二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中〜ハンターと真夏の一輪花〜
日時: 2024/07/24 23:54
名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)

今回の逃走中は特別編!

ゆうき作品には「ゆうこと」という自他共に認める最強黄金カップルが存在する…!

そして、それに対抗するかのように躍り出てきた「ナツしら」コンビも人気を博している!


だが待って欲しい。ゆうき作品には「ナツしら」より前に第2のカップルがあったではないか。

今回の主役はそんな忘れ去られたカップルである「ナツ・ドラグニル」と「小泉花陽」の2人。
さらに、各都道府県からゆかりのある人物として集められた24名の逃走者達に6名の作者勢、合計32名が逃げ回る!


彼らは「ナツぱな」両名をリーダーとするチームに分かれ、ゲームを攻略していかなくてはならない。
果たして、最後まで逃げ切り、酷暑の中でも悠然と咲き誇る一輪花の如き屈強な逃走者として雄叫びを上げるのは誰だ。


ナツ
「・・・いや、何だこれ」

花陽
「あ、あはは・・・;」


〜逃走者〜
猪名寺乱太郎《兵庫県代表》
伊吹レン《広島県代表》
海未ちゃんが気になる《作者枠》
エイジア《作者枠》
桜坂しずく《神奈川県代表》
緒方智絵里《三重県代表》
鬼塚一愛《大阪府代表》
烏丸理都《京都府代表》
鬼太郎《鳥取県代表》
小泉花陽《ナツぱな》
大地のの《北海道代表》
俵田孝太郎《青森県代表》
ダンツフレーム《新潟県代表》
筑波しらせ《茨城県代表》
ドラえもん《富山県代表》
夏風邪《作者枠》
ナツ・ドラグニル《ナツぱな》
ナマハーゲン《秋田県代表》
波野ノリスケ《福岡県代表》
野原しんのすけ《埼玉県代表》
野原みさえ《熊本県代表》
ハルウララ《高知県代表》
灯焔《作者枠》
日野下花帆《石川県代表》
広尾《作者枠》
松風天馬《沖縄県代表》
南ことり《東京都代表》
武勝龍 景丸《作者枠》
桃太郎《岡山県代表》
大和敢助《長野県代表》
ゆうき《愛知県代表》
渡辺曜《静岡県代表》
(五十音順・敬称略)


<みどころ>
▽夏特別編!チーム戦逃走中!
▽ナツぱな、リーダー対決!
▽まさかの参戦、ナマハーゲン!
▽ヒメコ、天馬の汗だく走!
▽ヨーソローVSいつものトラウマ←
▽激走!四太郎!
▽主役になれるか!?ダンツフレーム!
▽気になる、エイジアら作者勢の運命は!?
▽信じるか、裏切るか。緊迫のチーム戦。
▽衝撃の結末!?逃げ切るのは誰だ!

Re: 逃走中〜ハンターと真夏の一輪花〜 ( No.103 )
日時: 2025/07/22 00:48
名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)

【30:04】


天馬
「マイクスタンド、この辺りで良かったですか?」


「うん!ありがとね〜〜〜!」


ヒメコ
「残り30分やな。そろそろ・・・」


プルルルル・・・


ヒメコ
「来たな、メール。『ミッション⑤』・・・」


桃太郎
「『ペットモール1階にハンター30体の入った檻と、指紋認証装置が設置された。』さ、30体ですか!?」


乱太郎
「『残り10分になると放出される。』ま、マズいですよ…!」



気になる
「『阻止するには、ナツチームの逃走者と花陽チームの逃走者、それぞれ3人ずつが指紋認証装置に指紋を認証する必要がある。』…なるほど。そう来ましたか…」



エイジア
「3人か…絶妙な人数だな…」




「でも、最後のミッションの割にはそんなに難しくなさそーーーーー」

プルルルル・・・


「あれ?またメールだ。」



俵田
「何だ…?『通達② これより、密告ダイヤルを解放する。』み、密告だと?」



景丸
「『相手チームの逃走者を発見し、その居場所を本部に密告すれば、ハンターに位置情報が送信。すぐ様確保に向かう。』…ここに来て、潰し合いでござるか…」



智絵里
「『なお、密告もミッションの制限時間と同じく、残り10分まで可能だ。』み、密告されちゃうんですか…?」






「」

スタッフ
「(あっ、死んだ)」



ミッション! 大量ハンター放出を阻止せよ!

ペットモール1階にハンター30体の入った檻と、指紋認証装置が設置された!
残り10分になると放出されてしまう!

[残り10分→ハンター30体放出]

阻止するには、ナツチームの逃走者と花陽チームの逃走者、それぞれ3人ずつが指紋認証装置に指紋を認証する必要がある!

[阻止→ナツチームの逃走者3人、花陽チームの逃走者3人の指紋を認証]


通達② 密告ダイヤル!

これより、密告ダイヤルを解放する!

相手チームの逃走者を発見し、その居場所を本部に密告すれば、ハンターに位置情報が送信。すぐ様確保に向かう!

[相手チームの逃走者の居場所を密告→ハンターに位置情報送信]

なお、密告もミッションの制限時間と同じく、残り10分まで可能となっている!



