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*415*
喋ろうよ・・・ねー
つか、実凪って読み方わかるよね?
*+*+
「ただいま」
裏口から、相変わらずムスッとしたレイヤの声が聞こえた。
「あ、お帰りレイヤくん!ありがとう!」
やっと老夫婦から解放されたらしいサーヤが、レイヤに駆け寄る。
「これ。」
レイヤが、スーパーの袋を差し出す。
「ありがとう、レイヤくん。」
「ああ。・・・ユウヤは?」
レイヤが聞く。
「あ、お兄ちゃんは上だよ。何か用があるの?」
「別に、何となく。 じゃあ。」
レイヤはヒラリと手を振ると、二階に上がっていった。
「・・・?」
サーヤはハテナを浮かべたが、レイヤの買ってきた食材を伊吹に届けるため、カウンターの奥に走っていった。
____
実凪は先ほどのことを思いだし、ホゥ・・・と息を付いた。
「カッコイイ男の子だったなぁ」
ぽわんと、あの美少年の顔を思い浮かべていると、階下から母親の声が聞こえた。
「はぁーい、今行く!」
実凪は立ち上がると、階段を駆け降りた。
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