二次創作小説(新・総合)

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時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】
日時: 2023/08/13 07:31
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………今こそ明かされる。

メイドウィン小説歴4週目『1日目』

カーレッジ・フレイン/シャドー・メイドウィン・黒影による時空監理局のルーツ。

4週目はいかにして始まったのか、時空監理局はどこから変わっていったのか……?そして、『あれ』はどう生まれて変わったのか……?


創造者目線で見る、結末のない世界の始まりと終わりの物語。


『注意』
かなり過去のエピソードですので、色んな作品のメイドウィン小説のネタバレ全開です。
AIのべりすと未使用
メタ要素強め

Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.22 )
日時: 2023/08/13 07:30
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『第5話』
「…………そして」


メイドウィン「いやいやいや」

メイドウィン「待ってよ」

メイドウィン「未来の俺が言ってたの?」

たくっちスノー「いや、未来の自分だよ……『僕』って言った方が伝わる?」

メイドウィン「君素の一人称そんなんなの!?いやそれはいいとして……」

メイドウィン(時空が滅ぶ!?俺が生きている以上、そんなのあるわけないだろ!俺が中心の世界だぞ!)

たくっちスノー「自分も理屈はよく分かんないんだが………」

たくっちスノー「なんか監理局のせいで時空が爆発するんだって」

メイドウィン「監理局生きてんの!?」

メイドウィン「というか俺はどうした!俺が生きている限り、時空が滅ぶわけないだろ!」


たくっちスノー「思い上がり甚だしいよ黒影……アンタのことは嫌いじゃないが、そういうところがある」

たくっちスノー「死んだってよ、黒影」

メイドウィン「………!」

たくっちスノー「まぁ改変すべき未来だ、上手くやればアンタも生きていられるだろうよ」

たくっちスノー「それに………こんなこと言いたくないが、時空犯罪者としてのプライドも確かにあるが」


たくっちスノー「……………僕は、アンタが死ぬのは嫌だ」

たくっちスノー「なんでだろうな?付き合いはいい、時空犯罪者として自分が認めたキャラクターは、アンタだけだ。」


たくっちスノー「だから………」


たくっちスノー「頑張って生きてくれよ」


たくっちスノー「アンタは強いよ、なんでもありだろうよ」


たくっちスノー「でもそれだけじゃなんも面白くないんだ……挫折とか一切無さそうだし」


たくっちスノー「要は時空を救って生き残っちまえばいいんだろ?」


たくっちスノー「シャドー・メイドウィン・黒影なら余裕でしょ、だって……」



たくっちスノー「この世の全てを作ってきたなんて言うくらいなんだろ?」


メイドウィン(…………ま、まさか、まさかこいつ)


メイドウィン(未来のたくっちスノーから俺の事を聞いて………知ってるのか………?俺の事………)


メイドウィン(このままじゃ……俺の物語が………)


その日からカーレッジ・フレインは、黒影剣復活よりも自分が生き残ることに固執するようになった。

Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.23 )
日時: 2023/08/13 11:10
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: 4xvA3DEa)

それからと言うものの
メイドウィンの行動は目に見えて迷走していった。

メイドウィン「た……たくっちスノー!!良い奴になるんだったら、メイドウィンにならないか!?世界をひとつ貸してやるよ」

たくっちスノー「いやそれ……直前に前のメイドウィンが失踪したヤツじゃん」

たくっちスノー「事故物件与えやがって………まあいいや」


………


メイドウィン(待ってよ、ちょっと待てよ!!)

メイドウィン(たくっちスノーが良い奴になろうとしたら……)

メイドウィン(また悪役がいなくなるじゃないか!!)


メイドウィン(そしたら俺の物語……それもあるけど、まさか、まさか!!)


メイドウィン(時空は俺を消してその代わりにたくっちスノーを当てがおうとしている!?)

