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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*43*

「ぶるああああああああああ!!」

そして、マンドレイクは粗方の予想通り屋根によじ登りハンターに向けて啖呵を切っていた

「俺様とぉ...たくっちスノー様より与えられしマガイモノ奥義...見せてやる!!」

「流れろ!!棘大嵐(プランティック・テンペスト)!!」

【???】
『キャプテン・マンドレイク』の独自能力及びマガイモノ能力
さながら海賊船を襲う大嵐のような勢いでイバラを生やし通行止めにしてしまう。
この能力で生えたイバラはマンドレイクの意思で伸びたり縮んだり出来る

マンドレイクの手によって至るところに伸びたイバラがハンターを密閉し...


「いけません、マンドレイク」

と、そこにシルクハット型の顔を持つコートのマガイモノ...『怪盗マスカレード』が杖でマンドレイクの首をかける

「ま、マスカレードォ...何しやがる」

「我々はあくまでゲームに従って時空犯罪者を止めに来たのです」

「だ、だけどよぉ俺様は逃げるのは苦手なのだ...」

「だからといって盛り下げるのもいけません、たくっちスノー様の期待を裏切るつもりですか?」

「ウグ...」

自らの創造主であるたくっちスノーも、このゲームに参加している...彼(彼女?)もゲームに誠意を込めて参加している...冷静になったマンドレイクはイバラの数をほんの少し減らした

「そうです、それでいいんですマンドレイク...」

「で、マスカレード...俺様達はどうする?」

「今はまだ見送りましょう...痺れを切らし動いてきたら我々の出番です、そのためにも...」

「ああ!生き延びろってか!」

「ええ、このミッションが終われば...奴もなにか行うのは確実です」

「75分でなんとかなるのか?あと五分だろ?」

「いえいえ、タイムリミットなんて無いのと同然なんですよ、タイマーを見てください」

マンドレイクがタブレットを操作すると、タイマーが...

【85:20】

「な、なんだこれは!?タイマーがさっきより増えているぞ!?」

「たくっちスノー様の世界からやってきたミス・サツキには役目があります、それはハンターを成長させること」

「成長?やったらまずいんじゃないのか?」

「いえ、ハンターには強くなってもらわないと困るんですよ...『犯罪者』を捕まえるためにはね」

...
マスカレード達の立っているところのちょうど後ろ...彩月がTプログラムを使用し、ハンターを巧みに交わしていた

【アクションマジック『回避』】【インビジブル】【トランザム】【ゼロヨン】

それと同時に、制限時間も増えていく...

86:00

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