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*427*
残り二日なんだ〜・・・・やっぱり寂しいモンなの?
あ、昨日更新できませんでした><すみません<(_ _)>
今日はちゃんと更新です!!
+++
呪文も何も決まっていない、この”荒業”と呼ぶにふさわしい攻撃。
右手は雷を帯び始めて、パチパチと鳴る。
「・・・・?なんだ、雷使いか?」
魔王が不気味な笑みを顔に張り付かせ、鳴神を睨む。
(っ・・・・・)
ひるみながらも、鳴神はさらに力を溜め込んだ。
その様子を、ほかのマテリアル達が心配そうに見つめていた。
もちろん、ルナたちも。
「いけ・・・・・っ!」
短い掛け声とともに、鳴神の周りが激しく光りだす。
まるで、中学校の戦いのときのように。
あのときの感覚はこうだったのか・・・・などと思いつつ、鳴神は力を振るう。
「っ・・・・」
しびれるような反動。
キツイ。
今意識を手放してしまえば、間違いなくこの力は独りで暴走して、仲間にまで被害を及ぼすだろう。
それは嫌だ。
鳴神は、手放すまいと必死で痛みを絶える。
そして。
放った。
バリッ!!!
とすさまじい爆音。
眩い光にあたりが包まれていく。
サーヤ達の悲鳴のような声も聞こえた。
光が収まり、鳴神はすばやく魔王のほうを睨んだ。
そこには。
少しだがダメージを与えられたらしい魔王が、顔をゆがめ痛みと戦っていた。
「・・・・あ・・・・やった・・・のか?」
鳴神はポツリと呟いた。
そのとたん。
「な・・・・鳴神さんっ!」
サーヤの声が聞こえた。
「すごいぜ京一郎っ!」
「すばらしい一撃でした・・・・!」
次々に褒め称える言葉が飛び交う。
成功したのか。
ああ、あとで呪文考えないとな・・・・
おぼろげに考えつつ、鳴神は今度こそ意識を手放した。
+++
あ、結局倒れたw