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*23*
はい、今回ルナのお話〜
***
ルナ、タイ、スネリ、もっけは、隣町の遊園地へ来ていた。
「わぁーっ!!」
「ひとが・・・・たくさん・・・」
ルナは歓声を上げたが、タイは大して驚いたりすることはなく、ルナの
動きに従っていた。
「ねぇねぇ、タイくん、あれ、乗ろう!」
ルナがはしゃぎながら指差したのは、ジェットコースター。
しかも一回転していた。
「別にいいけど、もっけとスネリは」
タイがスネリたち二人のほうを振り返ると、
「ええと・・・ル、ルナ、わたしはいいわ。
いってらっしゃい」
「オレさま高いところは慣れてるぜ!」
そう答えたので、結果、
スネリは待っていて、
ルナ、タイ、もっけが乗ってくることになった。
3人はジェットコースター乗り場まで来て、「え?」
と言う顔になった。
「え・・・?普通、このくらいのジェットコースターって、ものすんごい込んでるイメージがあるんだけど・・・」
「同じくぼくもだ」
「オレも。」
疑問に思い、3人はスタッフに聞いてみることにした。
「あのー、すみませーん」
「はい、なんでしょうか」
「このジェットコースター、どうして人がまったく並んでいないんですか?」
ルナが質問しると、驚きの答えが返ってきた。
「はい・・・実は、このジェットコースター、怖すぎて乗る人は少ないんです。」
「えぇ!?」
ルナももっけも、さすがのタイも驚きの声を上げた。
「あ、ありがとうございます・・・」
3人はその場を離れ、話し合う。
「ど、どうする・・・?怖いって言うけどさ」
≪別に怖そうには見えないんだけど・・・≫
3人でハモる。
そう。ルナ、タイは長く妖怪と戦ってきて、自分達の身体能力、
超運動能力になれてしまっているから、
もっけは普段ルナたちを乗せて空を飛んでいるから、大して怖いとは
思わなくなってしまったのだ。
「じゃあ、乗ってもいいよね?」
ルナが2人に訊くと、
「問題ない。」
「準備ok!」
並ぶほど列はできておらず、3分でジェットコースターに乗り込むことができた。
「でも、人がいることはいるんだね」
ルナたちの周りには、物好きな人たちだらけ。
「ああ。たぶん、高いところに慣れているのは、ぼく達だけだろ」
タイとそう会話しているうちに、発車した。
まず、ゆっくりと坂(?)
を上ってゆく。
次の瞬間、物凄い勢いで急降下。
そして1回転。
「きゃあああああああああああああ!っ」
周りのひとたちは、絶叫していた。が、ルナたちは、
「ねえ、タイくん、これ乗り終わったらやきそばたべたい!」
「はぁ?まだ11時だぞ?」
「え〜、いいでしょ」
なんて、のんきな会話を交わしていた。
そしていつの間にか到着。
「あーっ、楽しかった。ね、タイくん、もっけ。」
「ああ・・・」
「おう!」
周りの人たちは、驚きの目で、ルナたちを凝視していた。
その後、スネリと合流し、ルナの要望どうりやきそばを食べ、次なる
乗り物へ向かった。
*** END
1回で終わりましたねー。
ルナとタイ、あんな絶叫マシーンで
なんつー会話を・・・・