メイドウィン「そんなことあってはダメだろ!!たくっちスノーは俺に比べて能力が上でもない!全部が劣化コピーだ!」


メイドウィン「たくっちスノーは悪として育った!今更善人になんてなれるわけがない!」

松山「じゃあ」



松山【お前は善人なのか?】


松山【どっちでもないくせに】

メイドウィン「………」


メイドウィン「俺が物語として生きる、その為には………」


メイドウィン「たくっちスノーが善になることを受け入れるしかないのか………?」


メイドウィン「でもそうなったら………誰が……」


松山「お前本気で言ってんのか?」



松山「1000万年、俺と出会う前から自分のエゴで他人の人生、それどころか世界まで引っ掻き回して、それを平然と善の行いという」



松山【お前やお前の作ってきたものが悪じゃないならなんなんだ?】


メイドウィン「………」


メイドウィン「俺に、悪役をやれと言うのか?」

松山「悪役じゃねぇよ、こんなもの【役】と認めてたまるか」


松山「テメェは俺以上のただの悪だ」


松山「俺を【悪役】にもさせなくしたカスだ!!」


メイドウィン「…………」


メイドウィン「仕方ない」



メイドウィン「ほんの少しだけだが、俺は『悪役』になる」

メイドウィン「アイツは善人にはなってもらうが、その分の罪は消えない」


メイドウィン「結果的に闇堕ちして、俺が正しかったことが証明される」

メイドウィン「それが俺の今作り出されたシナリオだ」

Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.24 )
日時: 2023/08/13 12:16
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

メイドウィン「問題はどこで俺が敵になるのか………」

メイドウィン「うーん、敵になっても誤魔化しが効くところが欲しいし……」

メイドウィン「たくっちスノーも後あとは悪として視点を元に戻す以上、いつ未来のそいつが想定した時空が滅びそうになるかも分からないし……」


メイドウィン「よしここは………」


メイドウィン「俺は洗脳されて悪の支配者になり、それを行う組織……」

メイドウィン「そして首謀者はたくっちスノーってことにしよう」

メイドウィン「善人の真似がしたくて黒影を悪に陥れていた、とこれなら……」

松山「………」


松山「お前、鏡見たことあんのかよ?」

メイドウィン「で、後は善人の真似事をしているたくっちスノーにもう少しだけ付き合うとするかな」

松山「…………ああそうかい」


メイドウィン「そういえば最近魔導界が騒がしいな、ZEROもなんかやってるみたいだし……」


メイドウィン「折角だからたくっちスノーを付き合わせるか、今何してたっけ」

松山「お前が異世界ガイドとかに付き合わせたんだろ」

メイドウィン「善人たるもの迷惑かけたら責任取れないといけないからね」


メイドウィン「俺?他の人は迷惑とも思ってないし、俺が気にすることでもない」
………

だが黒影の思想とは裏腹に。


メイドウィン(うっわ、つるぎちゃんの事なんで魔導界に漏れてんだよ……)

メイドウィン(仕方ない)




メイドウィン「黒影剣はね………」



メイドウィンの思想は


共感されることが無かった。

分かりきってることをわざわざ言うまてまもない。



ここで完全にシャドー・メイドウィン・黒影は善としての道はメッキのように大きく剥がれ、やってきた事が少しだけ露になる。


………

メイドウィン「嘘だろ………普通ここで悪側に路線変更するか?」


メイドウィン「ひとまずあそこで死んだフリはしたけど、これで……後はたくっちスノーが監理局を継いだっぽいし」


松山「それでなんとかなると思ってんのか?」


松山「己の因果応報を恨め」

松山「お前がやってきたこと、監理局は分かってんだぞ?」


松山「だーれが『お前の真似』なんてやりたがるんだよ」

Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.25 )
日時: 2023/08/13 12:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

松山「今、全てが明らかになったお前は最高完璧なメイドウィンでも、この世の全てを監理していた崇高な存在でもない」


松山「ただの自分勝手な狂人だ」


メイドウィン「!?」

メイドウィン「か、体が………」


松山「本格的に『名前』を失ったんだな」

メイドウィン「時空が俺の存在を必要としていないというのか……」



メイドウィン「なんてね」



メイドウィン「今度は『名無しの怪物』として、新たなキャラクターとして生きてやる」


メイドウィン「行く行くはまたメイドウィンとして復活」


メイドウィン「この時空を作った俺が生きている限り、俺が時空の中心なんだよ!」



松山「…………はぁ」


松山「お前はガキだから分かんねぇよな」


松山「たとえ時空であれ、たくっちスノーであれ…………」


松山「子供って意外と早く子離れするもんだぜ」


そう、

名前が変わろうと

見た目が変わろうと


悪→善はまだしも

善→悪としての裏切りのショックは計り知れないものであり。



1番のショックは……


名無しの怪物(なん だと)


名無しの怪物(あれが、メイドウィンだと?)


