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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*208*

ごめんあーち・・・・><
ううぅうう・・・・・・・・・・・・・
+++
「ねぇ、タイくん・・・・言ったほうがいいかな・・・これ」
ルナはそういって、自分の右手の甲を突き出す。
「・・・・まずはアイツらだろ」
タイはいつもどおりに口調で返す。
ルナとタイの手の甲には、ルナは右手の甲に、半月の文様、タイは左手の甲に、ルナとは反対の半月の文様が刻まれていた。

「・・・・月・・・・。」
「でも、半分ずつだよ?・・・やっぱり、サーヤちゃん達に言ったほうが・・・」
ルナはそこまで言いかけて、ビクンと体を震わせた。
《竜堂ルナ・・・・竜堂タイ・・・・竜堂清吾の子供か・・・・・・。
やはり伝説の子として力は目覚めていたのだな。
片割れもいるということは、もう戦ったのだな・・・・・・・》
以前、タイがルナに話しかけたときのように、直接頭に響く声が、告げた。
「!?誰!?」
「・・・・まさか」
声の主を探そうと、二人は第三の目を開眼する。
が。
《まだだな。妖力が強い弟のほうも、まだ完全に封印を解除しきれていない。・・・レンメイの子供の癖に》
再び声がして、ルナたちのことをののしる。
「お・・・お母さんのことを知っているの!?」
「お前、まさか・・・・・!」
タイとルナは同時に言いかけて。
《弟は気づいたか。》
「タイくん、わかるの?」
「ああ。コイツは・・・・・・・」
言いかけた瞬間。
《言うな。楽しみがなくなるだろう?
それより、ゆのりはどうした?あの忌み子たちからは離れたのか》
「っ!サーヤちゃん達のこと、そんなふうに言わないで!
ゆのりちゃんの意封じの文様は、魔梨ちゃんが解いたんだから!」
《メイラの娘か。・・・・そうか。なら・・・・・こちらが出向くまでか?》
そこまで聞いて、ルナははっとした。
「・・・・ゆのりちゃんのことを知っていて・・・・」
「父さんと母さんのことも知っている。」
「それはつまり・・・・」
『叔父さん・・・・・』

最後に、二人の声が重なる。
《やっと気づいたか?
そう、私はレンメイの兄だ。つまりルナとタイの叔父にあたる。
だが、お前たちがあの忌み子とつるんでいることを知った。だからゆのりを行かせた。》
「そんな・・・そんなこと・・・・!人のことを操って・・・・意封じの文様まで刻んで・・・・!」
ルナは唇をかみ締める。
「ルナ・・・」
タイが声をかける。
それでも、ルナの怒りは収まらなかった。
「・・・・・いつか・・・・・いつか、絶対・・・・・!」
《来るというのか?本来の妖怪ではないと言うに。》
「行くわ!ゆのりちゃんのために・・・・・!」
《・・・・少しは見てやる。ただし条件だ。それまでに、今から指定する力を持つこと。》
『力?』
《それは・・・・・・かつてレンメイが・・・・・・》
+++
が、なんですよ!!!

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