完結小説図書館
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 57ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 スマブラ戦記シリーズ 前日譚 バッドエンド クロスオーバー
*39*
博多
「…………能力者ってさぁ、マンガでも案外その人のイメージにあった能力がつくもんだ」
博多
「なんでも出来る七夜は万能型のスマブラ、心に不安を抱えてる祖父江さんは未来予知のゼノブレイド、ビビりなあの外国人はエフZEROだっけ?」
四柳
「……………」
七夜
「それでお前は………ドンキーコング ジャングルビート………だったか?」
博多
「祖父江さんの言う通りだったよ、この力は凄い、何せゴリラの力で殴るのとなんにも変わらない」
博多
「ちょっと小突いてやれば、簡単に血反吐吐いて俺に従うんだ」
博多
「まぁ、余計に強くなった分女とかへの力加減は大変だったけどな」
七夜
「………思い出した………確かに………この5ヶ月で増えた仲間は、皆何かしらの怪我をしていた、骨が折れてるやつもいた………」
七夜
「………………こっちからも質問をする」
七夜
「お前は………帰りたくない側の人間か?」
博多
「………あー、帰りたくないっていうのはちょっと違うな」
七夜
「………帰れない?」
博多
「そう」
七夜
「どういう事だ?」
博多
「とぼけちゃってさぁ………お前本当は知ってるんだろ?」
七夜
「知らねぇよ!!知らねぇから聞いてんだろ!!」
四柳
「………そういうことか」
七夜
「四柳?」
四柳
「さっきの博多の発言を思い返してみろ……」
七夜
「えーと………」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ちょっと小突いてやれば、簡単に血反吐吐いて俺に従うんだ」
「まぁ、余計に強くなった分女とかへの力加減は大変だったけどな」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
七夜
「…………お前、余計に強くなった分、手加減って………」
七夜
「人を殴ったことがあるのか!?」
博多
「…………そうだ」
四柳
「となると……七夜、ニュースは見てるか」
七夜
「ああ、よく新聞は読むぞ」
四柳
「ニュースの内容は覚えているか、日付は8月24日………お前達がこの世界に送り込まれる前日ぐらいの内容だ」
璃音
「いや、いくらなんでもピンポイントでは」
七夜
「覚えてる………確か」
ーーーーーーーーーー
8月24号
【博多ラーメン屋一家全壊 DVによるものか 】
ーーーーーーーーーー
七夜
「……博多ラーメン屋で暴力事件………ラーメン屋を営む家族がDVを受けていた………犯人の名前は」
博多
「………畠山戒(はたやま、かい)」
七夜
「っ!?それ………お前の本名…………」