エイジア
「チッ…単純なミッションかと思いきや、とんでもないオマケが付いてやがるな…」



気になる
「密告…中々面白そうではありますけど、やり過ぎたらミッションがクリア出来なくなる諸刃の剣になり得ますよね…」

ミッションの性質上、どちらかのチームの逃走者が指紋を認証する前に3人確保されてしまえば、その時点でミッションクリアは不可能となる。

密告して相手チームの逃走者を潰したいところだが、やり過ぎは禁物だ・・・



俵田
「ハンター放出は阻止してぇところだが、密告される可能性を考えると動きにくいな…」

30体ハンターの檻と、指紋認証装置の場所はメールに記載されている為、待ち伏せされる可能性も十分に考えられる・・・

俵田
「それはそうと、密告か……普段は通報を受ける側だから、何かワクワクしちまうな…!」ニッシッシ

スタッフ
「(ォィ)」

割と通報に乗り気な警察官・・・




智絵里
「…怖いですけど、近いので行ってみます…!」

一方、現在ペットモールに居る緒方智絵里。勇気を出して、指紋認証に向かう・・・!

スタッフ
「密告はどうされますか?」

智絵里
「密告、ですか…?わ、私は…やらない…ですっ…。
だって…私は、密告されて捕まったりしたら、悲しい…ですし。たとえゲームでも…自分がされて嫌なことは、人にもやっちゃダメ…だと思いますっ…!」

↑ 何処までも天使

スタッフ
「(本当に天使過ぎるな…)」


ゲームマスターが潰し合いを強要する中でも、天使過ぎる天使・・・


智絵里
「…実際、前に悪魔のスイッチのせいで捕まっちゃった時は、本当に悲しかった…ですし…。」

スタッフ
「(あっ…)」

蘇るは、前回の辛い記憶・・・

智絵里は、その経験から今回密告を行わないようだ。
果たして、この行動が吉と出るのか・・・






【29:00】


ヒメコ・天馬
「「・・・・・・」」


乱太郎・桃太郎
「「・・・・・・」」


一方、密告ダイヤルの通達を見てから膠着状態に陥ったHTTのお手伝い組・・・



「あ、あの〜〜〜!どうしたんですか!?」


「引き続き、機材運びを手伝って頂けないと困るんですけど…」



乱太郎
「…あ、あのっ!まさか、今は密告しませんよね…?」

ヒメコ
「はぁ?当たり前やろ。今やったら天馬も巻き込まれるっちゅーねん。そういうアンタらこそやる気や無いやろな?」

桃太郎
「私達もやりませんよ。今は無闇矢鱈に人数を減らすのは避けるべきだと思いますし。」

天馬
「…とりあえず、放課後ティータイムの皆さんを待たせているので、ここは協力して手伝いを終わらせてしまいましょう。
その間、俺達は密告しないので、お2人も密告は無しでお願いします。」

乱太郎
「わ、分かりました…!そちらが密告をしないのでしたら、私達も今はやらないことをお約束します!」

ヒメコ
「…まぁ、いがみ合っててもしゃーないか……ほな、とりあえず手伝い再開するで。」

話し合いの末、とりあえずこの場は収まった・・・




「……何だかよく分からないが、とりあえずまた機材を運んでもらえるみたいだな。」


「よく分かりませんけど、とりあえずは良かった……のでしょうか?」






【28:30】



「」


スタッフ
「あ、あの・・・」


一方、通達を見てから抜け殻と化した女・・・



「・・・あのさー。通報系、今回3回目なんだけど。
アルギャラみたいにスペシャル回ってワケでもないのに、これはちょっと酷いんじゃないかな…」


通報に良い思い出の無い渡辺曜。思わず不満が口に出る・・・
































ハンターG
「・・・・・・」スタスタ

しかし、危険は通報だけではない・・・




「…まぁ、出ちゃったモノは仕方ないか。とりあえず、絶対通報されたくないから、必要が無い限り動かないでおく事にしておくよ。」

スタッフ
「(重症だな…)」

彼女は、それ程通報に逃げ切りの夢を打ち砕かれてきたのである・・・



ハンターG
「・・・・・・」スタスタ




「今、ナツチームは私以外に4人居るから・・・2人捕まるまでは、動かなくて良いよね。」

どうしても通報されたくない渡辺曜・・・





























ピピッ

[WATANABE]

ハンターG
「・・・・・・!!」ダッ




「んっ…?うわ(ハンター)来たっ!!」ダッ


しかし、見つかった・・・



ハンターG
「・・・・・・」ダッダッダ・・・



「もう…!いつもいきなり来るんだから…!」ダッダッダ・・・


Aqoursトップクラスの身体能力を持つ曜、振り切れるか!?


【28:00】ハンター8体+レッドハンター1体、グリーンハンター1体VS逃走者

ナツチーム 残り5人
エイジア 緒方智絵里 鬼塚一愛 松風天馬 渡辺曜


花陽チーム 残り5人
猪名寺乱太郎 海未ちゃんが気になる 俵田孝太郎 武勝龍景丸 桃太郎

Re: 逃走中〜ハンターと真夏の一輪花〜 ( No.104 )
日時: 2025/07/24 23:11
名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)

【28:00】


ピピッ

[WATANABE]

ハンターG
「・・・・・・!!」ダッ




「んっ…?うわ(ハンター)来たっ!!」ダッ


渡辺曜が、ハンターに見つかった!



