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*44*
ぐすっ・・・・
↑気にしないで
書くよ
***
歓迎会の後。
ゆのりは、ルナたちに呼ばれて、ルナたちが住んでいるアパート、
川風アパートに来ていた。
「ゆのりちゃん、ここここ!」
ルナに手を引かれ、鉄階段をかけ上る。
「ル、ルナさん、タイさん!」
ゆのりはあわてて手を引っ込める。
「どうしたの、ゆのりちゃん?」
ルナに心配そうな顔で聞かれて、ゆのりは、
「私は、あ、あ、貴方方の援護をするために、こちらに来たんです、
沢白国の王の命令で・・・あ」
ゆのりは、はっとしたように口に手を当てた。
「え・・・沢白国の王・・・って、まさか」
「ぼく達の、叔父さん・・・」
「・・・はい。そうです。私は・・・、王の命令で、ルナ様とタイ様の
援護に来ました。・・・マテリアル と言う力を持った人たちとつるんでいる、と聞かされて。」
ゆのりは渋々事情を話し始めた。
「そっか・・・ゆのりちゃん、そんな理由が・・・」
ルナはゆのりに優しく声をかける。
「ただ、・・・どういうことなんだ?どうしてアイツらマテリアルと
一緒にいると危険なんだ?」
タイが怪訝そうな顔でゆのりにたずねる。
「それは・・・、ルナ様たちも知っているでしょうけど、
マテリアルのなかの・・・あの、紗綾さんと、黎夜さん。
あの二人の存在が、危険とされているのです。」
ゆのりの説明に、ルナは納得いかないといった表情でこう言った。
「それって・・・、それって、あの二人が、人間と悪魔の間に
生まれた子供だから!?
それならわたし達だって同じ!人間と妖怪の間に生まれた子供だよ!
どうして、サーヤちゃんとレイヤくんだけ危険っていえるの・・・!」
ルナは叫んだ。が、帰ってきた答えは、まったくルナの質問に
対する答えではなかった。
「あのお二人は危険です。離れて・・・妖界へ戻ってきてください。
ルナ様、タイ様・・・!」
涙ぐみながらそう言ったゆのりに、ルナはこう言った。
「イやだよ、ゆのりちゃん。いくらわたし達の叔父さんの決めたことでも。わたし達、最後まで、・・・魔王を倒すまで、サーヤちゃん達と
一緒に戦うってきめたもん!」
「ぼくも・・・、同じ意見だ・・・」
タイもルナの横で頷く。
「・・・どうしてですか。
なぜ危険だとわかっていても、あの人達についていけるのですか?
私はできません。」
ゆのりは、サーヤとレイヤを微妙に敵視しているようだった。
「お前にはできなくても、ぼくらはできる。」
「気が向いたら、えーっと、あ、ウィンドミルに、来て!」
二人はそう言い、再び鉄階段を駆け下りていった。
「・・・・・」
ゆのりは一人、空を見上げた。
(お父さん、お母さん・・・・、私、ルナ様たちについていきたいよ・・・でも、私には・・・)
ゆのりは、そっと、左手首の包帯を見つめた。
***
ふぁ〜〜〜〜。
よぉし、邪魔ナイ!←めちゃめちゃ今テンションマックス!
↑理由はゆのりのひみつがだんだん現れてきたから!
感想待ってますっ