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常識はずれ?な妖怪ウォッチ ・・・完結・・・
作者: もちうま団子  (総ページ数: 64ページ)
関連タグ: 妖怪ウォッチ 二次創作 
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*1*

ではでは、書いていきまーす。
・・・第一章 世にも不思議な友達との出会い・・・
私、大鳥 夏美。若葉タウンに住む小学5年生。そして、今はおおもり山の山頂に行こうとしている途中。
夏美「ふぅ・・・相変わらず神社前の石段登るのきついなー・・・。」いつも私はおおもり神社で休憩することにしている。そうじゃないと体がもたない。
木陰で休憩すること数分。
夏美「よしっ!いこっかな!」
立ち上がった私は、ふいに体に違和感を感じた。なんだろう。この変な感じは・・・。
気がつくと、私の足は右の道へと進んでいた。山頂にいく道は左側なのに。でも、私の歩みは止められない・・・。
この時、私は知らなかった。この歩みが世にも不思議な世界との出会いとなることを。そして、新たな友達との出会いとなることを・・・。

夏美「わぁ・・・。」
私の目の前には巨大な木。何千年の時を経たものであることは一目で分かった。こういうのを自然の力っていうのかな・・・?
夏美「ん?」
よく見ると、巨木の根元に古ぼけたガシャガシャマシンがあった。昔にガシャなんてあったの…?
私が疑問に思ったその時、どこからか不気味な声が聞こえてきた。
?「い〜れろいれろ〜・・・。」
夏美「ひっ!」
周りには誰もいないのに声が聞こえるなんて・・・?
?「い〜れろいれろ〜・・・。」
また聞こえる!だれ!?
夏美「もしかして・・・」
・・・このガシャに百円玉をいれろってこと?
そう考えている間にも声は聞こえてくる。しかも音量でっかくなってるし!
?「い〜れろいれろ!い〜れろいれろ!」
夏美「わ、分かった!いれる、いれるから!」
声の不気味さに耐えられなくなった私が慌てて言うと、声はぴたりとやんだ。
私は財布から百円玉を取り出し、ガシャにいれ、ハンドルを回した。
ガシャガシャッ ガッコン!
中から出てきたのは、
夏美「・・・石?」
ハズレっぽいけど、一応開けてみることにした。
夏美「んっ・・・!」
意外とかたく閉じてある。でも、そんなことで諦めたりはしない。
夏美「んんんんんんっ・・・!うわっ!」
急に開いたからびっくり!中に入っていたのは、ピンク色のラブリーなデザインの懐中時計だった。
夏美「わぁっ!可愛い!・・・ん?」
もう一つ、なんかメダルが入っていた。
夏美「なんて書いてあるんだろ?・・・フユニャン?」
メダルには額に十字型のきずがあり、赤いマントをはおった青い猫が描かれていた。
夏美「んー・・・。あんまし可愛くない・・・。変な猫・・・。」
私がそう言ったその時、突然メダルが私の手から飛び出した。
?「こらぁーー!変ってなんだ、変ってーー!!」
夏美「わ、メダルがしゃべったぁ!?」
?「とりあえず、このメダルをウォッチの文字盤のすきまにセットオンしろ!説明はそのあと!」
夏美「え、あ、うん。分かった!」
?「よしっ!」
ポーンとメダルが飛び跳ねて私の手の中に収まった。
夏美「えっと、メダルを・・・セットオン!」
イサマシ、SYO-KAN!
イサマシ!メザマシ!ラッシャイマシー!
「フユニャン!」
なんと、私の目の前に、メダルに描かれていた猫モドキみたいなのがいた。
夏美「え、うそっ!さっきまでいなかったのに!」
猫モドキ?「お前がメダルで呼び出したんだろうが。」
夏美「このメダルとウォッチを使えばメダルに描かれた生き物を呼び出せるの?」
猫モドキ?「おっ!察しがいいな!その通りだ。正しくは、その時計は妖怪ウォッチ。右のボタンを押すとサーチライトがでるから、それを隅々まで当てて妖怪を探すんだ。一度光に当たった妖怪はその後、ずっと見えるようになる。そして、そのメダルは妖怪メダルだ。メダルに描かれた妖怪がお前のことを友達、と認めたときにもらえる友情の証だ。その二つをさっきみたいに操作するとメダルに描かれた妖怪を呼び出すことが出来る。ま、妖怪との夢のコミュニケーションツール、だな!」
夏美「なにそれー!超面白そうじゃぁん!」
猫モドキ?「いや、普通は驚くべきとこなんだけどな・・・。まぁ、めんどくさくなくていいか。・・・ところで、お前、名前は?」
夏美「私は大鳥 夏美。それであなたは・・・誰でしたっけ?」
フユニャン(以下フユ。)「フユニャン!名前くらい覚えてくれよ。」
夏美「ゴメンゴメン。これからよろしくね、フユニャン!」
フユ「こちらこそよろしくな!」
こうして、私の不思議で今までとはひと味違う毎日が始まった・・・!

今回はここまで!ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!では、また次回お会いしましょう!

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