ハンターG
「・・・・・・」ダッダッダ・・・



「もう…!いつもいきなり来るんだから…!」ダッダッダ・・・


Aqoursトップクラスの身体能力を持つ曜、振り切れるか!?



ハンターG
「・・・・・・」ダッダッダ・・・



「はぁ、はぁ・・・!」ダッダッダ・・・


快速を飛ばす曜!




ハンターG
「・・・・・・」ダッダッダ・・・




「こっち・・・!」ダッダッダ・・・





























ビィーーーーー


[EMPTY]


ハンターG
「・・・・・・?」キョロキョロ




「はぁ、はぁ・・・油断も隙も無いんだから・・・!」

ここは、持ち前の身体能力で振り切った・・・!


「でも、ここで体力使わされたの痛いなぁ〜」

しかし、苦手な通報を乗り越えるにあたって痛い体力消費となった・・・




【牢獄】


ノリスケ
「残り30分を切りましたね。」

ハルウララ
「まだ30分もあるの〜!?ずっと牢獄でつまんないよ〜!」

理都
「いや、色々あったからそんな退屈しとらへんけどなぁ…」

花陽
「じゃあ、アイドルいっぱい居るし歌でも歌おうか?」

ことり
「あっ!ことり、プロジェクト47の『ポジティブ☆絶対値』歌ってみたいなぁ!」

しらせ
「あー、あれな。謎に結構中毒性あるよなー・・・ふっwww」

ゆうき
「えっ?」

ナツ
「どーした?」

しらせ
「いや、そういや歌詞で『意地を張らずに』とか言ってたな〜…と思って。」

しずく
「先程、かなり意地を張っていましたよね?」

しらせ
「まぁ、『傷付くことは経験値』とも言ってるからな。」

ナツ
「それで許されると思うなよ」

しらせ
「こわーい(棒)」

ナツ
「そろそろ一発殴ってやろうか?」

ゆうき
「落ち着けw」

大和
「やりたいならやっても構わんが…その後はどうなっても知らんぞ?」

ナツ
「そうだ、警察居るんだった…;」

しらせ
「おバカ…」

ナツ
「うっせ。」




ことり
「結局、何だかんだ言って仲良しさんなんだよね。ナツ君達も、ことり達も。」

ゆうき
「恥ずかしいから改めて言わないでよ…」

ことり
「えへへ…」




ナツ
「あれ?何で俺らアイツらのイチャイチャ見せられてんの?」

しらせ
「隙見せたらいけなかったな…」






【27:12】


智絵里
「ハンターさんも、花陽さんのチームの人も、居ませんよね…?」キョロキョロ

警戒しながら指紋認証装置を目指す、緒方智絵里・・・









































景丸
「むっ…ここからがペットモールでござるね。」

その彼女のいるペットモールに、花陽のチーム・武勝龍景丸が到着・・・






























ハンターD
「・・・・・・」スタスタ


さらに、付近を捜索するハンター・・・


智絵里
「通報されちゃったら、もう逃げられないと思うので…慎重に進みます…」



ハンターD
「・・・・・・」スタスタ



景丸
「装置に指紋を認証するのは勿論のこと、ナツチームの逃走者が居たら密告もしておきたいところでござるな…」




ハンターD
「・・・・・・」スタスタ









































?????
「・・・それでは、密告します。『もしもし。?????です。ペットモール1階に?????さんが居ます。』」

※口調は変えています。


さらにさらに、このタイミングでペットモールにて密告が起きた・・・



ハンターD
「・・・・・・!!」ダッ

通報を受けた近くにいるハンターが、すぐさま確保に向かう・・・




ハンターD
「・・・・・・」ダッダッダ・・・

ハンターのターゲットは・・・




智絵里
「・・・・・・」



景丸
「・・・・・・」




ハンターD
「・・・・・・」ダッダッダ・・・




























































智絵里
「・・・足音が聴こえます。ハンターさんでしょうか…?」



景丸
「・・・っ!?いきなりでござるか!?」ダッ


ハンターD
「・・・・・・」ダッダッダ・・・


ビィーーーーー


[MUSYOURYU]


花陽チーム・武勝龍 景丸だぁ・・・




智絵里
「走ってますね…隠れておかなくちゃ…!」タッタ



景丸
「くっ・・・!」ダッダッダ・・・


ハンターD
「・・・・・・」ダッダッダ・・・



景丸
「これはマズいでござるね…!」ダッダッダ・・・


ハンターD
「・・・・・・」ダッダッダ・・・


来た道を引き返し、エキマエモールへと逃げる景丸・・・










































ハンターE
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・

しかし、その先から通報を受けてやって来た別のハンター・・・



景丸
「ぜぇ、ぜぇ・・・」ダッダッダ・・・


ハンターD
「・・・・・・」ダッダッダ・・・





ピピッ

[MUSYOURYU]

ハンターE
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・

こちらにも、見つかった・・・



景丸
「!?…こっちもでござるか……!」

挟まれた・・・



ハンターD
「・・・・・・」スタスタ


ハンターE
「・・・・・・」スタスタ



景丸
「……ここまでで、ござるね…」ポン!


