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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*30*

ルナとタイは、即座に木の陰に隠れる。
なぜなら、サーヤ達が出てきたからだ。
ルナとタイは、再び二人の後をつけていった。
「サーヤ・・・・」
レイヤは戸惑いながらサーヤに声をかけた。
「え・・・・あっ・・・ご、ごめんね、レイヤく・・・」
サーヤは泣いていた。理由はレイヤにもわかっていた。
「・・・・。」
「れ・・・い、やくん・・・・・」
サーヤが自分達の行こうとしている方向を指差した。
そこには・・・
『悪魔!?』
__

「タイくーん、まってー」
「遅いよ、ルナ!」
心なしかタイがあせっているようにルナには見えた。
「タイくん、どうしたの?」
ルナが訊くと、タイは黙ってその方向を向いた。
ルナもつられてみてみると、
「・・・あれって、悪魔?」
「ああ、おそらく・・・。
ヤバくなったら出てくが、少し・・・偵察、かな」
タイがそんなコトを言うのは初めてで、ルナは弟の新しい一面
を知ったようで嬉しかった。
__ 

「・・・・痛い・・・結構強いよ、この悪魔・・・」
おそらく、下級悪魔から上級悪魔にあがる直前だったのだろう。
「・・・人は・・・・いない、な」
レイヤが確認し、戦いが始まった。
悪魔がこうげきを仕掛けてきた。が、その攻撃は、レイヤが光の盾
で完璧に防ぎきった。
「光よ、闇を撃つ鋭き矢となれ!」
レイヤの放った光の矢が、悪魔に当たる。
「今だ、サーヤ!」
「うん!」
レイヤの合図に、サーヤは即座に破魔の笛をホイッスルほどの
大きさから、フルートに近い大きさに変化させた。
♪〜〜♪〜〜〜〜♪・・・
破魔の旋律があたりに流れ出す。
悪魔はその旋律を聴き、激しく痙攣し始め、霧散していった。
「っはー・・・・終わった・・・・」
「ああ。」
ルナとタイは、その様子をじっと見ていた。
「すごいね、二人とも・・・。」
「ああ。息が合ってる。情報収集は志穂と徹平だけど、ソレを抜けば、
あの二人はいいコンビだろうな」
タイも珍しく感心していた。
・・・・・・・
サーヤとレイヤはウィンドミルへ帰ってきた。
カラン・・・
ドアのベルの音がして、鳴神、志穂、徹平、伊吹はいっせいにこっちを見た。
「紗綾、レイヤ、おかえり」
「ただいまです、伊吹さん・・・」
「・・・・・・」
二人は疲れた顔をしていた。
そこから何かを感じ取った伊吹は、
「二人とも、部屋で休んでいろ。夕飯になったら起こすから」
伊吹のさりげない気遣いに、
「ありがとうございます。伊吹さん。」
「・・・・・・・。」
サーヤとレイヤは少し休むことにした。
||||||||
一方のタイ&ルナ
「み、見失った〜っ」
「ここ、どこだ・・・・?」
完璧な迷子になってしまっていた。
ドンマイ、二人とも!
||||||||
ふー、終わりましたっ!!
なんか最後変なのあるけど、気にしないでください。はい。

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