな】
「……確かに。ま、まぁ、旅を楽しみましょう!ね、永久」
【そうするか、月詠】
これは、一人のメイドウィンにしてマガイモノの女と、その副人格の旅の物語。
end
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.4 )
- 日時: 2024/02/23 22:57
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
【Mの降臨/風の吹く街】
至るところに様々な形状の風車が回る街。
そこに女───月詠が降り立つ。
月詠「ここは…」
永久【風都だな。時間軸は分からないが…………あとここからは脳内会話にするぞ】
月詠【了解。あ、ホントだ。風都タワーある】
降り立った場所である路地裏から出て、黒いキャップ帽と上着についたフードを被りながら大きな風車のタワーを見上げる。
永久【風都タワーは真ん中だから……】
月詠【いや、見え方までは知りたくないから………とりあえずご飯でも食べに行きましょう。風麺食べたい、風麺】
永久【いいな、食いに行くか。お前が食えば俺もそれを感じられるし】
月詠【記憶や五感を共有してますからねぇ。遮断しようと思えば出来ますが、お互いにめんどくさくて着替えと風呂以外ではやってませんが】
永久【ついでに情報収集するぞ、時間軸を知りたい】
脳内で会話を続けながら彼女は歩き続ける。
たまに通行人に話しかけ、風麺の場所やとある存在などについて尋ねる。
得た情報をまとめていくと。
月詠【風都タワーは一度壊れたことがあったがそれから一年経った今は再建が終わっていて、ミュージアムは無くなっている……ということは、ここは「仮面ライダーW」の世界ですね。それも原作の世界で最終回後】
永久【そうなるな。もしかしたら「風都探偵」の世界線の可能性もあるが】
月詠【そうなると困りますね、私はあの物語は詳しくないんですよねぇ。本がなかなか買えなくて…】
永久【せめて雑誌の方を立ち読みしようにも滅多に見つからないという…。そういえば生体コネクタはどうした?わりと目立つところにあるだろ】
月詠【ああ、それなら】
月詠が左手の甲を自分に向けて爪を弄りながら見るような形になる。
そこにあの奇妙な入れ墨のようなもの、生体コネクタは無い。
月詠【私の中にあるあれで覆って隠しました。これなら分かりにくいでしょう?】
永久【一気に解決したか】
月詠【もし翔太郎達に会って見られたら面倒ですからね】
永久【確かに。ドーパントに出会さないように気をつけろよ】
月詠【さすがにそれは大丈夫だと思いますよ?】
永久【この街だから言ってるんだが】
- Re: とある旅の記録 【メイドウィン小説外伝】 ( No.5 )
- 日時: 2022/04/18 16:35
- 名前: 月詠 (ID: 86FuzJA.)
月詠【大丈夫だと思ったのにどうして】
永久【フラグ回収が早かった】
死んだ目をする月詠。
彼女の前には怪人がいる。
焦っているような怪人が月詠へと攻撃を繰り出すが、風を纏ってスピードを上げている彼女に避けられている。
永久【バイオレンスドーパントか……パワータイプだからなぁ、こいつ】
月詠【たしかこいつ石礫みたいなの放てましたよね?放たれないということは本編の変身者ほどの適合率ではないかもですね】
永久【おそらくは。さて、どうするか…】
バイオレンスドーパント「くそっ、避けんなぁ!」
月詠「痛いの嫌だから嫌です!」
月詠【変身した方がいいです?】
永久【『俺』のこともあって難しいからそれは最終手段】
月詠【りょうか】
月詠「い゙っ!」
永久【月詠!!】
人格間でどうするか話をしていた途中、バイオレンスドーパントから繰り出された左腕の鉄球が腹部へと当たってしまう。
その衝撃で吹っ飛ばされてしまい、建物へと背中からぶつかる。
腹部と背中の衝撃からか、咄嗟に口元を片手で覆うとビシャッという音がくぐもって聞こえてきた。
バイオレンスドーパント「やっと当たったか!」
永久【月詠、今、口から】
月詠【……痛いけど大丈夫です、完全に手から溢れてません。しかし、あの馬鹿力は厄介すぎますね】
永久【それには同意する】
月詠【生身のままは嫌ですが、使った方がいいかもですね……人は逃げたから周りに誰もいませんし】
ずるり、と。
左手の甲から何かが剥がれ落ちる。
そこには、あの奇妙な入れ墨がある。
月詠【私も使って、その後にこいつからその記憶を消せばいい。そうすれば不都合なんて生じませんからね】
永久【……そうだな。それが一番早いか】
月詠「さて…」
歩み寄ってくるバイオレンスドーパントを見ながら、月詠は右手に意識を集中させ…────
「見つけたぞ、ドーパント」
地面に何かが擦り付けられた音と、男の声が聞こえた。
同時に右手に集中させた意識を散らし、左手の甲は一瞬で黒い何かに覆われてすぐに同化して入れ墨が消える。
月詠【危なかった…!】
永久【この声は……!】
内心で焦る月詠を無視しつつ、永久は声に反応する。
バイオレンスドーパントが声の方へと振り向く。
つられるように彼女もその方向へと視線を向ける。