【26:23】《作者枠》
武勝龍 景丸 確保
花陽チーム残り4人


ハンターD
「・・・・・・」スタスタ


ハンターE
「・・・・・・」スタスタ


景丸
「無念でござる…」

ここまで生き残ってきた忍者口調作者、密告に散る・・・


景丸
「せめて、指紋を認証してから捕まりたかったでござる…」


プルルルル・・・



気になる
「えっ…?『密告により武勝龍 景丸確保。』こっちのチームの作者は気になるだけですか…」



ヒメコ
「おおっ!アタシらのチームの誰かがやってくれたんやな!」

天馬
「メールに記載されてるでしょうけど、候補は少ないですよね。俺達は勿論違いますし、緒方さんもそういうことをするタイプでは無いので…」

ヒメコ
「・・・っちゅーことは、曜かエイジアって作者がやったってことか?」

天馬
「メールで答え合わせしましょうか。『なお、この密告は・・・』」




智絵里
「・・・・・・」



「・・・・・・」


エイジア
「・・・・・・」


景丸を密告したのは・・・




































天馬
「『・・・エイジアによるものだ。』だそうです。」

ヒメコ
「エイジアさんやったんか…あの作者、中々やるやんか。」



エイジア
「すまんな、景丸さん。」

エイジアだ・・・

エイジア
「エキマエから背中がガラ空きだったんでな。逃げずらそうな場所に来たタイミングで通報させてもらった。」

実はエキマエで景丸を発見していたエイジア。狭くて逃げにくいペットモールに入ったタイミングで彼を密告したのだった・・・

エイジア
「申し訳ないが、今は敵同士だからな。」

たとえ作者といえど、今は敵同士。
そこに、忖度などは入らない・・・


【25:50】ハンター8体+レッドハンター1体、グリーンハンター1体VS逃走者

ナツチーム 残り5人
エイジア 緒方智絵里 鬼塚一愛 松風天馬 渡辺曜


花陽チーム 残り4人
猪名寺乱太郎 海未ちゃんが気になる 俵田孝太郎 桃太郎

Re: 逃走中〜ハンターと真夏の一輪花〜 ( No.105 )
日時: 2025/07/25 23:12
名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)

【25:50】

智絵里
「ハンターさん……もう居ないですよね…?」

現在、唯一ハンターBOXと指紋認証装置のあるペットモールに居る緒方智絵里・・・


智絵里
「ふぅ……でも、花陽さんチームの人にも見つかっちゃいけないので……慎重に進みますっ。」

先程、景丸の逃げる音を聴いたのもあり、慎重に動くようだ・・・

智絵里
「早く指紋を認証して、隠れちゃいたい…ですっ…」

怖い気持ちはあれど、既にペットモールに居る為、後には引けない・・・!






