二次創作小説(新・総合)
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- 【復刻版】戦士たちの愉快な日々
- 日時: 2023/07/05 09:03
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
初めましての方は、初めまして。
幾つかの作品がネタ切れになってしまったので、このお話を復活しました。
また途中でネタ切れになる可能性もありますので、そこはご了承下さい。
〜プロローグ〜
かつての大戦時、宿敵・バーンを倒し…世界に平和をもたらした小さな少年・ダイ。
しかし、人形である傀儡と共に消えてしまった彼は…帰り道を彷徨っている。
少しでも彼……ダイが、自分たちの元に帰還する事を願って…戦士たちは新たな旅を開始する。
第1章:ピカチュウとの出会い >>1-43
第2章:離れ離れの仲間たち >>44-
31話>>44
32話>>45
33話>>46
34話>>48
35話>>51
36話>>53
37話>>55
38話>>
39話>>
40話>>
41話>>
42話>>
43話>>
44話>>
45話>>
46話>>
47話>>
48話>>
49話>>
50話>>
51話>>
52話>>
53話>>
54話>>
55話>>
56話>>
57話>>
58話>>
59話>>
60話>>
〜主な登場作品〜
ドラゴンクエスト ダイの大冒険
鬼滅の刃
ポケモンシリーズ(新シリーズも含む)
クロノ・トリガー
スマブラシリーズ
FFシリーズ
ドラゴンボール超
フルーツバスケット The Final
DQシリーズ
機動戦士ガンダム 水星の魔女
キャラ紹介>>47
あらすじ紹介>>19 >>37
更新状況>>10 >>28 >>32
描写説明>>21
小説内のルール>>22
各章のみどころ>>39
第2章のメインキャラ>>40
次回予告
コメント返し
相関図
作者の呟き>>32
コラボ募集
リクエスト募集>>8
スレッド誕生日:6月6日
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.24 )
- 日時: 2023/06/18 22:06
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第16話「夢の中での本音」
【飛空艇ファルコン号 休憩室】
(マァムSide)
『ギュッ……』
「ZZZZZZ………」
「……………」
2年振りの再会だと言うのに、私を抱き締める力は相変わらず緩めているのね。
だけど、あの時ポップがダイを受け止めようとしていたけど…彼ばかりにいい所を見せる訳には行かなかった。
レオナを助ける為に覚悟を決めたあの時だって、私がピンチの時に駆け付けてくれたのは嬉しかったわ。
いつも先生が私に言っていたわ、その時が来たら…人を助ける為の力になれますよって。
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【夢の中】
「……? あれ、私…いつから鎧化しているのかしら…?」
『此処は……、俺の精神世界なんだよ』
「…………ッ!!! その声は……、もしかしてロック?!」
『頼むマァム。俺の意識がある内に、『俺』を助けてくれ!』
「……。つまり、完全に支配されるのも…時間の問題……?」
『そうだ。今頃エアリスがあの場所に向かっている頃だけど、間に合わないかも知れない』
確かに……、彼自身が精神体となって私に話しかけているみたいだわ。
こんな危機的状況だと、ダイを置いて行ける訳がないわ。
本当に助けてと願っているなら、ダイと一緒に必ずあなたの所に駆け付けるから。
ごめんなさいロック…、それまでの間でいいよ。
少しだけ……少しだけでいいから、待っていて欲しい。
17話に続きます。
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.25 )
- 日時: 2023/06/19 08:45
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第17話「2人の強い決意」
【フィガロ城 玉座の間】
(マァムSide)
「殿下。無理な事は承知しています、お願いします! 私を……、『私たち』を炭治郎達の所に行かせて下さい!!」
「マァム。君の気持ちは重々承知しているが……、どうして…そこまでしたいんだ?」
確かに、こんな風に誰かの為に動いたことなんてあまりなかったわ。
改めてエドガー王からそう聞かれてみると、私は何て答えた方が正解かしら。
未だにどう答えたらいいか悩んでいた時、ダイの左手が私の背中を優しく押してくれたの。
もしかしてダイ……、あなたも誰かに言われたの…?