名無しの怪物(認めない……あいつは俺の知ってるあいつとは違う)


名無しの怪物(あいつがあんなに役立たずなわけがない、物語であんなに活躍出来ないわけがない)



そして

今更自分がやってきた罪は

たくっちスノーと同じく 大きく伸し掛る


たくっちスノーとの大きな違いは、たくっちスノーほど『悪』であることを自覚してなかった故の、認識の違い。

そんな振る舞いを、自分が作っていた………否、既に彼の手から離れていた『作品』達が受け入れるはずもなく。


………


メイドウィン「か………監理局は!?」


メイドウィン「名前は復活したのに!!なんでここまで疲弊化してるんだ!?」


メイドウィン「数千ぐらい課があっただろ!?」

メイドウィン「それに、それになんで………」



メイドウィン【なんでロズムントが時空に居るんだ………最初から作ってないのに……】


メイドウィン「あのジジイの仕業か!?」

最初から用意していない、ロズムント・トレザードの魂が存在する上に……

【一生かけても呼び出せなかった、黒影剣がそこに居たのだ。】

Re: 時空監理局外伝【カーレッジ/黒影】 ( No.26 )
日時: 2023/08/13 13:13
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

1つの歴史が終わる、

黒影剣復活という1000万年の悲願は果たされ、

シャドー・メイドウィン・黒影……いや、『カーレッジ・フレイン』の

時空監理局の長い長い、正に黒い影のような歴史が終わる瞬間であった。



メイドウィン「…………なんで!?なんで!!」



メイドウィン「なんで俺がカーレッジ・フレインという事までバレるようになっているんだ!!?」

メイドウィン「そんなの………そんな展開決めてないぞ!!」

メイドウィン「俺は………俺はこの時空を作って、大冒険をするはずだったのに!!」

もう既に、時空は彼を見切っていた。
既にコントロール出来ない範囲までkakiko……いや、多次元観測先は成長しており、シャドー・メイドウィン・黒影、並びにカーレッジ・フレインなんてものは、今や無駄に使い古されて飽きられたただの手垢まみれのキャラクター。


せめてラスボスとして華々しく散らせようという、最後の物語としての情けであった。




「出てこい!!シャドー・メイドウィン・黒影、いや………」





戦兎「この時空全ての悪、カーレッジ・フレイン!」


戦兎「お前がこの時空でやってきた全てに責任を取る時が来た!」



メイドウィン「…………!!」


こうして、【時空監理局】と【シャドー・メイドウィン・黒影】は完全に終わりの時を迎えた。


…………



そして、分かりきったことを説明する必要は無い。
しぶとく【退場】を免れる為に、ただ生き残る為に尽く設定を変え、立場を変えて生き残る努力をするが。


なんとか、りりすた革命団という地でまた立場を手に入れ………



カーレッジ(つるぎちゃんが完全に復活した、立場もようやく元に戻った)


カーレッジ(時空監理局が無いことも、カーレッジ・フレインである事がバレたのは大きな痛手だが、今はメイドウィンワールドを作り直してくれる……!)


カーレッジ(結果的に………何とか俺の思い通りになったのか)





ーーーーーー
【CAST】
カーレッジ・フレイン


【スペシャルサンクス】
カーレッジ・フレイン


【作者】
カーレッジ・フレイン


ーーーー


松山「なんて思ってんじゃねえだろうな」


松山「メイドウィンワールドなんて作るだけ無駄ってことも」


松山「お前のまだ隠している醜い足掻きも、余裕も、本当の気持ちも!」



松山「ぜーーんぶさらけ出してやるから覚悟しろよ………カーレッジ・フレイン」




そして【カーレッジ】は、終わりの始まりへいよいよ向かっていく。


そこから【退場】まで………



【時空監理局外伝カーレッジ・黒影】
END


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