完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~
*31*
19話
「夢か・・・」
さっきまで、なんか変な夢を見たな。
((コンコン))
「キャプテン・・・朝ご飯準備できました」
(( (_ _)ozzZZ…←二度寝中))
「キャプテン!!起きてください!!」
誰だよ・・・人が気持ちよく寝てたのによぉ
「room(-_-メ;) 」
「ギャァァァ」
シャチの叫び声が聞こええて気がした
朝日が、窓越しに俺を照らしてくる
徹夜明けの、朝
イライラしてる、俺の歩く道を空けたクルーの先に
「ローおはよ♪朝ご飯、出来てるよ^^」
って言って振り返る、寝癖着いてるルナが立ってる
「おい、寝癖ついてる」
「え?どこどこ?」
ハァ・・・全くこいつは・・・馬鹿なのか?
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
おにぎりを食べながら、ちらっと横を見ると
薬草学、薬学の医学書を片手に、紅茶を飲むルナじゃなくて
珍しく、医学書じゃなく何かの小説を片手に、ゆっくり本を読む
またいつもと違った雰囲気のルナがいた
「何読んでるんだ?」
「ん?恋愛小説だよ」
興味のかけらもねぇ
「主人公は
‘恋愛に興味ない、目つきの悪い女の子’
そのこがね
‘ふわふわした感じの絵が書くことが好きな男の子’
に恋するの
すごいピュアでね、好きなんて言えなくて、態度で伝えていこうって
でも、その気持ちは伝えられずに終わっちゃうんだ」
はっとして、話し終えたルナの顔を見ると
何かを伝えたい、でも言えないそんな感じの
悲しげな、横顔だった
PR