完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~ 230~ 240~ 250~ 260~ 270~ 280~ 290~ 300~ 310~ 320~ 330~ 340~ 350~ 360~ 370~ 380~ 390~ 400~ 410~ 420~ 430~ 440~

*186*

書く・・・・書かないと・・・・
昨日文章消えた・・・・紛失しおった・・・・・
+++
「メイ・・・・ラ・・・・・魔梨ちゃんの・・・、お母さん・・・」
サーヤは呆然と魔梨の後ろにたつ、メイラを見た。
「魔梨の母親であり、魔王・・・・の妹が、アイツだ」
レイヤがメイラを睨みつけながら言った。
「・・・・・魔王の・・・・妹・・・・」
サーヤは状況を飲み込もうと、その言葉を心の内で繰り返す。
「・・・悪いな紗綾・・・メイラには勝てない」
不敵な笑みを浮かべながら、魔梨がささやいた。
「・・・そうねぇ、私に勝てる力は唯一つ・・・破魔の力ね」
メイラが魔梨と同じ表情をして、冷たく言い放った。
(勝てる力を持っているのは私だけ・・・・)
サーヤは冷や汗を流しながら、ジッとメイラを見つめる。
(メイラの弱点・・・・・・・・いや・・・・無い・・・・)
レイヤは必死で解決策を見出そうとしたが、結果なにも見つかりはしなかった。
「どうする、レイヤ、サーヤ」
ユウヤがひそひそと二人に話しかけてくる。
「まず・・・サーヤの破魔の笛で攻撃する・・・・でも、そうすると体力消耗につながるから・・・・指輪も駄目だな・・・。弓矢だと跳ね返されたり防がれたりする可能性もあるんだし」
レイヤは思ったことから順に、冷静に口に出していく。
が、どれも名案だとはいえなかった。
そう、メイラが・・・・。メイラ・セレフィティが、あまりにも完璧すぎるのだ。
「どうしよう・・・・魔梨ちゃんを傷つけることはできない・・・したくないし、解決策も見つからない・・・・」
「これは、やっぱり・・・」
「志穂たちが来るのを待つか?」
3人の意見はつながった。ルナたちが来るまで、時間を稼ぐと。
「そうなれば、私は弓矢中心だね」
サーヤが笛を弓矢に変形させる。
レイヤとユウヤも頷き、攻撃の体勢をとった。
「攻撃するんだ、ふぅん・・・・」
メイラは面白そうに言うと、右手をサーヤたちにかざす。
「メイラ、夕夜は多分生き残らせておいたほうがいいぞ」
「ああ、そうだったわね、お兄様が言ってたわ、第一王子くらい残しておかないとって・・・・ね」
そう一言いい、ふっと笑みを浮かべると。
「たかが3人のマテリアルが・・・・私に勝てるわけないでしょ!」
そのとたん、サーヤ達に闇の霧がまとわりつく。
「!?っう・・・痛い・・・・」
「なんだ、これ・・・・・」
「闇の力の・・・、最高ランク技だ・・・・」
闇の力を持つユウヤでさえも、この攻撃には対応のしようがなかった。
「やっぱり弱いじゃない。お兄様も喜ぶわ・・・・じゃあ、消えてもらうわね・・・・」
メイラが再び、力を使おうとした、そのとき。
ガクッ!!!
メイラがいきなり、ひざを突く。
「っ・・・・・まさか・・・・・っ!」
メイラが即座に振り向く。
そう。
「裏切るの・・・・!」
「さあな。裏切ったのはどっちだ・・・・メイラ」

「魔梨ちゃん!」
『魔梨・・・』

「私の意識が開放されたからな。この空間は消す。
メイラ。今帰るなら見逃してやる。そんなに魔王にほめてもらいたいなら・・・・殺す」
魔梨の意識が開放された。

これでサーヤ達は自由に攻撃が出来る。

戦いはこれから・・・・。
_______
「・・・まだやっているのか・・・遅いな。やはり、最初から私が出向くべきだった。」

美しい妖界で、一人の男の妖怪がつぶやいた。

「引き離すとするか」
一言言うと、その妖怪は一瞬で姿を消した。
+++
なんだかいろいろ動いてきてる・・・!

185 < 186 > 187