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「エドガー。今回はマァム1人で行かせる気はないよ…、おれも一緒に行きたいんだ!」
「ダイ。君が彼女の肩を持つ理由は1つだね、何があっても…彼女を失う訳には行かない…。そう言うことかい?」
「うん。またあの時みたいに、おれが竜魔人になったら多分…マァムを傷付けそうで怖いけど。だからって、おれのせいで……。おれのせいでマァムをおれがいる目の前から失いたくないんだ!!」
「………。ダイ………」
そう言えば、ヒュンケルから聞いていたわ。
あの時ダイはバランに寄って白紙状態にされて…、ヒュンケルも一度別行動を取っていた見たいね。
その前から一緒にいた私なんか、ダイの力に慣れない気がした事も痛感したわ。
最後の最後にダイと2人きりになった時、私たちはデルムリン島じゃなく…私と初めてあった『あの場所』に来た事があったのを思い出したわ…。
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【回想:魔の森】
『……? 此処…、ロモス近辺じゃないわ!』
『マァム。此処はおれとポップ、マァムがこうして顔を合わせた思い出の場所なんだよ』
『懐かしい…。そうか、ルーラって行きたい場所をイメージしなきゃ行けないのね…』
『………。こんな時になんだけどさ、マァム…』
『何?』
『あの時。クロコダインと初めて闘った時は、おれ…痺れていたよね?』
『ええ……。ポップに問い詰められていたわ、ダイに何をする気だって…』
『うん…。もしさ、あの時マァムがキアリクが入った魔弾丸をおれに向けて撃ってくれなかったら…ずっと痺れていたかも知れないんだ…』
『そうね…。でもその魔弾丸はもう…、使えなくなってしまったわ…』
『……。おれ…、次にマァムと会うまでいっぱいいっぱい特訓して強くなるよ!』
『私も。ダイに何かあってもいつでも助けて上げれるように、とことん強くなって見せるわ!』
そう……、この時の誓いがポップの時とは全く違う瞬間だったわ。
彼の時は男みたいなムキムキになるんじゃねぇよって揶揄うように私に言って聞たけど、ダイの時は全然違っていたわ。
お互いがお互いを大切に想えるその日を2人の心にしまう事を願って、互いに強くなる決意をしたのよ。
そしてロモスの武術大会で無事に再会を果たし、私たちはお互いにあの時誓い合った約束をきちんと守り通していたんだわ……。
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【現在:フィガロ城 玉座の間】
「事情は理解した。君たちがそこまで言うなら、私からは何も言わないよ」
「エドガー…。それってつまり…?」
「ああ。出撃を許可するが、道中は君たち2人のサポートをする者を護衛として付けさせて貰うぞ!」
『……………』
「ラーハルト。君に彼らのガードを任せたいのだが、頼まれてくれるかい?」
「……。このラーハルト、ダイ様たちのお力添えになれるよう……精進致します!」
「ラーハルト……。本当にそれでいいの?」
「はい。元々私は『あの頃』からダイ様の部下でもありますので、国王殿下からご指名を承ってしまった以上…最後の最後まであなた様の為に最善を尽くさせて頂くまでです!」
「………。やっぱり変わってないね、ラーハルトは……(汗)」
「本当にね……(汗)」
それでも、頼もしく感じてしまうのは言うまでもないわ。
時にはラーハルトだって、私にダイを回復するように指示を出してくれるもの。
戦士としての力は今も健在だから、炭治郎達の救援でも力に慣れるかも知れない。
夢の中で私に話しかけて来たロックとの約束を、この場で果たさないと行けない気がするわ!
今から私たちがそっちに向かうから、私たちが助けに行くまで耐えていてね……炭治郎達!!
18話に続きます。
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.26 )
- 日時: 2023/06/19 23:38
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
18話では、兄のピンチに妹・禰󠄀豆子が駆け付けます。
爆血を使い、呪われたロックを正気に戻します。
禰󠄀豆子の爆血に寄り、ロックは正気に戻り…その場で倒れる。
こんな感じで、上手く終わらせたいと思いますので…宜しくお願いします。
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.27 )
- 日時: 2023/06/20 08:21
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第18話「思わぬ奇跡」
【ラストフロア】
(炭治郎Side)
「くっ……。まさか、此処まで俺たちが苦戦するなんて…」
「どうすればいい? どういたら、あの人は苦しまずに済むんだよ…?」
仮に数々の呼吸を使ったとしても、変わり果てたロックさんにはあまりダメージが効いていない。
それ以外の対策で挑むとしたら、あの時時透君は呼吸以外で何かを放っていたな。
確か……、あの魔法はデスペルって名前だった筈だ…。
もしかしたらおれにも、時透君と同じように奇跡が起きるかも知れないぞ。
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「此処で終わりだ…。小童共め…」
『駄目だ。逃げろ(るんだ)、炭治郎ーーーーー!!!』
「数多に注ぐ。『かのもの』の闇に光を捧げよ……アルテマ!!」
「なっ………?!」
「た………、炭治郎が……初めて魔法を使用した……」
