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*304*
みんな来てくれてありがとーう!!!
この小説はねー、たぶんあと二章で終わるよー!
ただしその続編有り!! でわ書きます!
(最近あーちがこない・・・・)
+++
「月が光ってるってことは、お母さんの形見の場所が・・・?」
ルナが、細い声で言った。
「おそらく・・・そうなんだろう。でも、今から行くのか?」
大変じゃないか?と、目で問いかけてくるタイに、ルナは同じく視線で、大丈夫。行こう?と、返事をする。
ルナはマテリアル達のほうを向き、話し始めた。
「・・・私・・・今すぐ、形見のところへいこうと思う。
サーヤちゃん達は、ここで待ってて。もう暗くなってるし、危ないから・・・・」
そう言って、タイと一緒にスネリの家を出ようとしたときだった。
「俺たちはのけモノか?」
と、凛と響くその声。
陸だった。
陸に続き、しんと静まり返っていたマテリアル達も、声を上げ始める。
「そ・・・そうだな。俺たちは・・・仲間なんだし、俺らにも協力させてくれ」
鳴神が、いつもとは違う、意志の強さが感じ取れる瞳で、ルナたちに言った。
「そうですよ、ルナ様、タイ様・・・。私たちは、仲間です。
こういうときこそ、協力・・・ですよ」
ゆのりも、優しく微笑みかけた。
「みんな・・・・」
「・・・・・・・」
ルナとタイは、一瞬迷いの色を見せた。
でも。
「ありがとう、皆・・・。じゃあ・・・・今から、行こう。」
力強い笑みを浮かべたルナが、マテリアルたちに告げた。
「んんんー!!!やっぱり暗いなぁ・・・」
ルナの声が、あたりに響き渡った。
「ほら見ろ。だからやめろって」
「やめろとは言ってないでしょー」
なんだか雲行きが怪しくなっているのを感じ、タイはゴホン・・・と小さく咳払いをした。
「あらためて思うけど・・・・本当、綺麗だね、この世界・・・。
悪魔の居ない世界かぁ・・・・いいね」
サーヤが微笑みながら、遠くを見つめて言った。
「そうだな・・・こんなの、初めてだよな。悪魔に気を取られないでいられるなんて・・・」
珍しいことに、レイヤまでが、姉ラブ発言でも殺人発言でもない言葉を発した。
「ふふ・・・だよね。私は、この世界にずっと住んでるわけじゃないんだけど・・・やっぱり、懐かしさは感じるよ。お母さんが住んでたばしょだからかな・・・」
にっこり笑って自分の故郷を自慢しながら、ルナは思った。
(皆も、自分の目的とか・・・・たくさん、あるはずなのに・・・私たちに付き合って、ここまで来てくれた・・・・。)
マテリアル達の暖かさに包まれ、ルナはうれしい気持ちに浸っていた。
+++
またもやキリの悪いところで・・・・!すみません!