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ちょっと、ヤバい状況?【完結。】
作者: カリン  (総ページ数: 168ページ)
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えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!………やかましいですね、はい。

環奈さん……投票……してくれたんですか?

。・゜・(ノД`)・゜・。カンシャカンゲキセンタッキヨモウ

あれ?

でも、もしや、タイトルについてるから!?

アワレミヲワタクシニ……。・゜・(ノД`)・゜・。

……と、投票ありがとうございました!! ウエーンウエーン。・゜・(ノД`)・゜・。

ーー

「いやあ、青春だねぇ。」

「おい運転手。」

運転手さんにみんな総ツッコミ。

「え? だってみんなで…t……」

「早くしてくださぃ。」

哀れな運転手。

わたしはカバンからウノを出した。

「ウノやる?」

「やっりま〜す」

みんな仲良いねぇ青春……

あ、運転手と同じ運命になってしまう。

「ねえ、にじが出てる!」

愛ってば、子供。

ウノやろーよ!

「え? どこどこ?」

……みんな見るんかいっ!

「ほ〜んとだ!」

「あったね。 ……それで?」

「きりとと同意見。」

「ありましたね。 あ、にじって何で出来てるか……」

「え? 知らない。 焔、教えて?」

どれが誰のセリフかわかるかな?

「あ、見事なにじだね。」

おい運転手。(Partツー!)

「ねぇ、ウノは?」

みんな見向きもしない。

わたしも虹を見た。

綺麗……

その虹は、本当に綺麗だった。

「ねえ、くる。 知ってた? 虹のふもとには、宝物が埋まってるんだって。」

隣にいた焔が言った。

「あのね、ここ虹林の里はね、ある伝説があるのー」

焔が話した伝説はこうだ。

昔。

コウリンという青年がいた。

そのコウリンは、エヒンという少女に恋をした。

だが、エヒンはキリアという青年に恋をしていた。

エヒンとキリアは二人とも金持ちで、貧乏のコウリンの入る隙間なんてなかった。

めでたく二人は結婚した。

……だが。

コウリンの前に巫女が現れた。

その巫女は、世界を一瞬で消すような強力な巫女だった。

コウリンはその事を知らなかった。

巫女は、コウリンに願いを叶えると言いました。

そしてコウリンは頼みました。

自分を消してくれ……そして、エヒンとキリアに復讐がしたいと。

巫女はうなずきました。

そして、コウリンは復讐をしました。

そのコウリンの財が、虹林の里に眠っているのです。





……だって。

「焔、すごいねぇ。 よく調べてきたねぇ。」

わたしが褒めると焔は

「あったりまえですわ! よ〜く下見してきたんですもの。」

と言った。

わたしは、前焔にした質問を思い出した。

『焔、自分の事四字熟語で表すとしたら?』

『容姿端麗ですかね?』

ほかの答えもあるけど。

あ〜即答だったな……

「なあ、コウリンはどうやって復讐したんだ?」

うわっタロー!

(別名盗み聞き男!)

「じぇ。」

と、愛。

「じぇじぇ。」

と、ジロー

「じぇじぇじぇ。」

と、きりと君。

「じぇじぇじぇじぇ。」

と、焔。

「じぇじぇじぇじぇじぇ。」

と、タロー。

え?

言わなくちゃのパターン?

「じぇじぇじぇじぇじぇじぇ。」

あ〜、いつまで付き合わされるの?

みんなテンション高すぎる。

「じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ!」

「おい運転手!」

またかよ。

「じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ!!」

そういえば忘れてました、アツシ君!

「じぇじぇじぇじぇ、じぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇじぇ?」

と、アツシ。

な、何て言ったの?

みんなうなずいてるし。

「何て言ったの?」

わたしは愛に聞いた。

「これからじぇじぇじぇで話そうって。」

すごいな。

みんなわかってたのか。

じぇ!

が飛び交うその時、後ろから声がした。

「へぇ。 じぇってなぁに?」

「「「「「「「「じぇじぇじぇじぇじぇ!!!!」」」」」」」」

みんなで叫んだ。

もちろんわたしも。

こういう時にじぇって使うのよね?

わたしたちの後ろには、巫女さんの格好をした女の子。

(というかかっこの数的に運転手も叫んでる……)

「こ、これはですね、朝の連ドラあ○ちゃんの主人公、天○秋ちゃんがビックリした時に使う言葉です。」

冷静に説明している焔。

ダメだろ。

「えー? そうなの? じぇ! わたし、白狐 麻里だよー?」

いやいやいや、名前なんか聞いてないっつーの。

「何でいるの?」








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