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*68*
野獣先輩
「歌い手!?」
アライグマ
「...って、何なのだ?」
ゆかり
「私やミク先輩が歌っている曲は、人間が歌うこともあるそうです...そういった方は【歌い手】と呼ばれているんですよ」
オルガ
「【歌ってみた】カテゴリって奴か」
野獣先輩
「ふーん、要するにカラオケっすか...まぁ俺も聞いたことはあるっすよ」
野獣先輩
「で、この鋼兵って奴は?」
ゆかり
「それなりだったはずです...ミク先輩からニコニコ動画のイベントで生ライブをしたって聞きましたから」
鋼兵
「どうやらそうっぽいな、リアルワールドの事は知らないが話題にはなったみたいで」
野獣先輩
「で、その歌い手様が俺を潰しに?」
鋼兵
「まあな、この最近はリアルの俺が活動を見せなくて暇だったし...」
ゆかり
「え、ああ...まぁ、そうですね」
鋼兵
「そんなわけで、本来歌を専門とする俺があんたらを消すことになった!恨むならリアルの俺を恨むんだな、アッアッアッアッアッ」
オルガ
「まさか歌い手まで敵に回るとは...」
トール
「でも戦いが本業じゃないなら余裕じゃないですか?」
鋼兵
「それは違う、ニコニコ動画において戦闘力とは、視聴者に愛されているかによって決まるんだ!」
鋼兵
「逆に嫌われものはすごく弱くなる」
K
「だから人気のトールや冬夜、Sansとレムは強かったのか」
ゆかり
「ミク先輩が全盛期の力を出せなかったのも、新しい後輩ができて人気が分散したから...」
たくっちスノー
「そうじゃないか!確かに初音ミクがカオスに挑んだ時期はまだ鏡音すら造られてなかった頃だ!」
鋼兵
「そういうことだ...中堅歌い手の俺なら、人間の屑と称されるほどの不人気なお前にだって勝てるはず!」
野獣先輩
「俺のみを狙うってわけっすか」
鋼兵
「他のヤツらは絡まれてるにすぎないそうだからな!これで終わ...」
野獣先輩
「ラ ッ シ ュ 先 輩 」ドスドスドスドス
鋼兵
「シカメッ!!」
鋼兵は野獣先輩の高速ラッシュにボコボコに殴られ、吹き飛ばされる
K
「弱っ」
たくっちスノー
「正直どっちが弱いのか強いのかさっぱりだけどな」
鋼兵
「ど、どうして.....」
野獣先輩
「鋼兵...確かに、あんたは中堅の歌い手で、ちゃんとした人気もあったよ」
野獣先輩
「数年前までは、な」
鋼兵
「え?」