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*27*
【6作目】
「超天鱗のディザスター」
マリオ
「なんかもうクソゲー見るの嫌だよ〜早く新しいマリオ新作出てきてくれよ〜、脳を癒したいよ〜」
音牟
「遂にマリオさんが根を上げた‥‥‥」
彩月
「挫けないでよ、まだクソゲーは山ほどあるんだから」
マリオ
「もう充分だ‥‥‥‥もう充分だろう‥‥‥‥」
彩月
「分かった、じゃあプレイする時間が少ないムービー多めのゲームにしよっか」
彩月
「例えばこれ‥‥‥【超天鱗のディザスター】」
マリオ
「なにそれ?本格的なRPGか?」
彩月
「うん、ド迫力のドラゴンを使った痛快RPGだってさ」
彩月
「ムービーとQTEが多めの空をかけるRPG」
マリオ
「じゃあ、今回は見るだけにしておこうかな」
彩月
「最近は私もやってないクソゲーばかりだから楽しみだよ」
音牟
「クソゲーを楽しむっていうのもおかしいけどねぇ‥‥‥」
彩月
「仮にもゲームだもん、楽しまないと」
マリオ
「その割には虚無ったり脳が破壊されたりキャラがグロい目にあったりとろくな思い出がないぞ」
彩月
「それは制作陣のセンスが悪いのであってゲームそのものに罪はない」
マリオ
「まぁいいや、始めてくれ!」
ーーーーーーーーーーーーーー
テーテテテーテー
マリオ
「痛快で冒険の始まりを感じられるイントロ!背景!イラスト!」
マリオ
「あとはシステムさえ良ければ普通に良ゲーって感じがするぞ!」
彩月
「悲しいことにこれクソゲーなのよね」
マリオ
「やめてくれ‥‥‥‥せっかくノリノリになれたのに‥‥‥‥」
彩月
「あくまでクソゲーとして、楽しむ企画だから」
‥‥‥‥
彩月
「で、これが主人公のディザスターくん」
彩月
「ディザスターの一族『天鱗』っていうドラゴンになれる特別な力があって、彼はその中でも最高峰と言われてるんだ」
マリオ
「なるほど、だから超天鱗のディザスターってわけな」
彩月
「この天鱗でドラゴンになって人間体と使い分けて‥‥‥うん、システムとしては悪くないね」
彩月
「戦闘も悪くない‥‥‥‥‥‥悪くないけど、ここからおかしくなる可能性も‥‥‥‥」