つまり、俺の声にその魔法は受け入れてくれたって事なのか…。
この世界に来て初めて、全集中以外の事をしたのは今でも信じられない。
先程放ったアルテマに寄り、ロックさんの動きが鈍くなったぞ。
よしっ、この魔法なら何とか行ける!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『スッ………』
「えっ……?」
「ぐっ……。何処にそんな力があるかは知らんが、無駄な事を……」
「炭治郎!!」
「動くんだ。今動かないと炭治郎、君がやられてしまう!!」
そうだ……、初めて呼吸以外の方法を使ったから…今は身動き出来ないんだ。
ごめん……、折角皆に会えたのに…俺は此処で負けるかも知れない。
ダイ君…マァムさん……、クラウドさん達……。
ごめんね……、君たちとの約束……守れそうにないかも知れないな………。
2年と言う短い期間を過ごしただけでも、俺は満足したかも知れないよ……。
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『ボワアァァァァァァ………』
「ぐっ……。な……、何なんだこれは……。体が……、体が熱いぞ……!!」
「これは……、この赤い炎は禰󠄀豆子の!!」
「ヴヴヴ…………」
「禰󠄀豆子……。フィガロ城で待ってろって言っただろ、何で俺たちのとこに1人で来たんだよ……?」
「ヴヴヴ………。ヴヴヴーーーーー!!」
「えっ………?!」
「炭治郎。禰󠄀豆子はね、心の中で君が彼女の名を呼んでるって思っていたんだよ!」
「ダイ、マァム!!」
「よし。負傷者は3人いるな……、お前はこいつらの治療を頼む!」
「分かったわ!!」
つまり……、マァムさん達が俺たちを助けに向かいたいと感じていたから。
甘露寺さんがマァムさんの背中に禰󠄀豆子が入っている桶を彼女に背負って貰い、ダイ君がこの場所に向けてルーラで来た。
そうか……、ルーラっていうのは初めて来る場所を意識しないと行けないのか。
ごめんな禰󠄀豆子……、急に取り乱したりして。
後はダイ君に……、全てを託すしかないかも知れないな。
19話に続きます。
- Re: 【復刻版】戦士たちの愉快な日々 ( No.28 )
- 日時: 2023/06/20 20:50
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: b.1Ikr33)
第19話「禰󠄀豆子の想い」
【ラストフロア】
(マァムSide)
「良かった…。ダメージは少し軽いけど、放っては置けないわね…」
「……。どうして、此処が分かったんですか?」
「……。それはね、少し遡るんだけど……」
「お願いします。聞かせて下さい!」
「……。分かったわ!」
この経緯はね、少し前に遡るわ。
私とダイ ラーハルトが彼らの救援を国王陛下から頼まれて、すぐの事だったわ。
すぐにでも向かおうとダイの気持ちに応えようとしたその時だったの、私たちを止めたのは。
後ろを振り返ると、ある物を食べて色が変わってしまった蜜璃がそこにいたの。
かなり息を切らしていたから、何とか落ち着かせようとしていたわ。
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【回想:フィガロ城 廊下内】
『皆。これから炭治郎君たちを助けに行くんだよね?』
『うん。こうしてる間にも、炭治郎たちが…』
『お願い。禰󠄀豆子ちゃんを同席して上げて!』
『何故……、そこまでしようとする?』
『分かるもん。本当は禰󠄀豆子ちゃんだって、炭治郎君の力になろうとしてたんだから!』
それは、全く知らなかったわ。
いつもはぽけ〜っとしているけど、禰󠄀豆子は自分の身内に万が一の事があったら…力を発揮するって事かしら。
確かダイもあの時は、此処ぞって時に紋章の力を開花していたのを覚えている。
ダイと禰󠄀豆子が力を開花するタイミングも、よく似ている感じがするわね。
結局蜜璃の強引に敵わないまま、私が彼女を背負いながら此処まで来ていたの。
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【現在:ラストフロア 最深部】
『ジュワァァァァァァァ……』
「ぐっ……、離れろ……この女………」
「………ッ!!! 『爆血!』」
「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ロックーーーーー!!!」
「ロックさん。あなたには大切な人がいます、その人の為に負けたら駄目だ!!」
凄いわ、禰󠄀豆子は本気でロックを助けようとしている。
いつもの優しいロックに戻って欲しいと思っているから、赤い炎を繰り出したんだわ。
かつて炭治郎が上弦の1人、累を倒す為に…禰󠄀豆子は魂となって現れたお母さんの気持ちを受け入れたから…今回も同じ気持ちが蘇って来たんだわ。
その赤い炎の中でロックを支配していた闇は消え去り、その場で倒れ込む。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『バタッ……』
「……………」
「……。む〜……」
「大丈夫だよ禰󠄀豆子。ロックは無事だから、心配はいらないよ。」
「む〜♪」
やっぱり、長く島育ちしていたから……。
鬼化した禰󠄀豆子を見ても、全く差別しないわ。
今もダイの中にある印・純真は……、健在しているわね。
彼の優しい撫で撫でに、禰󠄀豆子は微笑んでいる。
そんな優しい光景を、私たちは黙って見守るしかないと気付いたのは聞くまでもないわね。
20話に続きます。
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