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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ウマ娘 オールスター 多重クロス
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*33*
あれから1週間
たくっちスノーは意外にもしっかりスケジュールを守り、走り方もそれらしくなってきた。
ルドルフ
「トレーナー君も動きが良くなってきたじゃないか」
たくっちスノー
「優れたアンタの走りを見て、真似をしただけさ、それだけじゃない」
たくっちスノー
「気のいい友人からビデオを買ったんだ………すっごく優秀で強いウマ娘の大会記録を、何回も見て真似したんだ」
たくっちスノー
「それがその走りだ!!」
ルドルフ
「なるほど……面白いじゃないか」
ルドルフ
「行くぞ!!」
たくっちスノー
「うおおおおお!!!」
灰作
「へー、やるじゃんあいつ、トレーナーなのにウマ娘みたいだな」
藍極
「はやい!!はやい!!はやい!!」
ヤード
「あいつにあんな熱意があるとはな………俺達も負けてられないな」
…………
たくっちスノー
「必殺のマシンドリフトコーナー!!」
ギュギュギュギュ
理子
「………!」
たくっちスノーが力強くコーナーを曲がる瞬間に、通りかかった理子は目を奪われた
理子
(………今、彼の走りに何かが見えた………この、感覚は………)
ココン
「トレーナー?」
理子
「!………なんでもありません」
グラッセ
「それより、話って一体何?」
理子
「今後の予定についてです」
理子
「二週間後、時空に出て2つの大会に参加してもらいます」
理子
「リトルココンには長距離の『時空有馬』、ビターグラッセは中距離の『嵐龍賞』どれも時空のG1級に値します」
理子
「当日まで準備しておいてください」
グラッセ
「おっ、ついに時空の奴らとやり合えるのか!」
ココン
「………やるからには1着を取るよ」
理子
「何があるか分かりません、くれぐれも無理はしないように」
理子
「何があっても私が指定した物以外のトレーニングは行わないように」
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たくっちスノー
「………と、今走ってるが小耳に挟んだか?」
ルドルフ
「ああ、分かってるね?トレーナー君」
たくっちスノー
「当然!その時空有馬記念、俺達も出るぞ!!」