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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*155*

あの。
ものすんごいヤバイ展開思いついちゃいました。
+++
「・・・あーぁー、破魔の聖女、さすがって感じね・・・」
女は、呟く。
「じゃぁ、こっちも、お兄様のために、一手討っちゃおうかなぁ・・・」
そう。この女は、魔梨の母親であり、魔王の妹、メイラ。
「秘密兵器の・・・”アレ”を、ね・・・」
不敵に笑い、使える悪魔に指示を出した。
***
《・・・魔梨・・・目覚めなさい・・・》
(え・・・・母さん・・・・?)
《そうよ・・・マテリアルを・・・殺りなさい!》
たったの3言の会話で、魔梨は飛び起きた。
「っハァっ・・・ふ・・・何・・・・、今、まさか・・・?」
そこまで言うと、魔梨は、ベットに倒れこんでしまった。


ウィンドミル2階・サーヤの部屋。
「ん・・・まだ・・・、5時・・・?」
呟くと、再び布団にもぐって眠ろうとする。
が、なぜか眠れず、布団からでると、着替えて一階へ降りていった。
「ふぁ・・・、朝ごはん、何にしようかなぁ・・・」
サーヤは眠い目をこすりながら、冷蔵庫の中を確認した。
「んー、よし、決めた!」
サーヤはメニューを決め、手早く朝ごはんを作った。
レイヤの分を取り分け、食べ始める。
すると、上の休憩室から誰かが降りてくる気配がした。
レイヤだ。
「あ・・・、レイヤくん、おはよう」
サーヤが笑いかけると、レイヤも微笑み、
「おはよう」
レイヤが体を取り戻したすぐ後は、こうして朝、顔を合わせるとすぐに真っ赤になっていたサーヤだが、今は慣れていた。
「朝ごはん、作ったからだすね。」
サーヤはいい、レイヤの前に、取り分けておいた皿を出す。
レイヤは一言、ありがとう、といってから食べ始める。
13分くらいで食べ終わり、時計を見ると、5時45分。
まだ学校までは時間がある。
サーヤが何をしようかまよっていると、そこに、
「おはよう、サーヤ・・・・と、レイヤ」
レイヤをおまけのようにけなしつつ、ユウヤがおきてきた。
「あ、お兄ちゃん、おはよう!ご飯、だすね」
サーヤはレイヤのときと同じように、ユウヤの前んい皿を置く。
ユウヤが食べ終わると、ちょうど6時。

3人で話しをしていると――ユウヤとレイヤは口げんかをしていたが――いつの間にか7時になっていて、サーヤたちは学校に行く準備をし始める。
「じゃあ、ぼくはさきに行くね」
ユウヤがドアの前で、そういった。
「うん。いってらっしゃい」
「さっさと行け」
サーヤの送り出すことばと、レイヤの皮肉に送られて、ユウヤは複雑な気持ちでウィンドミルをあとにした。

「私たちも、そろそろ行かないとね」
サーヤの言葉に頷いて、レイヤもスピードを速める。
数分後、用意が完了し、サーヤとレイヤはウィンドミルを出た。
学校につき、時計を見ると、
「あー、ちょっと早過ぎたね」
「まぁ、いいだろ・・・教室に入ったとたんうるさいのは嫌いだし」
レイヤの言葉に、「そういうものだよ」と、苦笑しつつ、6年三組へと入った。
「あれ・・・・、あ、魔梨ちゃん!」
サーヤは、席に座ってぼーっとしていた、魔梨に声をかける。
「紗綾、黎夜・・・、おはよう」
「おはよう・・・」
挨拶を交わし、サーヤとレイヤも席につく。
「そう言えば、魔梨ちゃん、今日は早いね、どうしたの?」
サーヤが聞くと、
「なんとなく、だ」
魔梨のそっけない返事が返ってきた。
「・・・・?」
(どうしたんだろう、魔梨ちゃん・・・・様子が変だな・・・)
気づくはずもなかった。
魔梨が自分達の・・・・・・
+++
自分達の、なんでしょね☆

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