「エイジアさん、もう密告したんだ…凄いなぁ…」

一方、隠れて密告のメールを凝視する渡辺曜・・・



「やっぱり、みんな密告する気満々なんだね。私も花陽ちゃんチームの人に見つかったら、容赦なくやられちゃうんだろうなぁ〜…」


「・・・・・・」

通報に何度も煮え湯を飲まされてきた曜。考えた末、出した結論は・・・






































「…こんなところで、怯えて縮こまってても仕方ないか。こうなったら…やられる前にやる!それだけだよ…!」ゴオォ

スタッフ
「(目が怖い・・・)」

開き直って、自ら密告してしまう作戦だ・・・



「仕方ないよね。私は密告されたくないし、チームの為でもあるし…それに、別にルール違反でも何でもないんだし。」


「これはそういうゲームだし…恨まないでね。花陽ちゃんチームの人達。」

スタッフ
「(遂に通報が嫌過ぎておかしくなったか…)」

こうして、密告 狂戦士バーサーカー・渡辺が誕生した・・・





気になる
「気になるもペットモールに行くべきでしょうか…」

現在、アクティブモールとエキマエの中間付近に陣取っている気になる・・・

気になる
「でも、エキマエってミッション④の時の通達で何かやってるハズですし、人が集まってそうなんですよね…」

彼も、密告を恐れて動けないでいる・・・





ヒメコ
「もうちょいやな…」

天馬
「ペットモールの指紋認証の為にも、早く終わらせちゃいましょう!」

実際、エキマエには通達①に挑んでいる鬼塚と松風・・・




エイジア
「近くにハンターが居るから、今は動けないな・・・」

先程、景丸を密告した作者のエイジア・・・





「そういえば、このエキマエって通達のお陰で結構人が居そうだよね。密告チャンス、あるかもであります…!」

そして、先程バーサーカーと化した渡辺・・・


ナツチームの残る5人のうち、智絵里を除く4人が揃っている・・・




気になる
「通達の方は終わったらメールが来そうなので…ちょっと待機ですかね。」

果たして、気になるは修羅のエキマエモールに足を踏み入れるのか・・・





【24:50】


智絵里
「えーっと〜・・・」キョロキョロ

一方、ナツチームで唯一ミッション⑤に挑むべくペットモールに居る緒方・・・


智絵里
「・・・あっ!ありました…!」







ハンター×30
「「・・・・・・」」

指紋認証装置
「」


檻と指紋認証装置を発見した・・・


智絵里
「ハンターさんも、花陽さんチームの人も、居ない…ですよね…?」キョロキョロ

しっかり辺りを警戒する・・・



智絵里
「・・・大丈夫そう、ですっ。いきましょう…!」タッ

安全を確認し、装置にサッと近付く・・・




ハンター×30
「「・・・・・・」」


智絵里
「ひっ…いやっ……こ、こんなに、ハンターさんが……」ビクッ

スタッフ
「(大丈夫か?)」


檻の中のハンターにビビる天使・・・


智絵里
「こ、怖い……じゃなくて、このハンターさんが出ないように、指紋を認証しますっ…!」スッ…


しかし、そうも言っていられないので装置に指を翳す・・・


ピピッ!

[OGATA:NATSU TEAM]

【OK】


緒方智絵里 指紋認証
ナツチーム必要人数:残り2人


智絵里
「OKって出ました。これで大丈夫なのかな…?」




プルルルル・・・



桃太郎
「おや?何でしょうか?」

乱太郎
「メールのようですね…『ミッション⑤途中経過 ナツチーム・緒方智絵里が指紋を認証。ナツチームの必要人数は残り2人。』…だそうです。」


天馬
「緒方さんが認証してくれたみたいですね。俺達は今は動けないので、有難いです。」

ヒメコ
「へぇ…!なんや臆病そうな子やったのにやるやん!やっぱ近畿勢は一味違うっちゅーことやな!」

はっ?三重県は東海なんですけど???

ヒメコ
「愛知代表やからって何楯突いてきてんねん!!」

いやこの作品内でも智絵里ちゃんと東海トークしましたしおすし

ヒメコ
「知らへんわそんなの!!アンタの匙加減で勝手に決めるなっちゅーねん!!」

※実際のところ、法律的にどちらに決まってるとか明確なものは無いらしく、近畿地方とも東海(中部)地方とも言えるそうです。




智絵里
「ゆうきさん…?今、ナレーションで…その、自我を出してませんでしたか…?」

あぁ、気のせいだよ。それよりゲームに集中して。

智絵里
「あっ、はい…!そ、そうですね…!えーっと…メールで、私がここに居るのはバレちゃってるので、早く離れた方が良いですよね。」

※途中経過メールはあくまでヒントであり、密告はしっかり視認した上で行わないといけないのが暗黙の了解になっています。

智絵里
「えーっと…エキマエモールは、人が多そうなので……グランドモールに、戻ろうと思いますっ…!」

智絵里は、エキマエに人が集まっているのを見越して、ミッション④で居たグランドモールへと戻るようだ・・・









俵田
「ペットモールはこっちか・・・」


しかし、そのグランドモールには花陽チームの俵田がいる・・・!



智絵里
「本当は、すぐに隠れたいですけど…ペットモールは人が来て、危ないと思うので…」タッタ





俵田
「勿論ミッションはやりに行くが…着く頃にはこのメールの緒方って子は居なくなってるだろうな。」スタスタ


ペットモールからグランドモールに向かう智絵里と、グランドモールからペットモールに向かう俵田・・・

このままでは衝突は避けられない・・・!



智絵里
「後20分と、ちょっと…何も無かったら良いんですけど…」



俵田
「いやまぁ、流石に警察のオッサンがアイドル狙ったら事案だろうし、積極的に狙うつもりは無いが…」


この2人、果たしてどうなる・・・!

【23:45】ハンター8体+レッドハンター1体、グリーンハンター1体VS逃走者

ナツチーム 残り5人
エイジア 緒方智絵里 鬼塚一愛 松風天馬 渡辺曜


花陽チーム 残り4人
猪名寺乱太郎 海未ちゃんが気になる 俵田孝太郎 桃太郎

Re: 逃走中〜ハンターと真夏の一輪花〜 ( No.106 )
日時: 2025/07/27 00:07
名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)

