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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 237ページ)
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たくっちスノー
「さて、まずどこから調べるか」
キャサリン
「心配要らねぇ、ミア様がある程度は調べて下さった」
たくっちスノー
「ありがてぇ...何か分かったことある?」
キャサリン
「ああ...ミア様によると、こういう複数人がまとめての奴はマジックアイテムの類いによるものを使用した可能性が高いそうだ」
アルフレッド
「マジックアイテムというと、呪われた物とか?」
キャサリン
「そんなのより胡散臭い物だよ...絵本とかであるだろ?どんな願いでも1つだけ叶えてやる~的な」
福ちゃん
「打出の小槌?」
キャサリン
「和風に言えばそうなるな...ただ、そんな都合のいい物でも無さそうだが」
たくっちスノー
「だよな、ノーコストで願いが叶うわけがない...もし何があったら...」
クラマ
「急いだ方が良いかもしれないって事っすか」
たくっちスノー
「うちのマガイモノ使ってマジックアイテム調べさせるか...マガフォン!」
キャサリン
「そういや残りの男...マッスルとマーロウとやらはどうしたんだい?」
アルフレッド
「マッスルさんはいつも通り美人の女の子に見とれてるんじゃないかな」
ベル
「マーロウさんは娘に不純な目的で近付く輩を潰すって目を光らせちゃって...」
アルフレッド
「うん、あの顔は怖かったよ...本当に人を殺しそうで...」
福ちゃん
「あの人はやるときはやる方ですからね」
龍我
「殺した動機が被害者が娘のおっぱいに見とれていたからとか、娘が可哀想な事になるな」
クラマ
「そういやマッスル先輩てマーロウさんの娘さんに気があるんでしたっけ」
ベル
「あれ、これ思ったより大事では...?」
龍我
「話の流れからしてマッスルがいつ殺されてもおかしくねぇ」
キャサリン
「これはさっさと解決したほうがいい、殺人事件が起こっちまう前に」
たくっちスノー
「ああ...ありがとう、うん、助かるよ」ピッ
キャサリン
「どうだった?」
たくっちスノー
「オカルトグッズが大好きなマガイモノに調べてもらったら、確かに昨日この世界でマジックアイテムが使用された反応があるそうだ!」
龍我
「おお!やるじゃねぇかマガイモノ!」
たくっちスノー
「...ただ、三つもあるみたいなんだ」
福ちゃん
「三つ...世界に三つと考えると多いのでしょうか...」
たくっちスノー
「まぁ近くに集めてくれるそうだし、調べてみる価値はあるかも」
...そして、時空の渦から物が三つ落ちてくる
綺麗な紅茶のティーポット、玉、そして魔方陣の本...
たくっちスノー
「道具屋から見てどれが怪しいと思う?」
ベル
「道具屋じゃなくても全部怪しく見えますよ...」
龍我
「じゃあティーポットでいいだろ、こういうのは磨いたら何か起きるだろ」
アルフレッド
「それってランプじゃ...」
福ちゃん
「とにかくやってみるわ...クラマ君、ハンカチ」
クラマ
「はい」
福の神がティーポットを磨くと...紅茶と何かが飛び出てくる!
「よくぞ伝説のティーポットを探し当てた...褒美に願いを1つだけ...」
福ちゃん
「あれ?ティーティー様?」
ティーティー
「む、何じゃお主らか、どうやってティーポットを?」
...ティーポットから出てきたのは、紅茶の神であり同じくハグレ王国在民のティーティー
クラマ
「というより、なんであんたティーポットから出てきてるんです?そんなランプの魔神みたいな神でしたっけ?」
ティーティー
「...実はな、この間ハオの奴に」
ハオ
(ティーティー様はどんなカミサマなのハオ?そういえば聞いたことなかったハオ!)
ティーティー
「と言われ何も言えなかった...わしは福の神やポッコの奴と違い、世界樹の守り神としてではなく、単体の神様として何もしていなかったと実感してな...」
アルフレッド
「それでこんなことを...」
ティーティー
「ダメ元のつもりだったが、わりと上手くいくものでつい...願いは神の力でどうにか叶えているんじゃが」
福ちゃん
「いえいえ...それよりティーティー様、昨日誰かの願いを叶えました?」
ティーティー
「ああ、昨日は確か...寒い雪国で呼ばれて暖かい物が欲しいと頼まれ、全ての家に暖炉を...」
クラマ
「ならハズレか、次行こうぜ」
ティーティー
「...一体何があった?」
たくっちスノー
「あの、実は...」