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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 57ページ)
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*41*
七夜
「………で?」
畠山
「ああ?」
七夜
「俺がそれが許せねーって理屈は分かった、結局の所世間から見れば俺は立崎家でしかないんだな」
七夜
「…………お前が思ってるほど俺は大した男じゃねえってのもお前から見れば多分そうじゃないんだろう」
七夜
「じゃあお前、なんで直ぐに俺を始末しなかったんだ?」
七夜
「四柳に会う直前………チャンスはいくらでもあっただろうが」
畠山
「ああ、確かにそうだ………でもな、ただ殺しても俺は納得がいかないから」
畠山
「大勢の人間にタコ殴りにされて死ぬ姿が見たかったんだ、1人で大勢殴ったからその逆もいいと思ってな」
畠山
「暴力を振るわなくても、立崎家の話をしたらついていった奴も居た」
畠山
「そこに居る荒金もそうだ」
七夜
「!」
荒金
「…………」
畠山
「けど更に想定外だったのは、そうやって集めたヤツらの殆どが俺を裏切って抵抗したことだ」
畠山
「お前は記憶力いいのは知ってたけど、あそこまで覚えちゃうとはなぁ………感化されやがって、だから邪魔になって死なせた」
畠山
「でも、こうして俺の本当の姿も覚えてくれるならいいか、一生残る心の傷になるからな」
畠山
「七夜、お前の言う通りだな」
畠山
「欲張らずに、お前なんて祖父江さんに会うまでにぶっ殺しときゃ良かったな!」
七夜
「…………」
ダンテ
(おやおやおや………何やらあちらでも面倒事が起きていたみたいですね、どこの星でも争いはあるものなんでしょうか)
七夜
「…………俺一人の為に、その為にたくさん死んだのか」
畠山
「お前は気にしすぎなんだ、全ての命を守りたいだの何だの」
畠山
「自分一人だけが幸せになればいいと考えるのが1番、そして………」
畠山
「何も邪魔するものがないこの世界なら、俺は力で独裁者になれる」
畠山
「二度と俺以外の人間が好きなように生きるなんて言えないようにしてやれる」
七夜
「………御託はそれで終わりか、畠山戒。」
畠山
「あ?」
七夜
「…………ダンテ、お前の言うことも間違いじゃなかった」
七夜
「無知は罪だが知りすぎることも、罪か」
七夜
「お前のそんな姿なんか一切知りたくなかった!!!!」
七夜
「うっ………!!」メキメキメキメキ
ダンテ
「おや?」
七夜
「か………体が………ってか腰が………グワアああああああ!!」
バサッ!!
END