【23:45】

☆現在の状況☆

ナツ
「いや何だコレ」

いや戦況を整理しようかと

ナツ
「いやそれは分かるけど装飾…」

可愛いから良いじゃん

ナツ
「お、おう…」

引くな



鬼塚・松風・猪名寺・桃太郎
「「・・・・・・」」

現在、ミッション④で出た通達に動いてエキマエモールに居るのがナツチームのヒメコと天馬、そして花陽チームの乱太郎と桃太郎・・・



エイジア
「ミッションもやらないとな。智絵里がやってくれたワケだから…」

さらに、ナツチームの作者枠・エイジア・・・




「誰か居たら即通報してやる…!」

また、バーサーカーと化したナツチームの渡辺曜もエキマエモールにいる。




気になる
「…迷ってても仕方ないですね。30体出たら終わりですし、こっちはもう4人しか居ないので、気になるの力が必要になる可能性も高いので。」

さらに、花陽チームの気になるもアクティブモールからエキマエモールへと移動・・・

残る計9人のうち7人がエキマエモールに集まっている・・・




智絵里
「もう、私にやれることは無いので……後は、隠れて生き残るだけ…ですっ…!」

そして、残る2人。ナツチームの緒方智絵里と・・・



俵田
「まだ10分以上あるから、焦らず向かわねぇとだな。」

花陽チームの俵田孝太郎・・・


2人はそれぞれペットモールとグランドモールに居るが、お互いがお互いの居る方向に向かっており、時間の問題でかち合ってしまうという状況だ・・・



ハンター×30
「「・・・・・・」」

この状況の中、残り10分になるとペットモールから30体のハンターが放出される。

指紋認証装置
「」

阻止するには計6人の指紋が必要だが、現在指紋を認証したのはナツチームの緒方智絵里ただ1人・・・


ハンター放出まで残りおよそ13分。まだまだ、ここからゲームがどうなるかは分からない・・・




【23:05】

ヒメコ
「・・・って、何状況整理で40秒も使ってんねん!」ビシッ

天馬
「どうかしましたか?」

桃太郎
「そろそろ終わるので、ラストスパート頑張りましょう!」

乱太郎
「ミッションで、指紋の認証にも行かなきゃいけませんからね。」


そろそろHTTの手伝いが終わりそうなエキマエモール4人組・・・


ヒメコ
「しかし、ゲームも後半なのにこんな地味な絵面続きで持っとるんか?」

あっ、ほとんどカットさせて頂いてます(^^)

ヒメコ
「なんでやねん!!力仕事なんかなぁ!見た目以上に大変なんやからな!?」

天馬
「あの、口より手足を動かした方が…」

ヒメコ
「はぁ〜……しゃーないか…」

楽しそうで何よりだ・・・

ヒメコ
「何処がやねん!!」






「敵チームの逃走者とハンターの確認……右よし、左よし…」

スタッフ
「(吹っ切れた癖に冷静な部分もあるのが一番怖いんだよなぁ…)」

同じく、現在エキマエモールにいるバーサーカー渡辺・・・




「前よし、後ろ・・・っ!?誰か居る!?」ササッ

スタッフ
「えっ?」
































気になる
「?・・・あれ?今誰かの声しましたか?」

海未ちゃんが気になるだ・・・




「作者さんか……確か、あの人は花陽ちゃんチームだったハズ……」ゴソゴソ

モバイルを取り出す渡辺。やはり密告するのか…?


気になる
「気のせい……ですかね?」



「………………」



「………いや、流石に作者さんはやめておこうかな。」

スタッフ
「(おっ…)」

最低限の理性は残っていた・・・



「やって良い事と悪い事があるし、確かあの人ってラブライバーのハズだし結構面倒臭がりのハズだから、曜ちゃんも密告されないと思うしね。」チラッチラッ

スタッフ
「(だから妙に冷静なのやめろ…というか詳しいな…)」

あー、なんか頭痛いなー。




プルルルル・・・


「!?」ビクッ




気になる
「あれ?・・・えっと、『もしもし?』」

俵田
『気になる君か?俺だ。俵田だ。』

俵田から気になるに電話が掛かってきた・・・

気になる
「『俵田刑事…どうかなさいましたか?』」

俵田
『いや、ミッションだよ。俺ら4人中3人動かにゃいかんだろ?気になる君は動いてるのかと思ってな。』

気になる
「『はい。気になるは動いてますよ。俵田刑事も?』」

俵田
『あぁ、それなら良いんだ。人手が必要だからまさかとは思うが確認だけしておきたくてだな。』

気になる
「『ハンター30体なんてごめんですし…心配には及びませんよ。…はい。はい。それでは。』」ピッ


気になる
「ビックリしました……気になる、人と話すの苦手なので、相手が俵田刑事とはいえちょっと心臓が…」































ハンターA
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・


気になる
「・・・っ!?」ダッ


急に、来たぁ・・・



ハンターA
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・


気になる
「いつの間に…!」ダッダッダ・・・




ハンターA
「・・・・・・」ダッダッダ・・・


気になる
「電話に気を取られたから?いや、それにしても…」ダッダッダ・・・




























ハンターE
「・・・・・・!!」ダッダッダ・・・


気になる
「あっ…」

逃げた先から、もう一体・・・



ハンターA
「・・・・・・」ダッダッダ・・・


ハンターE
「・・・・・・」ダッダッダ・・・


気になる
「これは……無理ですね……」スッ…

諦めた・・・




ポン!


