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*35*
かっきまーっす!
***
サーヤ達マテリアルは、ルナ、タイ、変化して小さくなっているもっけ&スネリ、仲間になったばかりの雪乃と一緒に、翔たちのライブを見に来ていた。
「雪乃さん、アクセル、知らないんですか?」
サーヤが訊くと、
「ええ。アメリカにいたからね。だって、アクセルはまだ、世界に出ていないんでしょう?」
「あは・・・・・。そ、そうですね・・・」
こういうところは、どことなく雪成に似ている雪乃だった。
「・・・僕、来たくなかった・・・」
レイヤは人混みが苦手。
が、サーヤがいくと言ったので、ついてきたのだ。
「レイヤ、貴方、前から思ってたんだけど・・・。」
「何だ」
「姉ラブ・・・なの?」
雪乃は知るはずもなく、少し驚いた表情をしていた。
「・・・悪いか・・・」
レイヤはそっぽを向いてしまった。
「ふーん。愛に飢えてるのね?
ずーっと魔界にいたせいで・・・。」
雪乃は意地悪く鼻で笑った。
「ッ!なぜ、そのことを・・・?」
「何言ってるの?私の立場、もう忘れたの。
妹よ、雪成お兄ちゃんの!い・も・う・と!
ちゃんと訊いてるのよ、そーゆーことは」
雪乃は得意げに笑う。
素なのか以前の雪成のように作りなのかわからない雪乃の態度に、
皆困っていた。
「あ・・・ゆ、雪乃さん!翔さんたちの楽屋行きましょう、ね?」
サーヤがその場を収めぎこちない雰囲気をしながらも、サーヤたちは
アクセルの楽屋へ向かった。
と。
「ん??あ、あれーっ!サーヤ、レイヤ、風見さん!?」
向こうから、サーヤ達のクラスメイトの、佐川 千晶が走ってきた。
「千晶ちゃん!来てたんだ!」
「当たり前でしょ!・・・・・で、レイヤはサーヤにくっついてきたんでしょ?」
千晶に本当のことをズケズケと言われ、レイヤの機嫌が悪くなる。
「あー・・・レイヤくん、落ち着いて??」
サーヤに言われては仕方がないと、レイヤはなんとか我慢する。
と、千晶が、
「ねぇ、サーヤ、その3人、誰?」
ルナ、タイ、雪乃のことを訊いてきた。
「あ、そうでしたね。佐川さんは、まだ会ったことが無かったんですね」
志穂が言い、簡単な自己紹介が始まった。
「えっと、わたしは竜堂ルナ、よろしくね!」
「ぼくは竜堂タイ・・・、ルナの双子の弟・・・」
「え、アンタたちも双子なの!ふーん?」
千晶は興味津々というように、しばらく二人と雑談を交わした。
「えーと、最後の・・・」
千晶が言いかけると、待ってましたと言う様に、雪乃が切り出す。
「あたしは凍堂 雪乃。よろしくね」
「はい、よろしくおねがいしま・・・・あれ?
凍堂・・・?どっかで訊いたような・・・・っ??ん〜?」
千晶があーだこーだいっていると。
「あ、千晶ちゃん、知ってるんだ。
あたしはね、雪成お兄ちゃんの妹なの。よろしく。」
「雪乃さん、雪成さんの・・・・・」
千晶は、驚く気力がなくなっているらしい。
「あ、自己紹介も終わったし、千晶ちゃん、先輩達の楽屋、一緒に来る?」
サーヤが誘うと、千晶は、
「いく!断るわけないじゃんっ!」
そう言い、サーヤ達の後についていった。
サーヤ達は、思いもしなかった。
この後、悲劇が訪れることなんて。
______知る由もなかった______
+++++
さて、悲劇、とは・・・?
近いうちに、雪乃ちゃんに力を使ってもらいたいので。
〜〜〜アンケート取ります^^!!ご協力を〜〜〜
雪乃チャンに使ってもらいたいワザを募集しますーっ
モチ、雪成と同じワザでも構いません。
リクエストいただければ、ありがたく使わせていただきますっっっ!
募集きかんは、
3日!
待ってまーす!
今日はルアという名の邪魔は入らなかった・・・・
ありがたやー・・・