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MM逃走中 〜黄金伝説と昆虫の島〜『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 90ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 MM○○中 逃走中 魔石商編 
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*15*

英雄
「かばん?かばんって、あの道具の?」

かばん
「そうだよ、まあわたしの名前については今はいいよ」

かばんは巨大な映像と共に解説を始める

かばん
「そのガイドブックの通りバリアフリー・ポーチ社は環境保全活動を行っている」

かばん
「例えば遺伝子複製や遺伝子操作、遺伝子を組み合わせることで新しい動植物を作ったり、品種改良したり、環境を調整したりする」

かばん
「でもまぁ、わたしが特にやっているのは復元かな」

億泰
「復元?」

かばん
「復元っていうのは、絶滅していなくなった動物や植物を復活させる事なんだ、どんな生物でも生き返らせるつもりだよ」

ピッフィー
「あ、あーー!まさか恐竜とか、生き返すんか?」

かばん
「残念だけど恐竜の遺伝子はまだ作れていないんだ」


かばん
「………まだ、表面までしか作れないんだな、君も」ボソッ

たくっちスノー
「ん?」

かばん
「ああごめん、逃走中の話をしなきゃね」

かばんは映像の中身を変えて、大きな孤島を指さす

かばん
「舞台に選ばれたのはここ、【インセク島】まだ人間の立ち寄らない未開の地でね、未発見の昆虫も確認されたんだ」

のび太
「未発見の昆虫!!?」

たくっちスノー
「お、おい!!まさか虫の多いところで逃走中すんのか!?危ないだろ!」

かばん
「そこら辺はほら、我が社の虫除けスプレーを支給するから………あとこれ」

かばんは大きな棒と、棒に張り付く大きな虫を用意する

かばん
「これは操虫棍と言ってね、この猟虫を自在にあやつれる道具なんだ、これを君たちに与えるよ」

かばん
「傷つけることをしなければどんなふうに使っても構わない」

ピッフィー
「あんがとな!」

かばん
「……さて、長話は無用だね、すぐに行こう」

たくっちスノー
「え?行こうって………まさか!」

かばん
「藤堂、ベルゼルグ、おいで」


晴香
「はい、社長」

ベルゼルグ
「………」

かばんに呼ばれ、2人の社員が現れる

かばん
「こちらわたしの社員のベルゼルグ・ダブルクロスと藤堂晴香、そしてわたし」


かばん
「この3人がバリアフリー・ポーチ社の逃走者だよ」

たくっちスノー
「はぁ!?社長自ら走るってのか!?」

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