【21:50】《作者枠》
海未ちゃんが気になる 確保
花陽チーム残り3人


ハンターA
「・・・・・・」スタスタ


ハンターE
「・・・・・・」スタスタ



気になる
「いきなり来ましたね……さっき何か人の気配がしましたし、もしかして…」




プルルルル・・・


【牢獄】

ドラえもん
「うわっ!『密告により気になる君確保』!」


花陽チーム
「「うわあああああぁぁぁ・・・」」

花陽
「わぁ〜…気になるさんも密告されちゃったよぉ〜…」

ナツ
「よしよし、2人目…!良い感じじゃねーか!またエイジアさんとかか?」

ドラえもん
「えーっと・・・あれっ!?『なお、この密告は渡辺曜によるものだ』!?」


全員
「「ええええええぇぇぇぇぇっ!?」」

ことり
「えっ!?曜ちゃんが通報したってことなの!?」

ゆうき
「通報されたくないからって、遂にする方に回ったか…」

しずく
「しかし、あの曜さんが複数回共演した事のある気になるさんを…人は、変わってしまうものなんですね…」

しらせ
「しらせはあんま詳しくないけど、アイツと通報って並々ならぬ因縁があるらしいからな…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


気になる
「密告されたとは思ってましたけど、まさかの曜さんでしたか…」

そう、気になるを密告したのは・・・






「やっちゃった・・・遂にやっちゃったよ・・・!」

バーサーカー・渡辺だ・・・


気になるを密告する気が無かったハズの彼女が、何故してしまったのかというと・・・



時は遡る・・・



プルルルル・・・


「!?」ビクッ




気になる
「あれ?・・・えっと、『もしもし?』」

俵田
『気になる君か?俺だ。俵田だ。』


気になるに俵田から電話が掛かってきたその時・・・



「何?今の音…」コソコソ

隠れて気になるの様子を見る曜・・・


気になる
「『俵田刑事…どうかなさいましたか?』」

俵田
『いや、ミッションだよ。俺ら4人中3人動かにゃいかんだろ?気になる君は動いてるのかと思ってな。』



「待って…もしかして電話してない…?まさか密告…?」

電話をする気になるを見て勘違い・・・



「っ・・・!仕方ない!密告されるくらいなら、私が先に・・・!」ピッピッ

プルルルル・・・


「『あっ!もしもし?渡辺曜であります!エキマエモールの1階に気になるさんが居ます!はい!よろしくお願いします!』」ピッ










「気になるさんが悪いんだよ・・・私を密告しようとするから・・・!」

通報に敏感になっていたが故の勘違いで、気になるを密告してしまったバーサーカー・・・



気になる
「まあ仕方ないですね……今回はそういうゲームだったので……」

実際は俵田と電話をしていただけで、勿論密告はしていないが…
バーサーカー・渡辺の前で電話を取り出してしまったのが、運の尽きだ・・・


【21:09】ハンター8体+レッドハンター1体、グリーンハンター1体VS逃走者

ナツチーム 残り5人
エイジア 緒方智絵里 鬼塚一愛 松風天馬 渡辺曜


花陽チーム 残り3人
猪名寺乱太郎 俵田孝太郎 桃太郎

Re: 逃走中〜ハンターと真夏の一輪花〜 ( No.107 )
日時: 2025/07/31 23:33
名前: 南ゆうき ◆3kcYqPadC. (ID: vkkVQEZj)

【21:09】


【牢獄】

ナツ
「にしても、この時間帯で2人差は大分デカいだろ…!」

しらせ
「しかも、ヒメコに天馬に曜って運動神経高い奴らが残ってるからな。これ、ナツチーム勝てるぞ!」

夏風邪
「……作者最後の砦の、エイジアさんにも期待したいところだな。」

ゆうき
「え?智絵里ちゃんは大したことないって言ってます?」

しらせ
「言ってねぇだろ!!落ち着けこの過激派プロデューサー!w」バシッ

全員
「「wwwwww」」

ことり
「でも、実際のところ、智絵里ちゃんは結構侮れない存在だと思うよ。」

ナツ
「あぁ。欲ラビでは1回捕まったあとすぐ復活して、残り8分とかまで残ってたもんな。」

しらせ
「だな。今回も一時間近く牢獄居たワケで、体力も残ってそうだもんな。」

みさえ
「えぇ!智絵里ちゃんならきっとやってくれるわよ!」

しんのすけ
「おぉ?母ちゃん、智絵里ちゃんのファンだったの?」

みさえ
「違うわよ!ただ、捕まる直前まで一緒に居たから、親心みたいなモノがね…」

しんのすけ
「母ちゃん……オラという息子がいながらそんな事を言うなんて…」オーイオイ

みさえ
「アンタ、普段人を邪険にしまくるクセに、こんな時ばっかり…まぁ、それはともかく…ちょっと気負ったりしてないかなって心配してるのよね。
私、あの子を庇う形で捕まったから…」

