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MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 111ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ウマ娘 オールスター 多重クロス 
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ライスシャワー
「あっ…水筒置きっぱなし………」

練習の途中、ライスシャワーは原っぱに置かれた1つの水筒を発見する

ライスシャワー
「温くなっちゃう……」

と、持ち込んだその時

ブルーメン
「………ん?ライスシャワーか、どうした?水筒なんか持って」

ライスシャワー
「あ、お兄さま……この水筒を別のところに動かしたく………は、は、」

ライスシャワー
「はくし

ブルーメン
「っ!!」

(バァァァァァァン!!!!)

ライスシャワーがクシャミをした瞬間ブルーメンは懐からピストルを取り出して空砲を放った

そしてその時の音で近くにいたリトルココンやたくっちスノーが駆け寄ってくる

たくっちスノー
「おい兄貴!なんだ今の音は」

ブルーメン
「妹の生理現象をかき消すためのお兄ちゃんの気遣いだが」

ライスシャワー
「ただのくしゃみだよ!!誤解する言い方やめて!!」

たくっちスノー
「なんだよそのピストル……凄いデカい音したんだけど」

ブルーメン
「ティガレックスの鳴き袋から作った」

たくっちスノー
「ティガレックスの咆哮は人を飛ばせるのご存知?」


リトルココン
「…………いや、ていうか、それ」


リトルココン
「その水筒私のなんだけど……」

ライスシャワー
「え………あっ!?」

気がついたら水筒は蓋が吹っ飛んで中身が零れてしまっていた

………


「ライスちゃんは悪くないよ!こんな頭おかしいピストルで音をかき消した兄さんが悪いんだよ!」

ビターグラッセ
「おい蓋に穴空いてるぞ」

たくっちスノー
「どんな音出したら水筒に穴空くんだ」

リトルココン
「……で、普通に弁償だけどどうするの?」

ブルーメン
「待て、ライスを悪く言わないでくれ、ただくしゃみをしただけなんだ、お兄ちゃんはそれを無かったことにしたかっただけなんだ」

リトルココン
「いや思いっきり悪いの貴方だけでしょ」


たくっちスノー
「お兄ちゃんはさぁ……ちょっと過保護過ぎないか?」

たくっちスノー
「そんなんじゃ、自分の愛人を愛してると言っておきながら自己満足したかっただけの俺達の親父と一緒だぞ?」

ブルーメン
「………カーレッジ・フレイン、今そんなことになっていたのか………」


「で、兄さんどうするのこれ………」

ブルーメン
「………お兄ちゃんが作り直すっていうのはダメか?」

リトルココン
「私は別に貴方の妹じゃないし」

ブルーメン
「俺は万物全てにとってお兄ちゃんな存在だ」

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