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*31*
サーヤがひまわり園へ行ってから数日後
***ウィンドミル前***
「だからっ行かなきゃだめでしょ!?」
「どうして俺までいかないといけないんだよ!」
***
「伊吹さん、お手伝い、ありますか?」
サーヤが伊吹に聞くと、
「じゃあ、そこのテーブル、片付けてくれるか?」
「はい!」
サーヤ、レイヤ、志穂、徹平、鳴神、翔、翼は、ウィンドミルに
集まっていた。
「最近、悪魔でませんねー」
サーヤが言うと、
「サーヤ、油断はよくない。
悪魔が狙っているのは、君なんだから。」
レイヤにまじめな顔でそう言われ、
「はーい」
サーヤはそう答えた。
「でも、確かにすくないな。」
「オレっちの実力を思い知ったんだなー、きっと、」
徹平がそう言うと、
『ソレはないだろ、絶対に』
翔と翼に、はっきりと言われてしまった。
カランーー
ドアベルの音がした。
今日は臨時休業の札を出してあるはず。
なのになぜ、ドアベルの音が鳴るのか。
いっせいにドアのほうを見ると。
「!!!!ゆ・・・雪成さんっ!?」
サーヤは叫ぶ。
「雪成・・・!」
「凍堂先輩!」
「雪成!」
『凍堂・・・・先輩・・・』
ドア近くには、雪成がいた。
が、皆はそこではなく、雪成と一緒にウィンドミルに入ってきた、
一人の少女に視線を注いでいた。
「ゆ、雪成さん・・・?
その人・・・・。、いったい誰なんですか?」
サーヤが恐る恐る訊くと、
「・・・・こいつは・・「彼女!?彼女!?」
徹平が身を乗り出し訊いていた。
「ちょっ・・・!て、徹平さん!!はしたないっ!やめてくださいっ!!」
志穂の怒りが爆発した。
「ふーん、雪成の。」
レイヤは興味ない、と言うか、むしろ嬉しそうにしていた。
「凍堂先輩に、彼女!?」
「以外だなぁ・・・」
皆の中で勝手に話が進んで行く。
我慢できなくなったのか、雪成は、
「おい、勝手に話を進めるな!」
大声を出していた。
「じゃあなんなんだ?」
レイヤが訊くと、
「こいつは・・・「あたしは、凍堂 雪乃! 妹だよ、雪成お兄ちゃんの。」
『えっ?・・・・えええええええええええっ!???』
「うー・・・。そんなに驚くかな、フツー・・・」
謎の女の子__雪成の妹、雪乃は、耳をふさいだ。
「雪成さんの、妹!?」
「ふーん、雪成の妹・・」
「先輩の!?」
「一緒に戦ってたとき、いなかったじゃないですか!!」
翔がそう言った瞬間、全員の顔がさっと、青ざめる。
もしかしたら、雪乃はマテリアルを持って生まれてきていなかったかもしれないのだ。
「あー、大丈夫。こいつも、マテリアルだから。氷の・・・」
「じゃあ、なんで今までいなかったんですか?」
翼のもっともな質問には、もっと驚きな答えが返ってきた。
「あたし、アメリカ留学してたの。」
「へー、そうなんだ、留学かぁー」
・・・・・・・・・・・。
「え〜〜!??」
いちいち反応の大きい翔たちに、雪乃は・・・
「・・・あんた達さぁ、考えてみなさいよ?
そんな反応されたら、すっごく 気分悪くなるんだけど?」
《はっ・・・人が違う・・・・》
一同、そう思ったのだった。
雪乃たちが帰った後___
「最後のアレで、雪乃ちゃんが先輩の妹だって、納得したぜ・・・」
翔が苦笑いで言った。
「・・・私、まったく知りませんでした・・・」
さすがの志穂も驚いたようで。
「なんだ、彼女じゃねーのか。ちぇっ、つまんねーの」
徹平は相変わらず。
そして、サーヤはどこか嬉しそうな顔をしていた。
****
新キャラ雪乃(ゆきの)ちゃん!
雪成の妹だってこともあって、かわいいんだろーなぁー?
今後の彼女の活躍に、ご期待くださいっ><