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スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 前日譚 バッドエンド クロスオーバー 
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*34*

七夜
「………うわ」


中に入ると、黒いフードを着た信者たちが祈る姿が真っ先に見えた


四柳
「…………本当に信者が多い、これ全部が任天堂戦士か?」

ダンテ
「そうなりますね」

荒金
「かつてのオールスター並にあるじゃねぇか………」

ダンテ
「彼らは皆それぞれの悩みがあり、それをダーズ様に打ち明けるだけでも安らぎとなっていますので………みなさんもご自由に」

七夜
「ダーズ様ってのがここで祀ってる神なのか」

ダンテ
「あちらです」


ダンテが指した像は、目玉から触手が飛び出す異形の姿………

璃音
(神?………なんか名状しがたきアレの同類にしか見えないのであります)

ダンテ
「………そういえば、貴方達は何を目指していたのですか?」

七夜
「帰るんだ、元の世界に」

ダンテ
「帰る?あの街にですか…………それはそれは」

ダンテ
「………それは本当に神様にでも祈らないとどうしようもなりませんね」

七夜
「ダンテは帰りたいとは思わないのか?」

ダンテ
「そうですね………帰ってみたいものですよ」


ダンテ
「我々は貴方達と違って、帰る場所すら無いのですから…………」


七夜
「え?ああ………悪かった」

ダンテ
「いえ、ここも慣れてみればデスギア程ではありませんがいい所ですよ」

七夜
「日本は行ったことないか?」

ダンテ
「軽く……ですかね」

七夜
「じゃ、今度向こうで会えたら色々付き合うよ、好きなこと何でもやろう」

ダンテ
「………見ず知らずの私にそこまで?」

璃音
「七夜さんはそういう人なんであります」

七夜
「俺はただ、目に見える善良な人間みーんな幸せになりますようにって思ってるだけだよ」

荒金
「よく言うぜ」

ダンテ
「…………ではそれをダーズ様に捧げてみるのは?」

七夜
「いや、それとは別で聞いて欲しいこともある」



七夜
「…………強くなりたい、あと賢くなりたい」


七夜
「誰かの足でまといにならないように、誰かが辛い時にすぐ助けられるように………」


七夜
「俺はもっと、もっと強くならないといけないんだ!!」





ダンテ
「お祈りは念じるだけでいいんですよ」

七夜
「あっすみません」





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