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スマブラ戦記 〜Past・SEVEN〜(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 前日譚 バッドエンド クロスオーバー 
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*40*

畠山(博多)
「っははははは………そうさ!!それが七夜の知らない本当の俺だよ!」

四柳
「七夜のそばに居たのは………とんだ暴力犯だったわけか」

七夜
「………どうしてこんなことを!?現実のこととか、今回のこととか!!」

畠山
「仕方ねぇだろ?うちの家………ラーメン屋なんだぜ?」

七夜
「だからなんだよ!!お前ん家のラーメン美味しいだろ!!」

畠山
「俺はさぁ!お前みたいにもっとビッグな男になりたいの、あんな地味なラーメン屋継いで終わる人生なんて御免だね!」

畠山
「でも現実には法律がある、社会の壁がある、余計なしがらみがある!」

畠山
「ここにはそれはない………お前が博多って名乗ってくれるおかげで畠山戒の名前は1度も出てこなかった……」

畠山
「ま、俺は最初からお前の事嫌いだったんだけどな」

七夜
「………理由は?」

畠山
「分かりきったことを聞くなよ………お前が」


畠山
「『城之内七夜』じゃなくて、『立崎七夜』だからだ」


璃音
「っ!!?」

四柳
「………………」


七夜
「……………は?」


畠山
「お前のことは大学で会った時によく調べたから知っているよ」

畠山
「確かにお前の旧姓は城之内だ、クソみたいな父親の代わりにキビキビ働いてヒーヒー言ってた、今時見ないくらいのド底辺だ」

畠山
「それがどうだ?この辺りの名門立崎家が面のいい坊ちゃんに目が留まり養子になったそうだ、それがお前だ!!」

畠山
「金も権力も力も好きな物を手に入れるチャンスも、俺がなんとしてでも欲しいものが突然手に入った、シンデレラかお前は!?」

璃音
「立崎って、あの超すごいお家があるという、あそこでありますか………」

四柳
「立崎七夜という男は聞き覚えがあった、やはりお前が………」

七夜
「…………勘違いするな、皆」

七夜
「俺はずっと、自分を立崎家の人間だなんて思ったことがない」

畠山
「認めろ七夜ァ!!お前はもう城之内の人間じゃない!!」

畠山
「この世の頂点!全てが自由とも言える存在、立崎家の男なんだよ!」

畠山
「お前が存在しているだけで誰もが惨めになって行くんだ!」

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