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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*14*

フ・・・・・書きます・・・・
:::
サーヤ、レイヤは、自分達の事情を、すべて話した。
もちろん、レイヤがペンダントに宿っていたこと、
自分達の兄、ユウヤと対決し、レイヤの身体を取り戻すことができた
ことも。
「そんなことが・・・。」
鳴神は、サーヤ達がマテリアルとして、どれだけ長く戦ってきたか、
改めて実感した。
「鳴神さん、今までずっと隠していて、すみませんでした」
「え・・・あ、イヤ。・・・そっか。」
鳴神は大して驚く様子もなく、落ち着いていた。
(よく考えてみれば、納得いくな。日守家は、もうサーヤとレイヤ
しか残っていないと聞かされていたから・・・)
冷静の今起きたことを整理している鳴神。
「鳴神さん・・・・・」
でも、サーヤとレイヤは安心していた。
鳴神はマテリアルになったばかりだし、前まで自分も悪魔だと思っていた。悪魔の血を引くものだと。
それが嘘だとわかって、落ち着いたと思ったら、次は本当に悪魔の血を引く子供は、サーヤとレイヤだと言うことがわかった。
そこで、怖がられるのではないかと、二人は心配だったのだ。
「俺は別に、怖いとか思ってないよ。驚いてるだけで・・・」
「鳴神さん・・・・。ありがとうございます!」
サーヤは、理解してもらえた嬉しさで、涙ぐんでいた。

「サーヤちゃん。」
ルナの声で、サーヤはルナたちのことも思い出した。
「ルナちゃん・・・。
あなた達も、私たちと同じなんだね。」
サーヤがそういうと、ルナが淡く微笑んで、いつも首からはずさなかったチョーカーをはずす。
「・・・ルナちゃん?」
ルナのまわりに、強い風が吹き、現れたのは、
銀色の髪、赤くうずをまく目を持った少女だった。
「竜堂・・・・・なのか」
レイヤが訊くと、ルナは静かに頷いた。
「これがわたしの変化した・・・・と言うか、本来の姿。」
「じゃあ、タイくんもそうなの?」
サーヤはタイのことも聞いてみた。
「ああ。ぼくもルナと同じで、変化すれば本来の姿に戻る。」
「そう・・・なんだ・・・」
レイヤとサーヤは驚いていた。
自分達以外に、人間となにかの間に生まれた子供なんて、いないと
思っていたから。
そして嬉しかった。ルナ、タイ、鳴神にも理解してもらえたから。
「みなさん、本当に、ありがとうございますっ・・・」
***
はぁーーーーー・・・・だれも来ないです。
誰か・・・・・元気でない・・・

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