ゆうき
「あっ、そうだったんですね…」

みさえ
「えぇ。2人とも捕まるよりマシって思ってやったんだけど…余計なことしちゃったかしらね。」

ゆうき
「そんな事ないですよ。実際、智絵里ちゃんは真っ先に今のミッション動いてくれましたし。
それだけでも余計だったワケありません。」

花陽
「ゆうき君、智絵里ちゃんに肩入れし過ぎだよ…」

しずく
「またことりさんが嫉妬しますよ…」

ことり
「うぅ…実際今は敵同士だし、智絵里ちゃんの方に肩入れしててもあんまり文句は言えないんだよね…」

しらせ
「でも嫉妬はしてると?」

ことり
「」コクン

しらせ
「少しは迷えよw」バシッ

全員
「「wwwwww」」





【20:23】


智絵里
「あと20分くらいですね…」

さて、その牢獄注目の智絵里ちゃん…



智絵里
「連絡通路…この先が、さっき居たグランドモール、ですけど…流石に、今ここを通るのは、怖い…ですっ…」


ペットモールとグランドモールの境目あたりまでやって来たが、進むべきか尻込みしているようだ。

実際、連絡通路は基本一本道な上に、遮蔽物等も少ないので、ハンターや相手チームの逃走者に姿を見られる危険性が高い・・・





俵田
「もう少しで連絡通路だな…」


さらに、智絵里は知る由もないが、グランドモールからは花陽チームの俵田が接近中だ・・・



智絵里
「…まだ、ミッションでこっちに人が来る可能性はありますよね…?」

未だ、指紋認証を済ませたのは智絵里のみ。連絡通路をハンターや他の逃走者が通る可能性は十分にある・・・


智絵里
「……少し、様子を見ておきます…。」

臆病な智絵里、ここは無闇に突っ込まずに様子を見る選択を取った…


智絵里
「とりあえず…連絡通路が見えるところで、隠れておきたい…ですっ…」

果たして、この選択が吉と出るのか・・・





【20:00】


桃太郎
「えっと、このギターで最後でしょうか?」



「はい!そうですね。作っておいたリストの数とも一致します!」


「ギー太を持ってきてくれてありがとね〜。おーよしよし、ギー太〜。」


ヒメコ
「・・・えっ?ギターに名前付けとるん?」


「ちょっと変わった子なんです。気にしないでください;」


「ちょっとどころじゃない気がするけどな…」


「りっちゃん何か言った〜?」


「うえぇっ!?な、なんでもないっ!」



「とにかく、お手伝い頂きありがとうございました!約束通り、お礼を差し上げますね。こちらをどうぞ!」スッ…


天馬
「これは……双眼鏡?」

乱太郎
「えっと……どのような道具なのでしょうか……」

ヒメコ
「あぁ、乱太郎は馴染み無いんやな…簡単に言えば、遠くのモノがよく見えるようになるものやな。
…ゲームマスターの奴、どうしても密告を誘発して、アタシらに潰し合いさせたいんやな…」

桃太郎
「…あの、それより2個しか無いようなのですが…」


「はい…申し訳ないのですが、これしか用意が無く…」


「(ムギちゃんならもっと簡単に用意出来ただろうに…)」ヒソヒソ


「(よく分からないですけど、双眼鏡にもこだわりがあるそうで、同じブランドの物じゃないと嫌だったとか…)」ヒソヒソ


「(えぇ…本当によく分からないこだわりだな…)」ヒソヒソ



ヒメコ
「まっ、これしか無いもんはしゃーないやろ。ここは平等にチームで1個ずつ分け合うで。」

桃太郎
「そうですね…じゃあ、猪名寺さんは使い方が分からなさそうですし、私が…」

ヒメコ
「ん。ほな、アタシらはどうする?」

天馬
「鬼塚さんが持っててください。俺、何も余計なものが無い方が走りやすいですし。」

ヒメコ
「逃げるのに全力注ぎたいっちゅーことやな。ほな、アタシが双眼鏡持っとくで。」


ということで、ナツチームの鬼塚と花陽チームの桃太郎が双眼鏡を手に入れた。

果たして、この選択が戦況にどう影響してくるのか・・・


ヒメコ
「ほな、仕事も終わったし解散するで。」

乱太郎
「あ、あの!ここで後をつけて、密告する…等というのは、無しにしましょう!」

桃太郎
「そうですね…今は人数的に私たちが負けているとはいえ、そんな汚いことは…」

天馬
「大丈夫です!勿論俺達はそんなことしないので!」

ヒメコ
「・・・っちゅーか、どーせ目的地は同じやろ?お互いハンター出たら困るんやし、ここは仲良くペットモールまで行くとしようやん?」

乱太郎
「そ、そうですね…」

桃太郎
「そうと決まれば、早く行きましょう。もう残り10分を切ってますし…」

天馬
「大丈夫。これだけ居れば、何とかなるさ。」


そして、4人でペットモールまで向かう事になった通達組・・・



ハンターA
「・・・・・・」スタスタ




「何処だ…?花陽ちゃんチームの逃走者・・・!」



果たして、ハンターやバーサーカーの捜索を掻い潜り、ハンターBOXまで辿り着けるのか・・・


【19:06】ハンター8体+レッドハンター1体、グリーンハンター1体VS逃走者

ナツチーム 残り5人
エイジア 緒方智絵里 鬼塚一愛(双眼鏡) 松風天馬 渡辺曜


花陽チーム 残り3人
猪名寺乱太郎 俵田孝太郎 桃太郎(双眼鏡)



ヒメコ
「最後のナレーション、なんかおかしないか?」

そう見えるでしょ?大真面目なんですよねこれが…

ヒメコ
「なんで大真面目でバーサーカー湧いてんねん!!」ビシッ

これまでの積み重ねで爆発しちゃったみたいです

ヒメコ
「はぁ!?なんやそれ!?」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。