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ちょっと、ヤバい状況?【完結。】
作者: カリン (総ページ数: 168ページ)
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作者: カリン (総ページ数: 168ページ)
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*115*
「え? なんとなく。」
その子はニコリと笑った。
いやあ、突っ込みどころがおおすぎ。
「ふぅっ……」
ずっと携帯をいじっていたバスガイドさんが顔をあげた。
うわっ美じーん!
バスガイドさんは言った。
「もうすぐ、虹林の里〜曰く付きの観光地。」
曰く付き?
伝説の事かな?
曰く付きと聞いて他のクラスのみんながザワザワしてきた。
「あ、麻里はわたしの孫です。 一緒に冒険させてあげて下さい。」
おい運転手。
なんだよ冒険って……
「じゃあよろしくね!」
麻里が言った。
「くる〜曰く付きって?」
「あ、なみ!」
なみがかけてきた。
(バスで走っちゃダメでしょ。)
「なみちゃん。」
その時、麻里が伝説を話しはじめた。
「何で知ってるの?」
焔が言った。
少し悔しいみたい。
「さあ?」
麻里は首を傾げた。
バスが止まった。
あれ?
着いたの?
みんな降りてないけど……
ドアは開いてる。
「着いたぞ!! 降りろっつってんだろ!?」
タローが無理やりわたしの首襟をつかんで引っ張り出した。
く、首が閉まる〜
「ちょっくる待ってよ!」
うちの班+麻里+なみが降りた。
……けど。
バスのドアが閉まり、行ってしまった。
「……行っちゃった…………??」
みんな呆然としているけど、マリはバスに向かって敬礼!
「バカタロー!! どーしてくれんのよ!!」
わたしはタローの頭に平手を一発くらわせた。
「知らね〜よ! だって……ま、いいじゃないか。」
タロー、とうとう頭おかしくなった?
「何がま、いいじゃないかよ! どっか頭のネジぶっとんだんじゃないの!?」
「ぶっとんでね〜よ。」
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